[3150] 自分の目、節穴、過信

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《自分でも確かめろ》

■わが逃走[94]
 オレはおふとんがすきだの巻
 齋藤 浩

■電網悠語:HTML5時代直前Web再考編[178]
 自分の目、節穴、過信
 三井英樹

■イベント案内
 新潟キログラム2011
 Startup Weekend(スタートアップウィークエンド)東京/京都
 第3回クリエイティブビジネスミーティング関西「CBM関西2011」(京都)



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■わが逃走[94]
オレはおふとんがすきだの巻

齋藤 浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20111110140500.html
>
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おふとん。いい響きだぜ。
オレはガキの頃からやわらかくてあったかいものが大好きなのさ。
どてらとかまくらとか、ぬいぐるみとかな。
そして忘れてはならねえのが、おふとんだぜ。

とくに、しきぶとんさんは寡黙ながらも、孤独なオレを勇気づけてくれる兄貴のような存在なのさ。

会社を辞めてフリーになるときなんざ、さんざん悩みも聞いてもらったしな。
おっと、おふとんに悩みを打ち明けてるオレの姿を本気で想像しちゃあ、いけねえよ。ただ、それくらい安心できる存在だってことを、言いたかっただけさ。

背中が痛い。
このところ朝起きると背中が痛いのだ。
いやむしろ、背中の痛みで目が覚めると言った方が正しい。
最大の原因は、板のように硬くなった敷き布団にある。そうにちがいない。

考えてみればこの布団、いつから使っているのか覚えていない。
20年近く使い続けているような気もしてきた。そりゃ硬くもなるね。
今年の夏なんか、ホントに寝苦しかった。
ただでさえ暑いのに、床の硬さがダイレクトに背中に伝わるもんだから
毎晩悪夢を見て、寝汗をかいて、冷たくて目が覚める。これの繰り返しだった。

それをひたすら耐えて耐えて耐え抜いてきたのだが、
明らかに寿命をすり減らしているという自覚を持ったため、
一念発起して買い替えることを決意したのだった。

とはいえ、冒頭にも書いたがおふとんとは長い付き合いなので、
情がうつってしまったのもまた事実。
この表現に違和感を覚える方も多いかと思うが、
長年付き合っていたせいか、おふとんにタマシイがこもってるような気がしてならないのだ。

なので、いらなくなったから捨てちまうってのも後味が悪い。
とはいえ、人形のように供養してもらうのも少し違うしなあ。

突然だが、昨年6月の小惑星探査機はやぶさの帰還は誰もが感動したことと思う。さまざまな危機を乗り越えてゆく"はやぶさくん"を応援しているうちにいつのまにか機械に人格を感じてしまった人も少なくないはずだ。
もちろんオレもそのうちのひとりだ。

で、いちばん困ったのは全てのミッションを完了して地球へカプセルを送った後、機体が大気圏に突入して燃えてしまうってところだ。
日本人の多くは自己犠牲精神みたいなものが好きだからか
「みんな、ぼくのこと忘れないでねー」とか言って燃え尽きてゆくはやぶさくんを想像して涙した訳だが、オレはそんなかわいそうな設定はイヤだ。

なので、はやぶさくんは自らのタマシイをカプセルに移し、無事オーストラリアの大地に着地したと考えることにした。
なので、はやぶさは死んでいない。そう考えると悲しくないぞ!

今回は同じ設定をおふとんにも適用し、
古いおふとんから新しいおふとんへ、タマシイに移動してもらうこととした。おお、そう考えれば後味悪くない!

さて、おふとんを買うなら布団屋に限る。スーパーの寝具売り場は風情がないし、ネットで買うなんざ論外。中でもオレは昭和な佇まいの布団屋さんが大好きなので、数年前にまくらを購入したことのある豪徳寺駅近くの布団店へ向かった。

いわゆる昔ながらの布団屋さんで、店先には季節もの(どてらなど)が下がり、カラフルな『アンパンマン』や『きかんしゃトーマス』のまくらが並んでいる。おばあちゃんと孫が買いにくる姿を想像するだけで微笑ましい。

ガラスの引き戸の脇には座布団やお買い得布団セットが積まれ、よりどりみどりである。布団屋さんという店は、雑貨屋のように買う気もないのにふらっと入って眺めて帰る、なんてことはなかなかできない。

なので、こういう機会に思い切り布団に囲まれる幸せを味わっておこう。ちなみにこの店、『越後屋商店』というのが正式な名称だった。これもまたイイ響きだ。

「ごめんください」と店に入る。「敷布団が煎餅になってしまいまして...」
「はいはい、敷布団ね」
対応してくれたのは、昭和な雰囲気のおばちゃんだ。独立した頃の齋藤事務所の大家さんに似ている。

