[2863] SWAMP PUBLICATION 3つの「場」

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《みなさまお酒もって遊びに来て下さい!》

■武&山根の展覧会レビュー 特別編
 SWAMP PUBLICATION 3つの「場」
 武 盾一郎&山根康弘

■グラフィック薄氷大魔王[223]
 iPad用ペンを自作(ってほどのもんじゃないけど)
 吉井 宏


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■武&山根の展覧会レビュー 特別編
SWAMP PUBLICATION 3つの「場」

武 盾一郎&山根康弘
< https://bn.dgcr.com/archives/20100609140200.html
>
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武:どうもー。

山:お疲れさまです!

武:いやあホントに疲れましたw

山:現場から帰ってきて寝てしまってました。

武:そうすか。お疲れさまです。俺も今日はボーッとして寝たり起きたりしてあんまし集中して制作出来なかったわ。

山:まあずっと呑んでたからな。

武:呑み疲れ99%、制作疲れ5%、喋り疲れ3%、って感じかなw

山:足して100%になっとらんやろwって、展示ですよ展示! いま展示してるんです!

武:そうですね。で、今回のSWAMP PUBLICATIONはさ、「場」が3つあるんさよ。
< http://swamp-publication.com/archives/2010/06/3.php
>

山:はい。ややこしいな。

1■NADiff A/P/A/R/T 4Fバルコニー
作品:『沼美術館=アーティストブック』
期間:6月4日(金)〜7月25日(日)
単管で枠を組み、紙を貼ってドローイングしていく。最後にアーティストブックに綴じる。制作したり、酒を呑んだり、ネット配信したり、ダラダラしたり。大体放置してるが、土日には居る予定。
< http://www.nadiff.com/fair_event/swamp4F.html
>

2■トーキョーワンダーサイト本郷【アートバトルロワイアル─オルタナティブなアートの地平を求めて─】
出展作品:『ご自由にお持ち下さい』
出展期間:[前半]6月4日(金)〜6月27日(日)
裏側にエディションナンバー入れたフライヤーを100枚展示。フライヤーは持ち帰ってよい。なくなったところで作品は完成する(しないかも知れない)。
< http://www.tokyo-ws.org/archive/2010/05/post-117.shtml
>

3■MAGIC ROOM??
「アートバトルロワイアル」トーク
日時:6月6日(日)〜7月25日(日)毎週日曜日20:00〜22:00
< http://artbattleroyale.com/
>


山:僕らが作ったフライヤーにも書いてるんですが、いろいろありまして、トーキョーワンダーサイト本郷の展示に参加することになったんです。それで、SWAMP PUBLICATIONは何を出そうかと話し合いまして、その結果、NADiff 4Fバルコニーに作品を作る。本郷にはエディションナンバー、サイン入りの限定100枚フライヤーを壁に貼って、持っていってもらうという作品を展示する、ということになったんです。バルコニーには『沼美術館』を作ってます。これは「場」としてあるのですが、最終的にアーティストブックとして綴じられることになります。

武:「いろいろ」ってなんだよ「いろいろ」って。

山:え? そこも説明するんかいな。

武:「いろいろ」とか言うなよ!

山:めんどくさいからはしょった。

武:経緯を分かり易く説明したほうがいいよ。


●2009年末そもそもNADiffで「場」を作りたかった(呑む的な意味で)


山:そうすか。えっとですね、先ず最初にあったのは、SWAMPでNADiffのどこかに、ライブやらトークやらができて、USTREAMで配信なんかもできるようなスペースを作ることができないか? とNADiffディレクターの野崎昌弘さんに相談してたんです。2009年末。

