[3299] あれだけ騒いでいたSNSの現在

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《何ともまぁ、お下品で破廉恥で不愉快な!》

■アナログステージ[79]
 あれだけ騒いでいたSNSの現在
 べちおサマンサ

■デジタルちゃいろ[18]
 日本の南米第一次接近遭遇
 browneyes

■イベント&公募案内
 ASIAGRAPH 2012 in Tokyo CGアートギャラリー公募の締め切りは7月20日




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■アナログステージ[79]
あれだけ騒いでいたSNSの現在

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20120710140300.html
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いつもお世話になっております、べちおサマンサでございます。今回は、『リリースされて飛びついたはいいけど、まったく覗かなくなったSNS』を言い訳付きでお届けしたいと存じます。

◆あのSNSはイマ?! その1:Google+

あれだけ期待感バッチリで、デジクリでも騒いだGoogle+も、激重のインデックスのおかげで、まったくログインしなくなりました。何か月ログインしていないか全く分かりませんが、久しぶりにログインしてみると、あらー、UIがガラりと変わってますね。

カバー写真まで変えられる... というより、追加されたんですね。なんだか、あの有名なフ○イスブックみたいですね、ワタクシのTL(タイムライン)を見てみると、2011/12/07が最後だったんですね。アソコもココも、なんでフェイ○ブックの追っかけみたいな構成なんでしょうね、不思議です。

新しいコンテンツも増えてますね、ゲームまで用意されていたんですか、ほほー、そうですか。イベントってなんですかね、「仲間と大切な瞬間をお祝いしましょう」ってありますけど、すでにGoogle+を続けている仲間が居ないので、森の仲間たちで、ハチミツ舐めながらキノコでも焼いてパーティでも計画しましょうかね、アハハハハー。

◆あのSNSはイマ?! その2:Last.fm

パスワード流出問題で、運営からお知らせメールが届いてやっと思い出した、Last.fm。いやー、サービス開始当時は面白くて、あれこれやっていたんですけど、すでに使いかた忘れてます。忘れているというより、「ここって、なにするとこだっけ???」状態です。

ポチポチと徘徊してみましたが、いま現在、サービスにまったく触手が動かないので、年内ここで活動を再開することはなさそうだ。しかし、イベント情報は便利かもしれないと思ってみたりするも、使わないだろうなぁ。

◆あのSNSはイマ?! その3:StumbleUpon

もう、何をするためのSNSなのか、なんで自分のアカウントがあるのかすら思い出せないサービス。本当に思い出せないので、StumbleUponをググ先生で検索して調べるほど忘れている。そして親切な解説サイトを見つけた。

・StumbleUponの使い方からその魅力を紹介 : Stumblab
< http://stumblab.com/5minutes_stumbleupon/
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読んでいるうちに、なんとなく思い出してきた。そうかそうか、SBM(ソーシャルブックマークサービス)のひとつで、あれこれ絡まっているものを、ここでまとめようとしてアカウント作ったんだった。と言いながら、一回も使ったことないけど。でもここのサービスはいろいろと使えそうだから、サービス活用再開だ。

◆あのSNSはイマ?! その4:retaggr

ブックマークをポチってみると、「www.retaggr.com という名前のサーバが見つかりませんでした。」と表示されてしまった。あまりにもログインしていないので、運営から垢バン(アカウント削除)されてしまったのだろうか。

いや、バンされてもINDEXは覗けるはずだが、覗けない。一年以上もアクセスしていないから、「オマエなんかにウチのサービスは使わせてやらないヨーだ」って、アクセス拒否されているのだろうか。

それで、何のサービスだったのか、またもやまったく記憶なしなので、ググる教授で調べてみたところ、SNSではなく、WEB名刺を作れるところのだったようだ。なんでサービス終了してしまったのだろう。運営が飽きてしまったのか、それとも、恋に忙しくなってしまったのだろうか。

◆あのSNSはイマ?! その5:8tracks online radio

8トラは面白い。時間があれば再開する。放置していたわけではなく、本当に時間がないからやっていないだけ。ん? ちょっとまて、久しぶりに覗いたらPrivate mixesがガッツリと消えてないか? もっと作ったはずだけど......。消えちゃったの? 消されちゃったの? 半年以上ログインしていないから?近いうち、遊び道具としてまた復活させよう。

