[3986] デスコラムまでの序曲

投稿:  著者:  読了時間:15分(本文:約7,100文字)


《これぞ、デジタルとアナログの融合ですね。》

■アナログステージ[138]
 デスコラムまでの序曲
 べちおサマンサ

■3Dプリンター奮闘記[67]
 秋はモノ作りイベント盛り沢山 もちろん3Dプリンター関連も!
 織田隆治





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■アナログステージ[138]
デスコラムまでの序曲

べちおサマンサ
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20151001140200.html
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コンニチハ、べちおです。今日は、くうさん(ヤマシタクニコさん)のピンチヒッターです。それなら、ショートショートでも書いてみようかと企んでいたのですが、本職がショートしてパンクしているので、通常運転のくだらないネタを。

前回のコラムで、自信満々で紹介した『sqore』が、思っていたよりもアクティブユーザーの数が伸びてきているようには感じず、オイラがデジクリで取り上げたがために、またもや沈没していってしまうのか?! と、少しだけ心が痛い。

・いま手にしているもので遊ぼう──新感覚SNS『sqore』
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20150730140100.html

オイラは変わらず、購読している本やアイテムをスコアして、サラりと楽しんでいるのですが、『世界中のスコア』のタイムラインを覗いても、一週間で数人がチラホラとスコアしているだけだ。閑散としていて、ものすごく淋しい。

もしくは、オイラがアプリの使いかたを間違えているのでは? と勘繰ったりもしたのですが、そうでもなさそうだ。あ、そうだそうだ、前回の文中で、操作方法というか、遊びかたの説明をしているところで、

『たくさんコメントが付いているときは、コメントの上を押しながら右に払い除けると、下に埋もれているコメントを読むことができます』

と書いてしまっておりますが、すみません、これ間違っておりました。

正しくは、コメントを押しながら右へフリックすると「disagree(そう思わない)」、押しながら左にフリックすると「agree(そう思う)」となります。

sqoreの発想はとても好きだし、なんでフィーバーしないのかが不思議なくらいに面白いんだけどなぁ。アイテムとして、すべてを集約しすぎているのが煩わしさを感じさせてしまっているのかな。

ピンタ(Pinterest)のように、カテゴリ分けしてからの、タイムライン垂れ流しだと、敷居が低くなるのかな。ピンタのように、人をフォローするのではなく、ボードをフォローするような感覚でもできるようになると面白さが増すかも。

テキストでだらだらと書くのは簡単ですけど、やはり難しいですね、SNSって。

●伝説って、絶妙なタイミングが重なって生まれるもの

過去、新しいSNSがリリースされるたびに「明日から○○の時代がくる!」と意気揚々とデジクリネタにしておりましたが、実際にフィーバーしたSNSは殆んどないことは、うっすらと自分でも気がついておりました。

Google+のときも、半年どころか、一か月そこそこで飽きて放置してしまう、投げ出しっぷり。まぁ、Googleの場合は、G+だけではなく、運営(というよりも担当レベルなのかも)が飽きたら放置というスタンスが強いので、さほど気にもしないんですけどね。

でもでも、デジクリで得意気に紹介しておきながら、ブレークするまえにブクブクと沈没されるのも、なにかイヤだ。自分が知らないだけで、負を撒き散らしてしまっているのだろうか。

ネット界隈では、東原亜希さんのオフィシャルブログ、『ひがしはらですが?』で取り上げられると、次々に不幸に見舞われるという、現実的な伝説を築いているデスブログとして有名だが、オイラにも、その力が備わっているということなのだろうか。

・【デスブログ】偶然では済まされない伝説93連発 - NAVER まとめ:
http://matome.naver.jp/odai/2133738502304705401

ぐぐる先生で「デスブログ」で検索かけると、きちんと本人のオフィシャルが上位にでてくるところに好感がもてる。もしかして、本人も開き直って、キーワードに「デスブログ」とか挿入しているのかと、期待してソースを覗いてみたら、まったく入っておりませんでした(笑)

