[3871] ざっくり日本の歴史(中編その4)

投稿:  著者:  読了時間:26分(本文:約12,500文字)


《奇跡の一枚を使う》

■まにまにころころ[73]
 ざっくり日本の歴史(中編その4)
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[419]スマートフォン編
 Firefox携帯 アプリ作って公開してみる(1)
 古籏一浩

■LIFE is 日々一歩(7)[Web]
 ブログの写真を写真補正できれいにみせる
 森 和恵

--PR------------------------------------------------------------------
★DTP・印刷専門のデジタルコンテンツ販売サイト「印刷の泉」
 ≫≫≫ https://www.ddc.co.jp/estore/ ≪≪≪
 ●セミナー・勉強会を撮影した動画・スライドも好評販売中!
 ●"無料"のPhotoshopアクション・Acrobat用プリフライトもあります!
 ●編集作業の味方! PDFの違いを発見してくれるソフトを販売(体験版あり)

★電子書籍 PDF フォント 素材 スクリプト 動画を販売したい方を募集中!
-----------------------------------------------------------------PR---




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■まにまにころころ[73]
ざっくり日本の歴史(中編その4)

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20150316140300.html >
───────────────────────────────────

こんにちわん、コロこと川合です。『花燃ゆ』はついに主人公の文が久坂玄瑞と婚約するところまで進みました。まあそんなことなどどうでもいいくらいに、松下村塾での講義は面白い感じで、今のところどうみても主役は吉田松陰です。

程なく松陰は幾度目かの問題を起こして、結果この世を去って行くのですが、弟子たちの活躍がその後は語られるんでしょう。なら、やっぱり主役は松陰。

そう思えば、文の立場っていったい、と疑問に思うのですが、逆にこの松陰を中心とした幕末の動きを語るにあたって、誰を主人公に据えるのが適役なのかと考えると、結局は文あたりがふさわしいとしか言えないのではないか、という結論に落ち着いてしまいます。

松陰先生を主人公にすると、没後の話が長くなりすぎる。主人公が早々に退場して去って行くのはマズいでしょう。では松陰の門人の誰かでどうだというと、松下村塾以前の話が少し薄くなってしまうし、松門四天王と言われた高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一はいずれも、新時代を見ずに散ってしまうし。

文を主人公に据えるというのは、いい目の付け所だなあと感心する次第です。ただ、文自身は有名人ではないため、視聴率は苦戦しているみたいですけどね。

◎──長州藩

今のところ舞台となっているのは松陰の属する長州藩。今でいう山口県です。戦国時代以降、昨年のNHK大河でもよく出てきていた毛利氏の領国である藩で、松陰の時代の毛利敬親は長州藩の第13代藩主、安芸毛利家の25代当主です。

山口県、子供の頃に家族旅行で一度、修学旅行で一度の、計二度訪れたことがあるのですが、歴史に疎かったため何も覚えていません。今思えば残念。また一度行ってみたいところです。ちょっと遠いですけどね。

関西に住んでいると何がいいかって、歴史の教科書に出てくるようなところに、大抵は気軽に行けるってことで。古代から飛鳥、奈良、平安、鎌倉は飛ばして、室町に、織田、豊臣の時代と、だいたい関西がその舞台の中心ですから、私のような教科書程度のにわか歴史ファンにはたまらなくありがたいです。

今日は信長の話に先立って、比叡山や本願寺の話を書くのですが、比叡山には電車で2時間半くらい、車だと一時間半ほどで行けますし、本願寺が拠点とした石山本願寺跡(大阪城)には会社から歩いて行けます。(笑)

今日の『花燃ゆ』では、前原一誠との会話で松陰先生が、日本の歴史を今一度見直すところから始めないと、ってなことを言っていました。まにころはそんな大層な理由で日本史話をしているわけではありませんけど、まあ乗っかって、今日も進めていきたいと思います。

◎──宗教勢力

前回、いよいよ信長の時代に入っていくと言っていたのですが、その前に少し寄り道したいと思います。織田信長、ミーハーな私は大好きなんですけれど、信長と言えばどうしても比叡山焼き討ちやら本願寺殲滅やら、宗教勢力に対し厳しく弾圧した大殺戮者という非難がつきまといます。もう、仏敵扱い。

まあ確かに歴史的事実として、宗教勢力を弾圧したのは間違いないと思われるのですが、弾圧したのは「宗教勢力」であって「宗教」ではないんですよね。

神仏の敵、宗教の敵みたいに思われがちですけども、宗教に関しては、むしろ寛容ですし、自身も大戦の前には神社にお参りしたりもしています。

異国から入ってきたキリスト教まで認めていますし、一昨年に伊勢神宮では式年遷宮が話題になりましたが、中世ずっと予算不足で途絶えていたその式年遷宮を復活させたのは信長です。信心深い、とは言えないまでも、宗教には寛容なんです。

じゃあ、なぜ延暦寺や本願寺と戦ったのかという話なんですが、当時の宗教勢力は、宗教を中心に結びついた武装勢力なんです。他の戦国大名と似たような、いや、実際はもっとたちの悪い(といったら怒られそうですが、まあ)そんな勢力だったんです。

僧兵と聞いても、寺を守っている警護兵程度にしか思われないかもしれませんが、とんでもない。ガンガンに攻めるんです彼ら。それも宗派をめぐっての戦いだけでなく、領地や権力をめぐっても戦います。

朝廷や幕府に要求を通すために神仏担いで押し入ったり、寺に籠城したりもします。武力を背景に政治に介入したり、領地を支配したりもします。

......今の感覚で言えば、やってることはまるで暴力団です。

◎──山科本願寺の戦い〜天文法華の乱

信長が生まれる前後の話ですが、宗教勢力の武力抗争のお話を。舞台は京都。発端は日蓮宗(法華宗)と一向宗(浄土真宗)の争いから。この両者は、鎌倉時代に日蓮宗ができた時から、とにかく険悪な関係で。理由はある意味簡単で、日蓮が念仏(浄土宗・浄土真宗)を真っ向否定したからです。

日蓮「ひたすら念仏唱えて極楽へ? はあ? 仏の教えはどこいったよ? だいたい世の中これだけ乱れきってんのに、それ目の前にして、今、あの世の話? バカなんじゃね? てめえらがこの国に災厄呼んでんだよ、消えろよ、うぜえ」

と、まあ、日蓮宗の発端自体がだいたいそんな経緯でのものだったので、以来、当然のごとく仲は悪いです。日蓮自身も何度となく命を狙われましたし。

そんなこんなで約二百年から仲の悪い両者ですが、戦国時代にはどちらも一大勢力をなしていました。戦国大名も、利害の一致を見るときはその勢力と手を結んで、敵対勢力を攻撃したりしていました。管領家であった細川晴元はその政争に一向宗の勢力を利用しますが、次第にコントロールしきれなくなります。

興福寺や春日神社をも攻撃する一向宗の攻勢に、「次は京に根を張る法華宗を攻める」との噂がたちます。そこで法華宗は1532年、一向宗排除に立ち上がります。細川晴元らはこれと手を組み一向宗に対峙します。

緒戦を優勢に進めた法華宗陣営は、一向宗の本拠地である山科本願寺を3万とも4万とも言われる軍で包囲、社坊の全てを焼き尽くし撃滅します。逃れた一向宗勢は大阪へと落ち、石山本願寺を拠点に再起を図ります。

戦国時代最強の城と呼ばれ、信長が手を焼いた石山本願寺はこうして生まれたのです。

一向宗を排除し京都での地盤をさらに強固なものとした法華宗は、次に比叡山延暦寺をターゲットにしました。論争や裁判を通じて法華宗に面目を潰された比叡山は、法華宗勢力を京から一掃することを図ります。

ここでの比叡山の動きは、まさに現在の暴力団。メンツを潰されたことに激高した比叡山は、京の日蓮宗寺院に対して、延暦寺参加に下って上納金を納めろと恐喝。当然拒んだ日蓮宗寺院二十一本山を、全て焼き払います。

これで京の法華宗は三千人とも一万人とも言われる被害者を出し、その炎は下京区全域と上京区の三分の一を灰にしました。これが1536年のこと、天文法華の乱です。その延焼面積は、10年以上続いた応仁の乱を上回っています。

この時、信長はまだ2歳ですが、信長が生きた時代の寺社勢力がどのようなものであったのか、信長はお坊さんや女子供も殺戮したひどい奴だ、という評価が少しズレているということが、なんとなく感じられます。