◆あのSNSはイマ?! その6:pinterest

あれほど熱狂的に「これからはピンタの時代だ!」と喚いていたくせに、すっかりご無沙汰になってしまっている。ピンタも飽きたのではなく、8トラと同じように、遊ぶ時間が追いついていないのが現状。

iPhoneからたまーに覗いてはいるけど、更新はピッタリと止まったまま。こうなると、「時間がない」というのはただの言い訳で、「飽きた」ってほうが正解の気がしてくる......。そんなことはないです、ほんと。

◆あのSNSはイマ?! その7:mixi

え? まだあったんですか? なんちゃって。mixiでしか繋がっていないヒトもまだたくさんなので、飽きる飽きないというよりは、人脈継続サービスという立ち位置にあったりする。

mixi自体は、飽きたというよりも、猿真似サービスばかりで、オリジナルな面白さがまったく見当たらないので、呆れている。あんなに面白かったのになぁ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
某ナノテク業界の技術開発屋。NDA拘束員。
< http://start.io/bachio
> ←まとめ

○記憶に残っている2週間の出来事→久しぶりに、39℃の発熱に襲われてダウン。といいながら、発熱真っ盛り中に、とある事情で横浜中華街に呼び出しくらう。フラフラヒーヒーしながら何とか目的のお店に到着し、ビールをひと口飲んだらスイッチオン。ホントに熱あるんかい? ってくらいムシャムシャ食べてきました。おかげで翌日には熱下がってました。

「記憶に残っている2週間の出来事」は今回で終わりにします。次回より、茶目さんがやっている「今回のどこかの国の音楽」をパクったやつをやろうかと企んでおります。だって、オイラの2週間の出来事なんて書いても、「貴様の出来事なんてどーでもいい!(キリッ」って思うじゃんwww

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■デジタルちゃいろ[18]
日本の南米第一次接近遭遇

browneyes
< https://bn.dgcr.com/archives/20120710140200.html
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最近、訳あってブラジル人を中心とした、南米の方々との交流の機会が増えています。ご存知の通り(ご存知かどうか自体があやふやですが)、ワタシはどちらかというと南亜細亜〜中東方面が主に個人的萌えスポットになって久しく、南米は事実上白紙ゾーン。逆に興味がない文化圏だからこその、未知との遭遇をちょっと楽しんでる日々です。

●地方都市の異国

ワタシの暮らしている、湘南としてはいささかイメージの悪い某市周辺は、自動車産業をはじめとしていくつかの小さくはない工場地帯があり、外国人労働者も少なくなく、市内のいくつかの地域は、リトルアジアとかリトルブラジルとか呼ばれてたりするようです。

以前から、日中に何度かその「リトルアジア」と呼ばれる地域には行ったことがあり、確かに異国感漂う食材屋さんや、公園で東南亜細亜系の大人が見たこともない玉遊びをするのを見たり、団地の窓からタイや中国の流行歌がそれなりの音量で流れてくるのを耳にしたコトはありました。

が、南米については、駅周辺で南米人っぽい方々はちょくちょく見かける割に、南米御用達っぽいお店はリトルアジアの入り口にあるブラジル料理店くらいしか見かけたことがありませんでした。「リトルブラジル」「ブラジル団地」などと呼ばれる場所は、調べてみてもみなさんどこを指してるのか、ぼんやりと曖昧。

そんな謎の南米スポットに、とあるきっかけで知り合った日系ブラジル人の方に連れられ、ここ最近足を踏み入れることになりました。

●地方都市の南米

まずはブラジル食材店。「ハイ、ここデスヨ!」と連れて行かれたのは、畑の点在する場所にある小さな日本の町工場。「はぁ?」と驚き戸惑いつつブラジル人の行く先を眺めると、駐車場スペースの奥に階段。階段入口に色褪せたA4の張り紙に、かすれた印刷でうっすらポルトガル語。こんな場所、わかるわけないわ!