デジクリで紹介したSNSは、インターネットという大海原で、競合他社という海流の渦に飲み込まれてしまい、デスブログならぬ、デスコラムとして伝説を作ってしまっているようで、なんだかとても心苦しい。

これを書いている間も、オイラの頭のなかでは、デスコラムのテーマソングみたいなメロディーが流れている。なんだこの曲は。デスコラム協奏曲か。

これで、あと三つか四つくらい重なり、デスコラムとして胸を張れる日が来るかと思うと、切なすぎて、デジクリではSNSの紹介はやめようかと、自称:良いヒトのオイラは、夕焼けのイワシ雲を眺めるのです。

☆☆ お知らせ ☆☆ いつもデジクリを愛読していただいている、生粋の折り紙アーティスト「ちゃさん」が、10月8日(土)に『池袋てづくり市』に出展されます。以前、下北沢で開催されたイベントのときにお邪魔させていただいたのですが、職人の技というか、匠の世界というか、作品を拝見すると、ビックリを通り越して、腰を抜かします。

・“ちゃ”さんの折り紙アクセサリー日記:
http://ameblo.jp/chachacha02

・てづくり市 青空個展:
http://www.aozorakoten.com/

オイラは、古くからの友人と一緒に、久しぶりに池袋に足を運んで、ちゃさんの作品たちを堪能したあと、日暮里あたりで昼飲みでも楽しんでみようかと。谷中の商店街でコロッケでも買って、それを肴に公園でいっぱい。

あぁぁ、休日ってステキ。


【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp

NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。愛機はD90とGRD4。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。※なぜか若狭三十三観音を巡礼中(2015年9月)

どうもどうも、ご無沙汰しております。ってほどご無沙汰しておりませんが。シルバーウィークはいかがでしたか? こう連休ばかりだと、仕事にもいろいろ支障がでてきて、良いのか悪いのか。

まとまった時間を、家族や大切な人たちと過ごせると考えると、日本人は、新しい仕事環境に入ってきたのかもしれませんね。

また突発で登場するときまで、ごきげんよう(^^


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■3Dプリンター奮闘記[67]
秋はモノ作りイベント盛り沢山 もちろん3Dプリンター関連も!

織田隆治
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20151001140100.html
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すっかり秋になってきまして、朝晩寒くなってきましたね。

で、突然ですが、来週、やっと関西でも「設計・製造SPリューションDMS」が開催されます。

「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」
http://www.dms-kansai.jp/

製造業向けのITソリューションが一堂に出展され、最先端の技術やハード、ソフトが展示されます。もちろん、3Dプリンターもその一つで、近年どんどん出展が増えているように感じます。

東京で開催された「設計・製造SPリューションDMS」には、仕事の関係で行けなかったので、とても楽しみです。

光造形プリンターも、色々と新しい機種が登場して、従来のスピードをはるかにしのぐようなものも出て来ていますね。フルカラープリンターも、高品質なものが国内よりアナウンスされたりして、今後もっと目が離せません。

こういった進化に付いて行くソリューションや、コンテンツの制作も、これからどんどん発展していくんだと思いますし、そこに新しいビジネスチャンスもひそんでいるんでしょうね。

「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」で、実はある3Dプリンターメーカー様よりご提案いただきまして、僕がこれまで、そのメーカーさんの3Dプリンターで制作したオブジェ、キャラクター等を展示することとなりました。

僕は、趣味でのフィギュア制作は基本手作りでやっていて、3Dプリンターを使ったものは、仕事で制作したものばかりになっていました。最近では3Dプリンターでプロトタイプを作るだけでなく、フィギュアの原型に使用したりすることが多くなってきました。

そこで、クライアント様にそういった展示をしても良いものかと打診したところ快諾頂きましたので、今回の「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」にて、僕が制作したフィギュアを展示します。

