[3744] ワンフェス2014夏に思う

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《クマゼミの声がうるさすぎて》

■ショート・ストーリーのKUNI[157]
 大問題
 ヤマシタクニコ

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 ワンフェス2014夏に思う
 織田隆治

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■ショート・ストーリーのKUNI[157]
大問題

ヤマシタクニコ
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ある国で総理大臣と大臣たちが一堂に集まっていた。

「総理! これをごらんになってください」

経済産業大臣がタブレット端末で一枚の写真を表示した。電車の車内を写したものだ。座席はほぼ乗客で埋まっている。立っている人が少し。総理大臣はちらと見て言った。

「これがどうしたんだ」

「何もお感じになりませんか、総理。よく見てください。乗客が全員、スマホを使っています。全員、です」

「ああ、そういえば」

「確かに」

財務大臣が言った。

「近頃みんなこれですからなあ」

防衛大臣ものぞきこんでつぶやいた。経済産業大臣はいらついて言った。

「みなさん、のんきだなあ。いいですか。電車の中で全員が、スマホの画面に見入っているという異常な風景。これはなぜだと思いますか。これは......みんなひまだからです。ひまだけど、他にすることがないのでスマホをいじってるのです!」

「そうかもしれんな」

「ところが、世間ではいまものすごく人手不足です。人が集まらなくて閉店に追い込まれる外食産業もあるのです」

「おお、そうであったな」

「なんというアンバランス。私はこれを見て考えました。少子化が労働力不足を招いていると思っていたが、そうではなかった。みんな本当はひまで困ってるんです。これを生かさない手はありません。電車の中では国民にスマホをやめさせます。そして何らかの仕事をしてもらうよう、提案します」

「え、電車の中で牛丼をつくるとか?」

「そうではありません。どんな仕事でもいいのです。いま世間で広く仕事として認識されているものの一部でも電車の中でこなすことができれば、まわりまわってまわりまわってまわりまわって......外食産業の人手不足も解消されるはずではありませんか」

「あー......なるほど! それは素晴らしい。さすが経済産業大臣だ。よし、明日から電車の中はスマホ禁止だ。ひまなら仕事をしてもらえばいいのだからな!」

「えー、その、私は電車で国会に通っておりますが、私も対象になるのでしょうか」

法務大臣が言った。

「もちろんだ。携帯のストラップ作りでもタマネギのみじん切りでも傘の骨の組み立てでも何でもいいからやってもらおう。わはは。これはいい。問題がひとつ解決した! 法制化を急ごう」

そのとき、すっくと立ち上がったのは文科大臣であった。

「総理、私もその写真を見て考えました。これは大問題です!」

「何を考えたのだね」

「これは同じような電車の車内を20年前に撮った写真です。ご覧ください」

文科大臣がタブレットで示した古い写真にはつり革で吊り輪をするばかもの、じゃない若者が写っていた。まわりの乗客は眉をひそめたり体をねじって避けようとしたりしている。とても迷惑そうだ。

「かつてはこれが普通でした。若者は電車の中で吊り輪ごっこをしていたものです。いまはスマホです。このことと我が国の若者の運動能力が低下していることは無関係と思えません」

「いや、無関係だろ......」

「無関係ではありません! 文科大臣として車内スマホ禁止&車内では極力スポーツに励むべしという提案をさせていただきます!」

「ううむ、なるほど。一理あるかもしれん。わかった。法制化に向けて準備を始めよう。つり革はオリンピックを意識した規格に、シートはあん馬にしよう。自動改札はハードルにして飛び越えるように」

「切符がなくても入れるのですか。問題だ!」国土交通大臣が言った。

「だいじょうぶだ。自動改札機を10個くらい並べて全部クリアしないとホームに入れないようにする」

「わかりました。それならけっこうです」

そのとき、またすっくと立ち上がった者がいた。厚生労働大臣だ。

「総理、私の意見もお聞きください。これは23年前の写真です!」

厚生労働大臣が示した写真も電車の中を写したものだが、全員がだらしなく居眠りをしていた。ある者は口を開け、あるものはよだれを垂らし、あるものは隣の席の人間にもたれかかり、ひっくり返り、思いっきり爆睡していた。

