[3131] 家の仕様決定にラストスパート

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《ありがとう、ジョブズ。R.I.P.》

■買物王子の家づくり[15]
 基礎工事が終り家の仕様決定もラストスパート
 石原 強

■ショート・ストーリーのKUNI[104]
 カメラ
 ヤマシタクニコ

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 ASIAGRAPH 2011 in TOKYO

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 まにゼミ番外編「位置情報の活用を考えてみよう特集」



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■買物王子の家づくり[15]
家の仕様決定にラストスパート

石原 強
< https://bn.dgcr.com/archives/20111013140400.html
>
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工事が目にみえて進行しています。最初は基礎工事です。毎週末に現場に足を運びます。平日は仕事なので工事中の様子を見に行けないのが残念。どこまで工程が進んだかな、どんな風になっているのかなと、いつもソワソワします。

●家の基礎ができた

一般的に住宅の基礎は「布基礎」と「べた基礎」があります。構造は自分で選ぶものではないのでプロにお任せです。我が家は「べた基礎」、建物の下の全面を鉄筋コンクリート盤にした構造です。基礎全体で建物を支えるため、不同沈下に対する耐久性や耐震性に優れているそうです。

まずは更地の状態。
< https://bn.dgcr.com/archives/2011/10/13/images/01 >

ひと月前に地盤改良が終わっています。これから工事がスタートです。既に工事が進んでいる隣家を見ながら、我家が立ち上がっていく姿を想像すると、否が応でも期待が膨らみます。

捨てコンが終わった状態。
< https://bn.dgcr.com/archives/2011/10/13/images/02 >

盛り上がったところが部屋、周りの凹んだ部分が壁になります。なんとなく間取がイメージできるようになりました。

鉄筋組みが終わった状態。
< https://bn.dgcr.com/archives/2011/10/13/images/03 >

ここで、構造設計のヨコヤマさんが配筋の確認、続いて住宅瑕疵保険の検査が行われました。フルヤさんから、どちらも問題なかったとの連絡がありました。台風の後だったので、ところどころに水が溜まってます。

コンクリート打設が終わった状態。
< https://bn.dgcr.com/archives/2011/10/13/images/04 >

コンクリートはポンプ車で流し込んだということ。きれいに平らに仕上がっています。見に行った日は雨の後で、コンクリートは濡れていました。工程ごとに雨が降るので大丈夫なのかな? と思ったけど、作業をした後であれば問題ない、急に乾燥するよりも、かえって良いのだということです。

立ち上がりのコンクリート打設が終わった状態。
< https://bn.dgcr.com/archives/2011/10/13/images/05 >

こちらは一輪車を使って、手作業でコンクリートを流し込んだということです。10月にしては気温も高かったので、職人さんたちは汗だくで作業をしていたそうです。あとは養生して型枠を外して仕上げれば基礎が完成です。

●家の仕上げを決める

家の仕様決定もラストスパートです。壁、床、窓などの色や質感といった仕上げの部材を決めていきます。目に見える部分、触れる部分だから特に重要です。休日の午後、フルヤさんの事務所で打ち合わせです。

外壁は「黒」と決めていましたが、サイディング材はメーカーによって、色やデザインが少しずつ違います。すっきりした見た目にしたいので、カタログを見ながらシンプルなストライプ状のものを選びます。これを縦に張る予定です。

色は、とにかく「ブラック」と表記のあるものを選び、サンプルを並べて見ました。みんな同じように見えます。でも外だと印象も異なるということで、日中の現場で確認することになりました。

外に出て陽の光の下で見てみると、ブルーグレーやチャコールグレーに見えるもの、濃いグレーと黒で2色に塗り分けられているものなど、同じ黒といっても少しずつ違います。比べてみて、一番黒く見えるものを選びました。

もう少し大きなサンプルで決定したいので、メーカーに問い合わせてみると、そのサンプルの商品は廃番になっているということです。せっかく選んだのに残念。同じ色の別商品で、再度サンプルを取り寄せて確認することにしました。

外壁にあわせて、玄関に上がるスチール階段も黒、踏み板はメッシュ状にして雨でも滑らないようにしたい。玄関まわりも黒の塗装仕上げにします。玄関は少し暗いけど、家の中は白く明るい空間に切り替わる。そうすると部屋がより広く明るく見えるという視覚効果を期待しています。

玄関の扉は、造作で考えていました。でもオオハラさんからは「動きのスムーズさは既製品が勝る」というアドバイスで既製品も検討します。我が家は玄関扉が正面から見えないこともあり、デザインを少し我慢して使い勝手を優先することにしまた。

外壁の黒にあわせて扉も黒にしたい。しかし黒い扉というのは少ない。カタログで見つけた「YKK AP < http://www.ykkap.co.jp/
>」の引き戸「コンコード」から選ぶことにしました。品川にあるショールームに出かけて確認します。すると黒は廃盤になっていました。

普通のドアなら黒が選べるので、フルヤさんに特注できるか確認してもらったところ、工務店経由で確認するとのことでした。建材や設備は、直接取引がある人が問い合わせすると、回答が異なることが多いのです。

サッシは「トステム < http://tostem.lixil.co.jp/corporate/
>」の「デュオPG」です。窓枠の色も決めます。外壁にあわせると黒だし、屋内にあわせると白かシルバーになります。決めかねていると、フルヤさんが過去の仕事の写真を見せてくれました。サッシが違うと印象もがらっとかわる。迷ったけど外壁にあわせて黒にしました。

屋内の壁紙は、赤坂アークヒルズにある「サンゲツ < http://www.sangetsu.co.jp/
>」のショールームで確認します。大きなパネルに張られた壁紙がずらりと並んでいます。自然な色がとマットな質感が欲しいので、珪藻土とか漆喰塗装が施された自然素材の壁紙を候補としてサンプルをもらってきました。

屋内床のタイルも探します。一階の洗面所の床がタイル仕様です。室内で使うならあまり大判は割れる可能性もあるので、30mm角程度が良いとアドバイスを受けて選びます。洗面所は清潔感のある白を選びたい。同じ白でも、光沢ありとマットなもの、少し生成りっぽい白から純白まで、さらに柄のありなしなど、様々な種類があります。

タイルは冬がちょっと寒そうだなと思っていたら、INAXには「サーモタイル」という冷たさを和らげるタイルがあります。タイルに空気を含んだ断熱層があって、足の裏から床に熱が逃げない仕組みになのだそうです。普通のタイルを並べて手をあててみると、少しだけど冷たさがやわらぐ感じがしました。

二階のトイレは、フローリングに塗装仕上げにしようと思っていました。しかし「フローリングの隙間が嫌、掃除ができない!」という妻の猛反対により、一階と同じタイル張りに変更しました。

そのほかにも照明器具の場所、階段の形状、屋内扉や造作家具の仕様などを確認して、図面への反映と再見積を依頼しました。あとは現場で確認しながら最終調整をしていくことになります。

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9月は台風もあってスケジュールに影響しないかヒヤヒヤしました。幸い作業日は晴れていたので問題なし。今月中には上棟を迎えられそうです。
家づくりって、こんなに決めることが多いとは思いませんでした。だけど、決めることが減ってくると、ホッとするやら、さびしいやら複雑。

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■ショート・ストーリーのKUNI[104]
カメラ

ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20111013140300.html
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私はカメラです。
どこにでもある、いわゆるコンパクトデジカメ。
私がいまの持ち主に買われてからすでに5年と6か月がたちます。
当時は最新機種だった私も、今では時代遅れの旧型デジカメにすぎません。

さまざまなものを、私は写してきました。その日の昼食。道ばたの猫。刻々と姿を変え、少しもじっとしていない雲たち。電線。イルミネーション。ちょっと変わった看板。街を行き交う人たち。

かしゃっ。
かしゃっ。

「ヤガワさんってしょっちゅう何か撮ってますよね」
「ブログでもやってるんですか?」
「いや。別に」

言われたヤガワさん......私の持ち主......の答はいつも同じです。確かに、ヤガワさんが撮った写真を加工したり、何かに使ったりということはなく、ただ撮るだけのようです。

ともあれ、そういうわけで日中はいつも、私はヤガワさんのポケットに入っています。

私はたぶん、ヤガワさんについてかなり多くのことを知っています。

「このケーキ、おいしい! ヤガワさんも食べたら?」

私はこのひとを知っています。
今、テーブルをはさんでヤガワさんの向かい側にいる女のひとはヤガワさんと同じ会社に勤めています。彼女はとても若く、髪も肌もつやつやしていて、声は陽の光にきらめくしずくのようです。

