[4117] 音声合成技術は声優の夢を見るか

投稿:  著者:  読了時間:20分(本文:約9,500文字)



《神アーティストがどんどんいなくなる》

■ユーレカの日々[52]
 音声合成技術は声優の夢を見るか
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[474]
 冨田勲「惑星」のジャケット絵って長岡秀星なの?
 吉井 宏




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ユーレカの日々[52]
音声合成技術は声優の夢を見るか

まつむらまきお
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160511140200.html
───────────────────────────────────

声優の大平透さんが亡くなった。様々な映画、アニメでお馴染みの声だ。なんといっても「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造や、ダース・ベイダーが当たり役。

70年前後、ハクション大魔王やグズラといったタツノコアニメの看板キャラの声を担当。意外なところではガッチャマンの南部博士もそう。マグマ大使のゴアでは、本人がスーツアクターも務められていたと知ってびっくりした。まさに昭和の声の一人だった。

大平さんだけではない。子供の頃に慣れ親しんだ声優の多くが亡くなった。山田康雄、広川太一郎、永井一郎、青野武、納谷悟朗、滝口順平…アニメだけでなく、洋画の吹き替え、CMナレーションなど幅広く活躍されていた人たちだ。

●昭和の声

この時代の声優さんたちは、今の声優さんたちよりもキャラが立っているように思える。自分の育った世代に活躍された人たちだから、というのもあるが、声優という役割が、今とはだいぶ違ったように思える。

60年代〜70年代、アニメも映画もCMも、映像表現は今よりもずっとシンプルだった時代には、今よりもずっと音声の役割が大きかった。

この時代、アニメは絵があまり動かないし、CMも今のようなイメージ映像ではなく、具体的な「言葉による説明」が主流だった。

洋画にしても、当時の日本ではまだ馴染みがない風俗がたくさん出てくるので、セリフによる補足が不可欠だったのだろう。

つまり、映像表現が成熟する80年代より以前は、まだ、ラジオで培われた「音声表現」が、演出の主流だったのだ。だからこの時代、セリフも過剰、演技も過剰。エモーショナルな芝居が多いのだろう。

アニメもCMも「ラジオに絵が添えられている」と考えればしっくりくる。おのずと、声優も「声だけで通用する」人たちが多かったのだろう。ぼく自身、青春期はラジオで育ったこともあり、そういった声の芝居に魅力を感じてしまう。

●声優が名跡襲名だったら

声優さんが亡くなっても、キャラクターは生き続ける。サザエさんの声優はサザエさん以外はどんどん代替わりしたし、ドラえもんもそうだ。まぁアニメは時代時代で、絵もテイストも徐々に変わっていくことを考えれば、声も変わっていっていいと思う。

しかし大平透はじめ、名優が亡くなるたびに、なんとかあの演技、芸を後世に伝える方法はないのだろうか、と思ってしまう。

そこでふと思いついたのが、落語のように、生前から弟子をとって、名跡(みょうせき)襲名方式にするというアイデア。二代目広川太一郎だとか、三代目永井一郎だとか。

ルパン三世の山田康雄が亡くなったあと、もともとそのモノマネをしていた栗田貫一が跡を継ぐことになった。山田康雄は生前に「後は任せた」と言ったという。

最近、新作ルパンが放映されていたが、一時の「モノマネ」っぽさが抜けて、独自のクリカンルパンになっていた。「先代仕込みの芸」と独自さをミックスして新しい芸になっていく。まさに、落語家のようだ。

●洋画吹き替え

アニメのキャラクターは、引退しないかぎり同じ人が続けるのが普通だが、洋画の吹き替えでは、同じ映画でも異なる声優が吹き替えたバージョンがあったり、同じ役者が映画によって吹き替え声優が違うということが起きる。

先日もテレビで「メリー・ポピンズ」の吹き替え版をやっていて、ディック・バン・ダイクの声が山寺宏一だったのでびっくりした。ぼくが慣れ親しんでいるのは、佐々木功だ。

洋画を字幕で見るか、吹き替えで見るか。昔、家庭用ビデオが出てくる前は、洋画は主にテレビで見たものだった。そして、そのほとんどは吹き替えで放送されていたのだから、「初見は吹き替え」で見た洋画の方が多かった。

