[4091] いつの日もリンゴと共に

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《わたしの心の悪魔がポチってしまったんだ》

■装飾山イバラ道[174]
 いつの日もリンゴと共に
 武田瑛夢

■crossroads[09]
 アイデンティティの行方
 若林健一

■歌う田舎者[55]
 あこがれのBEN E.KING
 もみのこゆきと

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■装飾山イバラ道[174]
いつの日もリンゴと共に

武田瑛夢
https://bn.dgcr.com/archives/20160322140300.html

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久しぶりに新しいMacを買った。部屋に迎え入れる準備をするために掃除をしたけれど、もう何回も見直して来て厳選されているはずの本や小物たち。引き出しやBOXの中からごそごそと手に取り、早々と捨てたり懐かしさに驚いたり。

前に見た時はいる物だったのに今見るといらない物なのは、きっと前からいらなかったのかもしれない。わずかばかりの未練か使用価値のおかげで残されてきたけれど、「捨て捨て!」と気合いを入れて捨てていく。

こんまり先生のかたづけ本の、「ときめき」を基準に選ぶのも効果的かもしれないけれど、ときめくどころの騒ぎじゃないような色気のないPC関連のグレー色の機器はどうしたらいいのだろう……。

まんが日本昔話の「もったいないオバケ」は、捨てられた野菜たちが夜な夜な襲って来る話だったけれど、古いマウスやキーボード、ハードディスクやらに夜な夜な襲われそう。

今回も一台オバケMacを久しぶりに接続してデータを移動したので、たまーに使うのが捨てられない理由でもある。たまにそうやって、オバケを起こすのが楽しみな人もいるはずだ。

●アップルストアへ

今までのMacはノート型以外はタワー型が続いていたので、一体型のiMacは実は初めてだ。カラーのiMacを持っていなかったっけ? と夫に言われて、言われてみるとだんだんそんな気もしてきた(笑)。

私は学校の教室ではiMacを使っていたりしたので、なんだか自分のMac歴の記憶が混ざっているような気がする。いやいや、確かにこれが初めてのiMacだ。

・アップルストア表参道店
http://eimu.com/dgcol/ap2016

アップルストア表参道店に行った。写真は中から外の方向で見上げて撮ったので、リンゴマークが逆向きだ。天井が高くてガラス張りのスケスケ感がすごい。

27インチで真ん中のスペックにしようと思って出かけたけれど、いろいろ聞くと最初から2TBのタイプが良く思えたのでそうした。

ちょっと待っていると、店員さんがすっとハンドル付きの白いダンボールケース入りのiMacを持ってきた。

メモリ増設をする部署に、確保したiMac本体を持って行くようだ。迅速すぎて気が変わる暇がない。ほんとにスタスタと重さを感じさせない歩き方。

配送で家に届いた時はダンボール色の箱で外は覆われていたけれど、けっこう大きい。中の発泡スチロールを抜くと、あんがい痩せてほっそりとしたiMacが出て来た。

今まで使って来た机に楽勝で置けるし、台座も薄くてスッキリなのでさほど威圧感はない。一体型ってセットが本当に簡単だ。最初の起動音はちょっと大きくて勇ましい。

後はウイルスソフトを入れたり、じっくりと自分用に慣らしていく。27インチは高さがけっこうあるので、椅子の高さを調整して合わせた。足の下に台を置いた方が疲れないかもしれない。

●外のものがどんどんPCの中に

dマガジンで雑誌が読めるというので、さっそく登録してみた。今までiPadのビューンで雑誌を見ていたけれど、全体を見ながらページめくりして、興味があるところを拡大しながらという読み方だ。

