3Dプリンター奮闘記[67]秋はモノ作りイベント盛り沢山もちろん3Dプリンター関連も!/織田隆治

投稿:  著者:  読了時間:6分(本文:約2,500文字)



すっかり秋になってきまして、朝晩寒くなってきましたね。

で、突然ですが、来週、やっと関西でも「設計・製造SPリューションDMS」が開催されます。

「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」
http://www.dms-kansai.jp/

製造業向けのITソリューションが一堂に出展され、最先端の技術やハード、ソフトが展示されます。もちろん、3Dプリンターもその一つで、近年どんどん出展が増えているように感じます。

東京で開催された「設計・製造SPリューションDMS」には、仕事の関係で行けなかったので、とても楽しみです。

光造形プリンターも、色々と新しい機種が登場して、従来のスピードをはるかにしのぐようなものも出て来ていますね。フルカラープリンターも、高品質なものが国内よりアナウンスされたりして、今後もっと目が離せません。





こういった進化に付いて行くソリューションや、コンテンツの制作も、これからどんどん発展していくんだと思いますし、そこに新しいビジネスチャンスもひそんでいるんでしょうね。

「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」で、実はある3Dプリンターメーカー様よりご提案いただきまして、僕がこれまで、そのメーカーさんの3Dプリンターで制作したオブジェ、キャラクター等を展示することとなりました。

僕は、趣味でのフィギュア制作は基本手作りでやっていて、3Dプリンターを使ったものは、仕事で制作したものばかりになっていました。最近では3Dプリンターでプロトタイプを作るだけでなく、フィギュアの原型に使用したりすることが多くなってきました。

そこで、クライアント様にそういった展示をしても良いものかと打診したところ快諾頂きましたので、今回の「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」にて、僕が制作したフィギュアを展示します。

まだ、オープンになっていないので、詳細は事後報告となりますが、次のデジクリにて……。

このデジクリに何度も書いていますが、3Dプリンターは今のところ、工作機械の一種に過ぎません。今後、もっと高精細なものが出て来て、そのまま製品が出来るようになる時代が来ることは、容易に想像できます。

でも、今はまだ、後加工抜きには決して完成品とは言えない状況です。

今回の展示は、3Dプリンターで出力したものを研磨して仕上げ、シリコン型を取ってレジンキャストにて複製、塗装して仕上げています。そういう手間をかけることで、3Dプリンターで制作したものに価値が生まれてくるわけです。

これは、フィギュア原型の世界でも、かなり進んできています。

フルカラー3Dプリンターも、今はまだ完成形とは言えない状況ですので、こういった「手作業での仕上げ」を行い、素晴しいフィギュアになっていくので、3Dだけできてもダメなわけですね。

そういったアフターのサポートができる人を支援するために、専門学校でその工程を教えたり、大学に行って実技を教えたり、そういう施設の立ち上げも、今色々とやっています。

覚えていて損はなし、それが、技術なんだろうな〜と思ってますので。

今、前回のデジクリでもお知らせした総合型もの作りシェアオフィスや、ある大学にも3Dプリンターやレーザー彫刻機等を取り入れた、工作室の立ち上げにも協力させていただいています。

そして、『メイカーズワークショップ大阪』というイベントが開催されます。これは、メイカーズバザールからのスピンオフイベントで、いろいろなワークショップが一堂に開催される、関西のデジタルものづくりメイカーズのイベントになっています。

「メイカーズワークショップ大阪」
開催時期:2015年10月31日(土)〜11月1日(日) 入場無料
開催場所:大阪南港ATC ITM棟10階 大阪デザイン振興プラザ 特設会場
     大阪府大阪市住之江区 2丁目1-10 ATC ITM棟10階
詳細は↓をご覧ください。
http://makersbazaar.jp/

そうそう、もの作りといえば、僕が楽しみにしているイベントがそろそろかな?
「BODAIJU EXPO」
http://expo.bodaiju-cafe.com/

関西以外の方はあまり知らないかもしれませんが、大阪は心斎橋にあるホテルを、まるごとギャラリーにした面白いイベントで、全国から素晴しいクリエイターの方々が、それぞれ一室を使って、制作物を展示されていました。

昨年は、11月29日〜30日の二日間行われていました。今年はまだアナウンスがないなぁ。楽しみにしているんですけど……。

上記のシェアオフィス、大学の制作工房、「関西 設計・製造SPリューション展 DMS」での展示等、次回のデジクリでは詳細を発表できると思います。他にも、3Dプリンターを軸にした企画も進んでいます。

お楽しみに! って、こんな僕の記事を楽しみにしてくださっている方は少しはおられるはず……。ですよね?

あ、そうそう。先日、僕が行っている専門学校でも、前期の授業が終わりました。

初々しい一年生も、学校に入って来て半年。まったく何もできなかった学生が、まだまだ初歩ではありますが、3Dモデリングから塗装仕上げまでを、頑張って全員がやり抜きました。これは、僕にとってもとても嬉しいことです。

最初は、「完成するのかなぁ……。プラモデルも作ったことないです」と言っていた学生も、塗装して完成したフィギュアを前に、目をキラキラさせていました。

「出来るとは思わなかった! 凄く楽しかったデス!」

この瞬間がタマリませんね〜。(笑)そうやって、「もの作りの楽しさ」を、もっと若い人に広げていけたらなぁ、って思ってます。

3Dプリンターの普及に伴って、立体の良さが新たに原点回帰されたのか、そういった物の制作が増えて来ています。これまでの常識とは違ったことも再現可能になってきています。これは、とても素晴しい事だと思います。

やってて良かった……と、しみじみ。これぞ、デジタルとアナログの融合ですね。語弊はあるかもしれないけど、僕はそう感じています。

さて、季節の変わり目で体調を崩し易くなってるし、気をつけないと! みなさんも、ご自愛ください!


【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp