装飾山イバラ道[174]いつの日もリンゴと共に/武田瑛夢

投稿:  著者:  読了時間:6分(本文:約2,700文字)



久しぶりに新しいMacを買った。部屋に迎え入れる準備をするために掃除をしたけれど、もう何回も見直して来て厳選されているはずの本や小物たち。引き出しやBOXの中からごそごそと手に取り、早々と捨てたり懐かしさに驚いたり。

前に見た時はいる物だったのに今見るといらない物なのは、きっと前からいらなかったのかもしれない。わずかばかりの未練か使用価値のおかげで残されてきたけれど、「捨て捨て!」と気合いを入れて捨てていく。

こんまり先生のかたづけ本の、「ときめき」を基準に選ぶのも効果的かもしれないけれど、ときめくどころの騒ぎじゃないような色気のないPC関連のグレー色の機器はどうしたらいいのだろう……。

まんが日本昔話の「もったいないオバケ」は、捨てられた野菜たちが夜な夜な襲って来る話だったけれど、古いマウスやキーボード、ハードディスクやらに夜な夜な襲われそう。

今回も一台オバケMacを久しぶりに接続してデータを移動したので、たまーに使うのが捨てられない理由でもある。たまにそうやって、オバケを起こすのが楽しみな人もいるはずだ。




●アップルストアへ

今までのMacはノート型以外はタワー型が続いていたので、一体型のiMacは実は初めてだ。カラーのiMacを持っていなかったっけ? と夫に言われて、言われてみるとだんだんそんな気もしてきた(笑)。

私は学校の教室ではiMacを使っていたりしたので、なんだか自分のMac歴の記憶が混ざっているような気がする。いやいや、確かにこれが初めてのiMacだ。

・アップルストア表参道店
http://eimu.com/dgcol/ap2016.jpg

アップルストア表参道店に行った。写真は中から外の方向で見上げて撮ったので、リンゴマークが逆向きだ。天井が高くてガラス張りのスケスケ感がすごい。

27インチで真ん中のスペックにしようと思って出かけたけれど、いろいろ聞くと最初から2TBのタイプが良く思えたのでそうした。

ちょっと待っていると、店員さんがすっとハンドル付きの白いダンボールケース入りのiMacを持ってきた。

メモリ増設をする部署に、確保したiMac本体を持って行くようだ。迅速すぎて気が変わる暇がない。ほんとにスタスタと重さを感じさせない歩き方。

配送で家に届いた時はダンボール色の箱で外は覆われていたけれど、けっこう大きい。中の発泡スチロールを抜くと、あんがい痩せてほっそりとしたiMacが出て来た。

今まで使って来た机に楽勝で置けるし、台座も薄くてスッキリなのでさほど威圧感はない。一体型ってセットが本当に簡単だ。最初の起動音はちょっと大きくて勇ましい。

後はウイルスソフトを入れたり、じっくりと自分用に慣らしていく。27インチは高さがけっこうあるので、椅子の高さを調整して合わせた。足の下に台を置いた方が疲れないかもしれない。

●外のものがどんどんPCの中に

dマガジンで雑誌が読めるというので、さっそく登録してみた。今までiPadのビューンで雑誌を見ていたけれど、全体を見ながらページめくりして、興味があるところを拡大しながらという読み方だ。

今回の27インチサイズのRetina画面の恩恵は素晴らしく、雑誌の見開きそのまんまの迫力だ。何もかもが鮮明。

私のiPadは古いので読み込みも遅いし、一瞬ボヤけてから鮮明になるけれど、iMacで読むと何のストレスもなくページが横へスライドして切り替わっていく。

ファッションでもグルメでも、雑誌の良さは、こうしてパラパラとめくりながら新しいものを見つけることにあると思う。

ページをめくりながら興味が惹かれるものがあったら詳しく読みたいけれど、もっと先へも進みたいという心の動きが、極めて紙の雑誌に近い感覚でできる。

本の活字をじっくりと読むなら手元サイズの機器が良いけれど、写真のある本はこれで見ると強いなーと思う。色が光で見えるのだから当たり前だけれど、きっちり詰まった画質の綺麗さは本当に嬉しい。

ただやはり画面が猛烈に明るい。AppleストアでこのMacを見ると、広い場所なのでそう感じないけれど、マンションの部屋だととっても光を感じる。白がグレーになりすぎない程度に明るさレベルを下げる。

そういえば、掃除中に昔思いつきで買ったPCメガネが見つかったのでそれを活用しよう。アレ? どこへやったかな、とまたひとしきりメガネを探すのに時間がかかってしまった。

見つけたのはJINSで以前売り出していた、ハッカー用だというPCメガネ。ノンフレームタイプで視界がクリアだし、つるが細いタイプにしたので軽い。つけると見た目がけっこう恥ずかしいけれど、自宅用だからいいか。

実際使ってみると、画面の光が抑えられて見えてとっても良い。薄オレンジみたいな色がついているようだけれど、微妙な色の確認の時以外はつけたままで大丈夫そうだ。

・「JINS PC」セカンドジェネレーション
http://www.jins.com/jp/news/2013/09/hackers.html

私が買った時は処分で半額以下だったと思う。今はもっと高性能なレンズのものがあるようだけれど、とりあえずはこれで対応するつもり。しかし、メガネはつけ外しが面倒なので、そのうち画面保護パネルかフィルタを買った方がいいかもしれない。

Huluの契約も継続しているので、テレビ番組を見てみる。海外ドラマもばっちりだ。カレンダーはほとんど手帳代わりになるし、雑誌もテレビもどんどんPCの中に入ってしまった。昔は丸い時計をデスクトップ上に表示させるだけで嬉しかったのに。

外のものを吸い込みながら進化を続けるって、やっぱりSF的な想像が広がってしまう。いろいろな生活道具は一旦PCに吸い込まれても、また壁や鏡や冷蔵庫の扉へモニタ的役割を使って外へ出て来るらしい。

結局は部屋の所定位置に収まって行くのだと思う。雑誌の場合も、リビングのテーブルやこたつの上、お風呂などどこでも投影できれば便利だし。そうやってPCが吸い込んでは吐き出して、生活は進化していくのかもしれない。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/

クラッシュ・オブ・クランは未だにタウンホールは8だ。今も無料で楽しんでいる。最近はペッカという鎧を着たロボット的な兵士がお気に入りだ。ブツブツ何か言いながら、ガシャコン歩くペッカが可愛い。

体力が減るのを防いでくれるヒーラーと一緒に戦うペッカヒーという戦術をよく使う。始めた頃よりも資源を取られてもそう気にならなくなった。とりあえず地道にユニットを強くしようと思う。