[4053] 僕らが出した「ありえない」条件

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,800文字)


《地球がまぁまぁ平和でよかったと思える》

■装飾山イバラ道[170]
 笑いのダークサイド〈ロボットチキン-スター・ウォーズ〉
 武田瑛夢

■ところのほんとのところ[134]
 カメラ大国だからアート教育が貧弱?
 所 幸則 Tokoro Yukinori

■羽化の作法[09]
 僕らが出した「ありえない」条件
 武 盾一郎



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■装飾山イバラ道[170]
笑いのダークサイド〈ロボットチキン-スター・ウォーズ〉

武田瑛夢
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160126140100.html
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録画用のHDDの領域が残り少なくなってしまう状況を、解決する方法はいろい
ろありそうなのに、録画した番組を見ないともったいない気持ちのせいでなかなか消せない。

もっと大きい容量の契約にするか、見たい番組や映画がみつかって時間がある時だけ有料で見る方式に変えるかを選べばいいのかもしれない。

そして、短い録画時間のものなら見て消せばいいので、今年になって見たのが「ロボットチキン」だ。昨年CSで夫がチラっと見かけて、私が好きそうな人形劇だったので教えてくれた。

見たのはエピソード3の途中からだったけれど、面白かったのでその後に放送されたエピソード1とエピソード2を録画した。これはアメリカで2007年に放送されたスター・ウォーズのパロディ人形劇で、ストップ・モーションで撮影されていて手作り感を感じられるものだ。

・ロボットチキン-スター・ウォーズ-エピソード1-DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008YRDMXS/dgcrcom-22/

「人形劇」だがブラックでシュールな笑いなので、お子様に見せるのには向かない内容。スター・ウォーズファンであれば、元のネタがすぐわかるシーンが満載だ。

ファン必見かもしれないけれど、愛すべきキャラクターたちがぞんざいに扱われているシーンもあるので、見たら怒る人もいるかも?しれない。

ルーカス本人も人形になって出ているし、その声優を本人が務めているのでルーカス公認ということらしい。良かった。これで気兼ねなく笑える。

作品は1エピソード30分に満たない時間のもので、ミニコントのような短さのシーンが次々と展開される。抱腹絶倒のものからフフッと来るもの、何が面白いのかわからず終わるものなどいろいろある。

スター・ウォーズのエピソード1から6までを見直していれば元ネタがすぐにわかるので、その作りの忠実さとふざけ方に驚くと思う。

人形そのものはそれぞれの登場人物に似せて、とてもよく出来ているけれど、人形らしい洋服が浮いてる感じなどがあって可愛い。アニメーションのストップ・モーションの技術そのものは、ふざけた内容のシーンでもすごくちゃんとしていて、かなりの手間がかかっているのがわかる。

ストップ・モーションでは、動作をどの程度まで細かく拾うかを作る人が決めていると思う。これは動きの前振りや余韻がきちんとある、とても生真面目なアニメーションになっているのだ。

作っている内容は「不謹慎な笑い」も多いし、きっと見ている人の心のダークサイドが開かれてしまうに違いない。

あまり人気がないキャラクターと言われている、ジャー・ジャー・ビンクスが座って話しているシーンでは、彼のトレードマークの長い耳が動きに合わせてなめらかに動いている。

話の内容とは関係ないこのなめらかな動きに気がついてしまうと、徹底的にやってやるというアニメーション職人の意地と共に、かなり茶化していることにも気がつく。

その他のアニメーションも動きにかけている手間はすごいのに、表情はというと、口の部分に貼付けたと思われる紙に、描いた口の絵をパクパクと切り替えているだけなのがまた笑える。「あー、口はこれでいいってことにしたんだー」という徹底と妥協が絶妙な感じだ。

愛らしくて人気のキャラクター、小さい熊みたいなイウォーク。これはけっこう無惨にやられていて、イウォーク好きにはキツいシーンが多いと思う。みんなが大好きなイウォークたちが……。

