Otaku ワールドへようこそ![210]台湾女僕珈琲萌萌再訪
── GrowHair ──

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丸窓の外は白いばかりで何も見えず、機体は強い弾力をもってガタガタ上下振動する。視界がほぼゼロでも安全に降下できるのは大したもんだなぁ、と感心していると、急に視界が開けた。すでに驚くほど低空を飛行しており、眼下にはビルが林立する大都市が広がる。

4月10日(金)13:20に羽田を発ったANA NH853便は、何の危なげもなく台北松山機場に着陸した。私にとって、2007年1月20日(土)以来の台湾だ。当時飛んでいた便は成田─桃園国際機場間で、福岡の上で軽く左に旋回し、その先で決まって乱気流に突入して揺れた。今の便は鹿児島の上空を通り、ほぼ直線コース。双方の空港が都心に近くなった上に航路が短縮されて、便利になっていた。

前回行ったときは、メイド喫茶を巡り歩いて、1月26日(金) 配信のこの欄でレポートしている。題して「台湾女僕珈琲萌萌巡礼」。
< https://bn.dgcr.com/archives/20070126140100.html
>

そのときに行った西門町(せいもんちょう) の「萌點(moepoint)女僕珈琲」は、今も元気に営業している。ならば今回も行ってみなくてはなるまい。

前回行ったときの私は「セーラー服おじさん」の片鱗すらなく、仕事の出張のついでだったので、スーツ姿であった。A面での訪台は今回が初である。

西門町は台北の原宿とも渋谷とも呼ばれる。なので、人々の反応も東京の原宿や渋谷と似たようなものかと予想していたら、ぜんぜん違った。




●他人にそっけない人々

非日常的な格好を日常的にしている私は、原宿や渋谷での反応は予想の範囲内で、いつもだいたいその通りになる。女子高生になりきっている私を見た人は、一瞬固まり、「有名な人だ」とか「ツイッターで見た」と
仲間内で知識を交換し合っているのが聞こえてくる。けど、遠慮して、話しかけてこないので、しばらくはすいすい歩ける。

誰かが勇気を出して「写真撮らせてください」と声をかけてくると、もうたいへんだ。立ち止まったが最後、その人がスマホの撮影アプリを立ち上げている最中にも、人だかりが形成されてくる。人が撮っているのを
見ると、なんだかわけが分からなくても、自分も撮っておかないと波に乗り遅れると思うのか。

後から後から加わる人がいて、撮り終わって立ち去る人と均衡して、人だかりは30分ほど途切れない。1月31日(土)、渋谷にある東京グラフィティの編集部にて取材を受けた後、原宿まで歩いたら2時間かかった。

台湾では人だかりが形成されることは一度たりともなかった。どうやら仲間内と他人との区別がはっきりしていて、見知らぬ人にはむやみやたらと関わりに行くものではないというモラルが根付いているようである。

また、ツイッターのような情報拡散力のあるSNSを使う人がさほど多くないようでもある。出回っている画像などで、前から私を知ってたって人がめったにいない。

しかし、たまにはいる。ものすごく驚いた顔をして、大喜びして駆け寄ってきて、「写真撮らせてください」と言ってくる。撮っている横を人々は素通りしていく。そのくせ、ちょっと離れたところからこっそり撮っている人はやたらとたくさんいる。日本とぜんぜんムードが違う。

大陸の中国とも違う。去年、杭州に行ったときは、ホテルにチェックインする際にフロントで用紙に記入している最中でも後ろから声をかけてくる。何か食べていても、手帳にメモをつけていても、まったくお構いなしだ。けど、強引というわけではなく、「今は無理なので、もう少し待ってください」と言えば、素直に引き下がる。人に声をかけることにおいてまったく迷いがなく、気軽なのだ。

撮り始めると人だかりになっちゃうあたりは原宿や渋谷と変わりない。いや、場所によっては、均衡せず、際限なく膨れ上がっていったりもする。「中国国際動漫節」の会場では、膨らむ人だかりを警備員が見つけては
散らし、移動を促された私がちょっと歩くとまた人だかりができ、の繰り返しだった。