武:2009年にNADiffで「場」を作れないかと打診していた、と。

山:そう。そしたらですね、4Fのバルコニーが今あまり使われてないようなので、そこがいいんじゃない? と言ってもらったんです。4Fには「MAGICROOM??」という昼はカフェ、夜はバー、という店舗が入ってるんですね。バルコニーとも繋がってて。そしてこのバルコニー、1階から階段で直接行くことも出来る。で、MAGIC ROOM??にも当然話をしなきゃならんだろうということで、オーナーの岡田聡さんとお話させて頂くことになった訳です。それが2010年4月23日。

武:ほい。


●2010年4月23日(金)MAGIC ROOM??岡田聡さん、NADiff野崎昌弘さん、SWAMP鷹野依登久・山根康弘の打合せ(&呑み)


山:そしたらですね、岡田さんもちょうどUSTREAM配信に興味を持っていたようで「なんか一緒にできそうだね」と。で、岡田さんはアートコレクターでもあるんですが、トーキョーワンダーサイトでコレクション展というのを2007年から行なっている。6月にもまたやることになったんだけど、それは今までのような岡田さんのコレクションを展示するのではなく、ちょっと違うものにしたい、と。サイトから引用しますと、

「2007年より開催している「Oコレクションによる空想美術館」は、現代日本の若手アーティストの紹介とともに、コレクションによる世界の展開と意味を問いかけてきました。昨年度の第7室と第8室では、オルタナ・モダンと題し、現代が失いつつある共同性にフォーカスしました。本年度は、7組の若手アーティストグループの新しい活動そのものに焦点を当てます。加速を増してめまぐるしく移り変わる現代、アートはより'生もの'、その瞬間、その場の出来事、関係性が生まれる事そのものを表現し始めています。このような動きの中で、コレクションとは何なのか。何をコレクションするのか。「'コレクション'という名詞形から、'コレクト'という動詞形へ」が今回の課題です。」


武:ふむ。

山:と同時にスピンオフ企画として、MAGIC ROOM??でトークバトルを行なってUSTREAM配信しよう、ということも考えられてたんですね。それで、SWAMPは武さんが前からTwitter+UST配信をやってたり、依登久は毎日ニコ生配信やってるし、SWAMPのアート活動にも興味を持って頂きまして「トーキョーワンダーサイトの展示にも参加しないか?」とお話を頂いた訳ですよ。

武:ふむふむ。NADiff 4FにあるMAGIC ROOM??オーナーの岡田さんに「場」を作りたいと相談したら、岡田さんからトーキョーワンダーサイト本郷の展示に誘われた、と。


●2010年5月05日(水)アートバトルロワイアル初打合せ(&呑み)


山:で、参加しよかということになったんですが、その展示の全体ミーティングがトーキョーワンダーサイト本郷で5月5日にありまして、SWAMPの山根康弘・鷹野依登久・エモリハルヒコ・武盾一郎、NADiffの野崎さんの5人でのぞみました。あ建築家I氏もだ。

武:俺はイマイチ分らなかった。NADiff 4Fのバルコニー部分にSWAMPが「場」を設営する費用を岡田さんが出してくれるって依登久と山根から聞いたし。したっけ、トーキョーワンダーサイトの展示の話が来た、と。で、5月5日前に建築家I氏に設計を頼むために呑んだんだよね。俺はなんだか分らなかった。


山:そうやねー、この時点では4Fバルコニーと本郷での展示はまったく別のもので、それらを同時進行させようとしてた訳です。そこで、バルコニーの方のことを、建築家I氏に相談してみたんですよ。

武:岡田さんって人が本当にそんなお金出してくれるのか? って依登久と山根に問うたじゃないですか、そんなウマイ話しあるのか? って。そしたら依登久も山根も大丈夫だ、って言ってたんだよ。で、半信半疑のまま、5月5日の打合せに行ったってのが俺の経緯。そこで、建築家I氏が設計プランを岡田さんに見せたら「この設計のクライアントはSWAMPだよね」って岡田さんが言ったんで、俺は、「はあ?」ってなったワケですよ。


