先日リリースされたAdobeのLightroom mobileを早速ダウンロードして使ってみました。今回はそのインプレッションです。
Adobe Lightroom mobile(無料)
< http://bit.ly/1r47Dlz
>
Adobe Lightroom mobile(無料)
< http://bit.ly/1r47Dlz
>
現在はiPad版のみですが、今後時期は未定ながらiPhoneやAndroid版もリリースされるそうです。
iPad版はAppストアから無料でダウンロードできますが、使用するには「Creative Cloud通常版」または「Creative Cloud - Photoshop写真家向け特別プラン」のサブスクリプションが必要です。
普段から制作のお仕事でAdobe製品を使っている方は、既にCreative Cloudの人も多いと思いますので、Lightroomをダウンロードすればすぐに使用できます。
まだ、Creative Cloudを使っていない写真をたくさん撮る人は、期間限定の「Photoshop 写真家向けプログラム」がいいかもしれません。PhotoshopとLightroomが月980円で使用できるプランです。
< http://adobe.ly/1r4bjUu
>
Lightroom使ったことないけど、とりあえずお金をかけずに使ってみたい。という方は、30日間体験版をダウンロードして試してみるのがよいでしょう。
< http://adobe.ly/1r48Idg
>
Lightroom mobileの説明の前に、まずLightroomとはどんなソフトなのかを知っておく必要があります。
Lightroomは、おそらくプロで写真を撮ってる人にはなくてはならないソフトじゃないかと思います。プロだけでなく、普段から写真をたくさん撮る人、いろんな種類のカメラ(一眼レフやミラーレス、コンデジやiPhoneなど)複数のカメラを使って撮った写真がハードディスクの中にいっぱいたまっている人にとっても、とても重宝するはずです。
RAWで撮った写真を現像するソフトだと思っている人が多いと思いますが、それだけの用途ではありません。RAWだけでなく、JPEG画像も柔軟に調整できますし、現像・画像調整に使用するだけでなく、むしろ、デジカメで膨大に撮りためる写真や動画データの管理に使えば使うほど、威力を発揮するソフトです。
写真データの管理の仕方は、ひとそれぞれのワークフローがあると思いますので、今回は触れませんが、またの機会に解説しようと思います。
それでは、iPadのLightroom mobileについて……。
iPadのAppストアからダウンロードしてインストールします。
< https://flic.kr/p/nfMian
>
最新版にアップデートしたデスクトップ版のLightroomを起動すると、左上に「Lightroom mobileをはじめる前に」と表示されています。
< https://flic.kr/p/nfMGH4
>
環境設定の「Lightroom mobile」のタブでAdobe IDを入力しサインインします。
< https://flic.kr/p/nfPJAQ
>
iPadで使いたい写真を入れる「コレクション」を作成。その時にLightroom mobileと同期にチェックを入れておきます。
< https://flic.kr/p/ndJUzr
>
iPadで使いたい写真を、先ほど作ったコレクションに入れるとCloudにデータがアップロードされます。
< https://flic.kr/p/nfPJx3
>
この時アップロードされるデータは、元のRAW画像ではなく、長辺2048pixelに縮小されたJPEGプレビューデータのようです。
Lightroomは、トリミングや色調補正、レタッチなどいかなる処理も、オリジナルの画像データを変更するのではなく「何を変更したか」というパラメータだけが記録されます。そして、元の画像データにその処理を加えたものを書き出して新たな画像を生成するので、撮影した元データはずっと元の状態です。
Web制作者が、PhotoshopデータからWeb用の画像をPNGやJPEGやGIFなどでWeb用に書き出すのと似ています。
iPadのLightroom mobileを起動して、Adobe IDを入力しサインインすると、先ほどLightroom側で選択した画像が同期されiPadで表示されます。
< https://flic.kr/p/ndJFnz
>
< https://flic.kr/p/ndJLT5
>
< https://flic.kr/p/ndLpyh
>
逆にiPadのカメラロールにある写真を同期することもできます。iPad側で新規コレクションを作り、写真を選択すると同期が始まります。
< https://flic.kr/p/ndLt1b
>
< https://flic.kr/p/ndLwTG
>
< https://flic.kr/p/ndLudX
>
では、Macから同期したRAW画像をiPadで色調整してみましょう。そのままだと少しくすんだ感じの写真を、夏っぽくコントラストを高くして、色を鮮やかにしました。
< https://flic.kr/p/ndLJ6b
>
< https://flic.kr/p/ndLG2B
>
もう1パターン。今度はiPad側にあったカレーのJPEG画像を調整してみます。
< https://flic.kr/p/ndLVrx
>
撮ったままの写真は、ごはんの部分が白く飛んでしまっているので、この部分のディテールがでるように、ハイライト部分を調整します。ごはん粒の陰影が確認できるようになりました。
< https://flic.kr/p/nfPJCc
>
iPadでの調整が終わると、同期されてMac側にも同じものが表示されます。
< https://flic.kr/p/nfQemg
>
iPadでRAWやJPEGが簡易的ではありますがLightroomの画像調整ができるのは素敵なことなのですが、まだまだ調整項目がMac側のものよりも少ないですし、そもそもiPadは個体によってかなり画面の色が違いますから、現状では、それを元にどこまで調整可能なのかということもありますが、あくまでざっくりとシミュレーションするくらいは使えそうです。
出たばかりのiPad版Lightroom mobile、今後どんどん進化していくと、撮影後のワークフローが大きく変わるかもしれない可能性を秘めたアプリです。今後も注目して折にふれてご紹介していきます。
【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41
>
今週は水曜日から土曜日まで久しぶりに東京出張の予定ですが、昼間と朝晩の気温の差が大きいので着ていくものに悩みます。ちょうどオバマ大統領訪日と重なるようなので、あちこち不便な気がします。
iPad版はAppストアから無料でダウンロードできますが、使用するには「Creative Cloud通常版」または「Creative Cloud - Photoshop写真家向け特別プラン」のサブスクリプションが必要です。
