[3615] 今年こそGoogleから目を離せない

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《酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ》

■アナログステージ[109]
 2014年こそGoogleから目を離せない
 べちおサマンサ

■Take IT Easy![01]
 作り手と使い手の対話
 若林健一 / kwaka1208

■デジタルちゃいろ[42]
 節目いろいろ
 browneyes


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■アナログステージ[109]
2014年こそGoogleから目を離せない

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20140114140300.html
>
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2014年、一発目です。お正月はいかがでしたか? オイラは三が日だけお休みして、4日からセコセコと仕事初めておりました。やっぱり、連休は3日間が限界で、ダラダラと休んでいるのは性に合わないみたい。それでは、2014年、今年も宜しくお願いいたします☆

●オモチャで遊んだらお片づけしましょう

オモチャで遊んだら遊びっぱなしの会社、Google。いままでに、数多くのオモチャを世に送りだしてきたが、ユーザの食いつき度とは裏腹に、どれも途中で飽きてしまい、最後は部屋の隅に転がっている状態が多かった。

デジクリでも、何度かGoogleのネタを取り上げたことがあったけれど、いちユーザとして最後まで楽しめたオモチャはない。Google+のときも、あれほど盛大に盛り上がったにも拘らず、数か月も経たないうちに、「あー、なんかGoogle+ってあったねぇ」状態。

というのは、Google BuzzやGoogle Waveのときのように、ユーザが食いつき始めたところで、運営が「こりゃダメだ、失敗だ」と、さっさと見限ってコンテンツ終了させてしまう潔さは、ほかの会社と比べて断トツに優れている。

久しぶりにGoogle+を開いてみると、当時の面影は残っているものの、趣が完全にスマートフォンとパソコンの融合性に長けたものに変貌しており、SNSのひとつとして始まったGoogle+だが、Googleという莫大な情報収集能力を発揮できるサービスとなっている印象。

「ふふふ、BuzzもWaveも、すべてはここに辿り着くための布石」と睨んでいたのかどうかは分からないが、Googleの良さがうまく溶け込んだサービスになっていることには間違いない。Picasa、Bloggerと続いて、3番目の安定定着サービスになったのかな……?

今年うまくいけば、LINEに続くヒットアプリになりそうな「気配」なのが、Hangouts。Googleさんには、ぜひとも途中で見捨てないで、頑張って育ててほしいです。Hangoutsのクオリティが上がれば上がるほど、Google+と同時利用で、スマートフォンらしい使いかたが広がってくる。

そうなると、Google+からの(アプリ)繋がりだけで、たまーにしか使わないアプリを限りなく減少させられるし、ユーザにもGoogleにも良いことだらけになるんだけど。いまそれを現実的にできる会社って、Googleしかないんですけどね。

・Google+ ハングアウト ─ Google ハングアウト:
< http://www.google.co.jp/hangouts/
>

●Glassは大吉アイテムになるか、大凶アイテムになるか

早ければ、今春に発売が噂されているGoogle Glass。オイラはそれほどGlassに触手が動いているわけではないが、発売されたらされたで、1時間くらい悩んだ末に、結局購入するというオチが予想できる。ただ、販売価格が7〜8万円以上するなら、一世代目は見送るかもしれない。

オイラ個人で考えると、本当に必要なガジェットなのかというと、まったく必要ない。ひとつのオモチャに過ぎないだろう。Glassにしかできない有効活用術のピントが合っていない今、高価なオモチャという感覚しな湧いてこないのが正直なところ。

・宮本和明のシリコンバレー最新技術報告 - Google Glassが今年最大のヒット商品となるか〜ウエアラブル時代[ITpro]
< http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140108/528708/
>

と、Glassを絶賛しているコラムもあれば、下記のような妙に説得力があるコラムもある。否定的なものではなく、あまりにも期待度が高すぎる故のコメントのように受けるけれど、諸問題はたくさんまとわりついてくるのは確かだろうなぁ。

・シリコンバレー101(547)Google Glass人気は2013年がピーク!? 期待と現実のギャップ[マイナビニュース]
< http://news.mynavi.jp/column/svalley/547/
>