今回の27インチサイズのRetina画面の恩恵は素晴らしく、雑誌の見開きそのまんまの迫力だ。何もかもが鮮明。

私のiPadは古いので読み込みも遅いし、一瞬ボヤけてから鮮明になるけれど、iMacで読むと何のストレスもなくページが横へスライドして切り替わっていく。

ファッションでもグルメでも、雑誌の良さは、こうしてパラパラとめくりながら新しいものを見つけることにあると思う。

ページをめくりながら興味が惹かれるものがあったら詳しく読みたいけれど、もっと先へも進みたいという心の動きが、極めて紙の雑誌に近い感覚でできる。

本の活字をじっくりと読むなら手元サイズの機器が良いけれど、写真のある本はこれで見ると強いなーと思う。色が光で見えるのだから当たり前だけれど、きっちり詰まった画質の綺麗さは本当に嬉しい。

ただやはり画面が猛烈に明るい。AppleストアでこのMacを見ると、広い場所なのでそう感じないけれど、マンションの部屋だととっても光を感じる。白がグレーになりすぎない程度に明るさレベルを下げる。

そういえば、掃除中に昔思いつきで買ったPCメガネが見つかったのでそれを活用しよう。アレ? どこへやったかな、とまたひとしきりメガネを探すのに時間がかかってしまった。

見つけたのはJINSで以前売り出していた、ハッカー用だというPCメガネ。ノンフレームタイプで視界がクリアだし、つるが細いタイプにしたので軽い。つけると見た目がけっこう恥ずかしいけれど、自宅用だからいいか。

実際使ってみると、画面の光が抑えられて見えてとっても良い。薄オレンジみたいな色がついているようだけれど、微妙な色の確認の時以外はつけたままで大丈夫そうだ。

・「JINS PC」セカンドジェネレーション
http://www.jins.com/jp/news/2013/09/hackers.html


私が買った時は処分で半額以下だったと思う。今はもっと高性能なレンズのものがあるようだけれど、とりあえずはこれで対応するつもり。しかし、メガネはつけ外しが面倒なので、そのうち画面保護パネルかフィルタを買った方がいいかもしれない。

Huluの契約も継続しているので、テレビ番組を見てみる。海外ドラマもばっちりだ。カレンダーはほとんど手帳代わりになるし、雑誌もテレビもどんどんPCの中に入ってしまった。昔は丸い時計をデスクトップ上に表示させるだけで嬉しかったのに。

外のものを吸い込みながら進化を続けるって、やっぱりSF的な想像が広がってしまう。いろいろな生活道具は一旦PCに吸い込まれても、また壁や鏡や冷蔵庫の扉へモニタ的役割を使って外へ出て来るらしい。

結局は部屋の所定位置に収まって行くのだと思う。雑誌の場合も、リビングのテーブルやこたつの上、お風呂などどこでも投影できれば便利だし。そうやってPCが吸い込んでは吐き出して、生活は進化していくのかもしれない。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/


クラッシュ・オブ・クランは未だにタウンホールは8だ。今も無料で楽しんでいる。最近はペッカという鎧を着たロボット的な兵士がお気に入りだ。ブツブツ何か言いながら、ガシャコン歩くペッカが可愛い。

体力が減るのを防いでくれるヒーラーと一緒に戦うペッカヒーという戦術をよく使う。始めた頃よりも資源を取られてもそう気にならなくなった。とりあえず地道にユニットを強くしようと思う。


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■crossroads[09]
アイデンティティの行方

若林健一
https://bn.dgcr.com/archives/20160322140200.html

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冬の間無事に過ごし、春も間近だというのに、このタイミングで風邪をひいてしまいました、幸いインフルエンザではありませんでしたが。

季節の変わり目、まだまだ油断はできません。年度末でもありますし、みなさまご注意ください。

●あなたは何をしている人ですか?