まだ、オープンになっていないので、詳細は事後報告となりますが、次のデジクリにて……。

このデジクリに何度も書いていますが、3Dプリンターは今のところ、工作機械の一種に過ぎません。今後、もっと高精細なものが出て来て、そのまま製品が出来るようになる時代が来ることは、容易に想像できます。

でも、今はまだ、後加工抜きには決して完成品とは言えない状況です。

今回の展示は、3Dプリンターで出力したものを研磨して仕上げ、シリコン型を取ってレジンキャストにて複製、塗装して仕上げています。そういう手間をかけることで、3Dプリンターで制作したものに価値が生まれてくるわけです。

これは、フィギュア原型の世界でも、かなり進んできています。

フルカラー3Dプリンターも、今はまだ完成形とは言えない状況ですので、こういった「手作業での仕上げ」を行い、素晴しいフィギュアになっていくので、3Dだけできてもダメなわけですね。

そういったアフターのサポートができる人を支援するために、専門学校でその工程を教えたり、大学に行って実技を教えたり、そういう施設の立ち上げも、今色々とやっています。

覚えていて損はなし、それが、技術なんだろうな〜と思ってますので。

今、前回のデジクリでもお知らせした総合型もの作りシェアオフィスや、ある大学にも3Dプリンターやレーザー彫刻機等を取り入れた、工作室の立ち上げにも協力させていただいています。

そして、『メイカーズワークショップ大阪』というイベントが開催されます。これは、メイカーズバザールからのスピンオフイベントで、いろいろなワークショップが一堂に開催される、関西のデジタルものづくりメイカーズのイベントになっています。

「メイカーズワークショップ大阪」
開催時期:2015年10月31日(土)〜11月1日(日) 入場無料
開催場所:大阪南港ATC ITM棟10階 大阪デザイン振興プラザ 特設会場
     大阪府大阪市住之江区 2丁目1-10 ATC ITM棟10階
詳細は↓をご覧ください。
http://makersbazaar.jp/

そうそう、もの作りといえば、僕が楽しみにしているイベントがそろそろかな?
「BODAIJU EXPO」
http://expo.bodaiju-cafe.com/

関西以外の方はあまり知らないかもしれませんが、大阪は心斎橋にあるホテルを、まるごとギャラリーにした面白いイベントで、全国から素晴しいクリエイターの方々が、それぞれ一室を使って、制作物を展示されていました。

昨年は、11月29日〜30日の二日間行われていました。今年はまだアナウンスがないなぁ。楽しみにしているんですけど……。

上記のシェアオフィス、大学の制作工房、「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」での展示等、次回のデジクリでは詳細を発表できると思います。他にも、3Dプリンターを軸にした企画も進んでいます。

お楽しみに! って、こんな僕の記事を楽しみにしてくださっている方は少しはおられるはず……。ですよね?

あ、そうそう。先日、僕が行っている専門学校でも、前期の授業が終わりました。

初々しい一年生も、学校に入って来て半年。まったく何もできなかった学生が、まだまだ初歩ではありますが、3Dモデリングから塗装仕上げまでを、頑張って全員がやり抜きました。これは、僕にとってもとても嬉しいことです。

最初は、「完成するのかなぁ……。プラモデルも作ったことないです」と言っていた学生も、塗装して完成したフィギュアを前に、目をキラキラさせていました。

「出来るとは思わなかった! 凄く楽しかったデス!」

この瞬間がタマリませんね〜。(笑)そうやって、「もの作りの楽しさ」を、もっと若い人に広げていけたらなぁ、って思ってます。

3Dプリンターの普及に伴って、立体の良さが新たに原点回帰されたのか、そういった物の制作が増えて来ています。これまでの常識とは違ったことも再現可能になってきています。これは、とても素晴しい事だと思います。

やってて良かった……と、しみじみ。これぞ、デジタルとアナログの融合ですね。語弊はあるかもしれないけど、僕はそう感じています。

さて、季節の変わり目で体調を崩し易くなってるし、気をつけないと! みなさんも、ご自愛ください!