「こちらが掛布団と敷布団のセット。いちばんお買い得ですね。で、こっちが羽毛で、こっちが西川のムアツ布団です。この羽毛なんて、これからの季節あったかくていいわよ〜」
おお、プロによる商品紹介&解説! これぞ専門店の醍醐味である。

ちなみにオレは羽布団が苦手である。お子様体質なのか、寝るとすぐ体がほかほかしてくるのだ。なので、羽毛布団を使うとものすごく暑くなってしまい、剥いでしまうか布団の外まで転がっていき、風邪をひく。

また絢爛豪華な特上折り詰め寿司パッケージのような柄は、家康あたりならいいかもしれんがオレは落ち着かん。
オレ的には地味な綿の布団が好みなのだが...。

すると、あった! なんともやわらかく、安心感のある重さ。手触りもイイ。
柄も"子供の頃、"おじいちゃんちに遊びに行ったときに寝たおふとん"的印象でとても好感が持てる。
かなり人目惚れな勢いで興奮しながら触感を確かめるオレ。
「これはね、うちの職人の手作りで...」
やはりな。作り手の誠実な姿勢を感じる。
「これください、これにします!」瞬時に決断す。

それにしても、ああなんて安心感のある肌触りなのだろう!
これからこのおふとんで寝られるかと思うとまさに夢心地である。
金壱万九千八百六十円也。

会計の後、「おうちに届けてください!」とお願いすると、担当のおじいちゃんはもう寝ちゃったので翌朝の配達ということになった。
ああ、明日からあのおふとんで寝られるのか...想像しただけで口元がゆるむ。
その晩は遠足の前日効果と背中の痛みでなかなか寝つけなかった。

翌日の10時半、おふとんが届く。「こんにちは、越後屋布団店です」。
ドアを開けると西村晃の黄門様を若くした感じのおじいちゃんがでっかい風呂敷を担いで立っていた。

おじいちゃんがおふとんを風呂敷に包んで届けてくれる!
なんて素敵な!!

きっとサンタはこれを真似たに違いない。
一足早いクリスマスプレゼントを受け取る子供のごとく、届けられたおふとんを抱えてひとり喜びの舞を舞うオレ。
早速寝室へ向かい、今まで使っていた敷布団に重ねてみる。
タマシイはちゃんと移動してくれたかな。

少し開いた障子の隙間からさす光が、おふとんに落ちる。
おお、今夜はぐっすり眠れそうだ。

【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/
>

1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

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■電網悠語:HTML5時代直前Web再考編[178]
自分の目、節穴、過信

三井英樹
< https://bn.dgcr.com/archives/20111110140400.html
>
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プロジェクトが祭る。いたる所に火が灯りメンバーが騒がしく右往左往する。余り嬉しくないけど、微妙に不謹慎にワクワクする祭り。そのお祭りに至る道には傾向がある。分かっている。けれど避けられずに何度も迷い込む。

   どうして君は他人の報告を信じるばかりで、
   自分の眼で観察したり見たりしなかったのですか。
          ガリレオ・ガリレイ「天文対話」

この言葉を目にするたびに、「すいません」と声に出しそうになる。いつもいつも丸投げで仕事をしている訳でもないのに、何回かの「火傷」を思い出して、懺悔する気分。あの時、ちょっと時間を割いて自分の目で確かめていたなら、と苦い思い出が蘇る。



サイトを公開したり、アプリケーションを開発して、納めた後に愕然としてしまう失敗。まったく機能がダメとかの場合はまずない。さすがにそれは検証段階で分かって、手を打つ。すべての場合に事前に有効な手が打てる訳ではないけれど、手は尽くす。開発のレベルから折衝的政治的なレベルまで様々。最悪リスケ(公開延期)、深刻度によっては、稼働中のシステムに対して、気付かれる前に修正するなどの隠密行動もとる、ハラハラしながら。

さすがにリスケともなれば別だけれど、大きな問題よりも、小さな問題の方が、心象的に大きな「祭り」だと認識する気もする。尾を引く。ちょっとした確認作業を怠ったせいで、例えばIE6で表示が崩れたり、リンクが外れてたり。ささいな不注意だからこそ後悔する。うじうじ悩む。

大きな問題は、基本的に何らかの言い訳が存在する。それが、決して許されるものではないにせよ。しかも、ある程度公開時点で分かっている問題となっている場合が多く、残念な形にせよ、公開するという決意のもとでその日を迎えているので、心理的な葛藤は終わっている。でも小さなものにはそれはない。気付くべきものであり、気付いたら何かしら手を打ったはずのものだから。