今回は、ITともデジタルともまったく関係のない話です。今、とある方の経歴が実際と異なるということで話題になっていますね。もちろん、自分の経歴を詐称すること自体にはまったく賛成できませんが、何かにつけ職業や経歴で人を判断する風潮にも賛成できないところもあります。

私自身、プライベートで多くのイベントに参加することもあり、初めての人にお会いする機会も多いのですが、その時多くの人が口にするのがこのフレーズ。

「何をされてるのですか?」

つまり「あなたの職業はなんですか?」ということなんですが、正直なところ「私の仕事が何かなんて、関係ないだろ?」と思っています。

とはいえ、答えないわけにはいかないので「あぁ、一応エンジニアやってます」と答えるのですが、私には「エンジニア」としての側面以外の面もありますので、自分を「エンジニア」の一言で片付けてしまうことに納得していません。

面倒なのでそう答えているだけです。実際、エンジニアとしての活動期間が一番長いですし。

また、初対面の時に限りませんが「大学を出ていることが前提」の話の流れになることもよくあります。私、高校を出てすぐに働いてるので大学は行ってません。

私自身はそこにコンプレックスは感じていないので、どうでもいいのですが、「私、大学行ってないんですよ」というと相手が気まずそうにすることもあるので、かえって気を使うこともあります。こっちはまったく気にしていないのに……。

私は、自分の職業が自分のアイデンティティだとは思っていないので、個人でイベントに参加する時には、自ら職業を言うことはありません。

そういうこともあって、個人用の名刺には名前と自己紹介用のURLだけを書いて「よかったら、そちらをご覧ください」としています。もちろん、そこに詐称はありませんよ。

自分が社会人としてやってきた実感として「一定の経歴がなければ活躍の機会はつかみにくい」ということはあると思います。

このようにいうと「甘えんな」とか「そういうのは与えられるものではなく、自分で掴み取るもんだ」という声も聴こえてきそうですが、それこそ現実を無視した話で、自分の努力の及ばないところもあるわけです。

しかし、多くの方が「肩書き」「職種」「経歴」で判断するのをやめ、自分自身の目でその人の価値を見極めて判断するようになれば、誰も経歴を盛ったり誇張することもないと思います。

あなたが求めているのは経歴ですか? それとも、今のその人の力ですか? あなたのアイデンティティはどこにありますか?


【若林健一 / kwaka1208】
Web: http://kwaka1208.net/

Twitter: https://twitter.com/kwaka1208


CoderDojo奈良
http://coderdojo-nara.org/

次回は、4月9日(土)です。


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■歌う田舎者[55]
あこがれのBEN E.KING

もみのこゆきと
https://bn.dgcr.com/archives/20160322140100.html

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『ご無沙汰しております、すでにデジクリでは過去の存在となってしまっている、もみのこです。』

……は? この文章どっかで読んだって? これはデジクリ2016年3月11日号のアナログステージ「桜が咲くまえにコンニチハ」byべちおサマンサさんのパクリじゃねーかって?

いや、それは夢か幻でも見たんでしょう。ついに認知症きましたか大丈夫ですか医者呼びましょうか。あ、メールボックス確認しちゃだめです。ああん、やめて、見ちゃらめえ!

二年ぶりに降って湧いた緊急登板でWORDを開いてみたものの、コラムの書き方が思い出せない。認知症はわたしではないか。真っ白なWORDのA4縦フォーマットを前にしばし呆然としたあと、デジクリのバックナンバーを唾つけてめくっていると、同様に緊急登板のべちおさんのコラムが目に入った。

ふんふん、よし、これをパクることにしよう。なになに、冒頭の文章のあとに、京都に出張したという思い出を書けばいいんだな。そこで買った美味しいものを報告すればコラム一丁上がりだぜベイビーいつだって天下無敵さ。

『先日の出張(という休息)で、京都方面へいってきました。』そう、先日の出張で京都に……行ってねえ! 行ってねえよ、京都!

どーでもいいが、いま、わたしの行きたい心の京都といえば「餃子の王将」である。薩摩藩にも「餃子の王将」はあるが、それは皆様ご存じの「餃子の王将」とは違う。大阪王将はちゃんと別に存在しているので、そちら系列でもない。

かつて京セラの稲盛和夫の親戚が、本家本元の王将フードサービスが経営する「餃子の王将」で働いていたのだが、「おいどんは独立したかでごわす」ということで、稲盛和夫が本家に仁義を切ってのれん分けしてもらったのが、薩摩藩にある「餃子の王将」なのである。

大阪王将が「餃子の王将」と名乗ることについて揉めたのと異なり、店名も本家に認めてもらっているんである。薩摩藩の「餃子の王将」は、宮崎県へも出店していいという取り決めになっているため、すなわち宮崎県は薩摩藩の植民地であるということを表して、あわわわ宮崎県の皆さんすいませんすいません。

詳しくはWikipedia「餃子の王将」をどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%83%E5%AD%90%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%B0%86


そのような事情があって、メニューや価格帯はそう大きく変わらないものの、薩摩藩と宮崎県にある「餃子の王将」は本家と資本関係がなく、全国の皆様が行く「餃子の王将」ではないのである。

そんな折(ってどんな折だ)、京都人の知り合いに「京都で食うべきものつったらなんですかね、にしんそばとかですかね」と尋ねたところ、「何いってんですか。それは間違いなく餃子の王将でしょう」という回答が返ってきたため、それ以来ずっと気になっているのだ。

といっても、薩摩藩の「餃子の王将」に不満があるわけではない。安い、旨い、早い上にメニューも豊富で飽きない。店で働く料理人たちの侠気あふれるキビキビした動きを眺めるのも楽しいものである。

あ、ひとつ不満があった。わたしがこの世で最も好きな食べ物である春巻がないのは不満である。しかしながら、それ以外には何の不満もない。

非正規ワーキングプア道をまっしぐらのわたしにとって、こんなありがたい店がほかにあるだろうか。餃子+一品料理+焼酎お湯割り2杯で、おおよそ1,000円程度。友人帰鹿の折にはここで飲み会を催すのが最近のデフォルトである。

しこたま飲み食いしたあとは、帰り間際に入り口の人材募集ポスターを眺め、燦然と輝く「正社員・初任給22万円」という求人情報によだれを垂らして帰るまでが定番コースである。

いや、それはどうでもいい。どうでもいいのだ。京都の思い出が書けないとなるとどうすればいいのだ。泣けてくる。

♪京都〜泣いてどうなるのか〜
それは京都じゃなくて神戸だろう。すいませんすいません。

……思い出したよ。台湾だ。ワープアなあまり節約に節約を重ね続け、メンがヘラってしまいそうになった冬の日、年末の台湾行格安チケットを見つけてしまったんだよ。わたしじゃない。わたしの心の悪魔がポチってしまったんだ。去年の話だがそれだ、そのネタでいこう。

ってなことで、べちおさんの構成を丸パクリして台湾の報告でもいたしたいと存じます。

【飛行機】中華航空

LCCじゃなくて中華航空であるからには昼酒飲まずになんとする。薩摩藩-台北直行で飛行時間が2時間25分と短いことと、12時15分出発で時間が早めのせいか、機内食サービス時にアルコールが出ない。

そんなことはわたし的には許されないわけであって、空中小姐に白ワイン、次いで赤ワインまでリクエストし、喜色満面で昼酒をあおっていたんだが、機内を見渡す限り、そのようなならず者はわたし一人であった。

【宿】ゲストハウス ネオユニバース

航空券が格安とは言うものの、宿泊費がかさむとかえってメンがヘラるので、宿はドミトリー。宿主さん(日本人男子グラフィックデザイナー)も、つかず離れずの距離感で清潔快適な宿であった。おすすめである。
http://minato-tw.com/


【観光ガイドブック】るるぶ‘16台湾 ちいサイズ

これは大失敗である。るるぶの内容が悪いのではなく、ちいサイズにしたのが大失敗。荷物を軽くするためにこのサイズにしたのだが、老眼きちゃってる目には辛い。

特に地図の字が小さくて、「目がぁ、目がぁあああああ!」と叫ばざるをえないのである。介護保険料を払う年になったら、レギュラーサイズの購入をおすすめする。

【無料公衆無線LANサービス】i-taiwan

出発前にi-taiwanに登録していったのだが、ときどき謎の接続不良に。るるぶのちいサイズを携帯しても読みにくいので、地図情報は宿のWi-Fiに繋がっているときに画面キャプチャ取って持ち歩くという面倒なことに。
http://itaiwan.taiwan.net.tw/


【新幹線】

到着した日から台北はずっと雨予想だったので、しかたなく地方都市の天気予報を見ていたところ、台中はいつ見ても晴れである。そうか、台中は「晴れの国おかやま」みたいなところなんだな…ということで、二日目に新幹線で台北から逃亡。

しかし、皆様にここで有用な情報をお伝えしたい。新幹線の台中駅と在来線の台中駅は違うということを。新幹線の台中駅に直結している在来線の駅は新烏日駅で、在来線の台中駅は新烏日駅から3駅離れているのである。

ということをまったく把握していなかったので、道に迷ったまま台中の町をうろつくことになってしまった。

【観光】

☆淡水 ☆九◎(にんべんに分) ☆故宮博物院 ☆中正紀念堂 ☆建国週末花市・玉市 

とりあえず皆様が行きそうな定番ポイントには行ってみた。

時期によるのかもしれないが、九◎行きのバスは行きも帰りも満席で乗れなかったので、金額的には倍額程度になるが、そこいらにたむろってる観光客とタクシーに乗り合って移動。タクシー料金は安く、所要時間はバスより短縮されるので、そこまで大損な気分にはならない。

【生理用品】蘇菲

そんなはずではなかったのだが、やってくるものは拒めない。宿の近所のスーパーで買ったのがユニチャームのソフィである。中国語では蘇菲と書くらしい。

「弾力貼身 日本開発瞬吸引力」と大書きしてある。水道栓壊れたくらいに出血するわたしにとっては、羽なしだと横モレしそうで嫌だなー複数枚重ねるかなーと思ったのだが、台湾の蘇菲にも羽つきがあって一安心。

しかしながら、微妙に日本製品と違うところが。個包装のビニールを破ると、ナプキン本体が出てくるわけだが、接着部保護用についているシートがワンタッチで取れないのだ。

今の日本仕様だと、折りたたまれた羽部分とショーツ側のシートが微妙に連結していて、一度にはがせるのだが、台湾仕様は一枚一枚別々にはがす必要があるのだ。

昔は日本のもこうだったよ。これが小さくストレスでめんどくさい。ユニチャームよ、仕事しろ。

【夜市・朝市】

☆士林夜市 ☆饒河街観光夜市 ☆雙城街夜市 ☆雙連朝市

夜市や朝市の屋台メニューなら、ちょいとつまみ食い程度のものが多数あるので、一人旅にはおすすめ。

【食い物】

・西瓜汁

5泊6日の行程で、4杯くらいは飲んだ。単なるスイカの生ジュースである。初めて飲んだのはバンコクだったのだが、暑いところで飲む西瓜汁のうまさと言ったら! どうして日本ではあまり売っていないのだ。

たまに缶ジュースやペットボトルのスイカものを、見かけた時に買ってみるのだが、コレジャナイ感満載である。そういうわけで、ここぞとばかりにあちこちの夜市で堪能したのであった。

・胡椒餅

胡椒のきいた肉饅のようなものを釜でカリカリに焼いたっぽい食い物である。リピート3回。どこで食べてもハズレなし。

・朝飯屋

宿の近くの朝飯屋に数か所行ってみた。これがまたすばらしくハズレなし。中国語読めないので、そこにあるものを適当に指差し注文したのだが、豆漿(豆乳っぽいもの)に粉もん系のものを合わせたり、魯肉飯(豚バラを細切れにして甘辛く炒めたっぽいものを乗せたご飯)で軽く済ませたり。

