[4083] ある街角の物語

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《期限設定せずに仕事するのは時間をドブに捨てるのと同じ》

■ユーレカの日々[50]
 ある街角の物語
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[467]
 「Astropadを試してみた」他、小ネタ集
 吉井 宏




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■ユーレカの日々[50]
ある街角の物語

まつむらまきお
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160309140200.html
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少し前の話になるが、大阪心斎橋のランドマークビル、大丸百貨店心斎橋店が建替えになるということで、昨年の年末に、見納めに行った。

心斎橋交差点というのは、東京で言えば銀座の和光前のような場所、と言えば知らない人でもなんとなくわかってもらえるだろうか。

大丸の横には旧そごう百貨店(現大丸新館)、ヴィトン、カルティエそしてアップルストアなど有名ブランドが軒を並べる、さまに目抜き通りである。

その中でも、大丸心斎橋店は、この地区で現存する最も古いビルの一つ。銀座和光ビルより7年古い1925年に建てられ、実に90年という歴史を誇る。

地上8階建てで、その外観はアールデコ&ネオゴシックスタイルの重厚な装飾が施されている。設計者はウィリアム・メレル・ヴォーリズという人だ。

●ヴォーリーズの代表作

ヴォーリズという名前は知らなくても、彼が日本にもたらしたものを知らない日本人はいないだろう。

独学で建築を勉強し、1905年(明治38年)に英語教師としてアメリカから来日、日本で建築事務所を開いてたくさんの建物を設計し、あの塗り薬「メンソレータム」を日本で製造販売し、初期の電子オルガン「ハモンドオルガン」を日本に紹介し、学校を作り、日本に帰化して日本で死んだ人だ。

なんだか脈絡のない人のように思えるが、彼は熱心なプロテスタントであり、メンソレも建築(教会や学校)も、その信仰として一貫した行動だった。日本にキリスト教の思想と様々なアメリカ文化を紹介し、日本の西欧化に力を注いだ人である。

彼の設計した建物はどれもキュートで、昔の少女マンガに出てきそうな、絵に描いたような、クラッシックな教会や洋館ばかりだ。それが彼の持ち味なのか、それとも当時の日本がそれを望んだのか、おそらくその両方だったのだろう。

そんな彼の代表作のひとつが、この大丸心斎橋店。地上8階建て(元は7階で、あとから増築されたようだ)で、アールデコ様式の装飾がびっしりとほどこされた、とてもキュートなビル。

アールデコ様式の建築物は、東京だと庭園美術館とか、マンハッタンのクライスラービルが有名だが、大丸はもうちょいクラシカル(ネオゴシック)で、外装は幾何学的なテラコッタ、マンハッタンの摩天楼のミニチュアのような可愛らしい塔屋、多角形のステンシル窓、ブラウンとホワイトのツートーンカラーと、まるでケーキのように愛らしい。

内装はイスラム風といってもいいだろう。多角形をモチーフにした文様がぎっしりとほどこされ、ステンシルの照明、モザイクの壁面、中二階のテラスなど、ミュージカル映画でもはじまるんじゃないかというような、豪華な空間だ。

●レトロビル

このビルを訪れるのは何年ぶりだろうか。年末で賑わう店内では、あちこちでカメラやスマホで店内を撮影する人たちでいっぱいだ。外観、ホールはもちろん、階段室の装飾を堪能したり、屋上に上がってみたりと、短い時間だが楽しんだ。

こういった明治〜大正期のビルは、どんどん失われつつある。たしかに90年も経つ建物だ。あちこち老朽化しているのは隠せないし、目に見えない構造体も今の基準ではそうとうきついだろう。天井も低く、後から設備を追加したための電気配管が見えたりもしている。

商空間というのは生き物だ。常に生活の最先端と共にある。90年前と今の生活は、生活習慣も文化も、別世界のように異なるのだから、経営者側としてはさぞかし使いにくい建物だっただろう。

しかし、ヨーロッパでは、これより古い建物がゴロゴロしている。そこに住む人々は、その景観を誇りに思い、不便だろうがなんだろうが、それを守ることに個人も行政も最大限の努力を惜しまないという。

日本でもレトロビルに事務所を構えたり、住む人たちがいる。日本でなぜ、そういうことができないのは、色々理由がありそうだ。

ひとつは高温多湿多雨で地震や台風という自然災害も多い、過酷な(あるいは恵まれた)自然環境。そもそもが、建物が保たないのだ。

だから日本建築は地震に強く建替や補修、増築がしやすい、実にシステマチックな木造軸組構法が発達した。どうせ壊れて建て替えるのだから、火に弱いのもあまり気にしない。焼けたらまた建てればいいということだ。