イウォークが可哀想なことになる森林のシーンでは、イウォークの仲間たちが次々と出て来る。このために一体一体の人形が作られていると思うとなかなかすごいなと思う。

私が見たのは日本語吹き替えだったので分かりやすかったし、各シーンが短いので吹き替えで見るのがおすすめだ。Amazonではブルーレイもあるようだ。

録画の短い番組なら、見て消せばいいと思って見たこのロボットキチンだけれど、全体を見た後にまた繰返し見たくなるような作品でもあって、やっぱり消せない。

また新たなスター・ウォーズファンも増えていることだし、ネット動画とも違う手間のかかったパロディ作品として、再び売れちゃったりしそうだ。ロボットキチンもネット動画で予告編が上がってるので、興味のある人は見てみてほしい。


こういう作品って、作っている制作側の人たちが一番面白がっているんだろうなと思う。脚本を担当した人が何人もいるのを見ると、それぞれが面白さやくだらなさで負けないアイデアを出そうとしたのではないかな。

悪ふざけの度合いが適当かどうかはよくわからないけれど、こういうのを見ると地球がまぁまぁ平和で良かったと思えるのだ。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/

冬の寒さ対策で、最近外せないのが「布団乾燥機」だ。家のはホースがないタイプなのでセットが簡単だし、ホカホカの布団に包まれると本当に幸せ。冬の布団の冷たさの原因は湿気でもあるらしいので、毎日乾燥させるのはとてもいいみたいだ。


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■ところのほんとのところ[134]
カメラ大国だからアート教育が貧弱?

所 幸則 Tokoro Yukinori
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160126140200.html
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初めての広島での個展、若手クリエイターたちが共同で借りているスペースでやらせてもらった。意外な反応だったかな。

広島は現代美術は頑張ってるほうだし、写真も昔からあるコンサバなスナップというか、数十年前からストップしているような写真の世界で充分頑張ってる人たちもいるようだ。その話はまた後でするとして。

初日は15時からオープンの予定だったが、タイトルの位置やら細かいところを15時半くらいまでいじっていたら、[ところ]より年齢はちょっと上のご夫婦が入ってきた。

そう広くない会場をものすごくじっくり眺めて、写真集も「アインシュタインロマン」と「ワンセコンド渋谷」の二冊をじっくり眺めてくれていた。

まだ外に個展の告知板も出せていない16時過ぎ、面白いわねー、見たことがないわ、これなんか好きだわ〜、といった話を[ところ]も交えてしていた。そのうちに告知板も出て、なんとか形になったのは16時半近くにもなっていた。

現代アートは好きでよく見ているらしい二人は、楽しかった〜といって帰って行った。その5分後、男性の方がまた入ってきて、本一冊くださいと言いうので「アインシュタインロマン」にサインをしてお渡しした。

聞いてみると、広島といっても地域は広く、二時間近くかけて来てくださったようだ。写真集を買うのも何年ぶりかなあ、とのこと。それほど大々的な告知をしたわけでもない。口コミとfacebookぐらいだろうか。

二人が帰った後から、じわじわ人が集まり始めた。[ところ]が大学時代に担当だった、助手の長谷川さんが来て下さって、およそ35年ぶりの再会だった。

画家の方がなんども来てくれたり、わざわざ香川県から来てくれた人も。香川の人は[ところ]が高松市で「フォトラボk」をやっていることを知らなかったけれど、個展はfacebookで知ったそうだ。「フォトラボk」は、ちょっと広報が不足しているかなと思う。

個展に来た人の、すげえ!、脳に衝撃が走った、見たこともないような写真だ、といった反応がとても面白かった。なかでも巨大プリントは、ほとんどの人が反応していた。

ここでも写真を楽しんでいる人は多いが、現代アートとしての写真の活動はほとんどない。でも現代アートで活動している人も、それを楽しむオーディエンスもいる。だから「アインシュタインロマン」を見て感動する人が多い。

広島とはちょっと面白い場所だなあと思う。だが、写真で自分ならではの表現を考える、考えさせるような教育機関はここにはない。とはいっても、実は関東以外にはほとんどないと言ってもいい。いや関東ですら危ない。日本以外の先進諸国の多くでは、アート教育自体が小さい頃からなされている。日本はもともとないに等しい。

