[2957] キティちゃんの厳しい指導

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《今日の深夜24時、アップルから何か発表があるみたいですよ》

■気になるデザイン[51]
 ガムに活版印刷!?
 津田淳子

■装飾山イバラ道[66]
 キティちゃんの厳しい指導
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[46]
 写真閲覧アプリでインスピレーションをゲット! その2
 おかだよういち



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■気になるデザイン[51]
ガムに活版印刷!?

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20101116140300.html
>
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私は常々、デザインや印刷加工に興味を持って生活しているので、仕事以外のところでも、目にしたもの、耳にしたことの中に「あ、これ、印刷加工にうまく取り入れられるかも!」とか「この紙、印刷用に使えないかな」とか、いろいろ妄想が広がってしまいます。

それは、何でもないゴミみたいな紙切れとか、不思議な手触り感のシートとか、ホームセンターで売っている土嚢袋とか、多岐にわたるんですが、それ以外にもクッキングトイなどの子どものおもちゃにも激しく興味を持っています。

電子レンジでオリジナルの消しゴムがつくれる「オリケシ」とか、鉛筆がデコれる「デコエン」、タイプライターみたいに文字が打てる「レターパッド」とか。
< http://p-bandai.jp/item/item-1000007000/
>
< http://p-bandai.jp/item/item-1000007023/
>
< http://p-bandai.jp/item/item-1000006178/
>

そんなおもちゃ系のもので、あまりにおもしろくて『デザインのひきだし11』で記事にまでしてしまったものがあります。それが「ガムレター」。

「ガムレター」は、ロッテとタカラトミーのコラボレーション商品で、この「ガムレター」というおもちゃに板ガムを通すと、出てきたガムにメッセージが刻印されるというもの!
< http://www.takaratomy.co.jp/products/gumletter/
>

もう少し詳しく説明すると、あらかじめ「ありがとう」とか「おつかれさま」などという文字の、プラスチック製凸版がついていて、専用ケースにその凸版を入れ、上にガムを重ねます。ケースのふたをして、ガムレター本体にそれを通すと、ギュッと押されてガムに凸版の文字が食い込んで印字される、というわけ。

おお、これは活版印刷/凸版印刷と同じではないか! もしくは空押し加工と同じ!! と、初めて目にしたとき、すっごく興奮して、どんどんメッセージを空押ししてしまいました。

でも、少し経つと(15分くらい)、なんか物足りない。「ありがとう」とか「おつかれさま」なんてメッセージを押してるだけじゃつまらない。おお、そうだ。いつも活版/凸版印刷するときに樹脂版や金属の凸版をつくってもらっている製版所で、このサイズくらいの凸版をつくってもらって、オリジナルメッセージを押してみたらいいのではないか!?

そう思いついた私は、夜中にも拘らず、「デザインのひきだし」のロゴなど、いくつかのデータをつくってメール入稿。翌日さっそく引き取りにいって、ガムレターのケースにセット。ガムを載せてガムレターでプレスしてみると......

やった! 思った通り、『デザインのひきだし』のロゴがプレスされたガムができ上がった!!!

普段は買わない板ガムをせっせと買い込み、会う人に『デザインのひきだし』ロゴをプレスしてガムをあげると、喜ばれる。でもって、自分もなぜかうれしい。いろいろ試しにプレートをつくってもらっていたんですが、そうするうちに、この製版屋さん(真映社さんといいます)も、すごくおもしろがってくれて、ご自分でもオリジナルプレートをつくったとのこと。その様子をブログにも書いてくれています。
< http://blog.shin-ei-sha.jp/
>

デザインや印刷関連の方にあげると、すごくいい反応をしてもらえて、本当におもしろかったので、ぜひ『デザインのひきだし』誌面でもご紹介したいと、タカラトミーに問い合わせたところ、オリジナルプレートをつくるというのはおもしろいと、先方も喜んでくれました(というか、そういうサービスをやったらいいのに......。タカラトミーがやっていない代わり(?)に、先の真映社さんでオリジナルプレートつくってもらえますよ!)。

という訳で、ガムに活版印刷! ということで、『デザインのひきだし11』に掲載しました。誌面では『デザインのひきだし』ロゴをプレスしたガムの写真も載っていますので、よろしければご覧下さいませ。

■渋谷パルコファクトリーで、今週土曜日から「IDEA SOURCE FOR DIY BY Tento」というイベントが行われます。その中で『印刷・加工DIYブック』の著者である野口尚子さん、大原健一郎さんのDIYワークショップが開催されます。ぜひお越し下さい!
< http://www.parco-art.com/web/factory/tokyo_culture1011/index.php
>