巨大なサイト開発だったり、そもそも短工期だと、確認範囲は開発の進捗とともに日々拡大し手に負えなくなる。だからチームが存在し、分業し、皆で検証を進める。つまり全部を我が目で確認することは、ワークフロー上はあり得ない場合もある。それでも、この言葉に対しては頭を下げたくなる。



ガリレオは、他人を信じるなとは言っていない。疑うことを薦めている訳でもない。さらに、疑うことと信じていないこととは同じではない。単に自分でも確かめろと言っている。

地球が動いているなんて信じられない、天が動いているのだ。そんなことは、考えるまでもない、当たり前だろう。この地面が動いているなんて、バカバカしい。そう固く信じ認識している人に地動説を説く。それは自分の目で観測した結果がそう"ささやく"からだ。その内なる声を無視することは、彼にはできなかった。

モチベーションの根幹が、正義感なのか、地動説そのものへの感動なのか、反骨なのか、その辺りはよく分からない。でも彼は「定説」や「固定概念」と格闘した。科学的な間違いも犯したようだが、それでも信じて闘い抜いたと言っても良いんだろう。



そうした生き様が、この言葉に更なる重みを与えてくれる。名前を見た瞬間に、グッときたものがズシリとくる。そして、自分が我が目で確認してこなかった諸々を思い出す。そうすると、敵が自分の外だけでなく、内にもいることに気付く。

自分の中にある固定観念を客観視するのは難しい。考えることもなく反射的にそう思い込んでいる部分も多い。自分が当たり前と思っていることが、全然常識外れだったりもする。私の常識、あなたの非常識。何故「常識」としたのかを、一度くらいは検証すべきことも多いはずだ。

Web屋の仕事、ブラウザ検証や情報設計の段階。これは動いて当たり前じゃん、こーなっているに決まっているじゃないか、フツーここクリックするでしょ、そんな言葉にあたる部分だろうか。自分を検証する鏡のようなものがないままプロジェクトを進めると、迷ったことすら気が付かない。

ユーザテストをしてみて、えーっそこでそれクリックするの? とか、げっ...そうレンダリングされる訳? とか、マジ? とか叫びそうになることもある。想定外の動きを見せつけられて、そーくるのかぁと平静を装いながら冷汗で対応策を考える。軌道修正を脳内でシミュレーションする。想定外の結果に終わったことを見つめて自問する、私は自分の目で確かめようようとしたか。

生き方。あの人に文句を言っても駄目だろう、ルールはルールなんだから、私なんぞが何を言っても...、あの人に逆らうなんて。常識とか大人対応とかいう言葉の陰で、自分の中の固定概念が硬直化していく。試してみる前から、諦めて当然のように思ってしまう種類の壁がある。でも、やはり思うべきなんだろう、本当に越せない壁なのかを自分の目で観察したっけ?



結果論的に言うと、事前に問題を見抜けない自分の目が節穴なのである。想定がどうとかは言い訳でしかない。プロなんだから。

自分の目で確認しなくなると、恐らくこの「我が目節穴化」のスピードが速まる気がする。想定という枠を作っているつもりが、本当に小さな範囲をその名で呼んで、そこから1ピクセルでもズレたら「我関知せず」となり、見ていても見えていない状態に陥る。メンバーを信じると言いつつ丸投げになる。

そしてその自分が見ている小さな土俵を大きなステージと勘違いして、そこでの成功事例を自分の才能の結果だと過信して、更に土俵を縮めて勘違いを重ねる。過信や勘違いは、経験や正しい自信以上に蓄積される。危うい。間違った人生への入り口が、大口を開けて待ち構えている。



ガリレオの言葉は、時折こう見える、「"何故"自分の眼で"自分を"観察したり見たりしなかったのですか」。

老眼性錯覚だろうか。自分は、一番近くいるからこそ見えにくいものだろう。自分のセンサーとそれを使うタイミング、文字通り見誤らぬようせねば。精進精進。

◎ガリレオの人生を、自分の目で確かめる方法を下記に。小学校以来触れていない方は、新たな発見があるやもしれません。闘ってます。頭が下がります。

   ▼ガリレオ・ガリレイ - Wikipedia
   < http://goo.gl/MmcZ2
>
   ▼世界天文年2009ホームページ
   < http://www.astronomy2009.jp/index.html
>
   →世界天文年2009:ガリレオの生涯 - トップ
   < http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/life-g/index.html
>
   ▼天文対話(岩波文庫)mitmix@Amazon
   ・天文対話〈上〉< http://goo.gl/y9sDS
>
   ・天文対話〈下〉< http://goo.gl/mgCK2
>