山:まあこっちが出したプランが、いきなり大掛かりになってしまってたからな。これは僕も、ちとこのままでは無理やろな、とは思たんです。ただ、話さんことには始まらないので、とにかく話してみよう、と。むしろI氏には申し訳なかった。この話が後の問題に繋がって行く訳ですけど。

武:だもんだから、俺は岡田さんって人がもの凄くイカガワシイ人だと思ってしまったワケですよ!w


山:その場でもう少し突っ込んで話が出来れば良かったんですけどね、それが出来なかったから。って言うか、僕自身も配信のこととかよくわからないし、どこまでスペースを活用できるのかはほとんどわからなかった。そんな状態でもとにかく何かしらこっちで考えて進めないと、と思ってた。

武:何か形にしようと思ってたワケか。

山:そうやね。なんとかしたかった。だから僕らだけより色んな人と一緒にやった方が可能性高くなるかなと思て、建築家I氏にも相談したんですよ。

武:なるほどなあ。


◇展示プランを考える(&呑み)


山:本郷打合せの後、SWAMPの4人とNADiff野崎さんにも同席してもらって、居酒屋で話し合ったんですけど、意見も分かれまして。「参加辞退するか?」みたいなことにもなってんけど。

武:依登久 < http://twitter.com/xixtxox
> が「やめましょう」って言ったんだよな。最初、依登久がノリノリだったのに。

山:ノリノリだったかどうかはわからんが。で、参加辞退するかって話になった時に、いや、それやったら、僕もわかってることをしよう、と。「場」と言えば呑む「場」やろwと。人がいて、絵があって、酒がある。これは『沼美術館』でええんちゃうかな、と。


武:依登久は辞退、ハルは無言、俺は分かってない、、、って時に、山根が「NADiffの4Fに『沼美術館』を建てて、トーキョーワンダーサイトには紙きれ1枚置いて、SWAMPはトーキョーワンダーサイトには居ません、NADiff4Fで沼美術館をやってます。という案内を置いておくのはどうか」と。それでいこう!と。俺は聞いた瞬間「それはやった方がいい」って感じたんだよ。グラフィティの「タグ」というか、ルパン三世の「ダイヤモンドは頂きました」のメッセージみたいな発想に近いというか。「俺たちはもうここには居ない」というメッセージと、「確かにここに居たという痕跡」を残しておく、と。ここの真意が伝わるといいなあ。発想がイリーガルなんで難しい。でもなんかSWAMPらしいなあと俺は感じたんすよ。だから、やろうと思った。


山:流れはそういうことなんかな。僕らあんまりこういう展示に呼ばれへんかったりするやろ。呼ばれても問題あって断ったりとか。

武:NADiff 4Fバルコニーの『沼美術館』ってSquatの発想だし、トーキョーワンダーサイト本郷の展示プランはグラフィティと泥棒の発想だし。イリーガル・メタファーで埋め尽くされてるw

山:まあ何にもしないでいるより、やってしまった方が次もまた考えやすいんとちゃうかな、と思った。出来る時にやってみといた方がええやんか。

武:まあね。今回も偶然に満ち溢れてるからな。こういうことって二度と機会は来ない、次はないんですよ。


山:やっぱやっといたほうがええよねw 結構奇跡的に出来てる感じはあるんやけども。

武:そうそう。その感じがリアルなんですよ。結局、依登久は入院してしまって、準備もイベントにも不参加、と。そういったもろもろの偶然たちが必然的に感じたんですよ。「なんかつじつま合ってる」と。

山:できることを行ない、できないことはしない。それだけやったりするんやけどね。何にしても、この方向でやることに決定したんです。


●2010年6月1日(火)フライヤー制作+出力(&呑み)


武:6月1日は何してたんだっけ?

山:うちにいたやんw ツイッターの僕のID(swamp_jp)が乗っ取られてツイートが全部武さん(Take_J)やないか!
< http://twilog.org/swamp_jp/date-100601
>

武:わはは! 俺は山根ん家で何してたんだ?