普段から制作のお仕事でAdobe製品を使っている方は、既にCreative Cloudの人も多いと思いますので、Lightroomをダウンロードすればすぐに使用できます。
まだ、Creative Cloudを使っていない写真をたくさん撮る人は、期間限定の「Photoshop 写真家向けプログラム」がいいかもしれません。PhotoshopとLightroomが月980円で使用できるプランです。
< http://adobe.ly/1r4bjUu
>
Lightroom使ったことないけど、とりあえずお金をかけずに使ってみたい。という方は、30日間体験版をダウンロードして試してみるのがよいでしょう。
< http://adobe.ly/1r48Idg
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Lightroom mobileの説明の前に、まずLightroomとはどんなソフトなのかを知っておく必要があります。
Lightroomは、おそらくプロで写真を撮ってる人にはなくてはならないソフトじゃないかと思います。プロだけでなく、普段から写真をたくさん撮る人、いろんな種類のカメラ(一眼レフやミラーレス、コンデジやiPhoneなど)複数のカメラを使って撮った写真がハードディスクの中にいっぱいたまっている人にとっても、とても重宝するはずです。
RAWで撮った写真を現像するソフトだと思っている人が多いと思いますが、それだけの用途ではありません。RAWだけでなく、JPEG画像も柔軟に調整できますし、現像・画像調整に使用するだけでなく、むしろ、デジカメで膨大に撮りためる写真や動画データの管理に使えば使うほど、威力を発揮するソフトです。
写真データの管理の仕方は、ひとそれぞれのワークフローがあると思いますので、今回は触れませんが、またの機会に解説しようと思います。
それでは、iPadのLightroom mobileについて……。
iPadのAppストアからダウンロードしてインストールします。
< https://flic.kr/p/nfMian
>
最新版にアップデートしたデスクトップ版のLightroomを起動すると、左上に「Lightroom mobileをはじめる前に」と表示されています。
< https://flic.kr/p/nfMGH4
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環境設定の「Lightroom mobile」のタブでAdobe IDを入力しサインインします。
< https://flic.kr/p/nfPJAQ
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iPadで使いたい写真を入れる「コレクション」を作成。その時にLightroom mobileと同期にチェックを入れておきます。
< https://flic.kr/p/ndJUzr
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iPadで使いたい写真を、先ほど作ったコレクションに入れるとCloudにデータがアップロードされます。
< https://flic.kr/p/nfPJx3
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この時アップロードされるデータは、元のRAW画像ではなく、長辺2048pixelに縮小されたJPEGプレビューデータのようです。
Lightroomは、トリミングや色調補正、レタッチなどいかなる処理も、オリジナルの画像データを変更するのではなく「何を変更したか」というパラメータだけが記録されます。そして、元の画像データにその処理を加えたものを書き出して新たな画像を生成するので、撮影した元データはずっと元の状態です。
Web制作者が、PhotoshopデータからWeb用の画像をPNGやJPEGやGIFなどでWeb用に書き出すのと似ています。
iPadのLightroom mobileを起動して、Adobe IDを入力しサインインすると、先ほどLightroom側で選択した画像が同期されiPadで表示されます。
< https://flic.kr/p/ndJFnz
>
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>
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逆にiPadのカメラロールにある写真を同期することもできます。iPad側で新規コレクションを作り、写真を選択すると同期が始まります。
< https://flic.kr/p/ndLt1b
>
< https://flic.kr/p/ndLwTG
>
< https://flic.kr/p/ndLudX
>
では、Macから同期したRAW画像をiPadで色調整してみましょう。そのままだと少しくすんだ感じの写真を、夏っぽくコントラストを高くして、色を鮮やかにしました。
< https://flic.kr/p/ndLJ6b
>
< https://flic.kr/p/ndLG2B
>
もう1パターン。今度はiPad側にあったカレーのJPEG画像を調整してみます。
< https://flic.kr/p/ndLVrx
>
撮ったままの写真は、ごはんの部分が白く飛んでしまっているので、この部分のディテールがでるように、ハイライト部分を調整します。ごはん粒の陰影が確認できるようになりました。
< https://flic.kr/p/nfPJCc
>
iPadでの調整が終わると、同期されてMac側にも同じものが表示されます。
< https://flic.kr/p/nfQemg
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iPadでRAWやJPEGが簡易的ではありますがLightroomの画像調整ができるのは素敵なことなのですが、まだまだ調整項目がMac側のものよりも少ないですし、そもそもiPadは個体によってかなり画面の色が違いますから、現状では、それを元にどこまで調整可能なのかということもありますが、あくまでざっくりとシミュレーションするくらいは使えそうです。
出たばかりのiPad版Lightroom mobile、今後どんどん進化していくと、撮影後のワークフローが大きく変わるかもしれない可能性を秘めたアプリです。今後も注目して折にふれてご紹介していきます。
【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41
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今週は水曜日から土曜日まで久しぶりに東京出張の予定ですが、昼間と朝晩の気温の差が大きいので着ていくものに悩みます。ちょうどオバマ大統領訪日と重なるようなので、あちこち不便な気がします。