装飾山イバラ道[158]海外ドラマと見逃し市場/武田瑛夢

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FOXCRIMEの「デクスター 〜警察官は殺人鬼」が終わってしまってから、海外の連続ドラマを見ていなかった。

見始めるとスケジュールに組み込む必要になってくる、それが面倒だったというのもある。その面倒さを乗り越えそうなドラマが、見つからなかったとも言える。

でも今回、FOXの「ウェイワード・パインズ 出口のない街」を見ていて、久しぶりに楽しい。見始めた理由はM・ナイト・シャマランが手がけたドラマだということ、俳優陣も映画には出るけどテレビドラマにはなかなか出なかった人が多いのも魅力だった。

一番の理由は、アメリカン・アイドルが終わった心の穴にすっぽりとはまったということかも。




●自分の意思と関係なく街に組み込まれていく

予告編のムードが暗くて怖そうで、私好みだったというのもある。現在は5回目の放送が終わったところで物語も半ばらしいけれど、ここですべての謎が明かされた。

なるべくネタバレはしないで話そうと思ったけれど、無理だったので、以下は少々ネタが明らかになっています。

・ウェイワード・パインズ 出口のない街|オフィシャルサイト
< http://waywardpines.jp >

今のところ、私にはとても面白い。以前紹介したBig Fishのアイテム探しのゲームアプリに出て来る不気味なミステリーの雰囲気みたいで、謎の街にどこかおかしい人々。中には知っている人も紛れ込んでいて、何が起こっているのかどんどん知りたくなる。

突然ショッキングなシーンがあったりするけれど、そこはアメリカドラマなので、血があんまり赤くないので大丈夫(笑)。主演のマット・ディロンの最初から悩みがありそうな顔立ちも、彼独特のメリハリが陰影となっていい味を出していると思う。

中盤になり、当初から想像していたよりも壮大な仕組みなのか? と思わせる話の展開になっている。

うちではドラマの謎をタイムマシン説と凍結保存説、まったくウソ説の三本柱くらいで考えていて、今のところどの可能性もあると思う。

5回目の題名が「全てが明かされる時」なので、ここで明かされたことが全てなのかなと思っているけれど、まだまだ騙されちゃいけない気もしている。

●最終回まで維持して欲しいクオリティ

魅力的な俳優陣も何人かは、序盤用のゲストなのか話の流れ上去ってしまったので、限られたメンバーでここからどう展開するのか楽しみだ。

マット・デュロンのインタビューを読んだら、M・ナイト・シャマランも途中からいなくなってしまったらしいし、きちんと話をまとめて視聴者の頭の中の???を!!!に変えて欲しいものだと思う。

日本の今年の春のドラマ「〇〇妻」も見ていたけれど、見ながら感じた??? が、最終回で??????になっただけだったし。広げた風呂敷をどう畳むかの責任ってあると思うのだ。

ウェイワードパインズは原作の本があるらしいけれど、脚本は先を知らされずに渡されながら演じているという。

最後の最後に謎が解ける話ではないぶん、中盤で明かされた謎を知る者と知らない者、信じる者と信じない者に別れていくようだ。ドラマの設定じゃないとしても、この世界の何が真実なのかは、誰も本当のことはわからないのかもしれないと考えたりした。

●最終回の価値

この前「Dr.倫太郎」の最終回を見逃した。録画もせずうっかり寝ちゃったのである。見ない時もあったしなんとなく見てただけだけれど、最終回ぐらいは見たかったなーと思い始めたら、グググっと後悔の念が押し寄せた。

何とか方法はないか夜中に探したら、あっさりとhuluで見られることがわかったので、無料の視聴期間を利用して見てみた。

・hulu
< http://www.hulu.jp >

見逃し動画というと違法なのも多そうだけれど、huluは日テレが運営しているので綺麗なクオリティで安全に見ることができる。テレビ録画の場合スキップが面倒な、CMも全てカットされていた。

実際に見てみると、邪魔が入らないノンストップ再生はとても見やすいものだ。ドラマの作り手にとっても、一番見て欲しい方法かもしれない。

うちではMacで再生しながらAppleTVで大きなテレビに映して見たので、いつもテレビを見るのと変わらない。画質はよく見ればソフトな感じだったので、少し落ちているのではないかと思う。ほとんど気にならない程度だった。

途中一回だけ再生が止まったので、そういうところでやっとネットにつないで見ていることを思い出した感じだ。

家庭でテレビを録画できなかった時代は、人気ドラマの最終回というと、皆が早く家に帰って一家で居間に集まって見ていたと思う。その頃の視聴率はなんだか正しいものとして信じていた気がする。

今は録画でいつでも見られるようになり、ネット動画でさらに個々の手段で見られるように変わった。そうなると最終回の視聴率って何なんだろう。

ある限られた枠の中で、何が多く見られたかの割合を知るにしても、今は一番人気が何なのか正しく知るのが困難な時代なのかもしれない。そもそも、一番を決めることに何の意味があるの? という気がするしね。

huluでは日テレのバラエティ番組内の小さなコーナーまでコンテンツになっているので、それだけを見たい人にも便利だ。

オシャレホラーとして話題の「アメリカン・ホラー・ストーリー」もあったので少し見てみたけれど、こちらは大きなテレビで見るよりもPCでこっそりと見るような内容。huluのアプリ上での再生なので、番組の再生情報が記憶されていて、iPadでもPCでもどちらでも続きを見られるのも便利でいい。

iPadの動画はもっぱら猫動画だったけれど、夫が見ないホラー番組などはiPadで見るのもいいかもしれない。

「Dr.倫太郎」の最終回の次の日、huluランキングというのをテレビでやっていてやはり上位にこのドラマが入っていた。私のように見逃す人を登録する人として確保するチャンスなのだろう。

私はいろんなところで、こういう「負け登録」をしてしまっているのかもしれない。

契約の期間だけ見放題というのは、録画残量を気にしなくていいのがいい。とはいえ、自分の手元にデータがないというのは、番組の公開時期は会社に依存しているのでいつ公開が終わるかわからないということでもある。

あまりマメでもない私の性格だと、結局何かしらの見逃しはやっちゃいそうだ。

見逃したくないなら、メモなり設定なりきちんとしとけばいいのだけれど、そこまで大事なことならそうしているはずだ。逆に見逃したことにも気がつかずに過ぎてしまえば、何も焦らずに済むのだ。

見逃したことに気がつくという、この絶妙な関係性がやっかいだ。そして、見逃す程度のものは、ネットに管理をまとめて任せちゃいませんかという仕組みがいろいろあるのである。

そう高くない価格で、なんとなく便利なのだけれど、映画に弱いとか偏っているとか、サービスはどこも一長一短みたいだ。その程度のものに、そう何か所もそんな契約していられないというのが現実かもしれない。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

クラッシュ・オブ・クランは、夫も後からやりはじめてクランに加わったのだけれど、最近なかなか伸び悩んでいるようだ。たぶん争いごとが嫌いだからだ(笑)。適性としては致命的だ。

人の村に押し入って略奪だの苦手なくらいが実生活では安心だけれど、これはゲームなんだからと気合いを入れて励ましている。私はやっとドラゴンを育てることができて、アーミーキャンプでバタバタと羽根を羽ばたかせているのが嬉しい。戦いに連れ出すと口から火も吹くのでゴージャスだ。

最近はなんとかウォーという似たゲームの方が新しいし、すごいらしいよと夫。目先を変えさせて何を企んでいるのだろうか。