crossroads[13]「世論」を取り戻せ/若林健一

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こんにちは、若林です。熊本・大分地域で発生した大地震に際し、被災されたみなさまにお見舞い申しあげます。

お見舞いを申しあげたところで何の意味もないのですが、今後自分ができる限りのことをするつもりですのでご容赦ください。

地震が少ないといわれていた関西で育ち、阪神淡路大震災で自分にとっての最大の地震、震度4を経験した程度の私でも、それ以来小さな揺れにも敏感になりました。

今回、どれが本震なのかわからないほど規模の大きな地震が頻発していることを思えば、その心労は想像を絶します。一日も早く穏やかな生活が取り戻せますように。




さて、阪神淡路大震災以降、災害が起こるたびに批判されている報道関係者のモラルなき行動が、今回も繰り返されているという情報がネット上ではやり取り沙汰されています。

事実関係の確認が困難なので、具体的な項目を挙げることは避けますが、実際に本人や所属機関から謝罪コメントが発せられていることから、いくつかは事実であると思われます。

彼らは画面や紙面ではきれいごとを並べているものの、その行動の根本は「視聴率や発行部数を稼ぐためのネタ」が集めであるというのは明らか。

普段は政治家や有名人のスキャンダルを糾弾し、「報道の自由」「言論の自由」を掲げて正義の象徴であるかのように振る舞っている彼らですが、その本質は推して知るべし、彼らこそが糾弾の対象になるべきです。

報道機関、マスメディアが自分たちの主張の後ろ盾としてよく使うのが「世論」。本来「世論」というのは世間一般の意見のことであり、あるテーマについての大多数の意見や共通認識のこと。

これは発達した情報流通の上に成り立っているわけで、情報流通を支えている「マスメディア」が「世論」の形成を支えているということになります。

しかし、その「マスメディア」自身のモラルに疑いがあるとき、彼らが主張する「世論」も疑ってかからなければなりません。

私たちは、私たちの共通認識であるはずの「世論」を「モラルなきマスメディア」に単なる「飯のタネ」として扱われているのではないでしょうか。

モラルの低いマスメディアなんて、社会悪でしかない。そんな彼らから「世論」を取り戻したい。


【若林健一 / kwaka1208】
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