[2938] インキにまつわるエトセトラ

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《どんな槍が飛んで来るかわからないような世界(笑)》

■気になるデザイン[49]
 インキにまつわるエトセトラ
 津田淳子

■装飾山イバラ道[64]
 Print Composition 2010 多摩美術大学版画の40年
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[44]
 リコーCX4 ファーストインプレッション
 おかだよういち



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■気になるデザイン[49]
インキにまつわるエトセトラ

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20101019140300.html
>
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先々週のこと。友人の結婚披露宴に出たんですが、そこで出たメニューにあったのだ「デザインパスタ」。むむむ? いったいなんぞやと思っていたのですが、出てきたものは、バジルソースが絡んだ冷製パスタが、こどものげんこつくらいの大きさにグルグルっと丸められて、それが生ハムで包まれているものでした。......いったいこれの何がデザインパスタなのか。

まあ、たぶん、一般的なパスタとちょっと違う形に盛りつけたからってことなんでしょうねぇ......。さほどおいしくなかったそのデザインパスタを食べながら、トホホと思ったのでした。

のっけから力の抜けるような話で恐縮ですが、今日の本題はインキのこと。今月初旬に『デザインのひきだし11』を発売したんですが、そこでは特集のひとつとして「インキの魔術師」という記事を掲載しました(ちなみにもうひとつの特集は「こんな印刷・加工どこでできるか探してた!」です。紙への刺繍や薄紙印刷、オリジナル透かし入り紙、食品への印刷などなど多数ご紹介しています)。

インキ特集では、主にオフセット印刷用のインキをご紹介していますが、その取材過程でここぼれ話をいくつか。

この特集を企画する前から、ちらほら耳にしていた、インキについての噂がある。それは墨インキについてのこと。ひとくちに墨インキといっても、実はその種類はかなりたくさんある。青みがかったもの、赤みがかったもの、濃いものなどなど。

日本では比較的青みがかった墨を「濃い」と感じる人が多いらしいのですが(でもこれは一概には言えず、刷る紙との相性や周りの色などにも依る)、欧米では赤みがかった墨の方が好まれるとか。その理由が「日本人は濃茶の瞳なので反対色の青墨が、欧米人は目が碧いので反対色の赤墨が濃く見える」というもの。

最初に聞いたとき、「なるほどー!」と感心したんですが、よく考えると「なんで反対色だと濃く感じるの?」。それにひとくちに欧米人といっても、目が碧い人ばかりじゃないし。

そう思って、この特集のためにインキ製造会社などに行く度に聞いてみたのですが、やっぱりこれは根拠がなく、都市伝説(ってそんなに広範囲に広まってない噂な気もするけど)だったよう。事実として、日本では濃い墨をというときは、青みがかった墨を使う場合が多いのは確かだが、その理由はわからず仕舞いでした。残念。

そして、これはあるベテランアートディレクターから言われてしらべていたんですが、昔の絵本などに使われている黄色は、すごく濃くて色も綺麗だけど、今はどうやってもオフセット印刷ではそんな黄色にならないけど、なんでだろう? ということ。これもインキ製造会社に行く度に聞いて見ました。

すると徐々にわかったのですが、昔は黄色のインキをつくるために、鉛を使っていたらしいのです。それで濃くて鮮やかな美しい黄色が出せていたと。でも、現在では鉛を使用することができなくなっていて、そのために昔と違う色になっているそう。ちなみにその昔の黄色は、鉛(クロム)の入った黄色ということで、「クロムイエロー」というそうな。

と、こんなことがわかっても、今その色を出したい、というときには役に立たない。そこで「それに似た色を出せるインキはないんでしょうか?」と尋ね回ったところ、オフセットで刷るなら「不透明黄」というインキを使うのも一手だと。

現在、オフセット印刷で使われている黄色は、重なったときに下の色が透けて見える「透明黄」というもの。これでないと、掛け合わせで刷ったときに、きれいな混合色に見えない。でもそのために、昔のクロムイエローと比べると、浅い感じを受けてしまう。

不透明黄はその名の通り、下の色をある程度隠蔽してしまう、不透明な黄色のインキで、CMYKの掛け合わせで使用すると、先に刷った色を隠してしまうので、予想と違った結果になってしまい、使うことができないが、紙色などにも左右されにくく、確かにテスト刷りを見たところ、かなり濃く強い印象を受ける黄色だ。

