もじもじトーク[34]英語教員を目指していた頃のお話/関口浩之

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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。40年ぶりの大寒波がやってきて全国的に寒い日が続いてますが、体調くずしていませんか?

先週土曜日、急に喉が痛くなって体がすごくだるい状態になりました。やばいと感じてしっかり睡眠とることにしました。このところ、土日もほとんど休んでないし、ときどき徹夜もしていたので、抵抗力はかなり落ちていたんだと思います。

かかりつけの内科の先生から薬をもらって、栄養のある食事をとり一日中寝てました。僕は喉が痛くなると、同時に鼻にきて「あー、完全に風邪ひいたー」という状態になりがちです。そして一度、風邪をひくと数週間長引く体質なのです。(アレルギー性鼻炎って感じの症状が続く…)

今回、珍しく悪化せずにもちこたえています。明日から青森県と福島県に三泊四日の出張なので、体調が悪化しなくて良かった!




●英語の先生になりたかった

昨年11月12日発行のデジクリ編集後記で「この期に及んで教員免許状交付には一科目不足していることが判明、採用は取り消しになった」の編集長の記事を楽しく読ませてもらいました。僕も似たような体験をしてたので、今日のテーマにしました。

英語の教員になりたかったので、実家がある群馬県の公立学校教員採用試験を受けました。

でも、なんで、教員を目指してたんだろう……。当時を思い出してその経緯を書き出してみました。

・小さい頃から海外に興味があって(とりわけアメリカに憧れてた)、英語がしゃべれるようになりたかったので、外国語学部にある大学に入った。

・教員免許状ぐらい取得しておくかなと思って、教員資格を得るための必須科目も選択した。

・大学時代に、この分野でこんな仕事をしたいという明確な目標が見つからなかったので、教員でもやろうかなと思った。

・四年生時に自分が通った群馬県の中学校で教育実習を経験した。楽しかったので教員を本気で目指すようになった。

・人に何か教えるのががうまいねと言われることが多かった。自分もその気になっていた。

なので、大学四年生時、ほとんど就職活動はせず、教員試験落ちたら来年受け直せばいいじゃんと思っていました。

結局、四年生時の教員試験は落ちたんですけど……。

当時、群馬県の英語教員の採用枠は非常に少なくて、競争倍率もすごく高かったんです。不安になって、就職も考えたほうがいいのかなぁーと思っていた1月頃に(世の中はすでに就職戦線は終わっていた)、とある週刊誌を手にしました。

その週刊誌の特集で、ベンチャーの雄、異色のコンピュータメーカ「ソード」と「日本デジタル研究所」という記事を目にしたんです。そして、日本デジタル研究所では、『新年度にアメリカ西海岸に支社開設予定』って書いてあったんです。

これだって思いました(笑)

・英語がろくに喋れないのに英語教員になってどうする……

・大学で英会話の授業をとっていたが、日常会話と簡単なビジネスコミュニケーションができる英語レベルしか身についてなかった……

・一度社会人になって、その後、教員になりたい気持ちが強くなったら、また教員試験を受ければいいじゃん……

・社会人の経験を積んでから教員になったほうがまともな先生になれるんじゃないかな……

楽天的な発想です(笑)

早速、日本デジタル研究所の総務部に電話してみました。

「御社にすごく興味があるんですが、新卒採用、まだやってますでしょうか?」
「すでに新卒採用は終わってます」

ガーン………

「情熱だけはあるので、一度お会いさせていただけませんか!」
「いいですよ」

おっ、会ってくれるのですね。うれしい。急いで履歴書を郵送して会社訪問しました。運良く、採用していただきました。そして、入社二年目に海外駐在員第一号として海外赴任の経験もさせていただきました。

●母の「そういえば」話に驚愕

これからが本題です。以下は、社会人一年目のお盆休みに群馬に帰省した時のおふくろとの会話です。

「そういえば、今年3月に群馬県教育委員会から電話があったよ」
「そうなんだー。で、なんだったの?」

「◯◯高校の英語教員に欠員が出て、今年は臨時教員扱いになるけど先生やりませんかと言ってたよ」
「それで?」
「うちの息子は、3月1日から会社勤めしちゃっているんですと説明して、断っておいたよ」