一人旅のニーズにぴったりで、食べ物屋としては朝飯屋が一番楽しかったかもしれない。有名小籠包店に行かずとも朝飯屋にもあるので、次回台湾に行ったら小籠包を食べたい。

・臭豆腐

もう名前通りに臭い。なんというかあのワイルドなアンモニア臭。どこの夜市に行っても襲ってくる鼻が曲がりそう匂い。なぜこんなものを台湾人は平気で食べているんだか意味がわからんぞ、ってか全く食欲そそられない。

豆腐を植物性の発酵液に漬けたものらしいのだが、その匂いはWikipediaにも糞便臭と書かれている。しかし、このままおめおめと引き下がっては日本人として負けだ。そこまで猛アピールするなら、その喧嘩、買ってやろうじゃないか。というわけで饒河街観光夜市で恐る恐る食ってみた。

屋台のおっちゃんは、揚げた臭豆腐を鉄板で更に焼き、そこに甘酢に漬けた人参やらキャベツやらを乗っけて出してきた。プラスチックトレーで渡された臭豆腐の匂いを嗅いでみると、揚げる&焼くという調理のせいか、香ばしい匂いもするが、やはり糞便臭もそこはかとなく漂っている。

で、食った結果どうだったかというと、うーん、まあ食えないことはない。何かに気を取られた状態で食べると糞便臭もどこぞに紛れるかもしれないので、愛の告白の傍ら食べるとか、いざベッドの中で女のブラジャーを外しながら食べるとか、そのような気を取られた状態で食べればいいのではないか、と思われる。

・唐揚

なんだよ唐揚って、フツーに日本でもあるじゃねーか…なんだが、台湾では作りおきを出されるということが少ないような気がする。

わたしがオーダーした夜市の屋台では、オーダーしてから鶏肉に粉つけ始めたので少し時間がかかったのだが、揚げたてアツアツカリカリで旨い。普通の唐揚げのほかに、中にチーズを挟み込んだものやスパイシー系もあるが、サイズが巨大なので、これを食べると他のものが入らなくなるので要注意。

☆牡蠣オムレツ ☆水餃子 ☆牛肉麺 ☆マンゴーかき氷 ☆タピオカドリンク

そのほか、いろんなものを食べた。牛肉麺を食べたのは「永康牛肉麺」という有名店だったのだが、長蛇の列で40分くらいは待った。昔の北京と比べるのは申し訳ないのだが、20年前の中国本土の人は列に並ぶという概念が脳内になかったように思うが、台湾の人々は粛々と列に並んでいた。今の北京は変わったのだろうか。

それから胃袋を休めるのに買った蓮霧(英語名Wax Apple)という果物がすんごく美味かった。見た目は赤ピーマンに似ているのだが、りんごと梨を合体させたような味で、シャキシャキと爽やか。台湾のこってり味に飽きたら、ぜひどうぞ。



すばらしい台湾の思い出を抱いて帰国したワタクシ。抱いて帰ったのは思い出だけではない。食らったものも全て持ち帰ってきた。

わたしの体を通り過ぎた数々の男たちの思い出よ。あ、いや失敬、男じゃない。もとい、わたしの胃袋・小腸・大腸を通り過ぎ、肛門までたどり着いた美味なる食べ物たちの思い出よ。

君たちを台湾のトイレに流して帰るなんて、無礼なことなどわたしにはできない。そんなことになったら腹かっさばいてお詫びしたいというか、腹かっさばいてウンコ出したかったくらいの勢いだったのに、5泊6日全然出なかったじゃねえか、どうしてくれる!