【みつい・ひでき】Twitter:@mit | Mail:mit_dgcr(a)yahoo.co.jp
< http://www.mitmix.net/2011/11/178.html
>
・AdobeさんモバイルのFlash撤退ですか、なんだか無念感が
正式発表:アドビ、モバイルブラウザ向けFlashの開発を終了。HTML5へ注力
(Engadget Japanese)
< http://japanese.engadget.com/2011/11/09/flash-adobe/
>

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■イベント案内
新潟キログラム2011
< http://niigm.com/news/kg.html
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< https://bn.dgcr.com/archives/20111110140300.html
>
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〈主催者情報〉

新潟でデザイン業務に関わっている、デザイナーやオペレーター、プログラマー、ディレクターなどすべてのクリエーターの「もっとデザイン力を磨きたい」「全般的な知識が欲しい」「他社はどうしてるの?」などなど学びたいをサポートするための勉強会です。

日時:2011年12月17日(土)13:00〜19:00
会場:GIA(専門学校新潟国際自動車大学校)新潟市中央区紫竹山5-2-10
定員:150名
参加費:1セッションにつき:1,000円〜(全6〜7セッション)
通し券:5,000円 通し券早割:4,000円(11月17日までのお申込みです!)
主催:新潟グラム実行委員会
協力:ポルトプラディア、ツムジグラフィカ、FSK、GIA、CSS Nite実行委員会
ほか

●セッション内容と講師
漆原尚(ポルトプラディア)
「人生いろいろ、色、いろいろ 〜ウェブデザイン着せ替え図鑑編〜」
鷹野雅弘(スイッチ)
「スマホ対応サイト制作のカギとなるレスポンシブWebデザイン」
矢野りん
「インターフェイスデザインの考え方(ワークショップ付き)」
高橋徹(ツムジグラフィカ)
「コンセプトやプロセス。デザインに関する手がかりについて」
石川竜太(フレーム)
「パッケージデザインで商品価値を変換」
迫一成(ヒッコリートラベラーズ)
「シビックプライドの視点から見た上古町商店街とデザインの関わり。」

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■イベント案内
Startup Weekend(スタートアップウィークエンド)東京/京都
< http://tokyo.startupweekend.org/
>
< http://kyoto.startupweekend.org/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20111110140200.html
>
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〈主催者情報〉

Startup Weekendは、開発者、グラフィックデザイナー、マネージャーなど起業精神あふれる精鋭たちが結集して、54時間内に新しいコミュニティー、プロジェクトや会社を立ち上げる、情熱的かつ創造的なイベントです。2007年にスタートし、米国だけでなく、パリス、アテネ、ロンドン、ウィーンなど各都市で成功を収めています。

そこはあなたにとって「熱意とスキルを持った人々」とつながる絶好の機会となるでしょう。高いモチベーションを持った開発者をはじめとして、ビジネスマネージャー、スタートアップに熱意を持つ人々、マーケティング専門家やアーティストたちが集う場所で、あなたは暖めてきたアイデアの構築に必要な仲間を得て、起業などの夢を実現するかもしれません。
次世代のイノベーターたちの祭典に参加する準備はできていますか?

※優勝者には、シンガポールで開催されるDEMO ASIAへの参加権が与えられる。

〈東京会場〉
日時:2011年11月18日(金)〜20日(日)
会場:VOYAGE Group(東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス8F)
参加費:前売7,500円

〈京都会場〉
日時:2011年11月18日(金)〜20日(日)
会場:京都リサーチパーク4号館(京都市下京区中堂寺粟田町93)
参加費:前売7,500円
詳細・申込:それぞれのサイト参照のこと。

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■イベント案内
第3回クリエイティブビジネスミーティング関西「CBM関西2011」(京都)
< http://www.designkansai.net/CBM_kansai2011/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20111110140100.html
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〈主催者情報〉

関西で活動するIT・WEB、映像、デザイン分野のコンテンツ企業(クリエイター)と企業とのビジネスミーティング(「CBM関西2011」)を大阪・神戸・京都の3都市で開催しています。

・ご自身の企画のプレゼンテーションをしたいクリエイターの方、
・IT・WEB、デザインを取り入れた商品プロモーションや企業ブランディングをお考えの方、
・コンテンツで解決できる課題の発見と解決に取り組んでみたい方、
・とにかく異分野のクリエイター、企業とのネットワークを形成したい方、
ぜひご参加ください!
各分野で実績のあるコーディネーターがマッチングの促進を図ります。