最近では私立の幼稚園や小学校あたりで、地元のアーティスト達との交流が盛んな町もあったりするが、中学高校になるとどうなんだろうか。

特に写真に関しては、日本はカメラ大国であるゆえに、アート教育は邪魔な存在かもしれない。どこの世界でも施政者にとっては国民がバカな方がいいわけなのだから。そこに刃向かうものは邪魔な存在かもしれないと思ったりする。

いま「写真はjpegでいいじゃないか」と、メーカーは言いたくて仕方がない。カメラによっては、あらゆるフィルターワークでいいトーンを出してくれる。ただし、データはjpegになってしまう。

今のカメラのrawデータは、すごいデータ量をその中に持っている。かつてのの銀塩フィルムはすごい種類があって、現像液も何十種類もあって、数え切れない組み合わせと、数え切れないテクニックで、作家ならではの表現スタイルを選んできた。そこにプリントという要素も加わる。

RAWデータは、現像ソフトできちんと現像することで、銀塩よりもっと幅が広がる可能性を秘めている。そしてプリントワークも、昔の写真家が命がけでやっていたのと同等のことができるようになってきているのだ。例えば、ライトルームとプロ用のちゃんとしたプリンターを駆使すれば。

それなのに、メーカーはjpeg押しで、楽してきれいに撮れるといった広告や記事をばら撒く。逆に、もはやフィルムも現像液の選択肢もほとんどないのに、銀塩をやるのが本格的、というような幻想を抱く人も増えてるのは皮肉なことではないか。

しかも話を聞くと、「銀塩でやってる僕ってカッコイイ」と思っている人は、大手チェーンのカメラ屋さんに現像に出している。信じられない思いの[ところ]です。みんな「フォトラボK」に来い。と言いたいけれど、そんなに沢山の人を受け入れるキャパは持ってない。難しい問題だなあ。


さて、週末はスペシャル対談2です。写真家同士のトークショーになります。1月30日(土)16:00〜 所幸則×河西春奈場所についてはこちらで確認ください。入場無料です。
http://tokoroyukinori.com/exhibition/einstein_romance/

「ファインアートに於いての写真」について語りあう予定ですが、河西さんは[ところ]の作品の持つ身体性のようなものを語れたらいいなと思ってるそうで、どんな話になるか楽しみですね。

河西さんは、映像作家時代からの世界的な賞を数多く受賞され、また写真家と
しても同様の活躍をされています。写真家同士ならではの興味深い話になるのではないかと思います。
http://www.haruna-kawanishi.com/japanese/index.htm


【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則  http://tokoroyukinori.seesaa.net/
所幸則公式サイト   http://tokoroyukinori.com/


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■羽化の作法[09]
僕らが出した「ありえない」条件

武 盾一郎
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●二か所あった「段ボール村」

ラブホテルでの仕事を引き受けるきっかけになった現場は、京王新線方面の地下通路である。

JR新宿駅西口の地下改札を出ると、ロータリーが目の前に現れる。左側一帯が「西口地下広場」で、かつて「段ボール村」があった場所だ。現在「新宿西口イベント広場」と呼ばれて物産展などが開催されている場所あたりを「インフォメ前」と呼び、ブルーシートが敷かれ集会場となっていた。70年代にフォークゲリラとかいうのが行われていたらしいが、場所は多分ここだったのだろう。

それら「西口地下広場」を左へ折れると、両側にお店が並ぶ地下繁華街「京王モール」がある。そこをずーっと歩いて行くと、京王線・都営新宿線の改札口に突き当たる。改札を右に折れて続いて行く道があり、その地下通路に段ボールハウスがずらーっと並んでいたのだ。

今調べて分かったことだが、この通りは「京王モール アネックス」と名付けられ、テナントも並んでいる。当時は改札口に最も近い場所に売店が一軒あるくらいであとはずーっと壁だった。

(西口地下広場と京王モールアネックスの地図参照)
http://www.keiochika.co.jp/mall/access/

京王モールの地下通路は終電が終わると閉鎖される。地下通路が閉まるまでの間、通路に段ボールハウスが建つ。ここの段ボールハウスは「移動式組立型」となっていて、畳んで持ち運びができる面の広い段ボールが使用されていた。西口地下広場の段ボールハウスと建築様式が違うのだ。