ああ、あこがれの便意。
♪When the night has come
♪And the land is dark

STAND BY ME。夜が来るたびに、今日も出なかったことを思い煩う苦悩を歌い上げた名曲である。この歌の大ヒットにより、名医をつけた歌い手は便秘を解消できたということで、のちに彼はBEN E.KING(便意王)と呼ばれるようになったのである。

常日頃から便秘には悩まされているワタクシであるが、下剤は少量でも効き過ぎることがあって、ウンココントロールには細心の注意が必要なのだ。

プルーンでお腹をゆるくする作戦とか、お腹を刺激する下半身のエクササイズとか、芋食いまくるとか大根おろし毎食食うとかヨーグルトで菌活とか、そりゃいろいろやってみたのだが、決定打がない。

すると友人が「朝起き抜けにコップ一杯の白湯飲めばいいってインド人が言ってたよ」と教えてくれた。えー、白湯ってただの白湯かー。まじかー。とやってみたところ、意外とするりと効果が。そういえばコーヒーのがぶ飲みや牛乳のがぶ飲みってのも結構きた気がする。

♪わかり始めたMy Revolution 水分をとるこーとさー

そうだ。水分とればいいんだよってことで、豆漿や中国茶、西瓜汁にタピオカジュースをがぶがぶ飲んでいたにもかかわらず、お腹に鎮座まします弾道ミサイルは微動だにしなかったのはなぜなのか。この上はミサイルをバカスカ打ってる北朝鮮に赴き、偉大なる将軍様に発射方法についてご指導をお願いするしかないのではあるまいか。

台湾の思い出を振り返りつつ、今日も出なかったことを思い煩う最近のわたしである。

※「そして神戸」前川清with THE THRILL

※「Stand By Me」Ben E.King

※「My Revolution」渡辺美里



【もみのこ ゆきと】qkjgq410(a)yahoo.co.jp

今の時点で、べちおさんに断りもなく書いているのだが、編集部に原稿を送信したあとに謝り倒す所存であるからして、平に平にお許しいただきたいでごわす><。

ちなみに便秘に水分作戦だが、午前に何も予定がない休日は効くのである。しかし平日は、遠距離車通勤に加えて、その道の大半が沿道にコンビニもない一本道であるため、水分をがぶ飲みすると途中でトイレに行きたくなり、モジモジしながら運転せねばならないという羞恥AVみたいなことになるので使えないのであった;;

さて、非正規ワープアにとって4月は更新の季節。去年とおんなじ手書きの履歴書をしたため、印鑑を押し、写真を貼るという憂鬱な作業を再びやっているわけである。

手書きの履歴書の方が心がこもっているとか熱意が見て取れるとか、そういう前時代的なご意見にはウンコ召し上がれ!(下々の言葉に翻訳するとクソ食らえ)と言いたいのだが、いや、むしろわたしのウンコは滅多に出ない貴重なものであるからしてぜひ神棚にでも奉って拝み倒してほしいものであるが、先の仕事の見込みもないうちに失業というのもこれまた困るので、いたしかたなくアナログにちまちまと履歴書を手書きしている。

写真データも去年のでいーだろー超メンドくせーなチキショと思っているのだが、余計なトラブルを招くのもまたメンドーなので、新しく撮り直した。撮り直したものの、被写体になるのが大嫌いなわたしは、写真撮影されると緊張のあまり毎回顎が歪むのである。

これでは採用されまいというくらいブスくなるのである。しかたないのでフォトショでソフトフォーカスをかけ、ほうれい線を薄く修正し、歪んだ顎をフィルターで元に戻した偽造写真を作って提出した。

今日からショーンもみのこと改名しよう。


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編集後記(03/22)

●あと10日でマンションの大規模修繕が完了する。黒い飛散防止メッシュシートも足場も完全に撤去され、今まで通り日光サンサン、毎日なんの不自由もなく洗濯物が干せる。洗濯大好きな(洗濯機を使うのが好きな)妻はようやく以前の環境が戻ってきたので喜んでいる。わたしとしてもホッとしている。よけいなとばっちりを受けずに済むからだ。上階で作業のある日は、その縦列の下階もテラスは使えないという危険防止上のお約束があり、絶好の洗濯物干し日和であってもテラスに出られない。それが不機嫌のもとであった。しかし、二人暮らしなのに、どうして毎日洗濯物が多いのか、男のわたしには分らない。