山:2日がNADiffに搬入なので、その準備ですな。

武:山根ん家でフライヤー作ってたのか。そのあとコピー取りに俺のオヤジの会社、高田馬場のセブン企画に行ったのか。


山:そうやね。セブン企画でフライヤー刷らしてもらったんですな。そしたら呑み始めてしもたわけですよw

武:山根と俺と俺のオヤジの3人でw 「澤の井」を差入れに持ってたんだよね。

山:そうなんですよ。なんか盛り上がってしまいましてw

武:画像をクリックするとScribdのPDFファイルに行きます。
< http://japan.swamp-publication.com/?eid=840562
>

山:これがフライヤーですね。


●2010年6月2日(水)NADiff 4Fバルコニー搬入+トーキョーワンダーサイト青山打合せ(&呑み)


武:6月2日にNADiff 4F搬入、エモリハルヒコと山根と俺の3人ね。途中山根が抜けたんですよ。
< http://japan.swamp-publication.com/?eid=840549
>

山:そうなんです。

武:山根が抜けてる間に、どのように沼美術館を設置するか、ハルと考えてたんです。デフォルトでは3mの単管使うけど、それを変更したんですよ。

山:なんで変更したん?

武:沼美術館の外側を歩けるようにしようと。単管3mだと外側歩けない。
< http://japan.swamp-publication.com/images/build09 >
< http://japan.swamp-publication.com/images/build11 >

山:ああ、なるほど。


武:沼美術館の内側は狭くなるけど、その方が面白いかなあと。ちょうど「花壇」を中心にして二重の囲いが生じるわけだ。それがちょっと象徴性を孕むかもなあ、と。
< http://japan.swamp-publication.com/images/build03 >

山:ふむ。じゃあ沼美術館の周りに座って酒呑みましょう!

武:で、山根はどこ行ってたんだっけ?

山:僕ですか? 僕は、、社会勉強ですw

武:なんすかそれ、説明して下さい。

山:めんどくさいw

武:書いておいた方がいいよ。

◇05月29日に話しは遡る
MAGIC ROOM??岡田聡さん、NADiff野崎昌弘さん、SWAMP 鷹野依登久・山根康弘の打合せ(&呑み)vol.2


山:えーとね、なんやったっけ。まずはこちら側が出した展示プランがどうも問題がある、ってことだったらしくて。あ、その前にね、今回直前まで武さんとフライヤーの文章を考えてたんです。文章は僕が書いたんですが。それをトーキョーワンダーサイトと岡田さん、そしてNADiffに提出したんですよ。5月末でしたっけ。そしたらですね、岡田さんからメールが来まして、これは事実と違う、と。僕としては事実を書いたつもりだったので、なんでや? と思たんですが、まあとにかく一回会って話そう、と。

武:ほい。

山:んで、また最初の打ち合わせの時のように、MAGIC ROOM??岡田聡さん、NADiff野崎さん、鷹野依登久、山根康弘、と話し合いになったんです。で、酒呑みながらトークバトル前哨戦w いろいろ話すうちに、

武:「いろいろ」ってなんだよ!

山:忘れたがな。

武:細かいところはどうでもいいから、肝心なポイントだけ伝えてよ。


山:最初提出した文章では、岡田さんがバルコニーの改装費用を出すと言ったのに出してくれないから僕ら勝手にやります、みたいな感じになってたみたいで。まあ実際そう思ってたとこもあるんですけど。で話していくと、岡田さんとしてはそんなことは思ってなくて、最初にこっちが出したプランが金額大きすぎるし、そもそも僕らが伝えてたことと違うやないか、と。で、確かにそうやなあ、とw

武:僕らが伝えてたことって? どこがどのように違ってたん?

山:もうちょっと簡易なものとして伝わってたんとちゃうかな。

武:ああ、建築家の設計とかじゃなくて、ってことね。

山:そうやね。単純にもうちょっと連絡取り合ってれば良かったんだろうけど、こっちが直前にそういう文章出したから、それはちゃうやろ、と。


武:で、山根と依登久はどうしたわけ?