「ぼくはいいよ。それより君を写してあげるよ」

ヤガワさんは私をポケットから取りだし、私を彼女に向けます。私の視界はケーキのひときれをフォークに刺し、笑いながらポーズをとる彼女でいっぱいになります。

かしゃっ。

カードにいったん記録された彼女の写真はそのあとパソコンに移され、なぜか階層の奥深く、暗号のような名前をつけたフォルダに収められます。フォルダには膨大な枚数の写真が入っています。

花壇の前でほほえむ彼女。大笑いしている彼女。
雪の日の彼女。真夏の彼女。
後ろからそっと撮った、うつむく彼女。

彼女が私の持ち主を呼ぶ呼び方はふたつあります。
ひとつは「ヤガワさん」。
もうひとつは「係長」。
呼び方によって彼女の表情は少し異なる、ような気がします。

別のある日。
私は夜の居酒屋のざわめきの中にいます。
「ヤガワが元気そうでよかったよ」
「まったくだ」

たくさんの皿や小鉢が並んだテーブルをはさんで、ヤガワさんの前には男の人がふたりいます。ひとりはメガネをかけてひげを生やし、コーデュロイのシャツを着たひと。もうひとりは髪を束ね、メガネをかけてないけどやはりひげを生やし、薄手のパーカを羽織っているひと。

私はふたりを知っています。
かつて何回も、私はふたりを含む事務所の仲間達を写したことがあるのです。

「いまの仕事、どう?」
「営業だっけ。きつくないか」
言われてヤガワさんはグラスを口に運びながら答えます。

「きついけど。まあなんとかやってるよ」
「またいっしょにやりたいなあ」
「うん。おれ、ヤガワだったらこんなとき、どんなデザインするだろう、と思ったりするんだ」
「おれも」

「もう無理だよ。最近は変化が速いだろ。何年もブランクがあると、もうだめ」
「そんなことないよ。結局ものいうのはセンスだと思うし」
「それに、おまえのだじゃれ聞きながら仕事したいんだよね」
「そうそう、おまえのくっだらねーだじゃれをね」
ヤガワさんはわはは! と笑います。

「記念写真、撮ろ!」

カメラをセットして、ヤガワさんもふたりの横に並びます。私の視界の中で3人の男が笑っています。私のシャッターボタンが音を立てます。

かしゃっ。

その写真はヤガワさんのパソコンの「友人」というフォルダに収められました。

私は知っています。
夜中、私をベッドのそばの小机に置いたまま眠るヤガワさんが時々顔をゆがめ、夢の中でだれかに責められていることを。

すまない
すまないって いってるだろ

ごめん

しゃっきんさえ
なかったら な

木曜日。ヤガワさんは彼女を誘い、会社の営業車で少し遠い店に昼食に行きます。その店のそばにはコスモスが咲く小さな農場があり、コスモスは自由に摘み取ることもできるのです。

かしゃっ。
かしゃっ。

ヤガワさんは何枚も、コスモスの中の彼女を撮りました。10月とはいえ、日中はまだまだ暑いくらいです。
「係長、わたし」
「うん?」

「わたし、結婚することになったんです」
「ええっ? そうなんだ」
彼女はほほえみ、まぶしそうに陽の光に目を細めながら、うなずきました。
「そうか。そうか」

ヤガワさんもほほえもうとしましたが、なんだか、ほほえみ方のマニュアルを必死で一行ずつ読んでは実行しているとでもいう風でした。

「はい、プレゼント」
彼女がヤガワさんにコスモスの束をわたしました。

私は一台のカメラにすぎません。
私に人間の細かな感情がわかるはずもありません。私の役割はただ、目に映った瞬間を切り取り、とどめておくことです。

でも、私は知っています。
その夜、コスモスの束を手にしたヤガワさんが広くてにぎやかな通りを歩いていたとき、不意にその足が止まったこと。

コンピューターショップの店頭に丸いメガネをかけた人のモノクロ写真が掲げられ、たくさんの人が次から次へと花束を置いていったこと。その瞬間まで何も知らなかったヤガワさんが、目を見開いてぼうぜんとしたこと。涙がこぼれてきて、あわててハンカチを探してぬぐったこと。

そして、ポケットから私を取りだし、いや違う、そうじゃない、とつぶやいてまたポケットに戻したこと。いったんその場を通り過ぎ、いくつものことを考えながら地下鉄の改札まで来てふと自分の手の中のコスモスの束に気がつき、はっとしたこと。それからまた階段をのぼり、100メートル余りも小走りで戻って、それを献花の山に加えたこと。

駅前の本屋で立ち読みをして、そのあとコンビニに寄り、アパートのドアを開けると、室内はすでに灯りがついていました。
「来てたのか」
キッチンの椅子に座った女の人にヤガワさんが声をかけました。

私は知っています。
大きな目と少しハスキイな声の持ち主であるその女の人が、いまは別居しているヤガワさんの妻であることを。
「死んじゃったね」
「うん」
「ニュースで聞いたから来たの。なんだかしんみりしちゃって」
「うん」
「今夜は追悼よ」

ヤガワさんの妻はテーブルの上にワインの瓶とグラスを並べました。
ヤガワさんはポケットから私を取り出しました。
「あ、そのカメラまだ持ってるんだ」
「ん? うん」
「それを買っていちばん最初に撮ったのが私、なんだよね」
「そうだったかな」

私をセルフタイマーにセットして、ヤガワさんは妻の隣に行き、肩を抱きました。5年と6か月はなんと長いのでしょう。私はいったい何万枚の写真を写したことでしょう。そして、また一枚。

かしゃっ。

2011年10月6日の夜でした。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
< http://midtan.net/
>
< http://yamashitakuniko.posterous.com/
>

遅れてやってきてしかもスローペースのiPhoneユーザー・私。とりあえずは、iPhoneで写真を撮ったりinstagramで加工して楽しんでいる。flickrでも検索するとiPhoneと名のついたグループがいーっぱいあって、みんな「どうだい!」とばかりに自慢の写真を見せ合っている。わくわく。こんな楽しみもジョブズが与えてくれたものだ。

ありがとう、ジョブズ。R.I.P.

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■展覧会案内
ASIAGRAPH 2011 in TOKYO
< http://www.asiagraph.jp/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20111013140200.html
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アジアグラフは、アジア独自の多様な文化と、科学と芸術の融合が生み出すアジア独自の優れたデジタルコンテンツを更に発展させるために、世界の第一線で活躍するアジアの研究者とクリエイターが集い、先端技術の発表や作品の展示を行う、学術・芸術・展示が一体となった総合イベントです。

◎ASIAGRAPH CGアートギャラリー CGアニメーションシアター
会期:10月20日(木)〜22日(土)10:00〜17:00
会場:日本科学未来館1F(東京都江東区)

ASIAGRAPHでは、優秀なCG作家と作品が国を越えて交流することで、新たな創造と産業がアジアから生まれることを願い、優れた作品の発表展示の場として「CGアートギャラリー」を開催して来ました。今年度も、日本、中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナムから約30名の招待作家を迎え、多様な作品群を展示いたします。

◎CGアートギャラリー公募展示部門
会期:10月20日(木)〜22日(土)10:00〜17:00
会場:日本科学未来館1F(東京都江東区)

ASIAGRAPH CGアートギャラリーでは、広くアジア地域から作品公募を行うことで、より自由なCG表現を受け入れる作品展示を目指して参りました。今年度もアジア10の国と地域から約500点の応募がありました。中でも動画(アニメーション)作品公募第二部門は、アジア10カ国14人の審査委員による国際審査が行われ、入選作品を決定いたします。アジア各国それぞれ固有の価値観とニーズを反映し、尚かつ公平な審査によって選定された入選作品は、アジア全体から支持された作品と呼ぶに相応しいでしょう。

◎CGWORLD 2011 -クリエイティブカンファレンス-
日時:10月23日(日)12:30〜19:30 ※開場12:00予定
会場:文京学院大学(東京都文京区)

ASIAGRAPH CGアートギャラリーでは、ASIAGRAPH 2011 in Tokyo会期終了翌日の10月23日に、東京都文京区の文京学院大学本郷キャンパスに於きまして、株式会社ボーンデジタル、CGWORLDと共に『CGWORLD 2011 -クリエイティブ カンファレンス-』を開催いたします。ゲームや映像業界に向けて、メイキングや技術プレゼン、ディスカッションなど様々な内容のセッションを用意しております。全セッション無料でご参加いただけます。(※事前登録制)
イベントの詳細/申し込み:
< http://www.borndigital.co.jp/seminar/detail.php?id=221
>