多くのインキメーカーが、特に見本帳に載せたり、Webで紹介したりはしていないものの、聞けば「ああ、ありますよ」というものらしいので、興味がある人は粘り強く聞いてみてほしい。

最後に、みんなが疑問に思っているんじゃないかと思うが、「インキ」と「インク」という呼び方について。

印刷業界の人は、印刷インキのことを、多くが「インキ」と呼ぶ。しかし、印刷インキ以外の、インクジェットプリンタ用やペンに使用するものは「インク」と読んでいる。印刷業界以外の人は、印刷用インキもそれ以外もすべてを「インク」と呼ぶことが多いだろう。

これは、どうしてこんな風に呼ぶのか、いろいろ聞いて回ったけれど、あまり納得のいく回答は得られず。Webで調べたところ、Wikipediaに以下のような記述がある。

 日本の著名なドイツ語学者関口存男は著書『関口・新ドイツ語の基礎の中』
 で、ドイツ語発音"ch"の読み方の説明において平行した例として「インク
 よりもインキが正しい」と記している。「たとえば英語のinkを、近頃の人
 は、正しいつもりでインクと言いますが、私たちの頃にはインキと言ったも
 のです。kは[ク]だ、[キ]なんて変だ、などというなかれ、それは笑う
 ほうがおかしい。インと言ったら、言った口は[イ]の恰好をしている。そ
 の恰好のままでkと喉の奥を弾いてごらんなさい、どうしたって[キ]みた
 いな音が出るじゃありませんか。それを、inと言った後に、わざわざ口恰好
 をuのように変えて、それから[ク]だなんて言うのは、だいいち英語の発
 音を知らない大馬鹿野郎のすることです。だから、[インク]は誤り、
 [インキ]が正しいのです。」
 (P21より引用。初稿は1947年刊の『標準初等ドイツ語講座』)。

うーん、これを読む限り、ドイツ語の発音には「インキ」の方が近いのだろうということはわかるが、印刷業界だけが「インキ」と呼ぶようになった理由はよくわからない。というわけで、この原稿を書いている今も、まだ謎。どなたか、理由をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひご一報くださいませ。

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
twitterのアカウントは@tsudajunko

『デザインのひきだし11』は大好評発売中! また同時発売のひきだしから生まれた書籍『印刷・加工DIYブック』も併せてご覧ください。その他『装丁道場』『見た目よし! 機能よし! のショッピングバッグコレクション』なども好評発売中です。
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平日毎日、更新中!
デザインのひきだし・制作日記 < http://dhikidashi.exblog.jp/
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■装飾山イバラ道[64]
Print Composition 2010 多摩美術大学版画の40年

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20101019140200.html
>
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この秋「多摩美術大学版画の40年」という展覧会に出品する。私が多摩美を版画で卒業して、もう20年程も経つようだ。ということは、大学に入った時の年齢とほとんど変わらないくらい、歳月が経ったということか。多摩美版画の40年の歴史からすると、ちょうと中盤ぐらいのミドルな位置にいるということらしい。

●10年前の苦い思い出

私は10年前の多摩美術大学版画の30年記念の展覧会にも、CG作品で出品した記憶がある。当時はCGプリントの作品はほとんどないわけだから、恐る恐るの出品だった。会場で版画の先生に会うと「版画をやりなさい」と言われたり、先輩作家の人からは当時の本名「武田栄子」から作家名「武田瑛夢」に変えて活動していることを「しゃらくせー」と言われたり、ファイン系の方々の手厳しく率直な意見にいちいちめげていたものだ。

自分の絵の側にいると「コンピュータを使っても、結局絵が版画っぽいなら意味ないよね」という言葉が聞こえてきたり。自分でもこんなことよく覚えているもんだと思うけれど、何かの記念の展覧会というのは、記憶の付箋がしっかりと貼られてしまうものだ。その当時にぴったりとピントが合ってしまう。たった一日のほんの数時間のことなのに不思議だ。

私は多摩美に油絵で入学し、その中の版画クラス(リトグラフ)で卒業したので、アートに真剣な人に囲まれていた。こういった「本音を言う方が礼儀」というような世界では、打たれ強くないとやっていけないものだ。でも言っていることは本音なので、そういう嘘のない意見を自分にとっての力に変えていけばいいのかもしれない。