それでも女子供までという話もありますが、寺社勢力のうち一向宗と法華宗は特に信者を動員するので、その兵力自体に女性も子供も老人も含まれてきます。むしろゲリラ戦の主力なので、非戦闘員として区別することができません。

本願寺の時だけでなく、比叡山でも女性を殺してるじゃないかって? それこそ不思議な話で、女人禁制だった比叡山になぜ女性がいたんでしょうね。戦闘員ではなかったにしても、比叡山と深い関係の人員だったのでしょう、たぶん。

なお比叡山の焼き討ちは、敵対勢力だった朝倉・浅井と手を切らなければ攻めるぞと事前通告をした上でのこと。本願寺にいたっては、先に手を出したのは本願寺のほうです。他にも信長は高野山ともやりあっていますが、それも高野山が敵対勢力に与したからのこと。しかも、高野山は信長の使者を切り捨てたそう。

◎──宗教に寛容な信長

そんなこんなで、信長が宗教勢力を弾圧したのも「やむなし」という話ですが、繰り返しになりますが、信長は宗教自体に対しては寛容です。

あれほど争って、危うく全てを失うところだったのにもかかわらず、決着が付けばノーサイド。禁教もしません。

講和時に本願寺に対して送った書状には七つの項目があり、その一つ目が「惣赦免事」と。全部許す、と。夏までには大阪の城を明け渡せ、人質を入れろとありますが、基本的には今まで通り宗教活動してOKとのこと。

様々な思惑込みでの政治判断でしょうが、信長は宗教弾圧はしませんでした。その辺ちゃんと切り分けて考えています。

信長の宗教勢力に対する態度は一貫して「宗教団体は宗教活動をしろ」と、今の常識からしても至って真っ当なもの。逆に、今の常識の基礎を作ったのが、信長だったといえそうです。

◎──織田信長

桶狭間にて今川を破り、将軍を擁して上洛を果たし、敵対勢力を退けながら、天下一統の礎を築いた信長の話は次回に持ち越し。次回こそはちゃんと時代を進めて行きたいと思います。

今月号の「歴史街道」(PHP研究所)はちょうど信長特集ですので、信長好きな方はぜひ。たぶんコンビニにも売ってます。マニア向けの内容ですけど(笑)

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< https://www.facebook.com/korowan >
< https://www.facebook.com/caputllc >
< http://manikabe.net/ >

・イベント紹介(大阪)
3/18「日本ウェアラブルデバイスユーザ会 勉強会 大阪#4」
< https://atnd.org/events/62972 >


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■クリエイター手抜きプロジェクト[419]スマートフォン編
Firefox携帯 アプリ作って公開してみる(1)

古籏一浩
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20150316140200.html >
───────────────────────────────────

前回に続いて、Firefox OSを搭載した携帯Fx0について書きます。とりあえず、現時点でのFirefoxアプリ開発に関するサンプルと解説は、以下のサイトに掲載してあります。

・Firefox OS(Fx0端末)Webアプリ開発辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Firefox_OS/fx0/ >

今回は、実際にアプリを開発してFirefox Marketpalce(マーケットプレイス)で公開するまでを書きます。マーケットプレイスに登録されれば、世界中のユーザーがダウンロードできるようになります。

・Firefox Marketplace(マーケットプレイス)
< https://marketplace.firefox.com/?lang=ja >

マーケットプレイスで公開する前に、何かアプリを作らなければいけません。そこで、APIなどよく知っているGoogle Mapを利用した、地図系のアプリを作成しました。

至ってシンプルなアプリで、高速にGoogle Mapを表示します。マーケットプレイスからダウンロードした地図アプリは、わりと遅いものが多かったので、高速な地図アプリを作ろうと思ったわけです。経路検索もなく、地図に現在地の緯度経度を表示するしか機能はありません。こんなアプリです。

・Simple Fast GoogleMap
< https://marketplace.firefox.com/app/simple-fast-googlemap >

アプリの作成は至って簡単です。すでに動作するWebページ(HTML、CSS、JavaScript)のファイルがあれば、それをそのまま流用できます。ただしFirefox上で動作するというのが大前提です。

というのも、JavaScript部分のコードはiPhone、Android、Firefox、パソコン用ブラウザで異なっており、特定の環境だけで動作するようなプログラムはFirefox OS/Fx0では動かないことがあります。