恐る恐る階段を上っていくと、中は意外に広く、右手にブラジル製のコーヒー、飲料、缶詰、粉物、お菓子、肉、野菜。左手は老若男女向け衣料品と化粧品。更に奥では店で作っているパン系の調理もの(ポンデケージョと、もうひとつ、名前忘れたけど美味しかった)やDVD、本。

平日の日中に行った時は、地元ベルマーレに今年から所属になったブラジル人サッカー選手と通訳さんがスイーツを買いに訪れ、週末の夜は家族連れのブラジル人が車で、徒歩で続々とやってきては店内や店の外で社交が繰り広げられ、あちこちでHola!という挨拶と共におしゃべりが始まる。

●地方都市で南米ナイトライフ

週末の夜、この食材屋さんを皮切りに、例の「リトルアジア」にあるブラジル料理屋さんに向かう。あれ、またサッカー選手くんと通訳さんが(笑)。まぁ、多様に店舗がある訳ではないので、そんな狭い世界ではありますね。

このブラジル料理屋さんはバス通り沿いにあるコトもあって、前々から店構えは知っていました。ブラジル料理屋な筈なのに看板にはデカデカと「炭火焼ホルモン」と書いてあって、そのミスマッチがまた何とも(笑)。前が何屋さんだったのかはわかりませんが、内装もいささか居酒屋っぽい。

パステルやフェイジョンなど、料理はしっかりブラジルだったけど、日本人が期待するキチンとした異国料理としての「ブラジル料理屋」ではなく、実質、南米人の為の南米人による居酒屋的な位置づけなのかな、基本的には。ポルトガル語・スペイン語(プラス日本語)のカラオケ完備。

ブラジル人によるブラジルポップス(「ブラジルはサンバとサルサばっかりじゃないネー!」と何度も言われつつ)とか堀内孝雄とかX-Japanなどの歌を、料理とともに堪能。ワタシは下戸なのでビールの代わりにガラナばっかり飲んでましたが。

そこで終了の予定が、どうやら近くにボリビア人のやっている店もあり、「ボリビア人は今からどんどん集まるネー! でもちょっと危ないヨ! でも僕がいれば大丈夫!」というので、既に夜の12時は回っていたけど、せっかくなのでそちらにも連れてってもらう。

彼らの拙い日本語だとどの飲食店も「店」とか「レストラン」なのだが、入り口の目の前で漏れ聞こえる音を聴いて、やっとクラブ的な店だと把握。看板もないので、開店してない日中ふらふらしてた時には、よもやこんなお店がそこにあるとは気づかなかった!

かかるのはレゲトンやサルサっぽい音楽。何故か曲と曲の繋ぎはやたらと短くて、どんどん音楽が変わってく。あっ、この曲、カリブ・南米方面が好きな友達に聴かせてもらったコトのある曲だ! 曲はブラジル料理屋さんのブラジルポップスに比べると断然好み。テンション上がる。

フロアでは南米っぽく身体にピッタリ目の服装の豊満なお姉さん達が踊り、彼氏や旦那はそれを眺めつつ男同士の会話を楽しむ、という感じ。そういえばブラジル料理屋も、カップルや家族単位で来店してるものの、店内では巨大な女子テーブルと好き好きにカウンターで語る男子、という形で男女別に。

その時Twitter上でデジクリ師匠のべちおさんに「ブラジルではそういうもんらしい」と教えてもらいました(べちおさん南米詳しいなんて知らなかった!)が、それってイスラム圏の男女カルチャーと案外似てるなぁ、いやいや、そうやって考えてくと「ダンシ〜、ジョシ〜」で分別、って、宗教的云々よりも実は万国共通のニーズとして結構あるもんなんだろうな、逆にパートナー単位・家族単位が主体なのは欧米列強だけなのかもしれない? なんて思ったり。

店内もミラーボールやスポットライト、ブラックライトでいい具合にいかがわしいのですが、ふと見るとあちらのテーブルの奥では3歳くらいのくるくる頭の子供がこの大音響の中スヤスヤ眠ってたりしてる。

あぁ、この店も家族連れありきなんだ。踊ってるのか談笑してるのか、とにかく子供の側に親の姿はないけど、起きちゃったとか何かあった時は周りの誰かしらが見てやる、みたいな隣組的暗黙の了解はあったりするのかな。

●見えない壁

しかし、今のところ連れてってもらったお店の大半が、今回みたいにそのコミュニティの内側にいる人がハブにならない限り、普通の日本で暮らす日本人にはまったく知り得ない世界として広がっているというのは不思議。家に戻ってからググっても、ほんの一握りのその国マニアっぽい人の記事を除いて、情報がほとんど皆無。

唯一、Facebookで日本語での情報発信をしているブラジル料理屋さんも、地域イベントがある毎に出店したり、地元サッカーの選手とサポーター交流会みたいなイベントでは限られた日本人も来店するものの、日常的にふらりと訪れる日本人はそんなに多くはなさそう。立地自体が駅近くではないので、更に外からの流入はハードル高いんですけどね。

ワタシの南米不思議ナイトと同じ頃、Twitter上で近々開催されるという(日本人向け)ブラジル音楽関連イベント会場のレストランの写真を見かけたのですが、普段は、ビールを買ったスーパーやコンビニの店先でまったり飲み集ったりするワタシの知ってる範囲の南米人は、小金のある時でも行かなそうな瀟洒なお店。

なんとなく見えない壁をしみじみと感じてしまったりするのですが、同じ日本にいながらにして、どちらもお互いを見てない感じなのかな。調べてみると日本にいる在日外国人数としては3位なのに、東京にはあまりいないのですね、ブラジル人。確かに東京に住んでた時に、ブラジルやブラジル人との接点ってほとんどなかった。

音楽もスポーツも、結構日本人受けしそうな要素は沢山あるんだから、近くにいるならもうちょっと入り混じっても面白そうなんだけど、在日ブラジル人の多くが東京拠点ではないが故に、接点を持つ機会すらないのかな。ちょっともったいない。

●ポルトガル語とスペイン語

この界隈の南米人コミュニティ、マジョリティはもちろんブラジル人なのですが、ペルーやボリビアの人も結構いるようで、しかし、同じ南米でもブラジルはポルトガル語、他はスペイン語。

そして、ペルー人とブラジル人がおしゃべりする時は片やスペイン語、片やポルトガル語で普通に話しています。「ポルトガル語、スペイン語ととてもよく似てるからそれで大丈夫!」と言ってたけどちょっと不思議。実際どの程度違うんでしょうかね。

会話の折りに、「◯◯はポルトガル語で△△って言うんだけどね...」に続いて「スペイン語では□□って言うんだよ」と教えてくれるコトがあるのですが、似てるって言う割に結構違いがあって、しかも、どちらも知識として完全な白紙状態でいっぺんに教わると、どっちがどっちだかすら解らずに、「こんにちは」はスペイン語だけど「元気ですか?」はポルトガル語で覚えちゃった、という究極のチャンポンに陥ります。

せっかくだから、この機会にどちらかの言葉は軽く勉強しようと思い、当初は「二択だったら個人的にはスペイン語かなぁ」と思ってたのですが、身近なのはポルトガル語話者なので、これではチャンポンな混乱が促進されるばかりだと思い、スペイン語は当面諦めました。ある程度ポルトガル語が解った後ならスペイン語の覚えも早いんだろう。きっと、多分。

ブラジル人との交流はゆるゆる続きそうな予感なので、そのうちまた何か書くかもしれません。当面の予定としては、週末に更なる大量の南米人に囲まれる...かも。

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■今回のどこかの国の音楽

□Daddy Yankee "Gasolina"
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ボリビア人のクラブでかかってたレゲトンです。レゲトンを知ってる方にはとっくに流行遅れだと思いますが。

レゲトンって、北米のヒップホップインスパイヤな南米音楽(?)なのですね。プエルトリコ源流らしいです。

はじめてレゲトンってものに触れた時は、ジャンル名からレゲエの流れの何かかと思いきや、何ともまぁ、お下品で破廉恥で不愉快な! ......と思いつつ、なんとなく欲望に真正直な感じもあり、ジャンクフードを食べるが如くな誘引性もあったり。こればっかり聴くにはお腹いっぱい感がすごいのですが。

このDaddy Yankeeさんは結構メジャーどころなので、動画もそこまでひどくないですが、大概のレゲトンのPV、なんというか欲望直結的でなかなかに破廉恥です(笑)。

ちなみにお店で上の曲を聴いた時、下の子供レゲトンとごっちゃになって思い出したのでこちらも。ワタシの中では歌詞の空耳のせいでこの曲のタイトルはずっと「ぽんぽこりん」だったので探すのに難儀しました。

□Miguelito - "Montala Remix"
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ちっちゃくて味噌っ歯で変声期前だけどしっかり悪っぽい(笑)。

【browneyes】 dc@browneyes.in
日常スナップ撮り続けてます。
アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes
>
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF
>

南米づいたまま、先週末は地元の七夕祭り。一応日本の三大七夕祭りらしいのですが、震災後の昨年、規模がやや縮小してたのがショックで、今年はどんなものかと思いましたが、規模は据え置きなものの、結構な観光客動員だったような気がします。大きな笹飾りのメインストリートと屋台のエリアはぎっしりの人でなかなか身動き取れず。件のブラジル料理屋さんも屋台でシュラスコ売ってました。美味しかった!