◇11月21日(日)12:00〜14:00 野口尚子
『ワックスペーパーをつくろう』包装紙や、茶封筒など色々な紙をワックスペーパーに
◇11月23日(火)12:00〜14:00 大原健一郎
『色々な綴じ方で、本やノートをつくろう』基本的な中綴じから、和綴じ・ミシン製本などに挑戦

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp

最新刊『デザインのひきだし11』『印刷・加工DIYブック』、両方ともおかげさまで大好評発売中! 他にも、祖父江慎さん、寄藤文平さん、葛西薫さんなど28人がブックデザインした『吾輩は猫である』を紹介している単行本『装丁道場』、ふかふか紙に活版印刷した表紙が目印の『デザインのひきだし10』『見た目よし! 機能よし! のショッピングバッグコレクション』『グッズづくりのイエローページ』、『デザインのひきだし』バックナンバーも好評発売中です!

平日毎日、更新中! デザインのひきだし・制作日記
< http://dhikidashi.exblog.jp/
>

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■装飾山イバラ道[66]
キティちゃんの厳しい指導

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20101116140200.html
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文化祭シーズンも終わり、休みでほどけた頭をまた引き締め直さなければならない。それは学生も私も同じだ。

大学の「コンピュータデザイン基礎」の授業では、入門向けのMicrosoft OfficeからAdobe Illustrator、Adobe Photoshopなどを教えている。Adobe Illustratorは初めて使う人も多いので、数回に分けて徐々に上達できるように指導する。中でも一番気合いを入れて教えているのが「ペンツール」で線を描くこと。線の大切さは全ての絵の基本だし、初めて使ってみる人たちだからこそ、順序だてて吸収してもらう良いチャンスなのだ思う。

●基本の線の練習

ペンツールは知らないままに使ってしまうと、インクがかすれるボールペンで絵を描くように、最初は思うようにいかないストレスを感じてしまうだろう。ペンツールでの直線はクリックをつなげていけばいいので、何も問題ない。しかし、曲線を描き始めると、ドラッグによってのびて来る方向線の扱いに戸惑い始める。私はよくこれを「孫の手で絵を描く」ような感じと言う。最初は大変だけれど、長さと角度に慣れれば背中もかけるのだ。

そして、直線と曲線が連続して組み合わされる線の描画を数通り練習する。これは習字で言えば「永」の字のようなもので、トメ、ハネ、ハライなどの字を構成する要素を全部含むような線の練習だ。「地味だけれどもう少しの辛抱!」と励ましながら、基本の線を最低限は使えるようになってもらう。

こういった作業はテニスのサーブ練習のようなもので、まずは構え方、ボールの投げ方やラケットの使い方、身体の向きなどをひとつひとつ教えてからいよいよ全てを組み合わせる練習に入るようなもの。早くサーブをかっこよく打ちたくてウズウズしているだろうけれど、個々の動作がとても大事なのだ。

基本のパス数種類の練習が終わったら、ハートの形などのシンプルな図を描いて、皆がどの程度慣れてきたかを確認する。こういった操作の基本を覚えても、うまく使えるようになるのはこれからの練習次第だし、それはテニスの素振りや打ち込みのようなものだ。鍛錬の回数はどうしても必要になってくる。

●線が作り出す夢いっぱいの世界

ここまででけっこう皆疲れてきているのがわかるので、ブラウザを起ち上げてもらいサンリオのページやかわいいキャラクターの会社のページへ飛んで行く。

・サンリオ
< http://www.sanrio.co.jp/
>
・キャラクター
< http://www.sanrio.co.jp/characters/
>

さっきまでの修行のような画面とは違う、夢のようなかわいい世界。女子からキャッキャッとした声が聞こえてくる。そして今日皆が初めて練習した数種類のパスの線だけで、ここにあるほとんど全てのキャラクターの基本ラインは描くことができますよーということを伝える。

実際にキャラクターの中で生きている線を見れば、ペンツールの鍛錬にも身が入るというもの。自分のイメージを思うままに描けるようになりたいと思うはずだ。皆にはまずは自分の気に入ったキャラクターの模写を勧める。

サイトの画面を横に開いておいて、見よう見まねで手前に開いたAdobe Illustratorの画面にペンツールでそっくりに描いていくという手法。1時限目の授業に比べると、かなり自由にやってもらう雰囲気になる。

皆それぞれ好みのキャラクターを描き始める。なかなか思うようにはいかないけれど、意味のない直線や曲線を描くのではなく、顔のラインや耳のかたちを描くのだから楽しそう。