HTML、CSS、JavaScriptファイルの準備ができたらフォルダを作成し、そこに全部入れます。画像ファイルなど一式入れます。そして、Firefox OSのアプリとして機能させるために、manifest.webappファイルを作成します。

このファイルには、以下のように必要事項をJSON形式で記述します。10年前ならXMLで書くのが一般的でしたが、今はJSON形式で書いた方が手軽で簡単です。

{
"name": "Simple Fast GoogleMap",
"description": "Fx0専用(Firefox OS)でシンプルで高速なグーグルマップを表示するアプリです。余計な機能はなく地図を表示する、現在地を表示する機能だけになっています。ルート検索などの機能はありませんのでご注意ください。",
"launch_path": "/index.html",
"icons": {
"512": "/images/icon-512.png",
"128": "/images/icon-128.png"
},
"developer": {
"name": "KaZuhiro FuRuhata",
"url": "http://www.openspc2.org/"
},
"default_locale": "ja",
"type" : "web",
"orientation" : "portrait-primary",
"version": "1.0",
"permissions" : {
"geolocation" : {
"description" : "地図上で位置を表示するために必要です"
}
}
}

manifest.webappの内容について説明しておきます。まず上から。最初のnameはアプリケーション名になります。開発する場合はアプリごとに、このnameで指定する名前を書き換えます。マーケットプレイスに登録される際も、このnameで指定した文字が使用されます。

次のdescriptionは、アプリの説明です。これは、どのようなアプリなのかを書いておきます。

launch_pathは最初に読み込むHTMLファイルのパスを指定します。フォルダの最初の階層にあるindex.htmlファイルなら、/index.htmlのように指定します。

次にiconsですが、これはアイコンの画像ファイルを指定します。アイコンは512×512ピクセルサイズと、128×128ピクセルサイズを用意すればよいということでしたが、マーケットプレイスに登録する場合は他に64×64サイズも用意しておきましょう。

developerは開発者の名前とWebサイトがあれば、そのURLを書きます。default_localeはアプリのデフォルトの言語を指定します。日本向けなら(日本語なら)"ja"の文字を指定します。ここまでは必須パラメーターです。

typeは、このアプリの種類を示します。HTML、CSS、JavaScriptを使ったWebアプリの場合はwebを指定します。この指定がない場合は、自動的に種類がwebとして処理されます。

orientationは、手に持った時に基準となる端末の方向です。ゲームなどでは画面の方向を固定しておかないと、端末の向きを変えた場合に、表示内容が90度または180度回転してしまうことになります。

上記のようにportrait-primaryを指定すると、ホームボタンが下になった状態のまま固定されます。固定されると端末を90度回転させても画面まで回転してしまうことがなくなります。アプリが端末の回転に対応している場合は、特に何か書かなくてもいいようです。

versionはアプリのバージョンを示す文字列です。バージョンアップなんてしないという自信があれば、このversionは書かなくてもかまいません。しかし、プログラムを修正しなければことは多々あるので、versionは指定しておくのが妥当です。

permissions部分はFirefox OSを使った端末で、特定の機能を使用したい場合に指定します。地図系アプリでは現在地を取得する必要があるため、Geolocation APIを使います。

要するにGPS機能を使いますので、どうしてもpermissionsでgeolocationを記述しなければなりません。geolocationカテゴリ内にdescriptionを使って説明を記述します。この説明は適当に何か書いてあれば十分です。

Firefox OSのアプリとして公開する、端末にインストールする場合は、このmanifest.webappさえ書いてしまえば完成したようなものです。センサーなどを使用する場合は、manifest.webappのpermissionsを記述しないと動作しません。どのような機能があり、何を記述すればよいかは以下のページに記載されています。

< https://developer.mozilla.org/ja/Apps/App_permissions >

次回は、マーケットプレイスに登録しアプリがダウンロードできるまでについて書く予定です。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

3/14に地元で勉強会があり、そこでFirefox OS/Fx0についてやりましたが、なかなか使いどころが難しいという意見が多数。IoTと連携する、組み込みOSならまた違うかもというところ。

マーケットプレイスに登録しても、まあ10人くらいダウンロードされれば十分かと思ってましたが、100人以上の人がダウンロードしてくれたみたいです。さすがに4桁までダウンロードされることはないでしょう。それにしても、国内では一体どのくらいFx0売れたんでしょうか...