大丸より10年ほど先に建った東京駅が、復元まで含めて見事に再生したのだか
ら、大丸だってお金をかければ不可能ではないだろう。

その東京駅も、JR単体での復元は無理で、丸の内の再開発というレベルで考えられて、費用が捻出できたそうで、一民間企業の大丸では、その費用を捻出することは難しいのだろう。

ぼく自身、築30年以上たつ公団住宅に住んでいたことがある。レトロモダンな風情や、コミュニティ思想に基づいた地域計画は居心地のいい空間だったが、阪神大震災の後、怖くなって引っ越した。設計が古く、避難経路が確保されていなかったからだ。

結局、古い建築物をずっと使い続けるのは、この国では無理な話なのかもしれない。

●レトロビルもまた革新的であり破壊者であった

催事場では「大丸心斎橋店の歩み」という、小規模な展示会が行われていた。大丸の歴史を紹介するもので、昔のポスター、建物の設計図など珍しいものが多く展示されている。

その中で、先代の大丸心斎橋店を紹介する展示があった。そこで初めて知ったのだが、このビルが建つ前、同じヴォーリズ設計で、デザインの異なるビルが建っていたそうだ。

この先代のビルは、できて一年半後、火災で焼失してしまったのだという。その前は江戸時代の呉服屋であり、こちらは創業の1726年にまで遡る。こちらの模型も展示されていたが、立派なお屋敷だ。

それらの展示を見ながら、ふむ、と考えこんでしまった。

今のキュートなビルを壊してしまうのはとても惜しい。暴力的とすら思うのだが、このビルは、その前のビルが焼失した上に建っているのだ。そしてその先代のビルはもうひとつ前の呉服屋を壊したあとに建てたのだ。

ふと想像してみる。見慣れた呉服屋が取り壊され、ビルが建った時、人々はどう考えたのだろうか。多くの人はその洋風のビルに驚き、そして近代化に夢中になったのだと思う。

しかし、その当時でも「そんなケバケバしい西洋かぶれの建物なんぞ建てず、前の屋敷を残せばいいのに」と言っていた人は少なからずいたのではないか。

そう考えると、この古いビルを残して欲しいと思うことが、正しいことなのかどうか、わからなくなってくる。

さらに妄想は続く。もし、江戸時代の巨大な呉服屋の日本家屋と、明治時代のアールデコのビル、この二つが現存していて、そのどちらかを壊さなくてはならないとしたら、どうだろうか。どちらが文化財として、建築として、残すべきだろうか? だれがそれを判断できるのだろう?

大丸心斎橋店だって、今度建て替わるものと、今のものと、どちらがいいかなんて決めるのは、100年も先の人々だろう。

今のものを保存することは、未来を破壊することでもある。そう考えると、古くて貴重なものだから壊すな!……とは言えない。

●移築保存や仮想保存

写真などの複製技術が発達し、多くのものの保存がたやすくなった。古書はもちろん、絵画も、とりあえずは写真なりスキャンなりで保存できる。

もちろん現物でしかわからないこともあるが、情報の90%以上は複製でも伝わる。芝居や音楽といった芸術も、映像や録音によって保存できるし、そもそもが「何度も再演する」前提の表現なので、シナリオや楽譜があれば、いつでも再現ができる。

ところが建築というのは、表現、芸術としてはなかなかやっかいなものだ。その場所に身をおかなければ、理解できない。

テレビや映画で見慣れた海外の場所でも、実際に行ってみてはじめて、いかにその空間を理解していなかったのかを思い知る。写真、映像、模型。様々な方法を総動員しても、実際の建築のもつ情報の十分の一も伝えられないだろう。

ふと、絵本「ちいさいおうち」を思い出す。あの絵本では、周辺の開発が進み、廃屋になっていた「おうち」が、持ち主の子孫に発見され、環境のよい田舎に移築される。

日本でも明治村のように、建物を移築保存する例もあるが、8階建てのビルとなってくると、移築も大変だろうか。そういえば「サンダーバード」でエンパイアステートビルを移築するという、とんでもない話があった(見事に失敗し、ビルは崩れ落ちるのだが)。

そういった物理的な保存が無理なら、デジタルによるVR空間としての保存はどうだろう。FPSゲームで見事に作りこまれた空間を歩きまわることができるのだから、名建築などをソフトとしてリリースしてくれれば、楽しいだろう。