Glassを掛けながら生活していれば、それに付随する事件や問題がニュースになるのも想像できるし、Glassを利用して盗撮や犯罪が起これば、Glassを掛けている人はみんな犯罪者に見られてしまうのも、神経質な日本人気質。

肯定的なニュースは、広く話題にならないものだけれど、犯罪のワンアイテムとしてニュースになれば、手拭いをほっかぶりにして、唐草模様の風呂敷を首に巻いている泥棒と同じようなイメージが定着してしまう。

Glassだけではなく、ほかガジェットもそうだけど、Glassを掛けているだけで人が避けるようなアイテムに育てないでほしいです、ハイ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
>
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
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△▼過酒雑記──今日の酒は明日の肥し▼△

▼黒ウィズ。課金組を卒業しました。もうダメ。欲しいカードは絶対に引かないし、餌カードばかり。カードステータスのインフラが凄まじく、本来のRPGというゲームバランスが崩れてきているような。課金組と無課金でゲームの楽しみかたがハッキリと分かれるだろうな。

課金組はすでに、RPGを楽しむのではなく、カード収集と、敵をいかにワンパン(一撃)で倒せるかのデッキ構成を楽しむものになってきており、無課金組は純粋に本来のカードバトル型PRGとして楽しんでいる様子。課金組を卒業したのは、オイラもRPGとして楽しみたいからと、金が幾らあっても足りない。

といいながらも、昨年から残しておいたクリスタルで回したら、新キャラのコフィ(S)、アベル(A)、リース(A)を一回で同時ゲット! しかも、数か月前に欲しかったけど諦めていたカードも同時にゲットで、7枚の金モノが舞い落ちるなんて、こんなの初めて。ほか3枚は安定の餌カード。攻略に必要なカードも万遍なく整ったし。


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■Take IT Easy![01]
作り手と使い手の対話

若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20140114140200.html
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みなさま、新年あけましておめでとうございます。

昨年の9月から寄稿させていただく機会をいただき、他の筆者のみなさんのボリュームに圧倒されそうになりながら、自分なりに手探りで4か月16回を駆け抜けてきました。

振り返ってみれば、自分の書きたかったことが書けていることもあれば、そうでないこともありました。そんな反省もあり、いつまでも手探りというわけにはいかないと感じましたので、テーマを「ITをもっと気軽に使えるようにするための情報発信」に再設定し、2014年から再スタートすることとしました。

タイトルも、英語の「Take it easy(気楽に行こう)」と「IT」を組み合わせ、「ITをもっと気軽に使えるものにしよう」という意味を込めて、「Take IT Easy!」にあらためさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

●作り手と使い手の対話

そもそも、私が「ITをもっと多くの人が気軽に使えるにしたい」と考えるようになったのは、「デジタル機器は難しい」、「使えない自分が勉強不足なんです」とおっしゃる方があまりにも多いことでした。

これは、「ITを苦手と感じている方」のみならず、それ以外の方にとっても、活用できるシーンが減ってしまう=得られるメリットが減ってしまうという意味では、不幸なことだと感じています。

そして、「使えない自分が悪い」とおっしゃる方にはこのように答えています。「その機械を使いこなせていないのは、その機械を作った人との対話がうまくできていないせいなのです。だから、あなた自身を責めないでください」

デジタル機器には、人の温かみを感じないとおっしゃる方もいますが、どんな機械にもそれを作った人がいます。使う人のことを考えて作った機械には、温かみを感じることもありますし、そうでないものには感じないこともある、機械にも作った人の心が宿っているのです。

もし、どうしてもその機械が使いにくいと思ったら、「これを作った人が悪いんだ」と思ってください、デジタルだから悪いわけではないのです。ですから、そのことでデジタル機器全体を嫌いにならないでいただきたいのです。

実は、私も26年半の間シャープ株式会社に勤務し、モノづくりに関わった人間です。「作った人が悪いんだ」というのは、作り手に対するクレームではなく、作り手の立場の想いなのです。そして、これからもモノづくりに関わる方には、この想いを持ち続けて欲しいと考えています。

一方で、使う側のみなさんにも「使いやすいものを寄こせ」と言い続けるだけでよい、と考えているわけではありません。新しいものを取り入れていくのですから、なんらかの努力は、使い手のみなさんにも必要だと考えています。