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/ >

・Illustrator自動化基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA >

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/ >

・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861 >

・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082 >

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/ >


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■LIFE is 日々一歩(7)[Web]
ブログの写真を写真補正できれいにみせる

森 和恵
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20150316140100.html >
───────────────────────────────────

こんにちは。森和恵です。

noteというサービスで細々と記事を書いているのですが、最近何故だか閲覧数の多かった記事を少しリライトして、デジクリでも紹介しようと思います。

写真の画像補正についての記事ですので、途中のURLをクリックつつ、加工前・後の画像を見ながら読んでいただけるとわかりやすいと思います。


●写真を使ったブログ記事では、写真補正にこだわってます。

noteでは、写真投稿をよくしています。美味しいものを食べたり、ちまちまと料理するのが好きなので、ついつい食べ物の写真ばかりになっています。

残念ながら、カメラで写真を撮影するテクニックは持ち合わせていませんが、うまく撮れなかった写真を少しでもきれいしようと思い、写真はPhotoshopで補正や加工を行ってからアップしています。

この作業が超めんどくさいのですが、写真はやっぱりきれいにしておきたいですもんね(めんどくさいので、撮影しても記事にしないでほっときっぱなしのものもいくつもあります。トホホ)。

『2015年のおひな祭りは、こんな一日でした。』という記事を例にして、撮影した写真の加工前と後でどれぐらい違うのか? をネタバレ的に掲載してみますね。

【2015年のおひな祭りは、こんな一日でした。】
< https://note.mu/r360studio/n/n90cc64f001df >

●画像補正の第一歩は、写真の明暗

まずは、こちらのケーキの写真。加工前が下側です。
< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis07a.jpg >

自宅の居間で夜に撮影することが多いので、どうしても明るさが足りません。

ライトを追加して明るくしてもいいのですが、めんどくさいし、明るくし過ぎると写真が真っ白になる"白とび"の部分が増えてしまいます。あえて少し暗めに撮っておいて、加工時にぐぐっと明るくしています。

「写真をどう見せたいか?」によって補正の度合いが決まるのですが、今回は、女の子らしく可愛くて華やかな色合いを残したかったので、「明るめだけど、色の強さは落とさない程度」としました。

緑やピンクなど色がついているところは、彩度も強めに上げてより華やかにしています。

クリームのエッジがピン! としている部分をみせたかったので、コントラストは高めにしておきました(コントラスト高め=影の部分は暗くしたままにし、画面のメリハリをだしています)。

●ソフトの機能を使って、更に絵作りを

夕ご飯の写真も、基本的にはケーキの写真と同じ補正をしています。
< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis07b.jpg >

それに加えて、お刺身のピカピカした感じを出すために、シャープを強めにかけてみました(シャープ=輪郭を強調する効果。強めにかけるとギラギラした感じがでます)。

お皿の数が多くて、その影がたくさん出てしまうと画面が散らかるので、影の部分だけを少し明るめに設定しています。影の強さが抑えられると、全体的に軽い仕上がりになり、華奢な雰囲気がだせます。

お雛さまの写真は、夕ご飯の写真と同じく柔らかめに仕上げています。
< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis07c.jpg >

着物の柄と口紅を鮮やかにみせるため、部分的に彩度は強めにしています。

お雛さまの髪の毛が乱れて(写真右側)いたので、修復ブラシツールで修正(写真左側)しています。右下に向かって、二・三本ペロッと出ちゃってる髪の毛が、なくなってますよね。

●タイトル画像のレイアウトには特にこだわって

タイトル画像に使った写真は、このようにトリミングしています。まわりの
暗い部分をカットしました。
< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis07d.jpg >

タイトル画像は、記事を読む前からタイムラインで見られたり、TwitterやFacebookなどのSNSでシェアされた時のタイトル(OGP)画像にもなるので、主題がわかるように大事な部分を大きく見せるようにトリミングしています。

また、事前に「タイトル用にはコレだ!」という、キメキメレイアウトのイメージショットを撮っておくようにしています。

ちなみに今回の記事のために撮影したのは、こんな感じでした。写真撮影するのが下手なので、とりあえず枚数を撮影しておいて、奇跡の一枚を使う感じにしています。
< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis07e.png >