山:岡田さんは、それは事実として正確ではないし、それを直したところでSWAMPのやることが変わるわけでもないんだから、直そうよと。僕は直さずそのまま行こうと。依登久は両方の意見を聞いてた。

武:ふむ。

山:僕としては直すことは別にかまわないんだけど、ここもバトルの要素として行ってまえ、と思てたんです。

武:そんで?

山:でも確かに、ここの戦いはあまり展示の内容と関係がない。それもわかってたんですが、なんか曲げたくなかったので。


武:で、その話はどう終わったの?

山:結果、いい話し合いになったんですけどね。

武:「いい話し合い」ってなんだよそれ!

山:SWAMPは「文章は直す」。岡田さんは「お互いの真意を伝え合うことができてよかった」と。

武:なるほど、なるほど。

山:「嘘ついてるわけではない」と理解してくれたんやと思います。

武:なるほど。


◇6月2日に話は戻る


武:で、6月2日に抜けたのは?

山:トーキョーワンダーサイトにも提出したんですが、そちらからもストップかかってまして。岡田さんとの話し合いの後、文章も直して再提出したし、なんでかはまったくわからなかったんですが、一回来て下さい、と。で、岡田さんと野崎さんと僕で、トーキョーワンダーサイト青山へ。

武:ほい。

山:そこで驚いたことに、何か全然違う話になって伝わってたんですよ。

武:全然違う話って?


山:どうして向こうがそう思われてたのかわからないんですが、まずNADiff4Fで『沼美術館』を作ることつもりだったのに、それが無理になったからトーキョーワンダーサイトでやることにして、でもNADiff 4Fがやっぱり使えるからそっちでやる、みたいなw

武:経緯が誤解されてた、と。

山:そう。僕らは4Fでやることはトーキョーワンダーサイトの展示にかかわらず、ずっと変わってない、と説明しました。後もう一つおかしな伝わり方があって、トーキョーワンダーサイトの展示プラン。

武:ふむふむ。


山:最初は、100枚フライヤー刷ってそれを展示台の上に置いておく、というプランだったんですが、壁にガンタッカーで100枚を打ちつけてそれをちぎって持って行ってもらうようにする、と変更したんです。

武:そうですね。

山:だいたい横幅4〜5メートルになります、とトーキョーワンダーサイトに電話で伝えたんですけどね。それがなぜか、展示会場全体の壁全てにフライヤーを貼付けて、他の作家の作品にも浸食して行く、というようなプランに間違って伝わっていた。

武:わはは! なんで?

山:不明。で、「それをやるのはかまわないけど、そういうことをどういう意味でやるのか聞きたい」と。

武:えーっ! なにそれ!


山:いや、そんな話は一切しておりませんし、自分たちのやりたいことでもないのでやりません、と説明しましたw

武:そんで、誤解は解けたんかね?

山:はい、結局理解して頂いて、展示もそのままでOK。

武:よかったよかったw それが6月2日、と。

山:「嘘ついてるわけではない」と理解してくれたんやと思います。とまあ、色々あった訳ですが、結果多くの方々のご協力によって、『沼美術館』をやっております。ありがとうございます。

武:そうですね。感謝致します。ありがとうございます。

山:もうつかれた。。

武:あはは。だが呑む、と。


●2010年6月4日(金)トーキョーワンダーサイト本郷搬入+NADiff 4Fバルコニー『沼美術館=アーティストブック』スタート(&呑み)


山:武さんと僕で、トーキョーワンダーサイト本郷に搬入、展示。NADiff 4Fバルコニー『沼美術館=アーティストブック』スタート!
< http://japan.swamp-publication.com/?eid=840553
>

