■クリエイター手抜きプロジェクト[238]iPad編 iBooksでのEPUBデータを試す/古籏一浩

with Ajax Amazon
連休中にiPadを貸してもらえたので、iPadについて少し書きます。が、すでに神田さんなどが熱くレポートしていますし、見る側としてのiPadの情報はたくさんありますから、ここでは作る側から書いてみます。

まず最初に、自作したPDFのデータをチェックしてみます。PDFを見るにはiPhone用にも出ているGood Readerがあります。他にもCloudReaderなどもありますし、メールに添付しても見ることができます。

自分で作成したAIJS自動化本のPDFをiPad入れて見てみましたが、文字はもちろん画像や図版もMac/Winと同じように見ることができます。まあ、そこがPDFのよいところですが。

PDFよりも問題なのはEPUB形式のファイルです。電子書籍のファイル形式は結構多くあり、その中で標準となるはずのものがEPUBです。このEPUB形式のデータは、テキストエディタで作成することもできます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ PR ━
チラシ印刷ポスター印刷冊子印刷選挙ポスター印刷などに対応した印刷通販サービス
カタログ印刷を分割印刷提案!する印刷会社は吉田印刷所
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ PR ━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とりあえず、手書きで作成したEPUBデータをiBooksに入れて見てみました。iBooksで見るには、iTunesにiPadを接続してドラッグドロップでコピー(転送)するだけです。

テキストのみのものは、普通に表示することができました。そこで、次にAIJS自動化本の元データ=InDesign CS3で作成したデータを、EPUB形式に変換してiPadに転送しました。ところが、iBooksの本棚には本として表示されるものの、開こうとするとエラーが出て駄目でした。

そこで、同じファイルをInDesign CS4で開いてEPUB形式に変換してみました。変換したものをiPadに転送すると、今度は問題なく本として開くことができました。もちろん、ページをめくって閲覧することができました。

原因は分かりませんが、InDesign CS3で作成したEPUB形式には何らかの問題があってiPadでは見ることができないようです(XMLの言語設定が抜けているせいかもしれませんが、未チェック)。InDesignでiPad用のデータを作成するのであれば、CS4以降を使うのがよさそうです。

次に、手書きでHTML5のvideoタグを入れて見ました。iBooksで映像を再生できるのではないかと期待してましたが、もともと仕様外なのでやはり映像は表示されませんでした(Mac上のSafariなどでは表示/再生されます)。

しかし、iBooks上で表示される画像に関してはGIFアニメーションが可能です。つまり、iBooks上では完全な静止画でなく、多少なりとも絵などを動かすことができます。映像をAfterEffects CS3でGIFアニメーションに変換して、imgタグで埋め込んでみると、低速ながら再生されました。また、このアニメーションは本をiBooksで開くたびに最初から再生されます。

あと、SVG1.1のデータもシンプルなものであれば表示されました。複雑なものは試していませんが、iPad以外の電子書籍リーダーでは表示されない事が多いので、SVG1.1データを埋め込んだものは、あまりよくないのかもしれません。

自分で作成したEPUB形式のデータをiPadに転送する時には、注意事項がひとつあります。iTunes経由でiPadにEPUBデータを転送すると、転送元のファイルが書き換えられます。つまり、InDesign CS4で作成したEPUB形式のデータをiPadに転送すると、EPUBファイルの中身が変更されてしまうのです。

iPadに転送すると、EPUBファイル内には新たに「iTunesMetadata.plist」というXMLデータファイル(プロパティリストファイル)が勝手に作成され追加されます。納品時には、この不要なファイルがEPUBデータに含まれていないかどうかチェックした方がよいでしょう。

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

iPadは画面が大きいので、地図とか産経新聞などは格段に見やすい。さらに高速で表示、動くので非常によさそう。Mac Plusの画面→Mac IIで大きいサイズのモニタを付けた時みたいな感じ(例えが古すぎるかも......)。

iPadの価格が発表されましたが......。WiFiモデルでPocket WiFiと組み合わせて使った方がよいのかも、と。実際に触ってみるとメールとかiPadでもいいし、ノートの代わりに結構なるので、外で持ち歩くなら3Gモデル。さすがに64GBも入れるような事は少ないんじゃないかなあ、と思います(何を入れるかにもよりけり)。

手持ちのiPhone 3Gは16GBモデルだけど、画像を除けば8GBも使ってません。問題は電子書籍で、どのくらいの容量を消費するかで、大量に紙をスキャンしてそれを持ち歩くのであれば、やはり16GBでは足りないような気がします。
< http://mb.softbank.jp/mb/ipad/price_plan/chart/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集 発売中
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >

毎度おなじみASCII.jpの連載もよろしく。
・HTML5とjQueryでブラウザーがペイントツールに!
< http://ascii.jp/elem/000/000/515/515898/ >

コメント

読ませていただきました。
自分も、EPUBを作成し、iPadに移したのですが、本の表示はあったのですが、開くことができませんでした。

ちなみに、フリーソフトからEPUBを作成しましたができませんでした。
やはり、InDesign CS4などを購入しないとダメでしょうか?

教えていただけましたら、うれしいです。

コメント

comments powered by Disqus