そして、私自身も使い手のひとりであり、使い手として新しいことを学んだり、工夫したり、それらを楽しんでやってきました。

これらの経験を活かして、作り手と使い手の対話が少しでも円滑になるような情報発信や支援を、微力ではありますが続けていきたいと考えています。

とはいえ、このデジクリの読者のみなさんは、日頃からITを使いこなしている作り手側の方が多いと思いますので、私がモノづくりの現場で感じていたこと、モノづくりする上でのアイデアなどを発信していくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
Take IT Easy!
< http://kwaka1208.net/
>
< https://www.facebook.com/kwaka1208net/
>

一月一日に私の祖母が米寿(八十八歳)を迎えました。お祝いの日に、みんなで「ジェンガ」(ブロックで作ったタワーを崩さないように積み上げるゲーム)をやったのですが、祖母が想像以上に健闘したことに一同驚き。良い一年どころか、もう数年はみんなで一緒に過ごせそうだ、ということを感じられる、良いお正月でした。


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■デジタルちゃいろ[42]
節目いろいろ

browneyes
< https://bn.dgcr.com/archives/20140114140100.html
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あけましておめでとうございます。

正月早々、いきなり厨二臭いコトを言い出しちゃいますと、明けたら何が目出度いのか、正直よくわかりません。慣習上、どんな根拠になってるのか、何故目出度いのかを論理的に教わった記憶もありません。

調べたらああなるほど、な根拠はあるのかもしれませんが、もの凄い能動を以て調べないとわからない程度には身近とは言えない根拠を持ち出されても、それはそれで困惑してしまいそう、というのが正直なところ。

ですが、これが面白いもので、毎年毎年毎年毎年同じ時期に同じテンプレに則った「目出度い」とされる行為を繰り返しているからか、新しい年が明けた、というそれだけが、あたかも目出度いコトのように思えてくるのですよね。そんなコトがふと我に返ると不思議だったりします。

誰でもどこの国でも、なにがしかの期間の反復での一巡を終えて、更なる新たな一巡を開始する、開始できるコト自体を喜ぶ、というのは広義では共通してる感じがしますよね。

日本だって、正月に限らず、成人式や七五三あたりは、自分も通ってきた道として身近に根拠を理解出来る節目行事ですし、個々人の誕生日なんて万国共通、最たるもの。実際、正月も同じコトなんでしょうね。祝う対象が人ではない、というだけで。

こと、正月については、東亜細亜だと日本以外は今でも旧正月が重んじられてる感じがします。あっ、Wikipedia先生によると、東南亜細亜方面も結構、旧正月派なのかしら。

□旧正月 - Wikipedia
└< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E6%AD%A3%E6%9C%88
>

というか、旧正月を旧正月と呼んで、新しい正月をグレゴリオ暦の初月に置きかえちゃってるのって日本だけだし、その他の亜細亜地域では「正月」という言葉そのもの自体が旧暦の1月のコトなんじゃないですか!

やだわ、正月ですらガラパゴスに孤立してただなんて、今の今まで知りませんでした。いつから日本だけそんなコトになってたんでしょうか。

なんて、やや大袈裟そうにそうは言ったものの、グレゴリオ暦の1月1日を迎えるに当たっては、全世界なんとな〜く、おめでたムードにはなるので、何も日本だけそこが特異なワケではありません。

とはいえ、他の国って意外と、その国特有の新年……というよりは年の節目たる年間最大イベントが、数字上の初月初日以外の根拠で別の時期にしっかりあるコトが多い気がします。

日本てどうなんだろう。祝日マターで見ていっても、社会的に長期休暇を取りづらいかわりに、国民の祝日の年間日数は異国より比較的多いと言われる日本ですが、正月以外にほぼ万人が節目感を高めるその他イベントなんて、ありませんよね?

