講師だって、最初は初心者だもの[番外]"マルチデバイス化のためのコンテンツ戦略"を学んで
── 森 和恵 ──

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こんにちは。森和恵です。梅雨・・・どこへ行ったのでしょうか?まだ、まともに雨にあたってません。今年の降水量が本気で心配です。

こう暑くなってくると恋しくなるのは、ビール! ですよね。大阪のWeb系イベント(私の友達)の二次会でよく行くお店がおススメです。

・teppan KAKU
< http://teppankaku.jimdo.com/shop-info/
>

ベルギービールが強いお店です。大阪の天満駅すぐ近くにあります。生樽「ヒューガルデン・ホワイト」のマグナムサイズ(0.8リットル)が最強です。生でたっぷり飲めるなんて、すごいことです。

今日紹介するセミナーの二次会にも、うかがって来ました。私は、二次会使いが多く、飲みが中心になっていますが、ご飯も美味しいですよ。

※今回飲んだ「duvel tripel hop」は、酔っぱらって記憶を失くしても、香りと味を覚えていられるほど、素敵でした。デュベルが一年に一度しか作らない、トリプルホップのビールです。普通には、なかなか出会えない逸品。
< http://www.duvel.com/nl-nl/het-bier/duvel-tripel-hop
>

さて。今回は、週末に参加したセミナーの感想を書きます。



第12回リクリセミナー with ワークショップ
「マルチデバイス化のためのコンテンツ戦略」
< http://recreators.doorkeeper.jp/events/3480
>

講師は、長谷川泰久さん。
< http://www.yasuhisa.com/could/
>

サイトのAboutをみると「デザインする人」だそうですが、見栄えだけを整えるデザイナーと一線を画している方だと思います。普段は物腰穏やかな方ですが、情熱的に「物事の本質を見極めよう」とされている姿を尊敬しております。

このセミナーは、三部構成になっています。今回は、第二部が行われました。

第一部「マルチデバイス化を見据えたコンテンツ設計 基礎講座」
< http://recreators.doorkeeper.jp/events/2342
>

第二部「マルチデバイス化のためのコンテンツ戦略」
< http://recreators.doorkeeper.jp/events/3480
>

第三部「コンテンツを活かすためのUI設計」
< http://recreators.doorkeeper.jp/events/3481?utm_campaign=event_3481
>

●(復習)コンテンツが壊れている

まずは、第一部の復習からはじまりました。いくつかのサイトを例に挙げて、コンテンツの破綻ぶりを見せてくれました。

▼運営側が自分のことばかりの「自己主張ファースト」コンテンツが多いこと

▼とりあえず、場の雰囲気を盛り上げていて、情報が精査されていないこと

▼スマホ版は、「内容が省略されすぎていて」不満がでること

#今回のテーマが、コンテンツのマルチデバイス化のため(デスクトップ、スマホなど多様なデバイスに向けての情報発信)

深く考えずに見ていると気にならなかったことが、理由をつけて見せられると確かに破綻しているな、と思われる例ばかりでした。

きっと、わたしも作ってきたページで「破綻」させてきたのでしよう。ちょっと怖くなりました。できてるつもりで、できてないんですよね。

●コンテンツモデリング

「Webサイト設計のはじめ企画段階で、コンテンツモデリングをすることが必要」と話は展開しました。ここから、今回の主題テーマに移ります。

コンテンツモデリングとは、「コンテンツを細分化」すること、だそうです。実は、お恥ずかしい話。頭の回転の悪い私は、これを聴いた時点で「コンテンツ=記事」だと思っていたのですが、ワークショップを経て、帰宅後に思い返して、ようやく気づきました。

記事という単位では、括りが大きすぎたのですね。もっと細分化して考える必要があるんだと、後から気づきました。

記事を構成する要素には、
・タイトル
・本文
が挙げられますが、もっと細かく細分化すると...

・タイトル
・サブタイトル
・要約(本文の概要説明)
・キーワード
・本文
・本文補足
・広告 

.........と、記事の内容によって、さらに細かく分けることができます。この作業をコンテンツモデルと呼ぶのだそうです。

設計段階で、コンテンツをモデル化しておくことで、各ページで、データがすっきりと整理され、再利用がしやすくなります。

デザイン要素(レイアウトなど)を、コンテンツに乗せたとしても、破綻しづらくなるはず、ということでした。

〈参考ページ〉
設計のヒントを生み出すコンテンツ要素の視覚化
< http://www.yasuhisa.com/could/article/content-diagram/
>
コンテンツの視覚化から始まるマルチデバイス設計プロセス
< http://www.yasuhisa.com/could/article/visualize-content-process/
>

●コンテンツインベントリーを作る

コンテンツインベントリーとは、「コンテンツの棚卸し」作業のことで、サイトに必要なコンテンツの構造・種類を理解するために、コンテンツモデルを設計することだそうです。

・コンテンツの「ビジネスゴール(成果)」を意識する
・利用者ニーズと運営者目的のバランスをとる
・コンテンツの「見せ方」を考える
・コンテンツの「強調するところ」を考える
・コンテンツの「再利用」を考える
・コンテンツの「組み合わせ」を考える

......と、説明は続きました。

それらを考えながら、コンテンツの構成要素をピックアップし、分類する作業を行います。ゴールを明確にし、強調する部分を意識しながら......というところに、共感しました。

もしこれが、システマチックにできるのなら、サイト全体のテーマのブレは少なくなるでしょう。ただ、むむむ、難しいなぁ。と思ってしまいました。設計する人の視点に、かなりの客観性が求められるだろう、とも。

〈補足〉今回のお話の前提が、リニューアル時だったのですが、その場合は、現行サイトのページをチェックしていく中で、以下のことも大切だそうです。

・コンテンツの品質をチェックする
・コンテンツの責任者を明確にする
・コンテンツの「結合・変更・削除」を検討する

●ワークショップ、リベンジの予定

あるサイトを例題に、「コンテンツインベントリーを作る」というお題でした。この課題をする時点で、理解が不足だったので、ワークショップに乗りきれずにおりました(チームのみなさんにはご迷惑をおかけしました。。。)

自分の悪い癖なのですが、疑問点や気になる部分があると、それを置いておいて、先へ進めないタイプなんです。

ワークショップ、自分でもう一回やり直そうかと思います。ブログで、感想を公開する時にココ↓で出しますので、よかったら見てください。
< http://r360studio.com/learn/learn20130615.html
>

さて。次回は来月ばです。次回こそ、グラフィックソフト系の話をしたいな〜
と思ってます。ではまた!(^θ^)

※記事へのご意見・ご要望は下記より受付ます。
< http://goo.gl/rN5Dg
>

【 森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜 】
<site: http://r360studio.com
> <twitter: http://twitter.com/r360studio
>
<mail: r360studio@gmail.com >
<サイト制作の教科書 r360study: http://www.facebook.com/r360study
>

8月10日に大阪で行われるWeb系?の大イベント。朝から晩まで一日楽しめます。私は、3Fオープンステージ で、Fireworksの話をします。無料でふらっとこれるスペースのはずなので、お気軽に参加ください。有料セミナーのお申し込みもスタートしてますよ〜。

まにまにフェスティバル P2
< http://m2college.net/fes2/
>