以前から私は実験社会学を提唱してきた。よくある普通の社会学は言わば観察社会学である。自分は透明人間になりきって社会で起きている現象を観察し、それをもとに考察を加える。一方、平常運転している社会に対して、あえて異質な要素を投入し、反応をみることによって、その社会の特徴を強制的にあぶり出そうというアプローチが実験社会学である。

にぎやかな繁華街に女子学生の格好をしたおっさんを放り込んでみることにより、観察によってだけでは気づくことのできなかった国民性のようなものを浮かび上がらせることができたのではないかと。

パリやローマで彫刻になりきってパフォーマンスしている人々は、たぶん台湾では商売にならない。実際、台北ではそういう人をまったく見なかった。大人になったらアホなことからは卒業して、ちゃんとした社会人になり、堅実な生活基盤を固めるべし、という社会的プレッシャーが強くはたらいているのかもしれない。

●秋葉原で修行して台湾でメイドに

メイド喫茶が今回の訪台の主目的というわけではないのだけれども。台北近辺で観光と言ったら、メイド喫茶以外に思い浮かばない私である。8年前に行った「萌點女僕珈琲」がどうなっているか見届けなくては。

同じ西門町内で、元の近くに場所を移している。以前は、秋葉原にさえこんなに広いメイド喫茶はないぞってくらい広くて、しかも予約が必要で、午後になると満席になっていた。私は午前中に行って、特別に入れてもらえたのだが。今は普通の広さになっている。

メイドさんは一人休んでいるとのことで、一人だけだった。丸顔に前髪ぱっつんにツインテール。メイド服は紺色基調に白いひらひらのエプロン。スカートが短く、黒のニーソとの間には絶対領域。完璧だ。

定番の「おいしくな〜れ、萌え萌えきゅ〜ん♪」を日本語でやってくれる。以前、秋葉原のメイド喫茶で働いていたという。シェフがフランスで修行してくるようなものか。当時、私の姿を見たことがあるという。
150元でチェキ1枚と写真3枚撮れる。1元=4円で換算すると600円。まあまあ妥当なお値段だ。

飲み物は、蒼星石、残酷的天使、四葉妹妹(よつばと)、賢者の石、地獄少女、彩雲国物語、金色琴弦(金色のコルダ)などなど、漫画やアニメにちなんだ名前がつけられている。私は蒼星石をいただく。

メイド喫茶を出て、人々の反応のそっけなさに軽くがっかりしつつ、西門町を散歩。アニメイトのほうへ歩いていく途中で、ごついおっさんが私の姿を認め、大興奮で近づいてきた。

差し出された名刺にはご本人と、おそらく娘さんであろう小さな女の子が手をつないでいる写真がプリントされている。ご本人の写真はひらっひらのロリ服のようなのを着た女装姿で。台湾で30歳過ぎのおっさんがこんな体で、まともに家族を養っていけるのだろうか。

と思ったら、イベントの企画・運営をする会社の社長さんであった。まあ、社長なら、好き勝手に何でもやればよいですわな。3月21日(土)に台北で開催されたイベントにはLadybeard氏も呼んだそうで、そのイベントもこの方が手がけていたのであった。おお! そんな方と道でばったりお会いできるとは、ものすごい偶然だ。なるほど大興奮するわけだ。

●ファッションイベントで制服のブースをにぎやかし

去年、7月2日(水)〜6日(日)、パリにて「Japan Expo 2014」が開催された。私は金曜に観光し、土日にイベントを見てきた。ネット通販の楽天がブースを構えていた。ブース内に設けられたステージでは、乃木坂46 がライブをやったらしい。

でも、それ以外の時間、けっこう空いていて、もったいないという話になった。急遽、何か企画を立てましょう、と。楽天はありとあらゆる商品を扱っているが、このイベントは日本のオタク文化がクローズアップされており、楽天のブースには多かれ少なかれその方面の商品を扱ったショップが入って展示販売していた。