近代の年中行事だと、バレンタインやハロウィン、クリスマスはあまりにも商業ベースだし、万人向けかというと微妙にそうでもない。夏休みなんて業界によりけりで、お盆に必ず取るとも言えたものではない。成人式やこどもの日や勤労感謝の日や敬老の日は節目モノとはいえ、一応対象者が限定されてる。

ワタシの乏しい南亜細亜界隈の知識からだと、印度の主要地域をはじめとするヒンドゥ圏では主に10月のディワリが新年となるらしい。

印度は9月頃から延々、各種お祭りシーズンに入る。ここで面白いのが、各種お祭りに対しての思い入れは地域性によりけりで、ディワリは一応、基本的にはラクシュミ様が主役。

なのですが、別の神様がその土地で最も人気のある神様だった場合には、そちらの神様が主体のお祭りの時期の方が、その土地ではディワリ以上に盛り上がってたりするらしい。

例えばムンバイでは、ディワリも勿論行なうんだけれど、日本でもお馴染みの象頭のガネーシャ信仰が強いので、ディワリより先に行なわれるガネーシャ祭りの方が皆さん力入ってたりするそうです。

なんだろう、本音新年と建前新年、みたいな? そんなお祭りが約ひと月違いくらいでたて続けにやってくるのだから、印度の秋は所により文字通り「盆と正月が一遍にやってきた」状態になるのだそうな。ちょっと楽しそうでもある。

同じく南亜細亜(に留まらないと思いますが、地域性との融合度合いが不明なので)、パキスタンをはじめとするイスラム圏では犠牲祭の大イード(新年…というより新年を迎えるホリデーシーズン開始、みたいな)とラマダン明けのイードがあったりする。

こちらはそもそもが太陰暦スパンのヒジュラ暦ベースなので、グレゴリオ暦のいつ、という置き換えは効かない。それどころか季節ともズレが生じるので、同じ祭事が夏になったり冬になったりしていく。

ここ最近はラマダン(断食月)が夏場になってるようなので、ムスリムの多い暑い地域は大変だろうなぁ、なんて思う(……のは門外漢が故の大きなお世話かもしれないけど)。

そんな南亜細亜のワカモノたちも、社会的階級や環境によっては、自分たちにとっての年間最大イベントとは捉えていなくても、グレゴリオ暦1月1日の新年明けイベントは行なったりもするようだ。

アルコールを伴ってるかどうかは置いといて、お祭り騒ぎの理由付け的な意味では、まさしく「いちがつーはしょうがつーで酒が飲めるぞ、酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ」である。

欧米の、主にキリスト教が宗教の中心に不文律的に存在してる地域でもニューイヤーイベントはあるだろう。正直そちらはあまりよくわからない。

わからないながらに思いつく推測としては、恐らく、元旦より一週先んじてるクリスマスの方が本気だし本番だし、実質、1月1日なんて、ホリデーシーズン折り返し地点ののろしとしての花火打上げ、くらいの意味合いなんじゃないかしら(偏見)。

本気のクリスマスといえば、十ウン年前にクリスマス前後にスペイン旅行に行ったときは正直閉口した。普段やってるお店やレストランも、自分たちのための非営利の、本気クリスマス準備のために、極端な営業時間短縮や休業に入っており、外食にも難儀したのだ。

実は旅に連れ立ったのが高校時代の同級生で、実はその母校というのがミッション系だったので、実は必修科目としてミサをはじめとする宗教行事に参加させられたり賛美歌歌わされたりとかは在学中の日常行事であった。

そんな経緯もあったので、その土地のクリスマスのミサってどんなかね、みたいな共通の興味があり、クリスマスの夜は軽い気持ちで近くの教会を訪れた。商業施設も閉まりまくってるし、行き場も限られてたしね。

(余談だが、ワタシに限って言えば、その高校に入ったお陰で、入学前までは持ってた筈キリスト教に対してのよいイメージはガラガラと崩れたし、現在のイスラム萌えに至る道程ではこの時期の反発心も大いに一役買ってるのではないかと疑ってる。そんなのも「縁」としか言いようがない。キリストさまとワタシはご縁がなかったんだな、と思ってる。)

単なる好奇心で混じり込んだものの、全員が賛美歌歌う、みたいな場面に至り、どうやら手に手を取って賛美歌を歌う、という運びらしい。そこではじめて横に立ってたおばちゃんがこちらに一瞥をくれた。