少し時間を置いてから、私もお気に入りのキャラクターを選んで、ペンツールで描いて見せる。教師用のパソコンは大きなプロジェクターで映されているので、描写の段取りが見えるのだ。ここからはさっさとサンプルを仕上げたいのと、スピードを見せたいのと両方の意図があるのでガンガン仕上げてしまう。まだ教えていない機能も使い、色も線の太さも実際のキャラクターとそっくりになるように描く。

操作に慣れたら何の苦もなく描けるんだというのを、実際に見てもらうことが狙いだ。だからなるべく失敗せずに描いて見せなくてはならなくて緊張するけれど、失敗も一瞬で直すのでバレてないはずだ(笑)。

下書きをなぞるのではなく、横にある絵を見ながら描くというのも実はすごく意味がある。昔から絵の練習というのは、まずは白い画面に線を描き出すことで始めたはずだから、コンピュータでも白い画面で始めるのがいいと思う。もちろんなぞるより難しいけれど、自分が主導で最初の一歩をはじめたほうがいいのではないだろうか。

●キティちゃんの指導?

サンプル用の模写の実演が終わったら、少し解説をする。より自由な描画を目指すならサンリオキャラの模写よりも、オリジナルキャラクターの制作をさせればいいように思えるかもしれない。しかし、線のコントロールをシビアに練習させるには、彼らはまだペンツールに対して未熟すぎるのだ。

慣れていない時に線を描くと、例えばオリジナルキャラクターの耳のかたちが「今の自分の力量で描ける耳のかたち」になってしまって、本来イメージした理想のキャラクターとはかけ離れていくことがある。優れたイメージがあったのに、劣った技術で描く現実の線の方がいつのまにか最終形態になってしまうのは悲しいことだ。

その点、完成されたキャラクターの模写では妥協がきかない。なんとなくキティちゃんを選んだ学生は、それがライン的にどれだけむずかしいバランスの猫かということを、描きながら知ることになる。見本となる本物のWEB画面のキティちゃんと、自分の描くAdobe Illustrator上のキティちゃんを見比べれば、「わたしってそんな耳?」「わたしってそんなアゴ?」と本物のキティちゃんがダメ出しをするのだ。

ここからはもう本人と、絵の世界の根気比べだと思う。納得のいくレベルの模写になるまでがんばってもらう。わりとここの辛抱はきくみたいで、皆真剣にやっている。目的のラインを目指して、パスを整えていくことが自然にできている。

後半はキティちゃんや自分の選んだキャラクターが、私のかわりに学生に厳しく指導してくれるわけだ。この授業をすると「えぐれた形はどうやって描けばいいですか?」とか「洋服の塗りがうまく入らない」とか、目的があっての質問になってくるのが一つの変化だ。「これが描きたい→だから覚えたい」というのが一番覚えられる方法だと思う。欲求を作り出せれば自発スイッチが入るというようなもの。

そして、最初は簡単に見えたキャラクターたちが、いかに考えられたバランスでまとめられているかに気づいてほしい。シンプルな図にとって曲線の勾配はほんの少しが命取りになる。

Adobe Illustratorの授業としては数回目だけれど、ペンツール1回目の練習では山やハートが描ければ十分だと思う。そこをキティちゃんまで描くレベルにいけるなら、それはすごいことだ。だって、キティちゃんはもしかしたら日本で一番製品化されているベジェ曲線だもの。言わばベジェ曲線の稼ぎ頭だ。

●一番大事なものは上達した後の自分に任せる

学校ではまた一週間も経つと、せっかく覚えた手の動きを忘れてしまうのでおさらいをすることになる。繰り返し繰り返し身体に覚えさせる作業は、もっと連続した授業日程の方が有効だけれど、忘れる現実を知るのもまた勉強になると思う。私も覚えたての当初は、3歩歩いて何歩下がるんだと言うくらいに、すっかり操作を忘れている自分に愕然としたことがある。

これは趣味の時間でやってもロスが相当あるだろうから、仕事にして毎日やるのが一番だなと思った。

WEBにつなげば教材の宝庫だというのも羨ましい時代だし、自発的に取り組めばなんでも勉強になりそうだと気づいてもらえば嬉しい。たくさん鍛錬した後に、自分が頭の中で大事に温めたオリジナルキャラクターを、スルスルとストレスなく描けるようになるのが理想。オリジナルデザインが大切だと思うからこそ、上達した後の自分に描いてもらって妥協のない作品にして欲しいと思う。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