そんなテレビでの吹き替えだが、昔はビデオソフト化を考えていなかったため、テレビ放映ごとに局で日本語版を作っていたようだ。

名作となると、局ごとでキャストが異なるバージョンができあがる。今度出る、エイリアンのBlu-rayは、6パターンの日本語吹き替えが収録されるのが売りだそうだ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01EH9F9EG/dgcrcom-22/

僕自身も、この映画はこの吹き替えで見たい! というのがある。メリー・ポピンズのディック・バン・ダイクが出ている「チキ・チキ・バン・バン」。現在手に入るソフトは吹き替えは佐々木功だ。しかし、ぼくの中では昔テレビで見た広川太一郎(TBS版)が圧倒的に存在感がある。

ちなみに主人公の父はソフト版は納谷悟郎(銭形警部)だが、TBS版は八奈見乗児(ボヤッキー)。敵役ボンバースト男爵は、ソフト版は大塚周夫(ブラック魔王)に対し、TBS版は滝口順平(ドクロベイ)だ。

つまり、佐々木─納屋─大塚バージョンだと、よき父、よき祖父、良識のあるファミリー映画なのだが、広川─八奈見─滝口バージョンは、完璧なコメディというか、狂気の世界だ。もう、映画そのものがまったく違ってくる。

チキ・チキ・バン・バンの脚本は、チョコレート工場の原作で有名な、ロアルド・ダールなのだから、そりゃあ狂気の方が正解だ。ぜひともソフトを出していただきたいものだ。

●音声合成技術は声優の夢を見るか

先日、ある声優さんのインタビュー記事を見ていたら、「音声合成技術が脅威。いつまで声優という仕事があるかわからない」というのがあって、おお、と思った。

現在、様々な仕事が「機械化で仕事がなくなる」と言われているが、こんな職業まで。言われてみれば、たしかに音声読み上げは、あらゆるところで日常になっている。iPhoneのsiriもそうだ。

ちょっとググってみたところ、こんな企業があった。さまざまな形態で、音声合成サービスを行っている。ブラウザ上で、いろんな合成音声を試すことができる。

株式会社エーアイ
http://www.ai-j.jp

驚いたことに、感情表現のパラメーターや、関西弁なども用意されている。実際にこの原稿を読ませてみたが、漢字も欧文も固有名詞も、読み間違えることなく、自然に読み上げてくれる。感情表現もそれっぽい。いやぁびっくりした。

企業向け(ゲームなどへの組み込み)の他、一般向けの「ボイスロイド」シリーズは1万円くらいで手に入る。そうか、YouTubeで時々聞く合成音声って、こんな手軽になっていたのか。

iOSやMacでも読み上げ機能があるが、漢字の読み間違いが多くて、実用になっていないなぁと油断していたら世の中、ずっと進んでいた。これはプロの声優が危機感を覚えるのも無理もない。

考えてみれば、初音ミクが登場してからすでに9年。どんな音声でも、違和感なく合成できる日が来そうな感じだ。

アニメや映画の吹替えの現場では、演技をしてくれる生身の声優の方が仕事もクオリティも速さも上だから、そう簡単に置き換わることはないだろうが、たしかに全体としての声の仕事は減りそうだ。

ならば逆に、声優が声を「商品」として提供することはどうだろうか? こういった合成音声も、人間の声を素材としている。自分の好きな声優がKindleなどを朗読してくれるなら、商品として成り立ち成り立ちそうだ。

実際、先の「エーアイ」では、そういった合成音声ライブラリの制作も請け負っていて、あの「マツコロイド」の声は、マツコ本人のライブラリから合成されているそうだ。

http://www.ai-j.jp/customvoice/

ならば、すでに亡くなった名声優たちの声もライブラリ化できないだろうか。さまざまな過去の映像ソフトから、音声をサンプリングすれば、ボイスロイドを作る。映画ソフトには、MIDIのように、「脚本と演出コード」を埋め込んでおいて、プレイヤー側で音声を自在に充てるのだ。

「マッドマックス・怒りのデスロード」のマックスを広川太一郎が「ひっぱられちゃったりなんかしちゃったりして〜〜〜!!」と叫び、イモータン・ジョーが妻たちに「お仕置きだべぇ〜」と迫ってくる……めっちゃ見たい!!!