その頃、コンピュータを使っての作品発表の場で出会ったデザイン界の人たちは、感動的なまでにやさしかった。マナーをわきまえていて社交的で、まず壁で自分を防御する必要をほとんど感じさせない人たち。それまでの、どんな槍が飛んで来るかわからないような世界(笑)から一変して、出会いの輪を広げることが怖くなくなっていった。私にとっては、ファイン系から出発していたことが、その後の動きをスムーズにさせた部分もあるのかもしれない。

●圧ゼロの作品

さらに10年経って、今年の40周年でもCG作品での出品だ。版画の世界もいろいろな技術を使う人が多くなっていると思うし、制作の課程でコンピュータを使う人も普通にいると思う。「Print」と書いてしまえば同じだしね。純粋版画ではない私の作品でも、出す気になったのは、確かに私も一時はそこにいたという共通点で見えて来る何かがあるかなと興味があったからだ。

今回の私の作品に使っている紙は、版画用紙を元にしてインクジェット用に改良している「ハーネミューレ ジャーマンエッチング」というもの。けっこうテクスチャ感のある紙なので、大きさがある作品にも向いていると思う。A4でも売っているって、今回検索して知ったけれど、けっこういい値段しますね。

・GIN-ICHI オンラインショップ
< http://www.ginichi.com/product_info.php/products_id/3913
>
ハーネミューレは昔から高級な紙として知られ、版画で使うと一枚が高いので、ドキドキしながらプレス機に通すことになる。自分の手がインクで汚れているのに、紙を触ってしまい台なしとかよくあるパターンだった。予備で何枚用意するかとか、いつも予算に頭を悩ませた。

でも今は出力サービスのお店で紙を指定し、エプソンのプリンターを使って出力してもらうだけ。プリントが出来上がれば確認して、手描きのサインを書いて作品が完成する。CGは簡単だからダメ、という意見があるけれど確かに簡単だ。プリントの部分に苦労はあまりない。ただ色合わせにこだわると、無限の苦労が発生するかな。こればっかりは性格の合う担当者をみつけることしかないかもしれない。

版画作品には「圧」と呼ばれる、紙と版がプレスされる強さを示す値がある。一般に銅版は圧が強く、リトグラフは軽い。銅版はプレスすることで紙がしっかりと版に押し付けられて、グイッっと凹凸の痕跡が紙につくのだ。その質感はただの平面の絵よりも力強いものとなるので人気が高い。それに比べてインクジェットプリントは、弱いどころか圧ゼロの作品なわけだから見た目が軽くなる。あまり軽く見えないように、絵の方で描き込んでバランスを整えておく人も多いと思う。圧ゼロ作品の良さが出せるような工夫を、今後は考えていかなければいけないな。

昔は高性能なインクジェットプリントの値段は高くて、一枚に何万円もかかっていたけれど、今はそうでもない。そう考えるとCG作品を取り巻く環境はすっかり整備され、データから紙作品になるまでは本当にスムーズになった。場数を踏んできたとかあまり関係なく、どんな人でもかなりのクオリティのプリント環境が手に入れられる時代。

「苦労しないと良い作品は生まれない」という、洗脳がかかっていそうな私の頭が古いのかもしれないけれど、私にはやはりどこかに汗水流して魂を込めるべきという強迫観念みたいなものがあるのかもしれない。多摩美版画から出発した呪縛みたいなものかな(笑)。

●エネルギーの痕跡

使うツールは何であれ、絵の中身を作る苦労は今も昔も変わらず存在する。本当にコツコツと仕事を重ねる版画作家の方々への尊敬の気持ちもあるし、同じ空間に作品を並べて良いのだろうかという不安も未だにある。

前半で「どんな槍が飛んで来るか〜」とか少々ヒドイことを書いたけれど、版画家の人たちは普段は槍を持たずに版に全神経を注げる高レベルの集中力の持ち主であり、作品に真剣に挑む人々。そのエネルギーが、紙という場に痕跡として残っているのが版画かもしれない。褒め過ぎのようだけれどこれも本音だ。