武:黄昏時のバルコニーが気持ち良いのでついつい呑んじゃう、と。そのあと高田馬場の台湾料理屋で野崎さんと3人で閉店まで呑んで、山根とセブン企画事務所でまた呑んだのか。何がひどいって、夜中ベロベロの記憶喪失泥酔状態で『武と山根のシンポジウム』やってる。
[21_片想いは幸福か?]
< http://www.ustream.tv/recorded/7436101
>

山:どんだけ呑むねんw


●2010年6月05日(土)引き続き『沼美術館』設営+トーキョーワンダーサイト本郷オープニング(&呑み)


武:で、6月5日。山根と俺と、チアキちゃんとなべが来てくれたのか。引き続き沼美術館設営、そして夕方はトーキョーワンダーサイト本郷のオープニング、と。
< http://japan.swamp-publication.com/?eid=840558
>

山:この日もオープニング・レセプションで呑んで、終わって本郷三丁目の居酒屋で呑んで、家に帰ってまた呑むw

武:そうだった。呑み過ぎて山根ん家泊まったんだ。もうしんどいわ!

山:なんでそんなに呑んでんねんやろw

武:頭おかしいだろこいつら。

山:なにがやりたいんやw


●2010年6月6日(日)引き続き『沼美術館』設営+MAGIC ROOM??アートバトルロワイアルトーク(&呑み)


武:山根と俺でさらに引き続き沼美術館設営。夕方にカトーと元気とキョージュが来てくれたんか。夜はMAGIC ROOM??でのアートバトルロワイアルトーク、と。
< http://japan.swamp-publication.com/?eid=840563
>

山:6日のトークバトルは喋らなくていいって聞いてたんやけどなあ。なんでか喋ることに。

武:「喋らなくていい」と聞かされたから、なんだっつーの!

山:喋る気なかったのに突然言われたら困るやんか。

武:困らないでしょ。

山:困るがな。


武:「2010/6/6(日)アートバトルロワイアル 前半戦:起【前半】」
< http://www.ustream.tv/recorded/7480340
>
16:40〜21:20あたりに山根のしどろもどろの作品説明があります。
「2010/6/6(日)アートバトルロワイアル 前半戦:起【後半】」
< http://www.ustream.tv/recorded/7481087
>
21:00〜40:00あたりで武盾一郎、山根康弘が再登場。なんかもう直感と無意識に任せて喋りました。山根の乱闘シーンもあるので見応え充分ですw


山:武さんに説明へたくそやって怒られるんですよ。別に乱闘してないしw

武:まあ、SWAMPはヒールとしてどう仕事するか、だから。

山:トーキョーワンダーサイト本郷の展示は、前半と後半にわかれてまして、SWAMPは前半、6月5日(土)から6月27日(日)まで。後半は7月3日(土)から7月25日(日)まで。『沼美術館』NADiff 4Fバルコニーはとりあえず7月25日までやるんですが、それまでに沼美術館はアーティストブックになります。そのまま居座るのか、撤去なのか? MAGIC ROOM??でのトークバトルは毎週日曜日20時からです! 日曜日は昼過ぎぐらいからは制作してるので、みなさまお酒もって遊びに来て下さい! 天気よければ気持ちいいですよー!

【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/個展と会期が被ってるのよ!】
アーティスト活動歴15年目の初個展『Real FantASIA』来て、買って下さい!
< http://take-junichiro.tumblr.com/post/371808706/real-fantasia-press-release
>
会期:7月9日(金)〜7月18日(日)11:00〜19:00 ※12日(月)休廊
会場:gallery TEN(東京都台東区谷中2-4-2)
< http://blogs.dion.ne.jp/blogten/
>

take.junichiro@gmail.com
twitter < http://twitter.com/Take_J
>
Ustream 制作ダダ漏れ配信
< http://www.ustream.tv/channel/Take-Junichiro-live-drawing
>
Take Junichiro Art works
< http://take-junichiro.tumblr.com/
>
246 表現者会議
< http://kaigi246.exblog.jp/
>

