アナログステージ[106]見てくれないあのヒトに読んでもらうための心理技術
── べちおサマンサ ──

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皆さんコンニチハ。あと60日ちょっと寝るとお正月です。おしょうがつ。和尚が二人のことではないですよ。お正月がきたら、餅を食って凧をあげないといけないんです。つい先日までクーラーをガンガンつけて「ひー、アチー、アチー」って騒いでいたのに、丹前を着てコタツに入ってミカンを食べないといけないんです。なんでしょうね、この時間の早さ。

ということで、尻切れトンボになってしまった前回の続きです。




●言葉と手書きの魔法

「パソコンがないと、なにも仕事ができましぇーん」という、デジタル廃墟の住人に近い埋れっぷりだったのが、アナログ色が強い空間に転換というよりも、昭和に戻った作業空間。その相乗効果はかなり高く、もう「デジタルガジェットなんていらねーわ」となりそうなくらいの、心地良い快適さ。

心地良いというよりも、コンピュータから発しているであろう、見えない脅迫概念がなくなってきているのだ。そういえば、「見えない敵から発している電波で脳が腐る」と、部下ちゃんが半狂乱状態になったことがあったが、あれもコンピュータ怪人の仕業だったのだろうと、いまになって思ったり。

携帯電話のメールやEメールのように、明日から出社拒否をしたくなる納期短縮依頼の連絡、来世は人間ではなく、光合成で生きていける植物として生まれ変わりたくなるようなクレーム報告や、なぜドラえもんはオイラのところへ来てくれなかったのだろう......といった、どんな辛辣な内容でも、手書きから伝わる温もりというのは素晴らしい。

これが、愛を伝える手書きのラブレターなら、どれほどの感銘を受けることだろう。中学、高校生と、数人の女子からラブレターを頂戴したことがあるが、帰宅して、頬を赤らめながら読んでいるときの心の甘酸っぱさといったら、もう、なんて言っていいのやら。

ホットアドショットトールバニラローファットライトホットフォーミーウィズホイップウィズチョコレートソースアドチップキャラメルマキアート、もしくは、大ブタダブルヤサイマシマシカラメニンニクチョモランマといったところが、近い表現かもしれない。もう一回、あのドキドキを味わってみたい。

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余談になるけど、オイラが高校生のころ、なぜか男子にもモテた時期があった。通っている高校だけではなく、他校の男子にもだ。男子は、女子のように手紙というアイテムは使わず、ズバりと口頭で想いを伝えてくる。

「べちお、おまえって、なんか変だけどカッコいいよな」
「え?」
「おまえ、彼女とかいるの?」
「へ?」
「オレ、おまえみたいなヤツみていると、なんか放っておけなくてさ。なぁ、今度一緒に風呂でも行こうぜ! やっぱり男同士、裸の付合いは大切だしな、いつ行こうか」
「アーッ!」

といった具合である。もちろん、オイラはそっちの気は持ち合わせていないので、「その日はバイトで忙しいからゴメン」と、定番のお断りで逃げまくっておりましたが、ある日、「いつもバイトで忙しいみたいだから、今度おまえの家に泊まりに行ってもいい?」ときた。

さすがに、これはもう逃げられないかもしれないと、目の前が紫から黒に変色してきていたところ、その直前に、彼は新しい彼氏(?)を見つけたようで、貞操は無事に守られたのだった。本当に余談でした。

●気持ちを伝えるなら、手書きで心を射抜く

どんな内容であろうが、電子的にモニタに表示される、同じフォントで綴られている文章を読むのは、本当に味気ない。そう云うとデジクリも同じようなこになってしまうが、小説や新聞のように、不特定のヒトに読まれるものは、デジタルなフォントでも、インクの香り漂う写植でも構わないと思うのはワガママだろうか。特定のヒトへ送る場合は、やはり手書きの文章に敵うものはない。

さっきのラブレターの話ではないが、「あなたのためなら、深海まで素潜りしてダイオウイカを捕まえてくるわ(ハート)」と、彼女から手書きの手紙が送られてきたら、「彼女はボクのことを本当に深く愛してくれているんだ」と感動すること間違いなしであろう。