映画以外でも、広川太一郎がラップを歌ったり、Kindleの書籍を読んでくれたり、siriの吹き替えをしてくれるなら、買う。森本レオも買う。田島令子も小原乃梨子も買う。

「コングレス未来学会議」というSF映画を思い出した。女優が自分のデータをCG女優の原型として、映画会社に売ることになる。契約条件として、自分は今後一切の演技を禁じられる。

映画会社側は、今の女優が欲しいのではなく、「過去の女優」「いいなりになる女優」が欲しいという、皮肉めいた話だ。実際、ハリウッド映画では、スタントマンとの顔のすげかえや、若い頃の自分と共演するなどが普通になってきている。

コングレスではさらに、ユーザーが自由にカスタマイズできる「映画を超えた体験=妄想」が、社会そのものを内向的、閉鎖的に変えていく様子が描かれている。

狂気じみたSF映画だが、実際、「初音ミク」は藤田咲という声優がライブラリを提供して、それを様々なユーザーが使って新しい表現をどんどん生み出した。歌手のGACKTも「がくっぽいど」というボーカロイドになっている。現実はすでに、この映画を超えているとも言える。

ボーカロイドによって、さまざまな人がクリエイティブの楽しみを得ることができた。初音ミクから音楽や作曲、打ち込みに興味を持った人も多い。それは悪いことではない。

人間の二代目三代目が名跡を継ぐのと、ボイスロイド、どちらでもいい。今はアイドル的な声優が大人気のようだが、渋いおっさんたちの名演も残っていって欲しい。


●【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学教授】
twitter:http://www.twitter.com/makio_matsumura
http://www.makion.net/ mailto:makio@makion.net

55歳になってしまった。磯野波平は年下である。マイカルシネマでは昼間っから割引で映画が見られる。充分ファンタジーの世界である。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■グラフィック薄氷大魔王[474]
冨田勲「惑星」のジャケット絵って長岡秀星なの?

吉井 宏
ttp://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160511140100.html
───────────────────────────────────

●冨田勲、逝去

ああ〜〜〜。冨田勲も逝ってしまった。

前にも書いたけど、僕の別格的英雄クリエイターは二人いて、冨田勲と、昨年亡くなった長岡秀星。どちらも、日本で一流の実績がありながら、個人で動いて海外進出し大成功を収め、人々に大きな影響を与えたクリエイター。

・グラフィック薄氷大魔王[442]「スマホネックのひどいやつ」
「追悼・長岡秀星」他、小ネタ集
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20150729140100.html

シンセサイザーのアルバムはだいたい持っててもちろん大好き。YMOやクラフトワーク、ウォルター・カルロスの「スイッチト・オン・バッハ」と平行して、冨田勲も本格的に聴き始めたのだった。

シンセを入手して多重録音し始めた81年頃のシンセの手引き書やムック本には、たいてい冨田勲の特集が組まれてた。

当時のシンセの本に載っていた、冨田以外の世界中のクラシックアレンジ系のシンセアーティストのアルバムも聴いてみたけど、どれも大味。

冨田以上に手間をかけてシンセを色彩豊かに活かしきるような、繊細な使い方をしてるアーティストは他にいなかった。今だっていないでしょう。日本人特有の、どうかしてるほどの凝り性を初めて意識したのだったw

僕も最初は氏のシンセ音楽から入ったけど、テレビ番組のテーマ曲などのほうが本領発揮っぽい気がする。シンセ音楽は割と「余技・趣味・楽しみ」っぽい。僕的には、ウォルター・カルロスがバッハの入り口になったように、冨田はドビュッシーの入り口になった。

最後まで現役だったのも素晴らしい。初音ミク起用で若者文化に返り咲いたのには驚いた。つい数年前に「タモリ倶楽部」のシンセ特集に、弟子の松武秀樹といっしょに出てて、飄々としてておもしろかったなあ。

「新日本紀行のテーマ」は、古今東西あらゆる音楽の中で最高傑作の一つだと思う。

アース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイト、デビッド・ボウイ、プリンス……。今年はキツいなあ。神アーティストがどんどんいなくなる。

●「惑星」のジャケット絵って、長岡秀星なの?