【山根康弘(やまね やすひろ)/前歯に希望が出てきました】
yamane@swamp-publication.com
twitter < http://twitter.com/swamp_jp
>
SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/
>

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■グラフィック薄氷大魔王[223]
iPad用ペンを自作(ってほどのもんじゃないけど)

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20100609140100.html
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iPad用として、pogo sketchというペンを使ってます。先端の黒い素材は「導電スポンジ」というものだそうです。メモリーとかの梱包に使われる静電気防止用の素材だそうで、普通に手に入ります。これを使って自前でiPadのペンを作ってみました。

●導電スポンジ+鉛筆ホルダー

Twitterで自作ペンの話題が出てたので、自分でも作りたくなってやってみた。細く切ったスポンジを二つ折りにして突っ込むだけです。スポンジが奥に入っていかないように(綿棒の代わりに)糸で中に通せんぼを作ったところだけがオリジナルとちがうところ。
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-holder1 >
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-holder2 >

まあ、描きやすいかといえば、pogo sketchには及ばない。スポンジを折った部分がかさばるし、断面が四角なので画面でどこがペンの中心なのかわかりづらい。そこで、導電スポンジの先端をサンドペーパーでpogoペンのように荒らしてみた。こんどはなかなか描きやすい。ちょっと軽すぎる。中に何か金属や粘土などを詰めればいいんじゃないかな。
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-holder3 >

●導電スポンジ+極太芯ホルダー

金属製の太い芯ホルダーに導電スポンジをつけてみた。っていうか、芯を挟む機構の先端部にスポンジをくわえさせただけ。自重があるので押しつける力が少なくて済むので描きやすいぞ! でもiPadのガラスにぶつけるとちょっとコワイかも。
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-metalholder >

●超お手軽シリーズ1 導電スポンジ+クリップ

これが究極か? クリップにスポンジをはさんだだけ。ちゃんと、まともに描ける。
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-clip >

●超お手軽シリーズ2 導電スポンジ+鉛筆キャップ

鉛筆キャップに導電スポンジを突っ込んだだけ。ちょっと持ちにくいけど、こちらもちゃんと描けます。
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-cap >

キリがないですね。っていうか、導電スポンジと金属の組み合わせなら、何でもペンとして使えます。要するに、スポンジと金属部が接触していて、金属部が手に直接触れるから、iPadのペンとして機能するのです。手まで電気が通ればいいだけなので、以前書いたように、煮物のイカの足やネギでもオーケーなのです。

pogo以外のペンもいくつか購入しましたが、導電スポンジでない導電ゴム(?)などを使った製品はイマイチでした。導電スポンジを使った製品でも、先端が細めのものはかなり強く押しつけないとダメで、絵を描く用には適さないようです。

●番外編 綿棒+ピンバイス

ピンバイスに水で濡らした綿棒をつけてみた。すげー描きやすい! 摩擦も安定してるし、細かい動きもちゃんと拾ってくれる。これが決定版かも? 綿棒は綿の部分だけでなく、軸にもたっぷり水を含ませて金属部分にかませないと反応鈍くなりますので注意。塩水ならもっと描きやすいかもしれないけど、画面に粉吹きそう。
< http://www.yoshii.com/dgcr/ipadpen/ipadpen-pinbice >

面白くていろいろ試してしまいます。iPad、指でもペンでも絵を描くのに使えるか微妙で、実用になるかスレスレ。もしかしたら、ちょっとした工夫でものすごく描きやすくなるかもしれないと感じさせるところがおもしろくて、夢中になっちゃうのです。

まあ、変にペンを工夫するより、ペンより描きやすいと思うくらいに指で描くのに慣れちゃうほうが正解かもしれないですけどね。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