先日タップダンスを教えているという人とお茶をした。私と言えばダンスはテレビ番組で楽しむ程度なので、踊りや舞台の仕事としての苦労があまりリアルに想像できない。自分が作ったタップダンスの振り付けは、生徒に踊って見せながら振りつけるとのこと。過去に作ったダンスは、踊りをビデオに撮影したもので保存するのだそう。ほほう、そりゃそうか。私はなんとなくモールス信号などの記号のようなもので、曲の楽譜上にステップを記録したようなものがあるのかと思っていた。すっごいややこしい図解になりそうだけれど。

そしていよいよ今週末までとなりましたが、多摩センターで21日(日)まで開催されている展覧会に一点出品中ですのでよろしくお願いします。

「Print Composition 2010 多摩美術大学版画の40年」
会期:2010年10月23日(土)〜11月21日(日)10:00〜18:00 火休
会場:多摩美術大学美術館(東京都多摩市落合1-33-1)
< http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/next_default.htm
>

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■おかだの光画部トーク[46]
写真閲覧アプリでインスピレーションをゲット! その2

おかだよういち
< https://bn.dgcr.com/archives/20101116140100.html
>
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前回の続きで、インスピレーションを得られるiPadの写真閲覧アプリを紹介します。アイデアが浮かばない時に、これらのアプリで写真を観ることで何かヒントが浮かぶのは、人の写真を観ることで脳が活性化するからだと思います。

◆imagenavi(無料)
< http://itunes.apple.com/jp/app/imagenavi/id398951568?mt=8
>
ストックフォトサービスの「imagenavi( http://imagenavi.jp/
)」のiPadアプリ。
< http://flic.kr/p/8TCSy
>

imagenaviに登録されているストックフォトがテーマごとにランダムに表示されます。
< http://flic.kr/p/8TFYiQ
>

ストックフォトなので商用が前提の写真がほとんどですが、一覧で表示されているサムネイル画像を眺めていると、まだ固まっていないデザインのアイデアがなんとなくまとまってくるから不思議です。

< http://flic.kr/p/8TFYiQ
>
右下のシャッフルボタンをタップすると、新しいセットが読み込まれます。一覧で気になった写真をタップすると大きく表示されます。

< http://flic.kr/p/8TFYt1
>
「詳細を見る」でSafariが起動し、該当の写真のストックフォトページが表示されます。

< http://flic.kr/p/8TFYKq
>
Safariでその写真を購入することもできます。使い勝手から言うと、いちいちアプリとSafariを行き来するのがちょっと面倒なので、できればアプリ内で完結してほしいところです。今後のアップデートやiOS4のマルチタスクに期待しておきましょう。ただ、Safariからアプリに戻った時に先程の状態がキープされていますので、探しものの途中で見失うこともないでしょう。

★を付けてマークしておくと、一覧表示でもサムネイル上に★印が付いて、リロードしてもキープされます。しかもその写真に似たものが次から現れるようになります。
< http://flic.kr/p/8TCSZH
>


◆Flipboard(無料)
< http://itunes.apple.com/jp/app/flipboard/id358801284?mt=8
>
< http://www.flipboard.com/
>

ソーシャルマガジンアプリ「Flipboard」は、iPadの魅力をたっぷり堪能できるアプリ。雑誌をぱらぱらめくっている感覚で、自分が登録したサイトに掲載されている写真を見ることができます。また、TwitterやFacebookのアカウントやリストも登録できるので、フォローしている人がアップした写真も雑誌風に眺めることができます。普段の文字ベースのタイムラインと全然印象が違っておもしろいですよ。
< http://flic.kr/p/8TH7p5
>

前回紹介した、報道カメラマンが撮影した高画質写真を閲覧するアプリや、先のストックフォト閲覧アプリのようなプロが撮影したものとはまた違った、友人や知人が普段の生活の中でなにげなく撮ったタイムライン上の写真は、それはそれでインスパイアーされることが多く楽しめます。

起動すると写真のスライドショー。雑誌の表紙の部分です。
< http://flic.kr/p/8TDKqe
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フリップしてページをめくります。ここが雑誌の目次のページになります。好きなコンテンツをいろいろ登録してみましょう。
< http://flic.kr/p/8TGRoL
>

FacebookとTwitterのアカウントを登録。
< http://flic.kr/p/8TGRtq
>

アカウントとの連携が完了すると、目次のページにタイムライン上の写真が表示され、これらの写真も数秒ごとにパラパラと変化します。目次だけ見てても楽しい。
< http://flic.kr/p/8TGRKf
>

他にまだ空欄があるのでタップして興味あるコンテンツを追加してみましょう。
< http://flic.kr/p/8TDL2k
>

アイデアの宝庫「FFFFound」も閲覧できますよ。
< http://flic.kr/p/8TGS8o
>

これらのアプリを使ってアイデアを創出するきっかけとするだけでなく、人が撮影した写真をいっぱい眺めていると、「こんな写真撮ってみたいなぁ」とか「この場所どこだろう?」とか「どんなライティングだろう?」など色んな疑問や好奇心がわいてくるはずです。人が撮った素敵な写真を沢山見るということは、写真の上達にもつながると思います。

デスクでパソコンを使っての作業ではなく、ゆったりソファでくつろぎながらリラックスしてiPadで写真をたくさん眺めるのはとても贅沢なひととき。いろんなアイデアがいっぱい湧いてきますし、写真を撮りに外へ散歩に行きたくなります。そこでまた新たな発見があるという、ポジティブな循環がはじまりますよ!

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41
>

今日の深夜24時、アップルから何か発表があるみたいですよ!「Tomorrow is just another day. That you'll never forget. 明日、いつもと同じ一日が、忘れられない一日になります。」何でしょうか? あれでしょうか? わくわくしますね♪
< http://www.apple.com/
>
< http://www.apple.com/jp/
>

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■編集後記(11/16)

・海外のBC級映画DVDをたくさん見て来たが、初めからお笑いを狙ったものは少なく、大抵はメジャーな映画の便乗作品で、情けないほどのチープさが笑いのひとつの要素だった。先日、久しぶりに国産の笑える映画に出会った。あの名作「片腕マシンガール」の井口昇監督による「ロボゲイシャ」である。芸者とロボットという日本が誇る2大アイテムを合体させた秀逸のばかばかしさ。芸者の姉と付き人のヨシエは、影野製鉄の御曹司により裏稼業の殺人芸者マシーン育成組織に拉致されて......という話だが、悪の組織といっても男二人と裏芸者数人だものな、しょぼい。果ては、ヨシエはトランスフォームするわ、製鉄ビルは手足が出て動き出し富士山に登るわ、分かりやす過ぎるギャグと「ンなバカな」と絶句の展開、ああ快感快感。一時期の永井豪の漫画みたいだ。思わず吹き出す映画なんて、もう何年も見ていなかったから、これは傑作かもしれない。でも、あれはロボットではない。サイボーグです。誰一人感情移入できないマイナーな役者陣の中、やっぱりいつもの竹中直人がいた。/白鵬の連勝記録を止める役は、他の誰でもなくこの人、稀勢の里にやってもらいたかったから、昨日はご機嫌。やったぞ日本。第3のビールに加えて「日光戦場ヶ原鬼ころし山田錦純米酒」も鱈腹飲んじゃったから、例によって頭が重い今朝。外でならいくら飲んでもまったく平気なのになんでだろう。(柴田)
<
>
「ロボゲイシャ」予告編 笑えます!
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0031JP4SK/dgcrcom-22/
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→アマゾンで見る(レビュー10件)

・Try WiMAXしてみた。データ通信カードを15日間無料貸し出ししてくれるもの。外出先でも自宅でも、無線LAN。私が借りたのは「URoad-7000SS」。手のひらに載る薄くて小さなカードでとても軽い。約104(W)×62(D)×14.8(H)で約117g(バッテリー込)。なかなか快適。下りは40Mぐらいは出たように思う。が、上りが遅い。Web制作のお仕事をしているので、修正してアップ、という通常仕事に時間がかかるのは困る。外出先で上りスピードが必要な人ってそう多くないだろうから、贅沢なこと言っているよなぁ。/返却した後、隣の姉妹店で家人のPSP版「タクティクスオウガ 運命の輪」の引き取りをし(予約特典はタロットカード)、エネループの追加購入をとコーナーを見ると、見たことのない商品が。5周年記念の限定品「eneloop tones glitter」、8色ラメ入りカラーパック。クレヨンを買おうか迷っているうちに売り切れてしまったので速攻購入。通常4本パック2つより安いよ。日曜日に発売されたばかり。(hammer.mule)
< http://www.uqwimax.jp/service/trywimax/
>  Try WiMax
< http://www.uqwimax.jp/service/product/uroad7000.html
>
URoad-7000SS
< http://www.square-enix.co.jp/tacticsogre/
>
タクティクスオウガ
< http://jp.sanyo.com/eneloop/lineup/tones_glitter.html
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グリッター
< http://jp.sanyo.com/eneloop/lineup/tones.html
>
クレヨン
< http://digi-6.com/archives/51612322.html
>
DTMで『プロディジー』の神トラックをゼロから再現していく凄いヤツ
< http://karapaia.livedoor.biz/archives/51785704.html
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5ヶ月間毎日、交通事故で亡くなった主人の帰りを道路わきで待ち続ける犬