LIFE is 日々一歩(28)[スイーツ]2016年、バレンタイン・チョコ戦線(後編)
── 森 和恵 ──

投稿:  著者:


こんにちは。今日は3月14日ですね。ハッピーホワイトデー!!

先月チョコをあげた方はドキドキ。もらった方はソワソワ……なんて古式ゆかしい告白行事ではなくなったのかもしれませんが、それでも今日を楽しんでくださいね!

さてさて。お待たせしました。

2016年、バレンタイン・チョコ戦線(前編)
https://bn.dgcr.com/archives/20160118140100.html


2016年、バレンタイン・チョコ戦線(中編)
https://bn.dgcr.com/archives/20160201140100.html


と二回に渡ってお送りしたシリーズのラスト、2016年バレンタイン・チョコ戦線の総まとめをお話しします。




●やはり勝者はフェリシモ『幸福のチョコレート』でした

わたしがフェリシモさんでチョコを知ってからずいぶん経ちますが、毎年のように新しい味に出会って驚かされます。今年もすべてのチョコを食べ終えてみた結果、『幸福のチョコレート』さんの品揃えが圧勝でした。
http://www.felissimo.co.jp/choco/


『幸福のチョコレート』さんでは、ひとつひとつの商品に愛情が込められていて、異国情緒溢れていて、そして外れなく美味しい。

バイヤーみりさんが、現地に赴いて味をみて、職人さんの人となりやお店の心意気を感じ、そして商品として掲載するという、とんでもなく手間のかかったネットショップです。これが、期間限定なのだから驚きます。続けてくれてありがとう、フェリシモさん。

次に挙げるベスト5のうち3つがここのものですが、ぜひリンク先のサイトの説明文を読んでみてください。商品紹介文のボリュームがすごい。そして“好き”という愛に溢れています。

実際に届いたどの商品を見ても、各お店ごとに梱包から違っていてステキで、その国ごとの空気を感じるコトができます。また、商品ひとつひとつにバイヤーさんの解説カードが添えられていて、それを毎年コレクションするのも楽しみのひとつです。

バイヤーさんの買い付けはもう始まっているそうなので、今年も11月頃からサイトがオープンすると思われます。冬が近づいたら忘れずにチェックしてみてくださいね。販売に先駆けて試食会の募集なんかもありますので、ぜひ。わたしも来年もまた、参加したいなと思います。

●美味しかったチョコベスト5+2

さてさて。今年買ったチョコレートは、大小あわせると全部で23種類でした。300円程度の小さいチョコから、一番高くは一箱6000円のものでした。

ようやく、一通り味見が終わりましたので、今年のベスト5と番外2つをご紹介します。下記にリンク先を掲載していますが、恐らく次期が終わればページが消されてしまいますので、くわしく確認したい方はお早めにどうぞ。

【1位】“ホワイトチョコに目覚めた”で賞
コンフェズリー メラニーバニラビーンズ トリュフ
http://www.felissimo.co.jp/choco/gcd532114/


チョコ業界では、ホワイトチョコは邪道とされています。カカオが入ってない嘘チョコということなんでしょう。牛乳が苦手な私はミルキーなものが苦手で、ホワイトチョコは敬遠しておりました。

が、今年は妙にホワイトチョコが目立っていました。流行だったんでしょうね。その中でも、この逸品は、わたしをホワイトチョコ好きに目覚めさせてくれました。外はカリカリ、中はとろり、鼻孔までくすぐる強烈なバニラフレーバー!試食会の時点で「こ、これは買う!」とうならせた、堂々の第一位です。

【2位】“すごく手がかかってるで”で賞
ナオミミズノ レザン
http://www.salon-du-chocolat.jp/archives/2016/brand/naomi-mizuno/2016-106-02


実はこれ、購入決済する直前の最後の最後で、たまたま目にした商品です。玄人かぶれしちゃってるので、基本バレンタイン時期は日本人のチョコレートには殆ど興味がないのですが……これ、すごかったのです。

和菓子の手法を取り入れた(作り方は秘密だそう)レーズンのチョコレートがけ。こういったお菓子のレーズンは、砂糖で煮含めちゃうのですごく固くなってしまうのですが、これはとてもやわらかい。そしてジューシー! レーズンの青みを残したままに作られいます。チョコレートも繊細なかけ方で、口の中でほろほろとろけました。技巧に天晴れ! で第2位です。