その中のひとつが、制服系コスチュームのお店「LucyPop」であった。ショップ独自のデザインの女子学生制服、それに付随したスカーフ、カーディガン、靴下、スクールバッグなどの小物を扱っている。

LucyPopプレゼンツでステージイベントをやることになった。来場者の中から学校の制服系の衣装の人に声をかけてステージに上がってもらい、簡単なゲームに参加してもらいましょう、と。いくつかのチームに分かれて、たとえば日本の地名をいくつ挙げられるかを競うとか。

私は、ヒントを出したりして手助けする役を仰せつかった。つまり、乃木坂の踏んだステージを私も踏ませてもらったというわけだ。企画は成功で、ステージが窮屈になるくらいたくさんの人たちが誘いに応じてゲームに参加してくれて、大いに盛り上がった。楽天もLucyPopもたいへん喜んでいた。

そのLucyPopが今度は台湾のイベントに参加することになった。4月9日(木)〜12日(日)、台北の松山文創園區 (Songshan Cultural and Creative Park)にて、ファッション関係のイベント「Taipei IN Style」が開催された。ファッションデザイナーやアパレルメーカーと、小売店とを結びつける場であり、メーカーが構えるブースとファッションショーのステージとからなる。

「Taipei IN Style」の "IN" は「〜の中に」という意味の前置詞ではなく、「流行っている、イケてる」という意味の形容詞である。「台北イケてるスタイル」。会場は、かつてタバコ工場と倉庫だった建物で、重要文化財に指定されている。格調高い重厚な雰囲気で、モデル撮影や映画のロケ地によく使われるらしい。

LucyPop はブースを構えて商品を展示販売し、さらには地元の学生たちを集めてそのブランドの制服を着てもらい、会場内を練り歩こうと企画した。私は、自前のセーラー服を着て混ざることになった。

海外からのこの手の話は、コスプレイヤーのひよ子さんが持ってきてくれる。今回、私は金曜から日曜まで2泊しているが、ひよ子さんは木曜から月曜まで滞在し、練り歩きの人員集め、宿泊の手配、送り迎えと大活躍していた。

私は去年、中国とフランスでひよ子さんとご一緒したけど、ひよ子さんはたしか、さらにチリとマレーシアにも行ってたんだっけ。

●セーラー服おじさんになって来てくれた社長

4月10日(金)、羽田空港で、出国審査と手荷物チェックを通過して搭乗口のあるフロアーに出て、ラウンジへのエスカレータを上ろうとすると、その脇にテーブルを出して、日本酒の造り酒屋が臨時に店を構えている。

「大七酒造」という銘柄で、福島のお酒だという。「福島のどこですか?」と聞いてみると、二本松だという。あ、ついこの間、駅を降りたら職質されたとこではないか! 3月8日(日)のことである。

お酒を売っているお兄さんは本宮の人だとのことで、本宮映画劇場をご存知であった。不思議なご縁だ。試飲させてもらう。おお、抵抗なくするりとのどを通っていく、澄んだ飲み口の酒だ。

金曜夕方に到着し、ワッフルの店とタピオカの店とメイド喫茶と西門町散歩。台北には「50嵐」というタピオカのお店がやたらとたくさんある。経営者が日本の五十嵐某というAV女優が好きで、この店名になったとのうわさがある。

夜は小龍包の美味い店と、ワインが美味い店と、チャイナドレスの女の子が隣りに座ってくれる店とをハシゴ。キャバクラのような感じだが、島と島との間が、天井から垂れ下げられた何本ものしゃらっとした鎖のカーテンで仕切られているようないないような。

ターゲットのお客は日本人サラリーマン。現地に駐在する人が遊びに来たり、日本からお客さんが来たときに接待に使ったりする。アジアの国々にはこういうお店がどこへ行ってもあるらしい。私の見た限りでは、どのお店も内装から雰囲気から、まったく同じ。

カラオケ装置が備わっ ていて、席で歌うことができ、他のお客さんもいちおうパラパラっと拍手ぐらいはくれる。私はシャイなので、こういう環境では歌う気が起らない。台湾在住の日本人の若いのが、LucyPopのブースの企画・運営に携わっている会社の社長さんに、半ば強制的に促されて3曲ばかり歌った。そしたら彼が一番モテて、女の子から連絡先を渡されていた。