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■イベント&公募案内
ASIAGRAPH 2012 in Tokyo CGアートギャラリー公募の締め切りは7月20日
< http://www.asiagraph.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20120710140100.html
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アジアグラフは、アジア独自の多様な文化と、科学と芸術の融合が生み出すアジア独自の優れたデジタルコンテンツを更に発展させるために、世界の第一線で活躍するアジアの研究者とクリエイターが集い、先端技術の発表や作品の展示を行う、学術・芸術・展示が一体となった総合イベントです。

会期:2012年10月25日(木)〜27日(土)10:00〜17:00
会場:日本科学未来館 < http://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
>
主催:ASIAGRAPH 2012は、経済産業省と財団法人デジタルコンテンツ協会が主催する「デジタルコンテンツEXPO2012」の一環として開催されます。

●ASIAGRAPH 2012年度 CGアートギャラリー公募展示部門

第一部門 CGアート作品公募部門「CGアートギャラリー」:アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。CGが主要な表現手法となっているオリジナルのアート作品。静止画のみ。

第二部門 動画(アニメーション)作品公募部門「CGアニメーションシアター」:アジア地域で出生、居住もしくは国籍を保有する者・団体。プロ、アマ、学生不問。オリジナルのCGアニメーション作品。ただし、実写編集中心の映像作品は対象外。

第三部門 学生(25歳以下)アニメーション作品公募部門:日本に在住、もしくは日本国籍を保有する学生及び卒業生で、応募時の年齢が25歳以下の者。大学院、大学、専門学校生が主な対象。高校生以下も応募可。オリジナルのCGアニメーション作品。ただし、実写編集中心の映像作品は対象外。

第四部門 こどもCGコンテスト部門:企画準備中

特別公募部門 REALLUSION AWARD 2012:CG業界標準のソフトウェアとは全く異なるコンセプトを持つ、ユニークな映像表現ツール、REALLUSION社のiCloneとCrazyTalk Animatorを使って制作した、オリジナルアニメーション作品。

特別公募部門 虎穴賞 2012:(株)虎の穴と共催の「萌え」をテーマとした静止画公募部門。キャラクター、イラストレーション作品。

ASIAGRAPHの作品公募部門は、従来のコンペティションとは異なり「アジア独自のCG表現」を積極的に評価します。ただしこれはモチーフやテーマが「アジア的」なものを指しているのではなく、既存のアートや映像産業の評価対象にはならないような表現でも「独創的」で「視覚的な美しさ」を備えているならば積極的に評価する、ということを意味します。(サイトより)

募集期間:2012年5月20日(日)〜7月20日(金)特別公募部門はサイト参照
課題:自由 応募料:無料 応募方法:サイトから
入選作品:ASIAGRAPH CGアートギャラリーにて、作品が展示・上映されます。

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編集後記(07/10)

●宮沢章夫のエッセイ集「素晴らしきテクの世界」を読む(筑摩書房、2012)。2007年から1008年にかけてwebちくまに掲載された「テクの思想と、その展開」をまとめたものだ。序章をふくめて10章にわたり、テクニックの略であるけれどどこか違う「テク」の「思想」について、いつものようにだらだらクドクド書かれている。この作者の文章はずいぶん読んだ。しかし、読み込んでもなにも得るものはないから、もうこれっきりにしようといつも思う。だが、新しいタイトルを見つけるとつい手が出てしまう。

とにかく、宮沢章夫はくどい。うんざりするほどくどい。空前絶後のくどさだ。しかも話題の展開がかなり強引だ。芸術的とさえ言える。妻はわたしに文句を言う時、5秒ですむ話を120秒くらいかける。同じ台詞を繰り返す。こんな念入りにくどい女だとは思わなかった。当然イライラさせられて無用な口答えをして、火に油を注ぐ結果になるのは毎度おなじみだ。しかし、宮沢章夫のくどさや無理な展開は、ふしぎに気持ちがいい。読んでも絶対に役にたたないことがわかっていても、くだらないことにつきあっているという自覚があっても、つい文字を追ってしまう。これはもう中毒症状ともいえるだろう。悪い(けど素敵過ぎる)女に絡めとられているみたいだ(そんなことなかった一生だけど)。