どう見ても土地の人間ではない東洋人の小娘たちを二度見するも、「同じ信仰があるなら言葉なんて!」とばかりに、言葉は一切なしで、奪うように手を繋がれ、共に賛美歌歌いながら、内心では、いやごめん、クリスチャンなワケではないのよ、ホントごめん……と申し訳なく思う。

本気クリスチャンがデフォルトの国は、やっぱりクリスマスは本気だし大まじめですよね。米国はよくわからないけど、欧州は結構ストリクトで保守的で大まじめな所多い気がするな。

そうやって考えるとムスリム国と本質的には同じなんだな、という気もします。単に、宗教由来の行動規範が、欧米の物差しで、当たり前と受け止められるか、異質と受け止められるか、の違いだけですよね。

さて、この新年話、今回の記事の触りにちょっと書きはじめたつもりが無駄に膨らんでしまったけど、うまい畳みどころがいまひとつない。

1月1日に限らず「新年」の祝いの背景は現代でも意外と宗教に根付いてる所の方が主流なんだろうな、と思います。世界的に見たら。

どちらかというと「重要なまつりごと」が「明けた|明ける」から目出度い、みたいに、「明ける」こと自体が主役ではないのかもしれない。

大戦後に残念な形で宗教と決別せざるを得ず、宗教全般を頭ごなしに、弱みに付け込む胡散臭いもの扱いするしかなくなってしまった日本は、明けたコトそのものに縋るしかないから心許なく感じるのかもしれない。

ワタシ自身のこの新年は、例年以上に正月らしいコトはしませんでした。最近、和出汁にちょっと凝ってる配偶者が、暮れに先行して雑煮を作ったりしてましたが、以降、年越しそばも食してないし、年明けてから餅すら食べてないわ……。

正月についてはそんな扱いになってしまいましたが、個人的な年中行事は世間とは切り離してしっかり楽しまなくちゃいけませんね。

取り敢えずは自分と配偶者の誕生日とか、結婚記念日とか、その辺でしょうかね。大抵、配偶者の食べたいものを食べに行く贅沢グルメの日にされてしまいますが。

あっ、それこそまさしく「酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ」なのだな……。

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■どこかの国の音楽

□"Alingo" by P Square
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個人的には引き続きアフリカはフランス語圏に萌えっぱなしですが、今回はアフリカ英語圏、ナイジェリアのP-Squareのお二人を中心とする群舞をどうぞ。

もうこの、衣装にしろ無駄CGにしろダンスにしろ、清々しいまでに突き抜けたダサさがすごい。しかも、そんなダサさも我が道を半周しちゃえばかっこよく見えてしまう、みたいなダサかっこよさがなんともクセになるのですよねw

この人達、過去にはそれなりに洒落乙風アフリカンポップスもやってないワケじゃないのですが、年々、鋲付きのハードレザー肩パッドバーン、みたいなスタイルへの執着が隠しきれなくなってる感じです。

結構最近の動画だと、直球でマイケルジャクソントリビュートな動画とかも出してるので、ああいうやり過ぎ感のあるエンタメ、真骨頂なんでしょうね。

……と、P-Squareをダサいダサいと半笑いで紹介しといてナンですが、英語圏は全体的に垢抜けた感じがします。やはりガーナ・ナイジェリアあたりは大都会感強いですね。

YouTube眺めてても、うまく表現できないけど、動画の各種クオリティが都会のキー局(英語圏)見てたら地方CM(仏語圏)流れてきた、みたいな落差かも。それでもやっぱり仏語圏ラブなんですけどねっ!

【browneyes】 dc@browneyes.in

生業:アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋&行政書士補助者などをしつつなんでも屋(←いまここ)。
ライフワーク:なんでもない日常のスナップ。
□テキスト集積所 < http://j.mp/browneyes140
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□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes
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□デジタルちゃいろ:どこかの国の音楽プレイリスト < http://j.mp/xA0gHF
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正月は北海道、道東のとある漁師町で、二歳男児のいる暮らしを垣間見てきました。考えてみたら男の子ってこれまであまり縁がなく、しかも一週間近くというそれなりにまとまった時間、近くで眺めていましたが、女の子とは別のイ
キモノですね、あれは。