【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp


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編集後記(10/01)

●漢字が問題だ。読めるけど書けない。妻は六年ほど前から、頭の老化防止にとドリルやパズルの雑誌を買い込んで、あきずに毎日やっている。その成果あって、漢字の読み書きレベルは相当高く、テレビのクイズ番組の漢字問題などはほとんど正解を出す。漢字の「読み」はほぼ互角だが、漢字の「書き」は圧倒的にわたしが負けている。字面はなんとなくわかるが、正しく書けない。少なくとも5年、いや10年くらい前からうすうす気づいていた事態である。手書きすればそれが出る。おかしい、こんなわけはない、なぜ正しい漢字が書けないのだろう。しかも字がヘタになった。若い頃のわたしはこうではなかった。

かつてはGペンの先を削ってインクをつけて年賀状を書いていた。我ながら上手な字だと思っていた。レタリングをやっていたから、文字書きは得意だった。それが今はどうだ。いつの間にか年賀状はパソコン制作になり、手書きすることはなくなった。そして、いまやノートやメモのボールペンや鉛筆の字のだらしないこと、漢字の不正確なこと、みるも無惨なことになっている。なぜこうなったのか。元凶はワープロであり、パソコンである。とはいえ、これらがなかったらわたしはテキストを生産できなかった。手書きの文字がとんでもないことになっているが、いまパソコンがなくなったら、知的生産は絶望になる。

わたしがワープロを導入したのはかなり早い時期で、社内でも何番目かだった。初めからずっと富士通OASYSで、結局4台ほど親指シフトを使い倒した。初めてMacを買ったのは1995年3月である。なぜ覚えているかというと、オウムの地下鉄サリン事件が起きた時だったからだ。会社員だったわたしはなぜか休暇中で、家で買ったばかりのMac LC575をポツポツいじっており、ヨーロッパに旅行中の妻から何度も電話が来た。OASYSからMacに完全に移行したのは数年後、次のLCからだった。正確には分からないが20年以上、キカイの「カナ漢字変換システム」に頼って書いてきた。おかげさまで、楽々とテキストが作れた。

だが、いつのまにか漢字が書けなくなっているという事実を、長い間気がつかなかった。本格的にそれが判明すると、まず間違いなくコンピュータへの過度の依存であると思い当たる。いまでは、400字詰め原稿用紙一枚でも手書きで埋めることは不可能だろう。キーボードとモニタがなければ手も足も出ない。これに老化が加わると、もっと無惨なことになるだろう。もっとヤバイのは、スマホやタブレットに完全依存する若い人たちだ。彼らは文字が書けなくなるばかりでなく、それに自分のすべてを委ねているから、もし失ったりしたらパニックだろう。ネットとケータイ、まさに人類史上最凶の発明だ。 (柴田)


●Ingress続き。誰が壊したか、誰が構築したかのログを、全員がほぼリアルタイムに見ることができる。最初に書いたように、ポータルにはオーナー名が出る。

この辺りは誰さんと誰さんがメンテナンスしているんだなぁ、誰さんはここが
職場かな、誰さんはここが住居みたいだな、破壊神は誰さんと誰さんだなぁ、
などと敵味方関係なく覚えてしまう。住居や職場近くはすぐに再構築されてしまうから。

ムキになって取り返しに来る人、静観していると思いきや、真夜中や明け方に一気に多重を作り上げる人、マイペースに同じルートを動く人、報復しにくる人など様々。最初の頃は、作ったCF、得たポータルをすぐに壊されての繰り返しで、心が折れそうだった。

いまはほとんど家から出られないので、一日に数回、GPSが乱れた時にギリギリ届くポータルでハックするのがせいぜい。いい武器が得られる場所へ出かけることがないため、枯渇気味。なので攻撃ができず、敵の動向を知ってヤキモキするのみ。ああ、出かけて加勢したい。続く。 (hammer.mule)