僕とタケヲはまず「西口地下広場」に暮らしている人たちの段ボールハウスに絵を描き始めた。

http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/2004/09/post_118.php
http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/2004/09/2_1.php

ちょっとづつ絵が描かれた段ボールハウスが増えていった。

http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/2004/09/post_99.php
http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/2004/09/post_92.php

ヤマネが加わり、大きな段ボールハウスに『新宿の左目』を制作した。

https://www.facebook.com/junichiro.take/photos/a.1053736031337950.1073741847.206228169422078/1053979357980284/?type=3&theater

そして京王新線の通路にある移動型段ボールハウスに絵を描いていく。

http://cardboard-house-painting.jp/mt/archives/2004/09/post_43.php
https://www.facebook.com/junichiro.take/photos/a.1053736031337950.1073741847.206228169422078/1104425659602320/?type=3&theater

そしてここ、京王新線の通路にある移動式段ボールハウスに描いている時に、ラブホテルに絵を描く仕事の依頼が来たのだ。

http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20151216140100.html

●初仕事の受注スタイルがトンデモ?

僕らが絵を描くラブホテルは、千葉県の原木中山駅から歩いて20分くらいのところにあって、高速道路のすぐ近くだった。

依頼は駐車場の塀に壁画を描くことだった。ラブホテルだからなのか、塀は高く、2m40cm以上はあっただろう。幅はざっと40mくらいだっただろうか。

初めてのオファーが40m級の壁画だっていうことだけでも嬉しかった。それも「ラブホテル」という特殊性を持った建物だから妙にテンションは上がった。

頼む方も頼まれる方も初めてのことだから、まず何をどうするかから話し合う必要があった。僕が出した条件は以下のようなものだった。

1・ペンキなど壁画に使う材料は全部出してもらう
2・ラブホテルの一部屋を住居として提供してもらう
3・ラブホテルに暮らす間の食べものは提供してもらう
4・制作期間はこちらに任せてもらう
5・作業が終わった時にギャラをもらう

1〜3に関してはすんなりと受け入れてもらった。4の期間については「どのくらいかかるか分からない」と正直に言った時、社長は一瞬ギョッと驚いた表情をしたが、承諾してもらえた。今にして思えば、これが最も「ありえない」条件だったと思う。

5も了解してもらったけど、具体的にギャラがいくらになるかは決めなかった。こちらとしても仕上がりを見てもらって、いくら出すかを相手に判断してもらいたかった。驚いたならそれなりに高額、そうでもないと思ったら低額でも構わなかった。そういう心境だったのである。

今になるとわかるのだが、スケジュールとギャラはまず最初に決めることである。しかし、僕らはスケジュールとギャラを決めないやり方が初仕事だったので、これがひな形になってしまった。

このことが、後にまるで稼げなくなり、早朝に近所のタンポポをむしってきて食べる状態にまで至ることになるのだが、ともかく当時はそうするしか考えようがなかったのである。

1995年10月24日、タケヲが進捗を記録する日記を付けようと五線譜のノートを持ってきた。これが「制作ノート」の始まりだった。

http://cardboard-house-painting.jp/take/archives/1995/10/vol1.php


【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/作品の調子はいいです】

2016年、今年は「好きをカタチにする」が第一の抱負です。例えば知合いのアーティストに「頑張ってね〜」だけではなく作品を買う・お金を払ってステージを観に行く、など可能な範囲で少しづつやってゆきたいです。

アーティストにとって本当に必要としてることは、美辞麗句ではなく実際に作品をお金を払って買ってくれること、だということが身に沁みて分かってきたのです。なので、まずは自分がそれを実行していこうと思います。

[One Wall One Art Project 〜produced by TeamUttoco〜]
埼玉県岩槻にある食堂カフェ・ラパンにて2月27日まで展示しております! 作品購入もできます!
https://www.facebook.com/810666848970016/photos/pcb.951205981582768/951205738249459/?type=3&theater

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編集後記(01/26)