冨田勲の「惑星」のジャケット絵って、長岡秀星なの? 検索するとそう書いてあるところがいくつか。当時から秀星作品と思ったことは一度もなかった。ぜんぜん違うよねえ?

もし本当に秀星なら、僕の二大英雄のコラボってことになるんだけど。当時の印象では、無名イラストレーターの「流行りのハイテクっぽいエアブラシイラスト」としか思わず、琴線に触れなかった。実家にLPがいくつかあるので、今度確認してみたい。

http://retro.recordsale.de/cdpix/t/tomita-theplanets(obi)(3).jpg

う〜〜ん、曲線多用の宇宙船の形は秀星っぽいと言えなくもないけど、タッチはまったく別モノ。エアブラシがヘタすぎる。土星の輪とか特に。ミサイルのような部分の先端を赤で塗るようなベタなことしないでしょ。

しかし、下の円錐形の光の中の冨田像部分は確かに秀星っぽいかも……。「惑星」リリースの1977年といえば、秀星の緻密絵のピークとも言える時期、この絵はぜんぜんちがうと思うがなあ。

Facebookで話題に出したら、やはりみなさん「冨田勲のジャケットは長岡秀星が描いていた」というイメージを持ってる人が多い。ただ、よくよく聞くと喜多郎やELOなどと混同してるかもしれないとのこと。

「tomita isao cover」で画像検索してジャケットをざっと観てみると、「大峡谷」が秀星っぽい以外、それっぽいものはない。その「大峡谷」のアートは、鶴田一郎氏でした。ノエビア化粧品のイラストでブレイクする前に、SFイラストを描かれてたのはよく知ってます。

http://www.isaotomita.net/recordings/grand.html

しつこく検索してたら、「惑星」のアーチストが判明! ジャケットの裏にStanislaw Fernandesってクレジットがあった。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0090S4DF6/dgcrcom-22/

検索すると、知ってる知ってる! 無名どころかOMNI誌の表紙とか描いてる一流の人だよ。氏のサイトのSFファンタジーのコーナーに「惑星」の絵もある。

http://www.sf01.com/PagesSF/SciFi&Fantasy.html

エアブラシ時代のペーター佐藤はこの人の影響? いや、OMNI誌の年代を見ると、むしろペーター佐藤がStanislaw Fernandesに影響与えてる可能性。

http://www.sf01.com/PagesSF/Special.html

すると、冨田勲と長岡秀星の接点はなかった、ということでいいのかな?


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

GW明けすぐの締切がなかったので、めずらしくゆったり過ごせた。実家へも行ったし。後半は久しぶりにホームページの整備をしようと確認してみたらびっくり。

ちょうど4年前のクリエイターEXPO 2012の直前にいじって以来、ほとんど何も更新してなかったw 新しく載せたい項目をリストにしたら、とてもじゃないけど数日で終わるような分量じゃない。一応、取っかかりはつけたけど、何か月かかけて更新していかなくちゃ。

あと、GWが終わるのを見計らって「ズートピア」観てきた。日本語吹き替え版。めちゃくちゃ面白いし泣けるし最高スギル。ディズニーアニメーションスタジオの大進撃スゴすぎる。憎たらしいほどのあまりの完璧ぶりに地団駄踏みたくなる感じ。早くBlu-ray発売して!

内容は、アメリカ社会の理想と現実と理想。タイトルがそもそも理想郷だしね。どの社会でも「人を見かけや先入観で判断しちゃダメだよ」って話として通用するんだろうけど、そんなレベルじゃなく、相当踏み込んでます。ただ、日本語版は事前に聞いてたより、そのへんかなりマイルドに改変されてるらしい。

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(05/11)

●くだらないヤクザ映画を二本続けて見て疲労困憊。まずは、北野武監督「龍三と七人の子分たち」だ。キャッチコピーは「金無し、先無し、怖いもの無し! ジジイが最高!!」「俺たちに明日なんかいらない!!」で、これは期待できる。引退した元ヤクザたち8人が再結集し、暴力団「一龍会」を立ち上げ、振り込め詐欺や極悪金貸しのチンピラどもを叩きのめす痛快なお話、のはずなのだがジジイたちが格好良くない。ウソでもいいから、それぞれが伝説の得意技でバッチリきめてほしいところなのに、どうにもトホホな連中のグズグズな展開。設定や配役がいいいのに生かされておらず、ギャグ映画としても笑えない。