ガーン………

「えっ、なんで、『うちの息子に確認して折り返し連絡させます』って言わなかったの???」
「だって、3月1日から会社勤めしてるんじゃなかったっけ?」

たしかにそうでした。正式入社日は4月1日だと思ったけど、3月1日から会社勤めしてました。内定者向け研修に参加するため、2月末に群馬の実家をでて、東京でアパート暮らしを開始してました。

僕が新卒入社した会社は、当時、100万円で買える業務用日本語ワードプロセッサ「文作くん」という大人気製品を製造販売していたコンピュータメーカでした。会社が内定者に日本語ワープロ講座を開催してくれてて、毎日参加していました。

もし、臨時教員の話を聞いていたら、会社に事情説明して入社辞退の選択もあったと思います。たしかに、携帯電話はなかった時代ですし、アパートの部屋には電話はひいてなかったし…。とはいえ、電報とかで知らせる手段はあったはずですよね。

「うちの息子は会社勤めしちゃったので、教員のお話はお断りします」と即答しなくてもいいのに………

ところで、臨時教員に採用されて評判が良いと、その年の教員試験を受ければ、ひどい点数でなければ次年度には正式教員に採用されるという噂もありました。本当のところはさだかではありませんが。

本気で英語教員になりたいと思っていたので、かなり落ち込んだ記憶があります。でも、いつの間にか、教員になりたい気持ちは失せていったような気がします。

今、思うとそれがよかったんだと思います。25歳の時に米国西海岸にて一年間仕事する機会をいただいたし、英語の実力もある程度、身に付いたと思います。

日本デジタル研究所で11年間勤務した後、インターネット会社であるソフトバンクで20年間以上にわたり、いろんなことをチャレンジさせてもらいました。その経験もすごい財産になったいると思います。

おふくろは半年前に天国に行きましたが、あのとき、僕に声を掛けずに教育委員会からの話を断った事件(?)は、今となっては笑い話だし、おふくろには大感謝です。

おふくろ、ナイスプレーだったよ!

さて、僕が教員採用試験を受けるために勉強してた1983年当時、大好きだったグッズ達をご紹介して、今日は終わりにしますね。ジャーン!
http://goo.gl/VzWBro


◎セミナー情報

今週と来週で6つのセミナーで登壇予定です。Webフォントのお話や書体トークやります。

HTML5fun×AOITコラボイベント in 青森
「現場で使えるライブラリとJavaScriptの基礎」
1月30日(土)13:00-17:00 アピオあおもり(青森市)
http://wdha.jp/

HTML5fun×AOITコラボイベント in 福島
「現場で使えるライブラリとJavaScriptの基礎」
1月31日(日)13:00-16:30 市民交流プラザ(郡山市)
https://html5-fun.doorkeeper.jp/events/37078

The Next PowerCMSツアー in 広島
「エンタープライズにおけるウェブサイト運用の課題を解決」
2月8日(月)13:30-17:20 日本マイクロソフト 中四国支店
http://www.sixapart.jp/seminar/sa/2015/12/27-1502.html

The Next PowerCMSツアー in 大阪
「エンタープライズにおけるウェブサイト運用の課題を解決」
2月9日(火)14:00-17:20 日本マイクロソフト関西支店
http://www.sixapart.jp/seminar/sa/2015/12/27-1529.html

あと、The Next PowerCMSツアー開催同日の夜に、Movable Type ユーザグループ「MT広島」と「MT大阪」のイベントでも、もじもじトークで出演する予定。
https://www.mt-hiroshima.net/2016/01/mt-live-movinon.php


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/

1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。

小さい頃から電子機器やオーディオの組み立て(真空管やトランジスタの時代から)や天体観測などが大好き。パソコンは漢字トークやMS-DOS、パソコン通信の時代から勤しむ。家電オタク。テニスフリーク。