言語コミュニケーションの初段階に入ったばかりという時期だったこともあって、今は時折人間語の混じるインコのさえずり、はたまた宇宙との交信、みたいな感じで、色々と面白かったです。


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編集後記(01/14)

●先週末に横須賀へ一泊二日の小旅行をした。横須賀なんて、我が家から品川駅まで行く時間と、品川駅から京急線の快特で横須賀中央駅まで行く時間が同じくらいと、じつに近距離なのであった。わざわざ泊まって来るほどの所でもない。目的は妻が旧友に会うためなのだが、今まで一度も訪ねたことのない家まで一人では行けないから連れてって、ということでわたしも同行することにした。日中は妻が友人宅で過ごし、その間わたしはひとりで横須賀を散歩する。それで帰るのは惜しいから、三浦海岸のホテルに一泊し、翌日は横須賀美術館を見に行くことにした。

横須賀中央駅からバスで友人宅のそばまで行き、住所を頼りに家を捜す。ネットで調べたバスの時刻表や、バス停からのルート案内などはほとんど役に立たなかった。現地の人に聞くのが一番である。ようやく捜しあてた友人宅に妻を置いて、わたしはまたバスで横須賀中央駅に戻る。ゆっくり歩いて約20分、記念艦「三笠」に至る。三笠は1905年、日露戦争において、東郷大将が率いる連合艦隊の旗艦として活躍し、ロシアのバルチック艦隊を全滅させる偉功をたてた日本海軍の代表的な戦艦である。1926年に日本民族の栄光を永く後世に伝えるため、多数の記念品とともにこの白浜海岸に固定された。

「坂の上の雲」の日本海大海戦のくだりを読んで感激、感涙にむせんだ者として、まさか三笠の東郷司令長官の立った位置に立てるとは(甲板に位置がマークされている)ありがたすぎる。60分コースで艦内のさまざまな展示を堪能した。日本海大海戦のパノラマ模型は、あの有名な「丁字戦法」を解説していて、いままで見聞きしたなかで一番わかりやすかった。簡略化されていたが素人にはちょうどいい。それにしても完璧な勝利、これを誇らずにいられようか。また、東郷平八郎はじめ、秋山真之、乃木希典、広瀬武夫などの筆跡のみごとさにも感動し、新年早々いいものを見せてもらったと満足。

横須賀をぶらぶらと2時間くらい歩き続けたら、次第に右足が痛くなり、歩くのがいやになった。それまでこの足でどこでも歩いていけるぞと自信満々だったのに、なんというていたらくだ。温泉に浸かって少しは回復したが、翌日も右膝の裏側が痛かった。横須賀美術館はたまたま企画展がなく、所蔵品と市内の小中生の作品展示だった。とにかく展示施設がすばらし過ぎる。こういう会場で展示できたら作家は誇らしいだろう。今回のおみやげは横須賀海軍カレーのレトルトパックと足の痛み。今はもう完全回復したが、年寄りの根拠なき足腰自慢は引っ込めなくてはならないと思い知ったのであった。(柴田)

三浦半島で遊ぶなら「三浦半島1DAY・2DAY切符が超便利!
< http://www.keikyu-ensen.com/otoku/otoku_miura.jsp
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●iPhone 5Sにした時の話。ちょっと前にキャッシュバック条件で問題になっていた、有料サービスを全部つけてもらった。強制ではないのだが、無料で試せるチャーンス! 結局スマートパス以外は無料期間終了前に解約したよ。『Hulu+』だけは、時期を見て改めて入り直すかもしれない。

ちょこっと試してみた結果。テーマに沿った曲が有線のように流れ、歌詞が出るという『うたパス』は面白いけどすぐ飽きそうだった。いま普通にテレビで流れるような曲が主流だから余計にいらないかなと。BGMとしてなら、音楽だけ流れるネットラジオでいい。

本読み放題が誘い文句の『ブックパス(読み放題)』は読みたい本がない。漫画はシリーズ全巻無料はなくて、最初の数冊だけが無料。月額費払って最初の数冊だけしか読めないなら、読みたい時にお金払った方がいいなと。続く。(hammer.mule)

< http://www.hulu.jp/
>  Hulu+
日本語吹き替えは少ない。