新しいCintiq 21インチを借りて試してました。intuos4相当のタブレット性能とのことで、やはり軽い筆圧で描けるのは非常にイイです。ペンを長めに持ってかすらせるように描けます。従来のCintiqとは別モノな感じです。裏側に配置されたタッチパッドも便利です。しかし、やはりデカいですね。キーボードを置くスペースも困る。Painterでイラストを描くのがメインの仕事だった頃なら迷わず買うところですが。

で、WACOMがintuos4とCintiqの自宅お試しサービスを始めたそうです。台数少なめですが、こういうデバイスって実際じっくり使ってみないと購入の判断がむずかしいので、いい機会だと思います。
< http://tablet.wacom.co.jp/rental/
>

○「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場

映画館に行くと、本編上映前に必ず流れる「マナー広告、兼、映画サービスデーの広告」CMってありますでしょ。あのCMにヤンス!ガンス!が登場です。現在、都内の映画館のほぼ全館で見れるはずです。エリアは拡大予定。
TVK(テレビ神奈川)で日曜18:25〜18:30放映中。music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。アヌシー国際アニメーション映画祭2010 TVシリーズ部門にノミネートされました。
< http://meatordie.com/
>

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■編集後記(6/9)

・好天の週末はYS-11で近隣を走り回った。サドルを替えてから非常に快適だ。橋を渡って板橋区へも遠征した。休息時はいつもチョコクランチバー。折り畳んで袋に詰めて電車に乗り、行った先で組み立てて走り、また電車で帰って来る旅のために買った自転車だ。折り畳み方法が特殊なため少し手間がかかるので、ハンドルを倒しただけで袋に詰められないかトライしたが(それでもかなり小さくなる)、どうにも安定しないのであきらめ、やはり作法どおりに折り畳み、専用の輪行バッグ(75×50cm・幅25cm)に入れる。また、三ヶ島製アルミ軽量折り畳みペダルFD-6を導入した。メカニズムがユニークで、ユーザー評価が高い名品。サドルより高価だった。旅の準備が整いつつあるが、ふと気がついた。輪行バッグは約900g。これは畳んでほかの持ち物と一緒にデイパック格納する。YS-11には荷台がないので、すべて背負うことになる。これから暑くなるので、背中は汗まみれ必至。これは盲点だった。夏には輪行できないではないか。ハンドルやシートポストにバッグをつける方法を考えたり、輪行バッグが帆布製でかさばるので、他の素材で自作しようと設計中。ほんとうに旅に出られるのか?(柴田)

・金曜日の続き。買ったのはナナオのColorEdge CG243W。NECのと迷っていたが、TwitterでKさんから、モニタはやっぱりナナオだ、という意見をもらい、ナナオにした(ありがとう!)。FlexScanだと同等のものが半額で買えるのだが、年に数回ある印刷物のためにColorEdgeにした。FlexScanだと色覚シミュレーションや(Photoshopにも同等の機能あり)、スピーカー、人感センサーや一定時間ごとに休憩メッセージの出てくるものとかがあって、いいなぁと思いつつ。キャリブレーション内蔵のCG245Wと最後まで迷ったが、内蔵だけでは環境光測定、紙白測定ができないので、外部センサーつきのCG243Wに決めた。センサーを持ってたらCG245Wにしたと思う。自動キャリブレーションは魅力だ。めんどくさいもん。で、これまた年に数回使いたくなるからとIntuos4(読み取り範囲はハガキサイズ)つきのにしてみた。5年使うとして年4万ちょい。月に約3,500円。業務用なら当たり前の価格だよね。でも3年後は29.8型が当たり前の時代になっていて、買い替えたくなるんだろうなぁ。せこいもんで、Tモール経由で買ったよ......。3,000円ぐらいつく予定。よく友人らと行く飲食店はTポイント使えるんだもん。(hammer.mule)
< http://direct.eizo.co.jp/shop/c/cSX2462W/
>
FlexScanでもIPSで98%カバーのはある
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買ったCG243W
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迷ったCG245W
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Smallサイズ
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Tモール。200円で3ポイント