金曜は小雨が降ったり止んだりだったけど、土曜も傘が要るような小雨がずっと続いた。中庭にはステージが設けられ、タレントを呼んでいるようで、すでに何百人もの人たちの四角い塊ができていて、辛抱強く待っている。その横をこれ見よがしに歩いても、ほぼ反応ゼロ。ちょっと拍子抜け。

LucyPopの練り歩き行列もそんな感じで、時たま撮影リクエストの声がかかって撮られるが、まわりの人々は知らん顔。ブースに戻ると、前日西門町で会った社長さんが来てくれた。セーラー服姿で。私のコスプレなんだとか。

持ってきてトイレで着替えたそうだ。「外を歩いちゃえばー?」と言ったら「捕まるよー」って。捕まりゃしませんて。ブースの企画・運営している社長さんともごあいさつしてたし、次の何か面白いことにつながっていくといいなぁ。

その日の夜は、中華料理のお店。部屋には奥のほうに大きな丸テーブルがひとつだけ。手前の壁際にカラオケ装置があって、丸テーブルとの間に広いスペース がとられている。歌うなり踊るなり好きにしてくだされ、ってわけだ。

分厚い冊子をぺらぺらめくっていくと、日本語の歌のセクションもあるにはあるのだが、どれもこれも知らない曲ばっかりで、なんというか、まるで異国に来たようだ。『憧れのハワイ航路』なんて、私が高校時代にすでになつメロ扱いされてたぞ。

社長さんは「もうお金入れちゃったから誰か歌いなはれ」と陽気に言うけど、「誰か」じゃないでしょ。世代的に言って、ひとつでも知ってる曲を見つけられそうなのは私を置いて他にいないでしょ。『北の宿から』と『津軽海峡冬景色』が何とか見つかったが、それより新しい曲はない。『おもいで酒』なんて新しすぎて入ってないんだから。しかたなく、シャイな私が津軽海峡をば。あー冷や汗かいた。

若い諸君に告ぐ。台湾に行くときはなつメロの2つ3つも練習してから行きなはれ。

日曜は昼ごろ台北101へ。台北の観光として普通は真っ先に思いつくべき高いビル。来た日は上のほうが雲の中に突っ込んでいた。新宿に京王プラザビルが建ったとき、私は小学生だった。高さ170m、地上47階。ぽつっと孤立した驚異的に高いビルで、奥多摩の山からも確認できた。台北のは高さ509m、地上101階。京王プラザをふたつ重ねても追いつかない。

地下1階から地上5階までは、国際空港によくあるような超高級ブランドショップが入っている。てっぺんまで行くエレベーターは5階から出ている。料金を取るのだが、いくらだったか。けっこう高い。日本は晴れてたらしいが、台湾はこの日も天気が悪く、上ったところで雲の中だ。また今度にしよう。

列に並んでいるのは半数以上が西洋人。残りの東洋人たちの大半は大陸かららしい。台湾在住の日本人によると、言葉を聞けば分かる、と。ところが言葉で見分けているうちに、しばらく経つと、着ている服でも見分けがつくようになるという。なんだかやけに派手なんだけど、色の取り合わせがあんまり落ち着きがよくないとか。やっぱ文化がそうとう違うらしい。

「写真を撮らせてください」と近づいてきたご家族。カナダ人の旦那さんと日本人の奥さんとベビーカーに収まっている幼児。トランジットのついでに観光だという。けど、やっぱり上るのよした、と。われわれのイベントのチラシをお渡しした。

ここへ観光に来るのは年配の人が多く、ネットなどで私を知ってたって人がまずいない。地下の大衆的な食堂街で、お店でバイトしている若い女性が、写真を撮りに飛び出してくるぐらい。仲間内で撮りっこしてても便乗して撮ろうと寄ってくる人がぜんぜんいない。イベントの宣伝にあんまりならなかったなぁ。

タクシーで会場に戻ると、先ほどのご家族がわれわれのブースにすでに来てくれていた。わー、どうもありがとうございます。「ここでいったい何やってんの?」と旦那さん。めっちゃキュートでファンシーななんちゃって系の制服ショップをセーラー服を着たおっさんが、にぎやかしているのがよほど奇異に映ったらしい。いちおうプロモーションのつもりなんだけど、なってないかな?