たしかにマンションは見違えるようにトータルにきれいになった。だが、ここ数週間は塗料のにおいに悩まされた。北側の窓は完全に閉めて、通気口も塞いだのに、通路などで作業する塗料のにおいが部屋に入ってくる。頭がくらくらする。とくにわたしの部屋がすごい。殺人的だ。あとで分かったが、においは通路側にセットした室外機、ホース経由で、部屋のエアコンから出てきたのだ。エアコンはもう10年以上作動させておらず、室外機もカバーがかかっていたが、臭気は楽々と侵入できたのだ。先週末は、玄関ドアの周囲の枠に塗装する日があった。6時間ぐらいは玄関を開けたままで、塗料の乾燥を待たねばならぬ。

わたしはこの記念すべき日を「ペンキーとキラーズ」と呼んで、戦々恐々でその時を迎えたが、意外にキツくない。数日前のひどいにおいに比べたら、ぜんぜんオッケーであった。作業員にはアジアの人が何人かいて、ときどき何語かわからない会話が聞こえる。中国語もあったようだ。作業員が何人いて、そのうち何人が外国人なのかは知らない。全員が礼儀正しく、きちんと挨拶してくれて感じがいい。完全定時間労働、日曜祝日休、給料はどうかしらないが、ブラックではないだろう。建築現場労働者ってのもいい仕事かもしれない。自転車散歩していたら、一戸建ての建築現場にも黒い人がいるのを見た。

とうとうわが家もLED照明を導入した。居間のシャンデリア風照明は、たしか40年以上も前(!)から使ってきたものだ。ボール球4個が必要で、ひとつのソケットが壊れた。LEDの電球はまだ高いからと導入を渋ってきたが、LEDシーリングライトは意外に安いことが分かり、このさいシャンデリアをUFOに換えてしまおうということになった。電気店で実物をチェックしてAmazonで買う、って方法はじつはよくやっているのだが、どこか非合法な手段であると思うが気のせいだろうか。パナソニックLEDシーリングライトに交換。装着は簡単で、とてもいい感じ。8000円以下、安すぎる。妻はご機嫌だからいいか。 (柴田)


●もみのこさんだ〜! 大阪にも餃子の王将はある。家から1km圏内に知っているだけで3軒、大阪王将も1軒。各店で味が違う。餃子と唐揚げは直営店をオススメします。

台湾に一度は行きたいと思いつつ。名古屋ウィメンズには台湾の人がたくさん出ていて、背中に「台湾から来ました。応援してください」「初マラソンです」とか、「台湾独立」とか書いてある。声をかけてみたいとは思うものの、走るので精一杯。あ、「台湾地震での支援に感謝します」というようなのもあったよ〜。

iPhoneを早速iOS9.3に。ナイトシフト待ってたよ〜!

名古屋ウィメンズマラソン続き。各ドリンクフォルダーにコールドスプレーと補給食。そのすぐ下の縦型ファスナーつきのポケットにはiPhoneとサプリメント。縦に開くので胸の上側であっても取り出しやすい。

そのすぐ下には手袋とゴミ袋+ティッシュ、一番下の蓋付きには塩飴と塩熱飴。それらを走りながらすぐに取り出せる、しまえる。ゆれない。蒸れない。違和感ない。

ただし、背中は蒸れないかわりに、メインバッグ側に入れておいたお財布とバッテリーは湿っていた。濡らしたくないものはビニール袋に入れておく必要あり。バッグ自体はガンガン洗える。続く。 (hammer.mule)

ナイトシフト
http://www.apple.com/jp/ios/updates/


ノースフェイス(THE NORTH FACE)エンデュランスベスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00TK19LOQ/dgcrcom-22/


エンデュランスベストの詳細
http://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/1/NM61523


着用イメージ(楽天サイト)
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