アナログステージ[104]デジタルハーフ・アナログハーフ
── べちおサマンサ ──

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実は、オリンピックの東京開催が決まったのを数日......、いや、数週間ほど知らなかった。決まった想定で話が盛り上がれるなんて、「日本人もここまでくると平和ボケというより、夢幻想民族だわw」と嘲笑していたら、本当に開催が決まっていてビックリ。

知らなかったことにはいろいろわけがあって、WEBというよりSNSの殆どから離れていたことが一番の理由。Yahoo!ニュースもテレビも見る習慣がまったくないので、SNSからの情報が切れると、激流の筏に乗ったように世間から離れることになる。新聞にも一切触れずに、目と耳を閉じてしまっておりました。

アホみたいな忙しさから心を閉鎖してしまったわけでも、ネットで嫌がらせをされたわけでも何でもないのですが、8月中旬頃から「うーん、なんだろう、なにかが(気持ち)消化できてないな、なんだろうな、これ」という歯痒さがついてきた。

仕事が追い詰められているときの、現実逃避策は過去にも数回やっているけれど、今回は、そういった黒さとは違う。いや、黒というよりも、白に近い灰色なのか、いやいや、99%白なんだけれど、くすんでしまった白。

あまりにも抽象的すぎてウニャウニャしているところに、ベンダーさんのひとりから「そういえば最近、話しかたというか、(オイラの)雰囲気が変わりましたよね」と言われて、ウニャウニャして白なのか灰色なのか分からないものが、なんとなく見えてきた。




確かに自分でも、話しかたというか人との接しかたが、以前と変わってきているなぁ......と薄々気付いていた。着ている服装の趣味が、エスニック系からカラージーンズをメインとした、ストリートスタイリッシュ系に移行した影響はまったく関係ないはず。ヘアースタイルも、セミロングのストレートから、ゆるいパーマをかけた、やらしいラテン系なオヤジにしたことも関係ないはず。

もうハッキリと分からないのなら、ハッキリ分かるまで試してみよう! と即行動にでるのがO型の良さなのか、持ち前のアクティブな性格なのかも分からないが、分からないままウニャウニャしているのはダメなタイプだということは良く知っている。

では何から辿っていく? と考えたときに、「コミュニケーションのとりかたを見直そう」と、カーナビで目的地設定したあと、発車と同時に反対方向へ走り始めるような勢いもあるが、原稿を書いているいま、これが間違っていなかったことがハッキリしている。

●携帯メールより、自分の口と手で伝える温もりを思い出そう

「コミュニケーションのとりかたを見直そう」ということで、やらなければいけないことはただひとつ。現在のようなネット生活が盛んに(中心に)なる前は、自分は他人と、どのようなコミュニケーションのとりかたをしていたのかを思い出すことに。

アチラコチラのコラムにも書いてあることだが、気持ちを伝える手段として、インターネットが普及する前は、手書きの手紙か電話。どちらも自分の口と手によって相手に気持ちを伝える手段しかなかった。電報という手段もあるが、電報を駆使して恋が実ったという人をオイラは知らないし、旦那に、今晩のおかずが秋刀魚の塩焼きとあさりの味噌汁だということを電報で連絡しているヒトも知らない。

うちの家族間でも、子どもたちが大きくなるにつれてメールでのやり取りは増えるばかり。実際に生活リズムがまったく異なってきてしまっていることは、仕方がないことにしても、家で会うことが難しくなったいま、メールで素っ気なく連絡をまわすより、冷蔵庫に貼ってあるホワイトボードに手書きで用件を書きとめておくだけで、携帯のメールとは違った温もりを再発見したり。

配信元がどこだか忘れてしまったが(たぶん、ライフハッカーだったような気もする)、バリバリのデジタル生活者が、携帯電話から何から何まで全部捨てて、アナログな生活スタイルに戻ったことで、逆に生活リズムが整って仕事もなにもかも、順調に進んだような記事を読んだことがある。

その記事を思い出してオイラも真似てみた。完全にゼロにすることは難しいので、本当に支障がない程度にデジタルモノを排除。排除というよりは、使わないように封印。

仕事のメールも、FAXや口頭連絡に切替えてみた。今まではトレイに溜まった未開封のメールを順番に開き、読んでいるのか読んでいないのか分からないまま、読んだ気になって見逃してしていた用件などが、かなりあったのだが、これが減った。いや、減ったどころかゼロになった。

FAXだと紙の無駄遣いになりそうなところもあるけど、処理していない用件は処理が終わるまで机のどこかに必ず佇んでいるので、紙を処理したければ、用件を処理しなくてはいけない。新しいメールが次々入ってくると、どうしても脳みそに上書きされて忘れがちになっていたが、それがなくなったことはとても助かる。

「そんなのタグ付け管理すればいいじゃん!」という声も聞こえてきそうだけど、一日の受信件数が膨大だと、埋もれるのが早く、タグ付けしても無意味な気がするのだ。数年前に『これは大切』というフォルダを作って、そこに仕舞っていた時期もあるが、これは大切といいながら、まったく見ないでそのままになってしまい、結局、電話で「おーい、どうなったー?」と連絡がきたりして、存在価値が生まれなかった。なので、一か月もしないでやめた。

途中まで書いたところで、タイムアウトになってしまったので、次回に続く。ゴメンナサイ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。
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△▼過酒雑記──今日の酒は明日の肥し▼△

●ウィズの経過報告。LV.33で新進気鋭の魔道士1級。クリスタルガチャの引きが良いのか、運をここで費やしてしまっているのか、A(S上がり)カードをたくさん引く。お陰で無課金なのにデッキが充実してきおります。赤と青は手持ちカードも豊富なのに、黄が薄い。朝起きると、魔道書イベントの発生時間をアラーム設定してイベント消化。集金イベントはパス。魔道書イベントばかりやっているので、当然の如く、Lvは上がらない。

トーナメントも、デッキが充実するまでアイドリング中。参加している他プレーヤーとのLv差が大きく、全問正解させても、ターン数で叶わないので、デッキ(カード)強化に固執。

レベルアップの法則というか、意外な上げかたを知って喜んでいたら、ネット上では周知な情報として転がっていた。当たりまえだけど、皆さん早いw