しかし、これが携帯メールで配信されてきたとすると、「なにいってんだコイツ、オマエはマッコウクジラかっつーのw」と、まったく相手にしないどころか、相手の精神状態を疑ってしまうおそれがある。もしくは、「なんだ? 新しい出会い系業者か?」とゴミ箱へ直行してしまうおそれも生じてしまう。

すでに前回の内容から大幅に脱線してしまっているので軌道修正。メールを極力減らし、ファックスで内容を送信してもらうことで、作業(案件と用件)の取りこぼしがゼロになったわけですが、ファックスだと画像が欲しい時に困る。

相手がパソコンからカラー送信してくれる分には、こちらはカラーファックスなので問題ないけど、モノクロファックスでカラーの画像を送信すると、知ってのとおり、ほぼ真っ黒。たまに「念写したのかこれ?」という感じの、うっすらと見てはいけない何かが写っているような、そんな怖いものもあったりするけど。

実際にメールのやりとりで、プライベートなメールならまだしも、オイラの場合、仕事上で画像を必要になるケースは少なかったりする。基本内容部分はファックスで送ってもらい、画像がどうしても必要ときは、相手側に「画像をメールで送ってちょんまげ」と、こちらから要求する。

PDFに纏めてあるものも、トナーと用紙のムダになってしまうが、そのままファックスで送ってもらっている。そうすると、必然と目を通すんですよね。いずれ必要になってプリントアウトするから、トナーと用紙のムダということはないか。書類下げ(紐に洗濯バサミを通して書類をぶら下げている)にクリップしておくので、期日の見逃しもなくなる。

正式リリースする書類は、こちらで(誰かが)必ず作成してサーバに保管するので、後からデータを追いかけることに不自由はしない。一番困るというより、問題なのが『メールを見逃してしまい、これによって業務に支障がでる』ことで、その問題の中心人物な存在だったオイラが、自ら改善しようと試みたものでした。

皆さんのまわりでも、メール送ってもぜーんぜん返事が来なかったりするヒトはいませんか? そんなモヤモヤしながら時間を過ごすのは、精神衛生がよろしくありませんので、ぜひ、そんな相手に手書きの手紙(ファックス)をどうぞ。効果ありますぜ!

オイラは暫くというより、もうこのスタイルでいいや。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
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まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
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△▼過酒雑記──今日の酒は明日の肥し▼△

●ウィズの経過報告。Lv.43 覚醒魔道士3段まで上がりました。
< http://t.co/6rjN5PTXB7
>

問題の正解率はなんとか維持しているけれど、相変わらず芸能ジャンルが弱い。デッキ構成というか、手持ちカードのバランスとゲームの進行がバラバラになってきたので、トーナメントは一時ストップ。手持ちカードが弱っちいのに先に進みすぎてしまった。

ゲームのシステムというか「ほぇほぇ、なるほど、そういう仕組みなのね」といった具合にゲームバランスを把握してきました(いまさらかよ! って声も聞こえてきそうですけどw)。そして遂に......課金しちゃいましたー☆ だって、手詰まりしてサクサクと先に進めなくなったんだもん。これでムスコにデカい顔ができなくなってしまいました。

天下一魔道杯いうイベントが開催されていて、なにも気にせずに参加したのが大間違いだった。これがよくできたシステムというか、運営手腕を誉めるべきといううか、トーナメント上位に入るためには、クリスタルを大量に投資しなければいけないという罠が潜んでおりました。ゲンナリ。

イベントというか、新キャラの追加が途切れなく続いており、貪欲金儲け丸出し運営が滑稽に映るんだよなぁ。

●最近ということでもないけど、ムスコ&ムスメコンビが聴いている、マキシマム ザ ホルモンを愛聴しております。グラインドコア中心の音楽生活に、新しいスパイスを投入! と行きたいところですが、ジャンルとしてあまり差がないので、スパイスにはならないのかな。

でも、ところどころに流れてくるキャッチーなメロディ、耳に残るフレーズ、たくさんの音楽を聴いている人たちなんだなぁ... というのが良く分かる。オイラも中二病を拗らせているのかしらw