【3位】“定番商品はやっぱり美味しい”で賞
ショコラ ノゼット ナッツハート
http://www.felissimo.co.jp/shopping/I180761/I280762/I380763/GCD503837/


フェリシモさんで販売して19年目のこのチョコ。なんどか参加した試食会で食べたこともありました。でも、毎年別のチョコレートに目移りしてしまい、美味しいのはわかってたけどこれまで買ってこなかった逸品です。

別の商品を試食して「型押しチョコって美味しいかも」と思い、型押しチョコをいろいろ比較検討して、最終的にこれを購入しました。美味しかったです。カバーチョコレートの光沢の美しさから、中身のヘーゼルナッツプラリネの香ばしさ、まろやかさ。わたしが誰かにバレンタインで告白することがもしあれば(ないけど)、絶対これにします。

【4位】“お値打ち価格なのにヤルネ!”で賞
ベキニョール そばの実チョコ
http://www.felissimo.co.jp/choco/gcd568322/


試食会でバイヤーさんが、ボソッと「これおすすめ」といってたのを聞き逃しませんでした。カタログを見てなんとなく気になっていたこのチョコレート。食べたら美味しかった。

高級チョコの中では、1200円とお値打ちなので、過度に期待はしていなかったのです。が、外の蕎麦の実はカリカリと香ばしく、中のチョコも引けを取らない香ばしさ。あー。グリコさんあたりと提携して、コンビニにこのチョコおいてくれないかな。ビールのお供にもぜったい合うと思うんです。

【5位】“ブロンドチョコレートはコレ”で賞
ブルーノ ルデルフ クルスタセ ドゥ ブルターニュ
http://www.salon-du-chocolat.jp/archives/2016/brand/bruno-le-derf/2016-066-01


今年のトレンドに“ブロンドチョコレート”という言葉がありました。これは、ホワイトチョコレートを熱し続けて、キャラメルっぽい茶色にしたチョコレートのことを指します。第四のチョコレートとして注目を浴びていました。

それを知って、今年はいくつかのブロンドチョコレートを買いましたが、こちらが一番なめらかで美味しかったです。商品名にもなっているブルターニュ地方の名産品「カニ、ホタテ、オマール、カキ」がモチーフなのも可愛い。難を言うなら、4つで1728円はちょっとだけ……高いよね。

【番外】“うすさでうまい”で賞
タイチロウ モリナガ カレ・ド・ショコラ スペシャリテ〈ラズベリー〉
http://www.salon-du-chocolat.jp/archives/2016/brand/taichiro-morinaga/2016-118-02


甘さを極限まで控えて甘酸っぱくしたラズベリー味のチョコに、極限までうすくコーティングしたホワイトチョコレートが印象的でした。白いチョコレートの奥に見える赤さがなまめかしくて色っぽいのです。おしゃれな名前がついていますが、あの森永の期間限定スペシャル商品です。日本人のチョコレートの好みを知り尽くした味に仕上がっています。これも、今年感激したので番外にしました。日本のショコラティエの技が光りますね。

【番外】“これ、捨ててるの? ビックリ”で賞
トーキョーチョコレート カカオパルプスムージー
http://www.salon-du-chocolat.jp/archives/2016/brand/tokyo-chocolate/2016-112-04


これはチョコではありません。チョコを作る材料のカカオの果肉です。果肉はチョコを作る工程で捨てられてしまう部位なのですが、パイナップルとライチに似た甘酸っぱい果肉でした。現地の人は食しているそうです。今回初めて出会った、驚きの味でしたので番外にしました。これ捨ててるのもったいないな。

ということで、今回はここまで。

今年も馬鹿みたいにチョコレートをたくさん買ってしまいましたが、「好きは、トコトン掘り下げると人生楽しいよ!」という名言(?)を残して幕引きとしたいと思います。なんでもいいんです。何かに情熱を傾けると人生が豊かになれる、そんな気しています。

さて次回は、ひさしぶりにアニメ話を考えてます。2016年春アニメ予想にしようかな。これも“好き”なことですね。ではでは、また!(^^)


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