●そして新しい様式

大丸心斎橋店は建替え後は高層化され、現在の意匠を活かした外装、インテリアになるという。外壁やインテリアの一部を残すというのは、よく行われる方法だ。

同じ大阪の百貨店、阪急うめだ店の建替えでは、新しい高層ビルは中層までは、元の建物の外装をかなり忠実に再現し、その上に高層ビルがドカンと乗っかっている。

大丸心斎橋店もこれと同じく、低層部分は前の建物を忠実に再現し、やはり上にドカンと高層ビルを乗っける形式だ。

この方法、都市の景観という視点から言えば、もとのイメージを復元するので、良いといえば良いのだが、建築として見れば、なんとも奇妙なものだ。

上がスーツで下が袴のような、妙な感じ。テーマパーク的といおうか。ぱっと見た印象はよく作りこまれているのだが、やはりウソっぽい感じがしてしまう。

テーマパークであれば、そのセット感、ニセモノ感も楽しさのうちだが、現実の都市の建築となると、ニセモノっぽさがマイナスの印象になってしまう。

しかし、歴史を振り返ってみれば、様式なんていうのはそういうモノなのかもしれない。古いものを残すとか、新しい革新性をとるとかいうことよりも、古いスタイルをその時々で解釈しながら進んでいく。

レトロビルの上に高層ビルが乗っかっているスタイルも、100年後の人たちにとっては、この時代の建築様式として懐かしがられ、保存運動が起きるかもしれない。建て替わっても、そういう、人々に愛されるビルになってほしい。


●【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授】
twitter:http://www.twitter.com/makio_matsumura
http://www.makion.net/ mailto:makio@makion.net

ディアゴスティーニのファルコン、3号をまだ買っていないのだが、今度はバンダイからビーグルコレクションと銘打って、小スケールのスター・ウォーズメカシリーズが出るという話が飛び出した。

1/72のクラッシックシリーズも再開するようで、Aウィングが出るのか。つーことは、Bウィングもデストロイヤーも出るよな? ドラゴンモデルは1/35(でかっ)でAT-AT出すちゅーし……買うのはいいとして置き場所どうすんだよっ(続く)


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■グラフィック薄氷大魔王[467]
「Astropadを試してみた」他、小ネタ集

吉井 宏
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160309140100.html
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●Astropadを試してみた

iPad ProをMacの液晶タブレットにするアプリ「Astropad」。興味ないとか書いてましたが、これ系のモノを追っかけてる者としては、いちおう試さないとねってことで入れてみた。簡単に印象を書きます。
http://astropad.com

iPad ProとMacの両方にAstropadアプリをインストール。Wi-Fi環境下では、起動するとややこしい設定なしでいきなり繋がる。Macの画面のどの範囲をiPad Proで使うかの長方形が現れる。メニューやパネルなど使いたいので全面を選択(範囲はiPad側でも操作可能)。

PhotoshopやMODOで使ってみた。どうせストロークの遅延や画面書き換えの遅さで使いものにならないだろうと思いきや、意外に使える! 無線でもなんとかイケる。USB接続ならもっと快適。

Photoshopでのドローイングも、MODOのテクスチャペイントも試し書きレベルでは大丈夫。ツールの選択やメニュー操作も自然。ただし、Macのキーボードショートカットを併用。Astropadには簡単なショートカットができる機能もあるけど、キーボードが使えるほうが便利に決まってる。

液晶タブレットの代わりになるかと言えば、十分、なると思う。ただ、筆圧調整できないの? Photoshopでは筆圧が堅すぎて変に入り抜きがきれいなスカスカの線しか描けない。うーむ。

ってところでファーストコンタクト終了w

その後、二回目やってみたところ、Photoshopドローイングはやはり筆圧が堅すぎてダメ。MODOのテクスチャペイントを、TDW制作を兼ねて本格的にやってみたところ、できちゃうよマジで。筆圧を重視しないテクスチャペイントでは立派に液タブとして使えてしまう。
http://www.yoshii.com/dgcr/astropad-02.jpg

もちろん、Cintiq 13HDとAstropad、どちらがやりやすいかと言われれば、Cintiqに決まってるんだけど、「できるかできないか」なら「できる」。

液タブ持ってないけどiPad Proがある人は、Astropadは試してみる価値大きいと思う。

●SSDが壊れた!

うう、1TBのSSDが壊れたらしく、マウントしない。同じ外付けケースに、他のSSDふたつを入れてみるとちゃんとマウントする。Firewire800の「裸族のお立ち台」でやってみたら「認識できないディスクです」。

そのままディスクユーティリティで検査したら、中身なし。……う〜ん、SSDでも壊れることあるのか orz

中身はTime Machine他複数のHDDにバックアップしてあるから、復旧は問題ない。ただ、1月からコツコツやって容量半分以下にした写真.appのライブラリのみ、Time Machine以外にバックアップしてないのだ。

しょうがないのでTime Machineから復旧しようとしてみたところ、外付けの一個だけ新しい外付けに復旧ってできない? システム丸ごと復旧なら大きなHDDを用意しなきゃ。オオゴトだ。

急いで外付けHDDを買ってきたけど、よく考えたら写真.appライブラリだけ復旧して、バックアップ済みHDDのライブラリと入れ替えりゃいいだけじゃんね。

とりあえず、ダイエット済みの写真.appライブラリを復元……あれ? それができるんだったら、全体を復元できるはず。Time Machineの中に入って上の階層からSSDの中身全体のフォルダを発見。なんだ、それを最初に見つければよかったのか。

右クリックで「復元」を選び、復元先のフォルダを別のポータブルHDDに指定。復旧が始まった。いやー、Time Machineはありがたい。

しかし、SSDは何の前触れもなく壊れるのがコワい。電気的にデリケートな感じもあるし。久しぶりに買ったポータブルでない大容量HDDは、念入りの三重バックアップ用にしよう。

翌朝には壊れたSSDの中身はポータブルHDDに復旧完了。もうこのまま使おうかと思ったけど、iTunesとか写真.appとかを2.5インチHDDから使うのは、笑っちゃうくらい遅い。SSDの速さに慣れちゃったから。

以前、Mac Proのデータ用に使ってた1TBSSDに同じデータを復旧させて、そっちを普段使いにしよう。

ところで、SSDは通電してても古い書き込みから消えていく危険があるらしい。ってことは、SSDをHDDにTime Machineバックアップするとき、初期バックアップが最も古いデータとして残るのは、都合がいいわけじゃんね。

SSDではエラーが出始めてたり、すでに消えてるデータが、Time Machineには残るのかもしれん。

あと、壊れた1TBのSSDは2年たってなかったんだけど、調べたら保証期間3年だって! お取り替え可っぽい。ただ、データが入ってたものを送るのはイヤだなあ。

●Time Machineバックアップ引き継ぎ

壊れた外付けSSDの中身をTime Machineで復旧した別の外付けSSD。名前を壊れたほうの名前にしておいた。すると、何もなかったかのように、今までと変わらずTime Machineで引き続きバックアップされるね。

で、一つのTime Machine用HDDにはそうやって引き続きバックアップしたけど、もう一つのTime Machine用HDDは、念のためゼロからバックアップさせるか。

時間かかるけど、そのほうが安心。ふたつのTime Machine、両方とも「実は復旧前のデータは使えませんでした」じゃ悲惨だから。

●映画がつまらないのは自分のせい

押井守監督インタビュー
https://t.co/vFfcLoO15t

インタビューの内容はおいといて、「映画は観る人が何を期待するか次第」「観る側の器以上のものには映画はならない」

それ思ってた! だから僕なんか「すんごいつまらん映画だった」ってなかなか素直に言えないんだよ。「つまらんのはオマエだ!」とイコールだから。

つまらなかった原因の大半は自分にある、と思っちゃう。映画の選択を誤ったかもしれない、趣味が合わない、ターゲット層じゃない、も。あと、肝心の部分を見逃した、理解力が足りない、正しい楽しみ方を見つけられなかった、なども自分の責任。

だから、「クソ映画、つまらんかった、駄作だ」とか気軽に言ったり書いたりしてるの見ると、軽くてうらやましいとか思っちゃう。何か作り手だったりする人だと特に。もちろん、出来の悪い映画は存在するし、純粋に暇つぶしの娯楽として観るなら何を言ってもいいんだけど。

というような意味で、映画に限らず何かについて語る場合、その対象を通して自分について語ってるということを自覚してないとコワい。あ〜、何も書けなくなるw


【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

朝から夕方まで、あーでもないこーでもないとダラダラ作業してた。これじゃ
イカンと、項目を細かく分割してチェックリストにし、何時までって締切設定
したら、2時間かからず終わった。やっぱ、期限つけないとダメだねえ〜。

「期限設定せずに仕事するのは時間をドブに捨てるのと同じ」。

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・ハイウェイ島の大冒険
http://kids.e-nexco.co.jp

・App Store「REAL STEELPAN」
https://itunes.apple.com/jp/app/real-steelpan/id398902899?mt=8


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編集後記(03/09)