実際のブログ記事を見ながら、私がどんな風に考え、実行して写真補正をしているかをお届けしました。

技術やテクニックをそのままお伝えするだけではなく、実際の作業をなぞりながらお伝えするのは新鮮でしたし、ブログを見た人からもたくさん反応を頂くことができました。たぶん、理屈ではなく具体的に伝わったのではないかと思います。

こんな風にぼつぼつと情報発信していきますので、Web系の情報が気になる方は、下記URLでマガジンをフォローしてみてくださいネ。
< https://note.mu/r360studio/m/mf5c252d66297 >

......さて、今回はここまで。

次回は、春からスタートするアニメ話にしようかなと思っています。ではまた!

【 森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜 】
<site: http://r360studio.com >
<mail: r360studio@gmail.com >
<サイト制作の教科書 r360study: http://www.facebook.com/r360study >

先日紹介した無料セミナーですが、おかげさまで満席となりました。月末にかけて、新規セミナーの紹介をする予定です。Twitterアカウントで告知しますので、よろしければフォローをお願いします。
(^^)

< http://twitter.com/r360studio >


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(03/16)

●今週末から選抜高校野球大会が始まる。わが県代表・浦和学院は、連覇を狙う龍谷大平安と初戦でぶつかるんだから大変だ。三田紀房の漫画「砂の栄冠」を読んでいる。第20巻で「得点選択」なる初めてお目にかかるルールが現れた。ワンナウト三塁、第一球でキャッチャーのグラブがバッターの振るバットに触れた。ピッチャーはゆるく転がってきたボールを捕り、一塁に送る。この間にサードランナーは走って本塁を踏んだ。審判は打撃妨害としてランナーを三塁に戻し、バッターは一塁に向かう。そのタイミングで攻撃側から審判にアピール。審判はランナーのホームインを認め、バッターにはアウトを宣告する。

審判が解説する。「守備側の打撃妨害にかかわらずプレーが続けられた場合、攻撃側は妨害行為に対する罰則の代わりに、そのプレーを生かす旨を球審に通告できる権利があります。ゴロの間に三塁走者はホームインしていたため、攻撃側はこのプレーを選択、その代わり打者はアウトとして攻撃側に1点が入り、ツーアウトランナーなしでプレーを再開します」。おおお、すごい。アピールしないと成立しない。ルールを熟知したベンチの見事な判断。この1点で主人公側は苦境に陥るのだ。面白いなあ。早く次巻を読みたい。なにしろ、埼玉県立樫野高校が甲子園で活躍する。架空の高校でもうれしいわ。

丸谷才一のエッセイ傑作選「腹を抱える」(文春文庫、2015)の中で「不文律についての一考察」という、主にアメリカ野球をテーマにしたエッセイが面白かった。腹を抱えるほどではないが。野球界の不文律とは、たとえば。終盤にバントをしてノーヒットノーランの記録を阻んではならない。大きくリードして勝っているときに盗塁をしてはならない。グラウンドで殴り合いが起きたときはベンチやブルペンにいないで必ず現場に駆けつけなければならない。本塁打を打ったあと投手に対してこれ見よがしな態度をとってはならない。勝負がついた試合でカウント3-0から思い切りスウィングしてはならない。等々。

移民による人工国家アメリカは成文法で治めてゆくのは大変だから、法律の限度は認めて、あとは不文律と世論でやっていく。よくいえば常識的であり健全だったりする。そういうアメリカ的生活感覚が国技の野球に出てくると、成文法(ルールブック)と不文律(自己規制)の両立になる。「この不文律といふのは知恵ですね。文章に書くと面倒になったり傍迷惑になったりする。それを敢へて書かずに置く。そのせいで銘々がいろいろ工夫して、かへつてうまくゆく。さふいう仕組みですね」。ところで、高校球児を商売の道具としてきた高野連と朝日新聞が、変な不文律を運用しているのはよく知られることだ。(柴田)

打撃妨害と監督の選択権
『わかりやすい野球のルール』粟村哲志のブログ
< http://umpire30.blog57.fc2.com/blog-entry-12.html >

●hammer.mule の編集後記はしばらくお休みします