「こ、これは......」

「最近、国民の睡眠時間が短くなる一方だと思ったら、スマホが原因だったのです! かつては電車の中でみんな居眠りをしていたおかげでかなり睡眠を取っていたのに、それができなくなったわけですから。これは厚労大臣として看過できない事態。十分な睡眠なくして健康を維持することかなわず、ひいては国家の繁栄もあり得ません。電車の中では全員寝るよう義務づけ、従わない者は厳罰に処することを提案いたします!」

「まったくだ。電車は寝るためのものだ。寝なくてどうする。厚労大臣、君はまったく正しい。直ちに法制化を。反対勢力は力づくで押しつぶ」

と言いかけたとき、叫び声が。

「ま、待ってください!」

「何なのだ、環境大臣」

「最初の写真をよく見てください。全員がスマホの画面を見ているとおっしゃいましたが......この男性は本を読んでいます!」

環境大臣が画面を拡大してみせた。すると、中年男性と思われる一人の乗客の手にあるのは、文庫本らしきものだった。

「本だ!」

「表紙を折り込んで片手で持って......一見スマホ風ではないか!」

「まぎらわしい人だなあ」

「わざとやってるんでしょうか」

「何のためにっ」

するとまた声が。

「ああっ、総理、ここ、これを見てください!」

「なんだね、財務大臣」

「その男性のふたり置いてとなりの人物が手にしているのはお経です!」

「お経だって!」

画面を拡大してみると、確かにお経だ。

「お経を手にしているなんてそんな、まるでお坊さんみたいな......ほんとにお坊さんだ。なんでこんなところに坊主が! しかも今さらお経をまじまじ見なくても」

「練習していたのではないでしょうか」

「あーっ、そそ、総理!」

「何だね、内閣府特命担当大臣!」

「そ、その向かい側のじいさん、もとい高齢者が手にしているのは15ゲームです!」

「ほんとうだ! 指を添えている様子がまるでスマホだったので、気づかなかった!」

「そして、その隣の学生風の若者も一見スマホを見ているようですが、ちがいます。自分の手のひらをじっと見ているだけです!」

「なんでそんなことをするんだ。まぎらわしい!」

「わー、信じられません、総理!」

「もー、何なんだ、消費者及び食品安全担当大臣!」

「その横の女性が手にしているのはおろし金です! わさびをおろしているようです!」

「なんだと!」

「どこが『全員スマホ』なんだ!」

「いい加減にしろ!」

そういうわけでスマホが電車内で禁じられるという話はなくなったが、一同なんとなくざるそばが食べたくなったということである。


【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
< http://midtan.net/
>
< http://koo-yamashita.main.jp/wp/
>

朝ドラを毎日見ているのですが、最近セミ(クマゼミ)の声がうるさすぎてセリフがよく聞こえません。先日はそこへもってきて団地の草刈りが始まり、そうこうしているうちにゴミ収集車が来て、何にも聞こえませんでした。困ったもんです。


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■3Dプリンター奮闘記[41]
ワンフェス2014夏に思う

織田隆治
< https://bn.dgcr.com/archives/20140731140100.html
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先週の日曜に、ワンダーフェスティバル(ワンフェス)に行ってきました。ワンフェスって何よ? って人は下記のリンクを参照して頂くか、ワンフェスでググってくださいね。
< http://wf.kaiyodo.net/
>

まあ、要するに「ガレージキット」と呼ばれる、個人が作った模型キットの販売イベントなんですが、最近では企業が乗り出して来たり、本業で模型をやっている人が出て来たりして、プラモデル、フィギュアのイベントになってきています。

ここ6年くらい前から僕も「ディーラー」として出典しているんですが、この数年でかなり内容が変わって来た気がしてきています。

何が一番変わったかというと、「組み立てキット」を求めて来る人より、「完成品」を求めて来る人がかなり増えて来たこと。

一昔前までの「ガレージキット」ってのは、企業でも工場の人でもない、そういう意味では「素人」が作った組み立てキットなので、かなり作りづらかったりしたもんです。

それでも、金型では抜けないような驚異的なモールドが掘り込まれていたり、市販品では絶対に売れないニッチなモデルがあったりして、買う側にも根性やスキルが求められる物がほとんどでした。

そういう、「モノを作る」といった基本的なことをする人が少なくなってきているのかなぁ......と少し寂しい感じ。

イベントでも、企業ブースの完成品等を買い求め、その後に一般のガレージキットのブースを見て回るだけの人も増えています。

ここ数年、そういうニーズが求められるようになり、ディーラーの中でも、完成品に近い状態のキットや、バリやランナーをきれいに切り取って、組み立てを楽にしたものや、完成品を用意するなど、需要に対応したところも増えてきました。