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■セミナー案内
まにゼミ番外編「位置情報の活用を考えてみよう特集」
< http://m2.cap-ut.co.jp/event/semiX01/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20111013140100.html
>
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SNS、ゲーム、地図サービスなどの分かりやすいところから、検索エンジンの裏側やWebサイトの裏側といった目に付きにくいところまで、Webサイトやアプリ上で様々な利用をされている位置情報。
気にはなっているけれど使ったことはない、取り入れ方が分からない、といった方も多いのでは? と企画したのがこのセミナー。

エンジニア、プランナー、位置情報サービス事業者と、様々な角度から「位置情報」のことを整理してみようと思います。これからWebで位置情報を取り入れようと考えている制作者・企画者の方、あるいは新しいアイデアのヒントを求めている方は、この機会に是非!(サイトより)

日時:2011年10月21日(金)19:00〜21:00
会場:デジタルハリウッド大学院大阪キャンパス 地下セミナールーム(大阪府大阪市北区西天満6-5-17デジタルエイトビル地下1階)
   < http://gs.dhw.ac.jp/utility/access/#osaka
>
参加費:一般3,000円、学生2,000円
主催:まにまにカレッジ、デジタルハリウッド大学院、大阪デジタルコンテンツ創出協議会

内容:
・Webアプリケーション開発での位置情報活用
 村岡正和(バスタイムフィッシュ代表、HTML5-WEST.jpコアメンバー)
・未定
 杉本展将(株式会社ウィズテクノロジー代表)
・位置情報のマーケティング活用事例・開発事例と今後の予測(仮)
 安藤達也(株式会社サイバーエージェント)
・IPからの位置情報活用事例とGA連携で広がる可能性(仮)
 谷英司(サイバーエリアリサーチ株式会社 大阪支社長)

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■編集後記(10/13)

・政治家が好んで使う言葉に「お訴え」なるものがある。いや〜な響きだなと不快に感じていたら、河合祥一郎東大教授(英文学)が読売のコラム「いやはや語辞典」で「そもそも『訴え』という言葉には、相手の注意をむりにでも自分に向けようとする強い意味があるので、これに丁寧語の『お』はそぐわない。ましてや、謙譲語の『させて頂く』をつけてしまっては、本気で訴えていないことを暴露しているようなものだ。慇懃無礼どころか、政治家として真剣さに欠け〈略〉『お訴えさせて頂く』相手は、票さえ入れてくれればいい客さという心(相手との距離感)が透けて見えるのだ」と、バッサリ斬り捨ててくれたので溜飲が下がった。「ノーサイドにしましょうとお訴えしました」と言ったノダ首相、どこが演説上手なノダ? 訴える力がまったくない。つまり指導力ゼロということである。「バカな話だ。乗ってはならないバスに乗ってはいけない」「あんなものはナンセンス。日本が飛びついてやることではない」とTPP参加に反対姿勢を明らかにしている亀井静香は、敬語をほとんど使わないから話がまどろっこしくない。ストレートで気持ちいい(ときどき変なこと言うけど)。どうせ正しくつかえっこないのだから、政治家の敬語は禁止したほうがよろしいのではないでしょうかとお訴えさせて頂きます。(柴田)

・4時起きして、iPhoneのOSをアップデート。が、復元中にエラーが出て進まない。繰り返すこと数度。皆が起きる時間だと混むじゃないか。あ、これって世界規模だから関係ないのか。むしろお昼の方が空いていたり?/昨日、やっと4S(64GB黒)の予約をしにソフトバンクへ。auのことも考えたが、今持っている3GS本体の残債を免除してくれるというので、早く4Sに変更できるソフトバンク継続を決める。まんまと乗せられてますぜ。私の行動範囲だと、電波の弱いときはあるものの、使えないってことはないし。auだと着信中にメールが届かないという噂も聞いて、それは困るなぁと。Googleカレンダーの通知や、留守電通知の割り込みなど、必要な場合があるから。あと2日で発売されるのに予約も何もないだろうとは思ったが、発売されてもしばらくは手に入らないだろう。このショップでは、4の発売時よりは予約総数は少ないらしい。お店は適度に混んでいて、並ばずに接客してもらえた。いる人、来る人、みーーーんなiPhoneの予約。iPad2を触っている人もいたわ。解約時期の話を熱心に質問している人も。わかるわ〜。「実質」金額とか、今回のように2年目途中での継続とか、わかりにくい。契約期間と機種割賦金の支払い時期が違うため、契約満了期間内(解約手数料のかからない時期)に解約しようとしても、割賦金からの割引時期がずれるため、全期間割引にならないことがあったりするし。(hammer.mule)