「それにしても、と私はつくづく思う。人生いたるところに『テク』ありだ。誰が語った言葉か知らないが、というか、いま私が思いついた言葉だけれど」というテクの論考として、「リコーダーの男、その他の男」「葬儀の席に必ずいるバカ親戚」「さっしのいいファッションモデル」「墓地えらび墓づくり」「旅の流儀」など興味津々のタイトルとなって並ぶ。だが、宮沢章夫のおもしろさは、ばかばかしいどうでもいい些細な事柄に向けた視点だと思う。テーマ性を持つと、むりやりひねくり出しているような感じもする。書いていてそんなに楽しくなかったのではないか、そんな読後感である。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480815082/dgcrcom-22/
>
→アマゾンで見る(レビュー1件)

●入ったことすら忘れているサービスってあるなぁ。「Last.fm」もパスワードを変更しろとメールが来るまで忘れてた。

カブトムシ。ツノ曲がりな子になったと以前書いた。その後しばらくして、まったく表面に出て来ず、物音がせず、昆虫ゼリーが減らず、絶望的になった。静かでも会えなくてもかまわないが、えさが減らないってことはそういうことだ。食べなくなって三日目、家人に掘り出してもらうように頼んだ。死体に直面するには、私には受け入れ態勢が整っていない。

幼虫の時期は気持ち悪いといいながらも、だんだんと可愛く見えてきた。成虫になってからは、あの独特の「昆虫のにおい」がして、脚やら体のテカテカから少しゴキブリを連想してしまう。やっぱり昆虫なんだなぁ〜と思ったりした。カブトムシの幼虫を育てるようになってからの日課は、生きているかどうかの確認作業だった。表面にひっくり返っていて動かないからと騒いだりした。ネットで調べ、詳しい人に聞き、YouTubeを検索しと右往左往した。

腐ったにおいはしないけれど、昆虫だからほ乳類のようににおわないのかもしれない。見ていられないからと別の部屋にいたら、家人から「動いてるぞ、元気だぞ」と。え、でも、全然食べないし......と掘り返した土を見たら、あるわあるわ、表面が土だらけの偽装されたゼリーの残骸が。安堵とともに怒りが(笑)。迷子になった子供を見つけた親の心境だ。

ゼリーがくぼみにはまる木のえさ皿を用意。これで土偽装ゼリーはなくなった。マルカンの昆虫ゼリーをあげていたが、調べていて評判の良かったダイソーの「キングゼリー」をゲット。三種類あったゼリーの最上級タイプ。栄養満点らしい。ヨーグルト味と書かれてあって、カブトムシってヨーグルトが好きなのか? と疑問を持ちつつあげたら、ほとんど完食。そして元気になったせいか、繁殖期に入ったのか、ケースフタ裏にまでよじ上り暴れまくるようになった。長生きできるだろうかと心配していたが、今のところ元気だ。(hammer.mule)

< http://www.marukan.org/catalog/?no=3&l_no=4
>
むしの友ゼリー50。パインはあまり食べない
< http://yamaarasinodilemma.blog25.fc2.com/blog-entry-248.html
>
キングゼリー。書かれてあった知らない単語「デュビア」を検索して後悔した
< http://pets-e.com/492_55.html
>
これのOEM?
< http://blogs.yahoo.co.jp/kingofzipang2007/18283231.html
>
オスには黒糖味のゼリーで十分なのかも

< http://www.kaigaihannou.com/archives/11106435.html
>
「これどんな魔法だよ?」 ボールペンだけで描くイラストへの海外の反応
< http://www.cinematoday.jp/page/N0043875
>
「午前0時の映画祭」著作権保護期間が終了した名作映画をUSTREAMで。
< http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012070901002176.html
>
英判事が「格好良くない」 サムスン特許侵害認めず
< http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012070901001711.html
>
大阪府と市、アートディレクターを特別参与に
< http://www.taharasoichiro.com/cms/?p=844
>
なぜ橋下市長は大飯原発再稼働を容認したか。東京のメディアが取り上げない
真実とは
< http://alfalfalfa.com/archives/5667352.html
>
中国製 VS ドイツ製
< http://www.lifehacker.jp/2012/07/120709dehydration.html
>
脱水症状のサインと対策を夏本番前におさらい
< http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20120709/1341817731
>
若い頃先輩が教えてくれた、なんでも譲り渡すというライフハック