挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[22]デジタルクリエイターズ連載の振り返り/いわい ともひさ

投稿:  著者:  読了時間:9分(本文:約4,000文字)



私は2014年末に会社をやめて独立しました。前職とは全く違うことで生計を立てており、軌道に載せるのは容易ではありません。

デジクリでの連載開始当初は、まだ時間に余裕のある状態でしたが、お陰さまで徐々に忙しくなってきています。

つきましては、突然のこととなりますが、本業により多くの時間を使うためにデジクリでの連載をここで一旦終了することにしました。

最後となる今回は、2015年4月1日から書いてきたことを、そのときの心境を思い出しながら振り返ります。




●第1回 肩書きは「ダンボールアーティスト」/2015年4月01日

記念すべき第1回目は会社をやめてちょうど3ヶ月後でした。船出したばかりの時期だったので、時間には余裕がありました。

2015年のデジクリでは、独立までの経緯に近況報告を交えて書こうと考えていて、初回は自己紹介しました。

あれから一年、早いものですね。いまでも駆け出しであることに変わりはありませんが、お陰様で周りの人達に助けられて忙しくしています。

●第2回 2013年元旦のブログ開始まで/2015年4月15日

ブログサービスやドメインの選び方まで、細かいことを書いてますね(笑)

ブログは長く続けようと思っていたので、開始前に色々と考えました。

●第3回 ブログでセルフブランディング開始/2015年5月20日

メディアとしての力に期待して、セルフブランディングのために始めたブログですが、狙い通りに役立っています。

ブログがネット上で検索されて、書いたことが誰かの問題解決に役立ったり、出会いのきっかけになったりします。

ブログはお金では買えない資産になります。ブログを長く続けている人で、同じような感想を持つ人は多いです。

ブログは何かを変えるきっかけとしても、おすすめできます。

●第4回 ダンボールアートとの出会い/2015年6月3日

ダンボールアートを始めたきっかけは、ネットで見た海外ニュースでしたが、まさかこれが人生を変えることになるとは自分でも驚きです。

ダンボールアートの設計には、長年「役に立たない趣味」として続けてきたCGの技術が生きています。人生は何がどうつながるか、わからないものです。

●第5回 テレビ局から舞い込んだダンボールアートの制作依頼/2015年6月17日

セルフブランディングのために始めたブログでしたが、開始当初は個性がありませんでした。

しかし書きながら考え、ブログ開始から間もない頃に出会ったダンボールアートを個性にしていきました。それがきっかけになり、テレビ局からダンボールアートの制作依頼が入りました。

いまどきはテレビ局も情報収集にネットを使っているのだと実感しました。

●第6回 イベントで過去最大のダンボールアート作品を初公開!/2015年7月8日

個人作品として制作した等身大のダンボールアイアンマンを、イベントで展示していただいたことを近況報告として書きました。

このような機会をいただけて、関係者の皆様には心から感謝しています。

●第7回 驚くほど大きかったダンボールロボットの扱い/2015年7月22日

話はテレビ局から制作依頼をもらったダンボールアートの件に戻ります。

私が作ったのは人が着られるダンボールロボットでした。事前の説明では、目立たない役回りで後頭部ぐらいしか映らないと聞いていました。

ところが蓋を開けてみたら、初回放映時からオープニングイラストに採用され、二回目の放送では司会者になっていました。

番組は一年間も続き、ほぼ毎回ダンボールロボットが登場。自分が作ったものが毎週テレビに出ているのを見るのは不思議な感覚でした。

●第8回 趣味と仕事を両立していた会社員時代の時間の使い方/2015年9月2日

会社員時代から色々なことをやっていて、どこにそんな時間があるのだといわれたものですが、特殊な仕事術や能力はありませんでした。

時間は有限です。取捨選択も大切ですし、最終的にはやる気です。どんな方法論を学んでも、やる気がなければ何事もものになりません。

●第9回 ディズニーから舞い込んだダンボールアート制作依頼/2015年9月16日

テレビ局に続いて、ディズニーから入ったダンボールアート制作依頼が舞い込みました。

当時はまだ会社員だったこと、テレビの密着取材が入ったことなど、様々な挑戦がありました。

年の功か、不思議と依頼をもらったときは落ち着いていました。10年早くこのような依頼をもらっていたら、尻込みしてお断りしていたかもしれません。タイミングは重要ですね。