うまいのは中尾彬の寸借詐欺演技と死体役。死体の中尾を車椅子に座らせてカチコミし、弾よけに使う不謹慎なギャグだけが笑える。ほかにもベタなギャグだらけ。対する京浜連合の若造たちも意外に腰抜けで、ジジイたちに恐れをなして車で逃走(そりゃあないだろう)、ジジイたちは路線バスをジャックして追跡するドタバタ劇。年寄りが元気になるスカッとする映画を楽しみにしていたのだが、完全にあてはずれの無惨な出来で、この老人達は身勝手で柄が悪いだけ。低予算のテレビドラマだってもう少しマシなことができるだろう。けしからんことに、こんな駄作が文化庁文化芸術振興補助金をもらっている。

そして三池崇史監督「極道大戦争」がイヤハヤなんとも。「噛まれるとヤクザになる」という設定がトンデモ斬新で、途中までその設定は生かされており、ヤクザ化した一般人の群れができるが、その後どうなったのか放り出されたままである。主演のヘタレ・市原隼人は、伝説の組長・リリー・フランキーに首筋を噛まれて「わが血を受け継いで、ヤクザ・ヴァンパイアの道を行け」と命じられる。ヤクザ・ヴァンパイアって何? でんでんの説明を聞いても意味不明。とにかく何が起きているのか、よく分からない(いや、全然わからない)ままグダグダ進行する。テンポの悪いシュールな演出に翻弄される役者たち。

最強の殺し屋KAERUくん(着ぐるみ)は、ゆるキャラ感とキレキレの必殺アクションが両立した、今まで見たことない存在感(ふなっしーがやや近い)。それがメチャクチャ凶暴で強い。最後は市原ヤクザ・ヴァンパイアが、殺し屋ヤヤン・ルヒアン(格闘術「シラット」使い)と「交代で殴り合う」という芸のない戦い。さらに、倒されたはずのKAERUくんが巨大化して迫り、翼を生やしたヤクザ・ヴァンパイアが飛び立ち……意味不明、って最初から最後までメリハリを欠くストーリーの読めない映画であった。だからヤクザ・ヴァンパイアって何? 50か国をこえる海外での配給が決定とか、やめて下さい! (柴田)

「龍三と七人の子分たち」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B010PZSYM0/dgcrcom-22/

「極道大戦争」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B011KR3RI8/dgcrcom-22/


●増山江威子も欲しい! 声優さんがビジネス書を読んでくれるなら、いっぱい買っちゃいそう。電王四人(関俊彦・遊佐浩二・てらそままさき・鈴村健一)がその個性あるままとか、永井一郎や富山敬が読んでくれたら、千葉繁や神谷明なら……ああ考えると楽しいぞ。攻殻機動隊・草薙素子の声、田中敦子ナビゲーションのトレーニング音声ミックス復活しないかな。

冨田勲さん……。私もYMOやクラフトワークが好きだった。最近は私の好きな著名人が亡くなることが多すぎて、自分が歳とったせいだなと。プリンスにも驚いたなぁ。

「ズートピア」見たくなっちゃった! WOWOWの無料放送「Hollywood Express」を見ているから、アメリカのランキングは知ってるぜ。ずっと一位だった。今はジャングルブック、その前はアニメだとカンフーパンダ。スターウォーズやオデッセイもずっと一位をキープしてた。アメリカ映画は宇宙かアニメ、ヒーローものが強いんだなぁと思ってたら、コメディのThe Bossが一位になったりしたよ。

昨日、10日までキャンペーン中と書いたが、配信される頃には全部のレンタル
受付が終わっていた。なのでキャンペーンも終了。すみません……。 (hammer.mule)

ナビゲーション田中敦子。今はiTunesにない
https://nike.jp/nikebiz/news/other_110209.html

音声サンプル


「棒読みちゃん」にニュースを読ませるのも楽しい
http://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/

iOSなら「読み上げ『ゆっくり棒読みトーク』」
https://itunes.apple.com/jp/app/dumi-shangge-yukkuri-bang/id542600107?mt=8

Hollywood Express
http://blog2.wowow.co.jp/hollywoodexpress/