でも、僕の場合は、色々自分で作って欲しいなぁ......と思っているので、複製したそのままの状態を袋詰めしています。

展示している完成見本を見て「これは完成品ですか?」と聞いて来られる一般参加者さんもかなり多く、「いえ、自分で組み立てて塗装するキットですよ」と答えると「そうですかぁ......。難しそうだから無理だなぁ」と、残念な顔をして去って行くんですよね。

僕が「ガレージキット」を知ったのは、高校の時でした。もう、30年程前になりますが......。

今をときめく「海洋堂」やガイナックスの前身の「ゼネラルプロダクツ」なんかが大阪にあり、当時からプラモデルやB級のホラーやSFなんかが好きだった僕は、その当時それらのショップに行っては心ときめかせていたもんです。

始めて買ったキット、まだ覚えているんですが、確か「メタルーナミュータント」。そんなん知らんわい! って人がほとんどだと思います。

「宇宙水爆戦」というマイナーB級映画に、ちょろっとだけ出たモンスターなんですが、そのデザインが異様にイカシていました。

もちろん、そんなプラモやおもちゃが出るハズもなく、模型雑誌を見ていてそれを発見した時のトキメキは今でも覚えている次第です。

当時の僕に、そんなものをイチから作る技量なんてものはなく、諦めていたところにその広告。貯めていたお年玉を握りしめて買いにいった、今となっては良い思い出......。

と言いたいところなんですが、いざキットを買って帰ってみると、パーツの合いが凄く悪いし、無数の小さい気泡が入っていたりして、「果たして自分にこれを組み立てることが出来るのか!?」

その当時、けっこう高いお買い物だっただけに、完成させないとトラウマになりかねない感じでした。

そこで、色々な模型雑誌を見ながら、パテを盛ったり、削ったりを繰り返し、なんとか完成させる事が出来ました。すっげ〜嬉しかった思い出です。

そういった「作る楽しみ」「完成させる充実感」「自分で考えて工夫する」というのは、凄く大事なことだと思うんですよね。

それぞれ人の意見は違うでしょうけど、組み立て図に忠実に作って完成、といった基本も大事ですけど、自分で調べて、工夫して、といった行程ってのは、仕事をする上でも何をする上でも必要なことだと思います。

マニュアル通りに行動するのは、とても大事なことではあるんですが、創意工夫ってことも、凄く大事だと思っています。

最近のプラモデルもそうなんですが、かなり精巧になってきていて、組み立て説明書通りにしないと完成しないような物も多いです。

それが悪いわけじゃないんですけど、もっと作り手の創意工夫で色々と発展するような物も欲しいな〜とも思います。そういったところを刺激するようなプラモデルやおもちゃなんかもあるんですけどね。

模型を作るってことは、まず、組み立て説明書をよく読み、パーツを把握して組み立てる。

その際、このパーツは何故こういった形になっているのか? なぜ、この順番で組み立てる必要があるのか? を考えると、この順番で組むために、こういった形状になっているんだと理解できるでしょう。モノ作りに必要なことがかなり詰まっているのです。

授業なんかでプラモデルを作らせるってのもいいのかもしれないなぁ......なんて思ってます。根気や立体把握能力もつくと思うんですよね。嫌いな子供もいるでしょうけどね(笑)でも、何か目覚めるかもしれませんよね。

何より、完成させることで、自分に自信がついたり、人の完成品を見て、自分のとどう違うのか? 自分のものより優れた物を見て、どこをどう工夫しているのか? を考えれば、観察力や洞察力が身につきます。

良い作品を見るのは凄く大事なことだし、自分の作品の工夫を人に説明するようなコミュニケーションを取ることも大事ですよね。僕の授業でも、そういったことを入れて行こうかな〜なんて思ってます。

モノ作り、楽しいですよね!