●第10回 参加したコンペでプロダクト部門最優秀賞を受賞/2015年10月7日

退職後に挑戦したふたつのデザインコンペで結果が出たというお話です。

鯖江うるしアワード2015では、プロダクトデザイン部門で最優秀賞受賞をいただきました。

このような客観的な評価は大きな自信にもなりますし、無名の私が実力を示す上でも貴重なものです。

これからもこのようなコンペには参加していきます。

●第11回 ディズニー用のダンボールアート作品を制作/2015年10月21日

ディズニー用ダンボールアート制作の続きです。ディズニーからは、映画の宣伝用にショッピングモールに展示する作品の制作を依頼されました。

当時そのような大きなものを作ったことがなく、試行錯誤の連続でした。

平日の夜と週末、その件にかかりきりだったことはよい思い出です(笑)

●第12回 ダンボールアート作品の敵は子どもだった?/2015年11月4日

ディズニー案件の後半戦。ダンボールアート制作が終わり、お役御免と思ったら、子ども達が柵を乗り越えて繰り返しダンボールアートを壊し、修理のためにショッピングモールに行く羽目に。

最後は作品がボロボロになってしまったのですが、子ども向け映画の宣伝用に作ったものだったので、興味を示してくれたことを前向きにとらえました。

●第13回 退職に至るまでの心境/2015年11月18日

テレビ局やディズニーからの依頼をきっかけに、会社をやめようと真剣に考え始めたときの心境を書いています。

40歳を過ぎて定期収入がなくなるのは、経済的には大きなリスクです。

しかし悔いなく人生を終えられるよう、挑戦したいという気持ちが勝り、退職に至りました。よい決断でした。

●第14回 独立後にもっとも役立った営業経験/2015年12月2日

前職ではお世話になった10年のうち、後半5年は営業として勤務しました。

制作一筋だった私は、このときに初めて営業職を経験。最初は不慣れでしたが、最後は営業向きかもしれないとまで思えるまでになりました。

この経験が独立後の現在に生きています。人生万事塞翁が馬ですね。

●第15回 2015年、独立元年の振り返り/2015年12月16日

独立元年となった2015年を10大ニュースという形で振り返りました。

40歳を過ぎてからの独立は、遅いと考えられるのではないかと思います。

しかしこれまでの人生を通して、様々な人達とのつながりができていたり、世の中の仕組みが理解できていたりして、強みとなることも多くあります。

私にとっては、ちょうどよいときに独立できたと感じています。

●第16回 2016年の抱負とデジクリのテーマ/2016年1月20日

年明け最初の記事は、ものづくりへのこだわりや、2016年のデジクリのテーマについて書きました。

2016年は勝負の年と考え、結果(収益)にこだわると伝えています。

●第17回 夢をかなえる方法/2016年2月3日

夢は本人の努力次第で叶えられるものだと強く感じています。

具体的な目標を立て、足りないものを潰していけば、少しずつですが確実に夢の実現に近づきます。本人のやる気次第です。

●第18回 人とのつながりの大切さ/2016年2月17日

若い頃には気付かず、いまもっともありがたみを感じているのが、人とのつながりです。

世の中は人と人とのつながりで成り立っています。そのことを忘れてしまったら、どこかで破綻します。

そのことをわかっているからこそ、今があります。とても大切なことです。

●第19回 ブランドについて考える/2016年3月2日

ものづくりで生計を立てようと考えている私が重視しているのが「ブランド」です。ブランド力があれば、競争力を高められます。

求められるブランドは時流とともに変化していきます。これを見誤らない判断力も必要ですね。

●第20回 「売るための技術」としてのマーケティング/2016年3月16日

ブランドとともに重要なのがマーケティングです。常に最新の情報を取り入れつつ、あまり難しく考えすぎないのが重要だと考えています。

考えすぎて動けなくなるぐらいなら、まずは試してみて、駄目なら次の行動に移すという身軽さが必要です。自身のビジネスに取り入れていきます。

●第21回 初挑戦のクラウドファンディングで手痛い失敗/2016年3月20日

販売を考えていた商品のアイデアが、大手と被ってしまい、クラウドファンディングのプロジェクト開始を断念しました。

昨年から準備を進めてきていたので、手痛い失敗になってしまいましたが、立ち直れないような損失を被ったわけではないので、切り替えて次に進みます。

よい勉強になりました。

ということで、本日の第22回目を持ちまして、デジタルクリエイターズでの連載を終了します。

短い間でしたが、これまで私の連載をお読みいただいた皆様、毎回私の拙い文章を校正してくれたデジクリ編集部の皆様に心より御礼申し上げます。

デジクリでの連載はこれでひとまず終了となりますが、今後も自身のブログを通じて情報を発信していきます。よろしければご覧ください。

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ありがとうございました!


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