16:45 松山発のANA NH854便で羽田へ。最寄駅でホームに降りたら、あれ? スーツケース持ってない。電車の中に置き忘れた。4つ先の駅まで取りに行った。

今回、現地でほとんどお金を使わなかった。タピオカ代と会社への土産代ぐらい。食事は社長がおごってくれた。その社長が、今度はLadybeard氏と私とをセットで呼んで何かやりたいと画策しているらしい。遠からずまた台湾に行くことになるのか。

国内とあんまり変わらない気軽さで行ける距離だし。楽しみだ。メイド喫茶は他にもまだまだあって8年前よりも増えてるみたいだし。

写真はこちら。
< https://picasaweb.google.com/Kebayashi/Town150410
>

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。アイデンティティ拡散。
< http://www.growhair-jk.com/
>

去年の 4月30日(水)〜5月4日(日)、中国の杭州へ行き、中国最大のオタクイベント「中国国際動漫節」を見てきた。そのとき、通訳などでTさんにお世話になっている。Tさんは杭州の出身で、当時は神戸に住んでいた。イベントのために一時帰省していた。

神戸国際大学を卒業したばかりであった。在学時の指導教官は毛丹青教授。毛教授は『知日』という雑誌を発行している。日本のいわゆる「萌え」の文化に代表されるようなポップカルチャーに興味のある中国人向けに、いろいろなものを取材して、日本語と中国語で紹介している。

この雑誌については、「日経ビジネスオンライン」が記事を書いている。「中国の若者に広がる『知日』ブーム」。カルチャー系の雑誌が中国で10万部も売れるというのはたいへんなことで、中国人の日本文化への関心の高さを示しているらしい。
< http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20150126/276688
>

その『知日』が第27号で、私を題材に取り上げてくれた。この号では「萌え」を特集している。フィギュアなどのキャラクタ商品、ゆるキャラ、ボーカロイド、きゃりーぱみゅぱみゅ、ツンデレ、絵文字、中野などが紹介されている。

私の記事は6ページにわたり、写真が11枚掲載されている。そのうち5枚は、2013年12月7日(土)、8日(日)に鹿児島に行ったとき、もみのこゆきとさんが撮ってくれたものである。

一方、中国の最新の文化を日本に紹介する雑誌は需要もなく、存在もしないのが多少気にはなる。マジックミラーで一方的に見られている気分。私は連休に広州へ行って、直接見てきますけど。

4月5日(日)、「ニコニコ超会議 2015」の「第8回ニコニコ学会βシンポジウム」の「現実をハックする異性装」のセクションの打合せがあり、5人の登壇者が一堂に会した。

夜、センター街にある飲み屋の個室で。非常に盛り上がって、たいへん楽しかった。知識人が集まると、話の面白さがハンパない。みなさんいろんな経験をしていらっしゃる。4月26日(日)の本チャンが非常に楽しみだ。
< http://www.chokaigi.jp/2015/booth/nico_gakkai8.html
>

帰りがけ、私のまわりに人だかりができて、30分ほど途切れないのを、少し離れた場所からみなさんずっと眺めていてくださった。今までの女装にはなかった現象かもしれない。ご覧いただけてよかったー。

4月29日(水)には都築響一氏の主催するカラオケのイベントに行くことにしている。都築氏は1997年に第23回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家で、文筆家でもある。そんなすごい方の会に混ぜていただくこと自体、光栄すぎて、多少気後れを感じているのだが。音楽評論家の湯浅学氏も来られるらしい。音楽評論家の前で、オレ、歌うの?
< http://shinsekai9.jp/2015/04/29/bakukara7/
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