【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp
>

最近お仕事が凄く忙しくて忙しくて......これじゃイカンなぁ......。
もっと心に余裕持たなきゃ......。


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編集後記(07/31)

●デジクリは明日8月1日(金)から8月20日(水)まで夏季メンテナンス休暇に突入します。筆者のみなさん、読者のみなさん、熱中症にはご用心、こまめに水分を補給して、必ず昼寝を......は無理でしょうが、ご自愛ください。


●「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」という橘曙覧の歌を冒頭に持ってくるのは、読売新聞「編集手帳」のテクニック借用である。いま、まさにその歌の心境だ。朝顔の花が昨日は8個、今日は4個咲いた。デジカメでは写せない美しい紫色の花が一番好きだが、今まで見たことのない淡い茶系や青系(なんとも表現できない色)の花もいいものだ。いままでは隣家からラティス越しに侵入してきたバラやデージーを楽しんできたが、朝顔は種から育てたのだから、わが子みたいな感覚で毎朝、妻と喜びあっている。犬がいなくなってから初めての生き物だもの。

橘曙覧は江戸末期の歌人で「独楽吟」では「たのしみは」で始まる歌がずらっと並ぶ。貧乏な生活の中で家族の幸せをよんだ歌が心にしみる。「たのしみは三人の兒どもすくすくと大きくなれる姿みる時」「たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどひ頭(かしら)ならべて物をくふ時」ああ、いいな。ところで、いまのわたしの「たのしみは」はなんだろう。まず朝顔があり、午後一の昼寝があり、自転車散歩があり、夕餉のビールがあり(第三のだけど、と必ず言う)、人に語るには芸のないことばかりだ。おやつに森永ジャンボアイスもなかを、妻と一個を半分にわけて食べるというのも最近のたのしみであるが、それを和歌に作れないのがくやしい。

橘曙覧「たのしみは晝寝せしまに庭ぬらしふりたる雨をさめてしる時」という歌も素敵だ。その佇まいもよくわかる。我が家は決して高級マンションではないが、一階の庭の広さは自慢できる。芝生の庭の先は生け垣で、その先に立木が繁る広い歩道があって、その先が車道だ。その先に民家が建ち並ぶが、見渡す空は広い。居間にいながら天候の変化はすぐわかる。この季節の夕立はじつに気持ちがいい。雨上がりの庭と生け垣はとても美しい。人生長くやってきたが、こんな平凡な佇まいがうれしい、たのしみだなんてこれまで思いもしなかった。それを和歌に作れないのがくやしい。

明日からのたのしみはデジクリの長い長い夏休みである。まるまる20日間休む。といっても、本当に部活を休んでしまうのはわたしだけで、デスクも筆者のみなさんも通常のお仕事は変わらないのだけど。やりたいことはいくらでもある。いつものようにハードディスクの中味を整理整頓する。リアル本を徹底的に整理する。積ん読本を実読する。さて、今週末8/2のたのしみは「戸田橋花火大会」である。同時開催の対岸の「板橋花火大会」と合わせると約11,000発が打ち上げられる。男梅サワー飲みながらテラスから眺める。極楽だ。(柴田)

< http://www.fukui-rekimachi.jp/tachibana/dokurakugin.html
>
福井市橘曙覧記念文学館 独楽吟

< http://www.todabashi-hanabi.jp/point/index.html
>
第61回戸田橋花火大会


●「え、電車の中で牛丼をつくるとか?」に爆笑した。流れにも爆笑した。なんでこんなこと考えられるんだろう......。/心に余裕......ですよね(涙)。/結局ロビは一度も組み立てられることなく配本完了。この夏休みこそは組み立てたい。いやその前にしなければいけないことが〜。/そうか明日はPLの花火だ! あれ? 天神さん終わってるんとちゃうん!

続き。そしてアイデアの出にくい時にどうするかというワークショップ。今回はロールプレイング、大喜利。立場を変えてなりきってみたり、役割を演じたり。うちのチームは、メーカーの社長の立場での会話で大盛り上がり。いつか実現させたいと思うようなノリノリの企画が出来た。常連客・ファンの立場では大盛り下がり。

セミナーの方の部分が書けなかったので、続くとしたかったが夏休みなのでこれにて終了。ほんとおもしろい(勉強になる+興味深い+笑いすぎてお腹痛い)セミナーだったわ。その後の飲み会でも始終笑いっぱなし。(hammer.mule)

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ロビ最初の起動。撮影者ののんびりした感じが好きだ。私なら叫んでるわ。

< http://www.tenjinmatsuri.com/
>
終わってた......

< http://manikabe.net/2014/06/masayukitaguchi_3days/
>
【ワークショップ】田口真行のWebディレクション特講 がっつりワークショ
ップ3DAYS

< http://manikabe.net/2014/07/manisemi_p12/
>
まにゼミP12「田口真行vs松尾茂起 あれこれたっぷり質問合戦!(仮称)」
予定があって行けない。行きたいよ〜〜(切望・号泣)