●またまたくっだらない映画DVDを見てしまった。もちろん、想定内のことであるが。「驚異のメガヒット作品! フィリピン発、驚愕のヴァンパイア・アクション・ホラー映画!」というフレコミの、2012年制作『バトル・オブ・モンスターズ』である。ヴァンパイアとは吸血鬼のことで、一度は葬られた死者が蘇り、人間の生き血を啜り、血を吸われた人も吸血鬼になる、というルールがあるのだが、この映画に出てくるのは“TIKTIK”と呼ばれる人食い吸血鬼の一族だ。人食いで吸血って? たんに人食いでいいではないか。じっさい人間にかぶりつくんだから。食われて死ぬから、被害者は吸血鬼になれません。

田舎に帰った身重の恋人を追ってマニラから来た青年、恋人には愛想尽かされていて、その母親も冷たく追い払おうとするが、なぜか寛大な父親は仲をとりもとうとする。どこか正体の掴めない使用人もいる。彼女の歓心を買うため、山奥の村に行って子豚を買ってプレゼントする。ところが、子豚は狼人間のような怪物に変わり彼女を襲う。家族は激闘のすえ怪物を殺すが、母親は噛み殺される。やがて、山奥の村から数十人の村人が押し寄せて家を囲む。偶々訪ねて来た親戚の父子が襲われるが、少年は家に逃げ込んで助かる。村長(ボス)は、吐きだした血で村人たちをモンスターに変えて、一家五人を総攻撃。

モンスターの姿は人犬か。家族は猟銃、鉈、火炎瓶、それにニンニクと塩でモンスターと戦う。塩が利くとは初耳。その最中に彼女が産気づくというのはお約束通り。なかなか迫力のある攻防だが、ここに至るまでの展開の拙劣さには投げ出したくなった。変な使用人の正体もよくわからないが、彼は自爆して主人公、恋人、父親、少年の四人を家から脱出させる。逃げ込んだのが雑貨屋のおばさん宅。ここで無事に出産。親子とおばさんは塩田に逃れ、残った男三人がモンスター軍団と戦うことになる。主人公がモンスターをぶった切る、アカエイの鞭が都合よくあったりして。この長いバトルシーンはなかなか見せる。

父親はニンニクエキスと塩入りの霧吹きで、少年はニンニク味のスナック菓子を吹き矢で(笑)。モンスターはホントにニンニクと塩が弱点だった。生き残ったボスは巨大コウモリ怪物に変身し、塩田の六人に上空から攻撃を仕掛ける。といったストーリーで、前半のテンポの悪さを我慢すればじゅうぶん楽しめる。一番感心したのは、半狼人間化した村人が四つん這いで高速で走り、主人公らの車を追うシーンだった。けっこう怖い。このクオリティを維持できれば、もっと迫力あるモンスター映画になったのにな。わたしは映画の選択と感想文書きにおいて、何の覚悟もない。単に楽しい変な趣味にしか過ぎない。 (柴田)

「バトル・オブ・モンスターズ」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00YWMYVAC/dgcrcom-22/


●見納めならず。最近あのあたりには行ってないなぁ。/うちのネット環境からだと、吉井さんのサイトの画像が、ドメインエラーで表示されないことがある。時間が経過してから再アクセスすれば見られるんだけれど。/あっ、私も何も書けなくなる……。/「期限設定せずに〜」をReflect用のEvernoteに入れようっと。

プチフリーズが頻発して、いよいよSSDの寿命が来たのかと検査ツールを最新版にして(その一週間後ぐらいにセール……)テストしたが問題がわからず、新しいHDDやら何やら買って、クローン作って、古い外付けHDDをはずしたら元気になった。原因はこれだったのか……。それから数ヶ月経って、古いHDDを接続したらカタンカタンと異音が。

美容室の続き。初めてだと伝えると、どこで知ったのかと聞かれ、カードに電話番号とカタカナで名前を書けと。顧客カードなどはなく、住所も不要。DM送る気がはなっからないんだな。どうするかは施術前に相談で決めるとのこと。

ソファーや待合室はなく、鏡の前の施術用椅子で待つように言われる。お茶やコーヒーは出ない。飴の盛られた籠はある。渡されたのは去年のも含む女性週刊誌や料理雑誌。奥の椅子にはファッション雑誌もあったようだが、それらしか残っていなかったようだ。

女性週刊誌は読まないので、こういうところでどんなものか見てみるのもいいかも〜と見始めたが、すぐに読み終わってしまう。結構著名な人がコラムを書いていたりする。目次は見つけられなかった。ページのわりに中身が少なく、タイトルにあったマイナンバー制度の落とし穴的な記事は、ネットの方が詳しそうだった。続く。 (hammer.mule)