3Dプリンター奮闘記[61]3Dプリンタートラブル発生! 重ねる試行錯誤/織田隆治

投稿:  著者:  読了時間:5分(本文:約2,200文字)



『メイカーズバザール大阪 vol.2』
関西のデジタルものづくりメイカーズのイベント

会期:2015年6月27日(土)〜28日(日)11:00〜17:00
会場:大阪南港ATC ITM棟3F 特設会場(大阪市住之江区 2-1-10 ATC ITM棟3階)

このイベントは、第二回目の開催となり、自分達でデジタルものづくりで製作した「もの」を発表・販売するイベントとなっています。

以前紹介した、大阪3Dプリンタービジネス研究会も協力しており、関西の色々な個人のメイカーズの参加はもちろん、3Dプリンターの素材、PLAを生産するユニチカ様等も参加され、PLAに対するセミナーや、ロボカップジュニアなど、いろいろなイベントやセミナーを行います。

もちろん、3Dプリンターのメーカー様も参加され、色々なプリンターも展示されています。

その場で行えるワークショップ等も色々あって、もの作りの楽しさを発信していきますので、是非、お時間のある方はご参加ください。

『メイカーズバザール大阪 vol.2』
< http://makersbazaar.jp/ >

と、いきなり宣伝で申し訳ありませんが、関西で開催されるメイカーズのイベ
ントは数少なく、メイカーズバザールをもっと盛り上げ、もの作りの関西パワ
ーを盛り上げて行きたいと思っています。




                  ●

さて、話は3Dプリンターに戻りますが、最近起こったトラブルについて書いてみます。

先週の木曜から、どこか3Dプリンター「Bellulo」の調子が悪く、うまくプリント出来なくなっていました。ノズルの先端から、素材が正常に排出されない状況です。

ヘッドのノズルを清掃したり、フィラメントを送る装置を点検したりしましたが、どうやら、ヘッド部分の色々な金属が組み合わされた部分からの樹脂漏れが起っており、フィラメントを送る装置部分も、若干のカラ回りが発生しているようでした。

そこで、メーカーさんに連絡し、それらの部分の点検とチェック、部品の交換をお願いしました。なんと、金曜に持って帰ってもらい、土曜の昼には点検、部品の一部交換されたプリンターが帰ってきました。

こういった対応も、日本のメーカーならではの対応の早さですね。何度も書いていますが、3Dプリンター選びのポイントとして、対応が早い、親切、というのも、かなり重要です。

ヘッド部分が交換され、素材の送り装置も一部の部品が交換され、クリーニングされた「Bellulo」が戻ってきました。

出力しないといけないものが色々と溜まっていたんですが、これでなんとかなる! そして、復帰後に試しにプリントしてみたところ、なぜかまだうまく出力出来ない…。

うう〜ん、何故だぁ…? もしかしたら、スライサーソフトの設定を、メンテに入る前に色々と触ってしまったので、その辺りが原因かぁ? と、また設定を色々と確認してみても、何もおかしいところはない。

持って来たメーカーの方も、土曜の午前中に何時間か出力してみたが、問題はなかったというので、もっと他に何か見落としがあるはず……だ。

色々試行錯誤してみていましたが、おかしい所を発見出来ずにいました。う〜ん、こりゃ、月曜にまたメーカーの方に連絡入れないとなぁ……と思っていました。

で、ふと気がついたんですが、素材……。もしかして、この素材に問題があるんじゃないかと。

当然、素材のPLAフィラメントは、メーカーが推奨する純正のもの。そう言えば、思い返してみると、トラブルが起こる前と後で、新しくフィラメントを注文し、そのフィラメントを使うようになってから、こういった出力のトラブルが起こっていました。

土曜の午前中、メーカーの試験プリントではうまくいっていた。こちらに持ってきて、出力すると上手くプリント出来ない。

以上のプロセスを考えてみると、スライサーソフトの設定の違いと、素材のロットがもしかして違う、ということ以外に相違点がない。

そこで、以前うまくプリントしていたフィラメントの残りを、試しにBelluloに入れて出力してみました。結果……「きれいに出力できてる」

さらに、以前大阪3DPビジネス研究会の会場で頂いた、ユニチカさんのPLAフィラメントを試してみたところ、こちらもきれいに出力できました。

まさかの素材のロット違いによる、素材自体のトラブル……。

新しく仕入れたフィラメントは四つ。同じロットのフィラメントでした。未開封の同じロットのフィラメントで試したところ、やはりトラブルが発生。

いろいろ試行錯誤した時間は無駄ではなかった!

早速、週明けの月曜にメーカーに連絡を入れたところ、まさか、素材トラブルで出力がうまく行かない事態は考えておられなかったということで、同じフィラメントのロット違いを、早急に送って頂けることになりました。

火曜の午前中には素材が到着! ありがたいですね〜。そこで、早速別ロットのPLAで出力してみた所、きれいに出力できました。

3Dプリンターとは、機械、プログラム、素材、設定と、この四つの一つが欠けても、効率よい造形が難しくなることを、あらためて身をもって実感する出来事でした。

うまく行かない、には、何か必ず原因があるはず。

何事も探求心ですね!

さて、今日からまた色々頑張るぞぉ〜!


【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
< http://www.f-d-studio.jp >