日時:2011年11月17日(木)18:30〜
会場:京都リサーチパーク 東地区1号館4階中会議室(京都市下京区中堂寺粟田町93)
参加費:無料(全体交流会のみ会費制1,000円程度)
主催:CBM関西2011実行委員会
詳細・申込:サイト参照

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■編集後記(11/10)

・やっと寒くなってきたとご機嫌な妻である。超暑がりということもあるが、これからは鍋のシーズンだからだ。夕食を鍋ものに決めると、支度がとっても楽で、なによりも後片付けが超楽チンだという。普段のメニューより洗う食器の点数が違う。我が家は常におかずが多いので、確かに食後の一仕事は大変だと思う。おでん、寄せ鍋、水炊き、カレー鍋、すきやき、それにオリジナルの「スーパー味噌汁」を回していけば、夕食の献立に悩むことがないという。まあ毎日が鍋系というわけではないが。鍋もののメリットはもうひとつある。多めに作るから残る。それを翌日昼にうどんやご飯を加えて食べる。昼食一回分の献立が自動的に決まるというわけだ。愛読する「Daily Potal Z」で「おでんにクリームチーズというよろこび」という記事を読んだ。おでんにクリームチーズをのせて食べると超絶にうまいという。それはクリームチーズと和風ダシのシナジー効果らしい。「たぶんこれは一瞬の気の迷いなんかでは決してなく、本当の出会いに違いないとおもう」「食べた瞬間から僕の中に耽美な時が流れはじめたのだ」。筆者が味わった(文字通りの意で)衝撃を、大げさなグルメ表現を用いて書き連ねていて楽しい。もちろん写真入りだ。さらにからしを加えると、もうカルテットとしかいいようのない味わいとなる、らしい。玉子は我を失いそうなほどのうまさ、らしい。さっそくトライしてみた結果、たしかにうまいと思った。妻もうまいと言う。でも、次回のおでんではもうやらないんだよな。みなさん、やってみる価値はありますよ。(柴田)
< http://portal.nifty.com/kiji/111017148969_1.htm
>
おでんにクリームチーズというよろこび(Daily Potal Z)

・風呂敷で届くおふとん、素敵!/クライアントチェック。そういう考え方があるのかと思うことしばしば。いろんな意見があるなと。何に重きを置いているかで違う。確認漏れは落ち込む。ひとりの時ならチェックしてても、グループだと甘くなる。つもりはつもらない。/iPhoneアプリ「Seconds Pro」。タイマー。主に運動用。Seconds freeという無料版があって、それは時間のセットを毎回しなければならないのだけれど、機能自体は試すことができる。Pro版はインターバル、ラウンド、サーキット、タバタ式、フリーとしてセットできるし、自分はインターバルタイマーだけでいいや、という人なら個別のものが安く提供されている。Pro版を初めて立ち上げる時にサンプルをダウンロードするか聞いてくるので、バリエーションを知るためにもダウンロードしておくと良い。このアプリはタイマー中のBGMをプレイリストから選べるし、終了10秒前には知らせてくれる。たとえばラウンドタイマーならば、3分運動し、1分休憩をとる形を3セットとする。アラーム音はボクシングにすれば、カーンという音ともに激しいBGMで2分50秒。トントントンという鈍い音でラストスパート。カンカンカンと鳴ると休憩。休憩中は静かなBGMに。トントントンとReadyの声が聞こえてきたら準備。またカーンという音とともにスタート。他にもいろいろと組むと楽しい。ウォームアップやクールダウンの時間を入れたり、20秒は腕立て、休憩後はスクワットという形なら、タイトルを英語にしておけば、次は何だったか考えなくても読み上げてくれる。Pomodoroやってる人にも便利そう。カーンとかGo(MMAサウンド)でのスタートが励みになったりして。(hammer.mule)
< http://itunes.apple.com/jp/app/seconds-pro-interval-timer/id363978811?mt=8
>
Seconds Pro
< http://life-support.cocolog-nifty.com/lifelonglifelog/2009/01/post-c0bc.html
>
タバタ式インターバルトレーニング。私も初めて知った
< http://stack3.com/old/pomodoro_technique.html
>  ポモドーロ
< http://osaka.cssnite.jp/vol28/
>
「マルチデバイスとレスポンシブWebデザイン」は本日夕方から申込開始
< https://bn.dgcr.com/archives/20111101140100.html
>
プレゼント受付中。イベントは11/12東京、12/11大阪。