●温暖な年末年始だったが、ここに来てかなり寒い日が続いている。じつに久しぶりにエアコンの暖房を入れた。ところが、思ってもみなかった事態が発生した。エアコンが稼働中に炊飯ジャーのスイッチを入れたら「落ちた」。ほかにはパソコンとテレビと小型電気ストーブ、冷蔵庫、照明などが電気をつかっていたと思う。こんな簡単に落ちるとはどういうことだ。じつは、何かの折に「お二人暮らしですから、40アンペアから30アンペアに下げてもいいと思います」と東京電力がいうので、基本料金も安くなることだからと下げてもらったのだ。それがいつだったか忘れたが、それ以来、暖房を入れたことはなかった。

マンションに入居して最初の冬は、エアコン暖房を使っていた覚えはある。二年目の冬はもう使っていなかったと思う。戸建てからマンションに移った我々は、夏は涼しく冬は暖かい、機密性に優れた住まいにほとんど感動していた。年間を通じてエアコンはほとんど使わずに来た。わたしの部屋にもエアコンが設置されているが、最初の夏にわずかに使って以来、室外機にカバーがかかったままだ。買わなければよかった。今年の冬はそんなに寒いのか。いや、いつもの冬と変わらないと思う。むしろ暖かい。なぜだ? 犯人はマンションの大規模修繕工事だったのである(工事費は2億円超だと知って驚いた)。

この工事により、昨年秋からマンションは黒い飛散防止メッシュシートですっぽりと覆われた。予想以上に暗く、風通しも悪い。これが、暖房エアコンを入れないと寒い日がある、の原因であった。普通の冬は、リビングの奥の方まで陽射しが入ってくる。カーペット以外の陽射しにはバスタオルなどで被って、床の劣化を防いでいたくらい陽射し満点だった。それがこの冬、ぼんやりとした陽射しが少ししか入らない。南面にセットされた足場の一部には、丈夫で大きい板が突き出ている。機材セット用だろうか、一階だけの仕様である。こいつがみごとに陽射しを遮ってくれる。夕方になると部屋はうすら寒くなる。

そんなわけで、炊飯器とエアコンその他を同時に使用して電源が落ちる危険を避けるため、ご飯を早めに炊くことにした。エアコン運転時には、ほかの電気器具スイッチを入れるのも要注意。なんだか貧乏くさい(いや、じっさい貧乏だけど)。この工事のために、洗濯物を干せない日があり、それは前日告知されるのだが、洗濯物干し日和に×印が出ると妻は大いに不満だ。毎日ではないのだ。それぐらい我慢しろって。3月いっぱいで終わるんだから。

日本相撲協会の次期理事長は誰になるか? まったく人望はないが有力とされる(って変だよね)九重親方(千代の富士)か、北の湖が遺言で貴乃花親方にしろといったとか(ホントか)、どっちも×である。九重は露骨に白鵬にすり寄っているから、日本相撲協会の規約改訂の危険性がある。貴乃花は意外に人望はあるようだがclever(あえて英語で言う)ではないからだ。 (柴田)


●関東から遅れること二ヶ月、アマゾンのプライムNowが大阪・兵庫でスタート。プライム会員は月換算325円。これでKindle本が月1冊はもらえるらしいし、映画見放題、音楽聴き放題、画像保存し放題。Nowを使う機会がなくても入っていいんじゃないかと思わせる。Audibleも聞き放題にしてくれ〜。

仕事中のBGM続き。コンパクトスピーカー。こんな小さなスピーカーで……と信じてはいなかったが、椅子の横、身体から30cmほど離して置き、ボリュームをMaxの半分ぐらいに絞ってみると、音が耳に直接訴えかけることはなく、身体のまわりをさらっと通り過ぎる感じがする。

良すぎるスピーカーだと、Youtubeからの音が貧弱に聞こえてしまうが、このスピーカーだとカフェのBGMっぽい音に聞こえるのだ。マスターこだわりの、とかじゃないのよ、天井近くに小さなスピーカーを設置しているような、ふつーのお店っぽいの。

モニタの横に左右離して置き、音のバランスや反響、音が回ることを想定してたらお店っぽくならなかったかもしれない。BGM優勢になってしまう。続く。 (hammer.mule)

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