展覧会を見るのが楽しみだけれど、会期が約一ヶ月と長いので、実際に見てからの感想もこのコラムに描けると思います。皆様もぜひご覧ください。多摩美術大学美術館で開催され、交通は「多摩センター駅」徒歩5分、入館料は無料です。

Print Composition 2010 多摩美術大学版画の40年
会期:2010年10月23日(土)〜11月21日(日)10:00〜18:00 火休
会場:多摩美術大学美術館(東京都多摩市落合1-33-1)
< http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/next_default.htm
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【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

今日は「ムール貝が来る」と一日中ソワソワしていた。だんなさんも私も、ベルギー料理のムール貝のワイン蒸しが大好きなので、思い切って愛知県からムール貝を2kg送ってもらったのだ。生きたムール貝を届けてもらえるなんて知らなかった。ムール貝はヒゲがあるので掃除に一番時間がかかった。蒸し上がった後の写真を撮るのを忘れてワシワシと食べてしまったので、また今度料理しながらコラムにまとめますね。

・ヒゲ付きムール貝(写真の真ん中に一個だけまだヒゲ付きの貝があります)
< http://www.eimu.com/col/muru >

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■おかだの光画部トーク[44]
リコーCX4 ファーストインプレッション

おかだよういち
< https://bn.dgcr.com/archives/20101019140100.html
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週末にリコーのコンパクトデジカメCX4を購入しました(購入と言っても、ヨドバシカメラのポイントが貯まっていたので、全額ポイントでゲットだったのですが......)
< http://www.ricoh.co.jp/dc/cx/cx4/
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さすがに昨日の今日で、まだ写真らしい写真は何も撮っていないので、お見せできるサンプルはまだないのですが、それはまた事あるごとにご紹介するとして、今回はまずCX4のファーストインプレッションを書いてみます。

ニコンは木村拓哉、キヤノンはオダギリジョー、オリンパスは浅田真央、ソニーは北川景子と、コンシューマー機のコンパクトデジカメの広告やCMには、各社人気タレントを起用して大々的にプロモーションをしています。

しかし、リコーは今までそんなにテレビではCMをやってないので、カメラ好きではない普通の人にとってはあまり聞かないカメラメーカーかもしれません。そのリコーも、この秋から向井理を起用してCX4のCMをオンエアするそうですから、目に耳にする機会が増えそうです。

パッケージはいたってシンプル。CX4と書かれたダンボール箱の中には、プラスチックや発泡スチロールなどの梱包材などは全く入ってなくて、ダンボール紙だけで仕切られています。
< http://flic.kr/p/8L8GaX
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物事はなんでも見た目から! ということで、ノーマルの状態だと普通にどこにでもあるコンデジなので、ちょっぴり高級感とオリジナル感をプラスする為に、CX4用の革張りキット(1,700円)を取り寄せて貼ってみました。
< http://amzn.to/bk4gBT
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こちらが革張りキットを貼る前のオリジナル。
< http://flic.kr/p/8KZdh2
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そしてこちらが貼った後。
< http://flic.kr/p/8L3gNd
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ちょっとだけ高級感がプラスされ、オリジナルよりも更に格好良くなった気がします。見た目だけでなく、革ででこぼこ状になってるので、手にしっくりと持ちやすくなりグリップ感が増した気がします。両面テープを剥がして、ボディのラインに合わせてピタリと貼るだけなので簡単です。

だいたいの場合、付属のストラップは貧相なので自分で好みのストラップを買って付けるのですが、わたしは首からはいつもiPhoneをぶら下げているので、コンデジの場合はリストストラップを付けて手首に通して使います。

手首に通した状態で、ふとiPhoneや携帯を使いたい時にストラップが手から抜け落ちないように、手に通した状態で輪の部分を絞っておきたいものです。が、今までなかなかそういうストラップがなかったので、GX100にはWiiリモコン用のストラップを着けていました。手を通した後に留め具で輪っかを絞っておけば、カメラから手を放しても落下することなく安心です。そんなカメラ用のストラップを発見したので、CX4にはそれを付けました。

OP/TECH USAの「CAM STRAP-QD」というもので1,500円。
< http://optechusa.com/cam-strap-qd.html
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他社のコンパクトデジカメ、特に薄型カードサイズのものと比べると大きく感じるかもしれません。GX100と比べると、見た目大きさはあまり変わらない感じがします。
< http://flic.kr/p/8L9AJB
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ですが、GX100のようなレンズのでっぱりがないので、見た目より実際に持ってみると小さいですし、鞄にもコンパクトに入ります。操作系もGX100とほぼ同じで、自分がよく使う機能(露出補正やホワイトバランスやISO感度設定など)は、ADJボタンやFnボタンに割り当てて使いやすいようにカスタマイズ出来るので、戸惑うこともなさそうです。

リコーのコンデジは、なんと言ってもレンズ先から1cmまで寄れるマクロ撮影が魅力。その他、CX4はアーティスティックな写真が撮れる「クリエイティブ撮影モード」や、手持ちでも夜景がきれいに撮れる「夜景マルチショット」など楽しそうな機能満載なので、常に持ち歩いていっぱい撮って順次紹介したいと思います。

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41
>

昨年、No.24で秋の被写体のことをいろいろ書きましたが、今年も先日、近所の秋桜畑に行ってあたり一面のコスモスを撮ってきました。
< http://flic.kr/p/8KfgHD
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< http://flic.kr/p/8KfhLv
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< http://flic.kr/p/8KimEA
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■編集後記(10/19)

・10月17日(日)の読売新聞朝刊1面に、"ようやく"3,000人超の集会&デモ「10.16 中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動」について記事が出た。といっても、トップの中国3都市反日デモの記事の最後に、とってつけたようにわずか8行であった。さすがに産経には写真入りで記事が出た。なぜ"ようやく"なのかというと...。10月2日(土)には、「10.2 中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動」が、全国30都道府県47市町村で一斉に実施された。とくに東京会場には2,670人が参加、組織化されていない保守系のデモとしては空前の記録であった。ところが、この大規模集会とデモ行進を報道したのは、CNN、AFP、WSJなど海外の通信社や新聞社だけで、日本のマスコミは揃って完全無視したのだ。なぜ真実を伝えないんだ。"ようやく"報道規制が解かれたのは、中国の大規模な反日デモ報道とのバランスからだろう。中国の報道規制とそっくりだ。日本の新聞、テレビが「マスゴミ」と呼ばれるのも当然だ。ネットがなかったらどうなるんだろうと思う。松雪泰子の「パーフェクト・リポート」(フジテレビ)初回を見た。総理、総理補佐官は毅然として好ましい。覚悟がある。使命感がある。逃げまくる、はぐらしまくる菅仙とはえらい違いだ。真に国を思う総理大臣はドラマの中にしか存在しないのか。(柴田)
< http://getnews.jp/archives/81449
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日本の大規模尖閣デモを完全スルーしたマスコミ達 「中国の反日デモは大々
的に報道するよ!」(ガジェット通信)
< http://getnews.jp/archives/79444
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「尖閣渋谷2600人デモ」海外メディアは大々的に報道するも日本のマスコミは
華麗にスルー(ガジェット通信)
< http://www.fujitv.co.jp/PERFECTREPORT/index.html
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パーフェクト・リポート

・会話。友人や家族との会話は、まぁパターンが決まっている。取引先も然り。あとは聞き役に回ることが多い。プラス文字(メールやTwitter)での会話。耳と脳が退化しているんだなぁと思ったのは、会話がひらがなだと(具体的に入ってこず、とりあえずひらがなで聞く)物が頭に浮かばない時。ぽかんとしていたら漢字での説明になり、ひとつ目の漢字を聞くと、すぐさま閃く。慣れた会話パターンと違うものだと、全然頭に入ってこなくて、ぼけが始まったんじゃないかとまで思う。普段使わない回路に信号が行かない。間の手さえ、間抜けなものになる。意見も浅くなる。まぁ昔から面白い会話はできない方だったが、いまは理解力さえ低下しているのがわかる。リハビリが必要だ......。(hammer.mule)
< http://labaq.com/archives/51513434.html
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氷上に撃った銃弾がコマのように回り続ける(動画)
< http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51555912.html
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「書くと覚える」はウソだった・・・
< http://eroeromuramura.blog133.fc2.com/blog-entry-497.html
>
新垣結衣が喫煙者だった件
<
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目立ちたいだけだったり?
< http://www.afpbb.com/article/politics/2766352/6332597
>
写真版