[4133] 「規則正しい」という言葉はボクの生活には無縁だ

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《ダメと言われたら脱走する気だった》

■デジクリトーク
 「規則正しい」という言葉はボクの生活には無縁だ
 フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ




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■デジクリトーク
「規則正しい」という言葉とボクの生活は無縁だ

フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160602140100.html
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デジクリの編集長から久々にメールをいただいたら、内容は「去年入院したときの顛末記を書いてくれ、急いでネ」というものだった。もちろん、暗に「面白おかしく、少々もっても構わない」ということだろう。

日頃から記憶に関してはさっぱり自信がないので、自分のブログを眺めながら無い記憶をひねり出そうと思う。ある意味、苦行だな(笑)

元々、胃潰瘍持ちである。悲しいコトにピロリ菌に由来する胃潰瘍ではないので、質が悪い。原因がピロリ菌なら、いまはさっさと除菌ができてあっさり治ってしまうのだ。

何度検査をしてもピロリは検出されず。完全に心因性のものだ。胃痛は「でふぉ」であり、胃痛がないときの方がむしろ異常を感じるような日々を過ごしているわけだ。これはこれでなかなか情けない。

というワケで本題。話は一昨年の暮れに飛ぶ。

先に書いたように胃痛は「でふぉ」なのだが、胃痛で夜中に目が覚める、というようなことはなかった。ボクは睡眠薬を飲まないと眠れない人なのですが、薬が入った状態で夜中に目が覚めるなどと言うことはもちろん想定していなかった。

とにかくものすごい痛みなのだ。一週間ほど我慢したのだが、改善の見込みがなかったので病院に。もちろん胃潰瘍が悪化と診断された。

この時はお薬を処方してもらって、目が覚めるほどの痛みはどうにかこうにか無くなった。こうなればいつも通りの身体である。もちろん、後はほったらかしだ。

それから4か月後。

眠りを中断されるほどの痛みではなかったのだが、痛みが酷くなっていたのは自覚していた。が、暮れの痛みで目が覚める、という経験がこの時は仇になったのだ。

あの時みたいに、眠りが中断されてるわけではないから大丈夫だろう、と高をくくってしまったのだ。何しろゴールデン・ウイーク突入前の4月末である。のうのうと病院に行く気もまったく無い。我慢していればどうにかなるだろうと思っていた。

記録によると4月25日(土)の夜に急変した。未明に激痛で一度失神して、さすがにこれはヤバいと思ったので、119に電話。取り敢えず財布(保険証入り)と携帯だけは握りしめて、緊急搬送ということになった。

もっとも、この時点でもう既に意識朦朧状態で、記憶も途切れ途切れなのですが。なので吐血していたことなど知る由も無し。

救急隊員の方が来て下さったときには吐血していたよう……これまたあとから知ったのですが、出血性パニック(?)とやらに陥っていて、過呼吸も起こしていたようだ。胃の痛みにはそれなりに慣れていたつもりだったのですが、上には上があるもんです・・・_| ̄|○;

ICU(集中治療室)に搬入され、すぐに処置。内視鏡で診断を受けたらしいのですが、この時、胃の中は大量出血のせいで真っ黒の状態。出血点もなかなか見つけられなかったそうです。とにかく、止血処置をして、輸血までされたらしい。

結論から言うと胃穿孔の一歩手前で、潰瘍が発生した場所がたまたま動脈の上だったので、大出血に至ったらしい。この時初めて胃の中に動脈があるということを知った。当たり前と言えば当たり前なのですが。

日が開けて26日(日)再度内視鏡検査。結果は同じで、まだ胃の中は真っ黒で、胃の詳しい状態は把握出来ず。

28日(火)の朝まで点滴、寝たきり状態。やっと火曜日の昼頃になってまともな(?)思考ができるようになり、看護士さんのお話を普通に聞けるようになった。

この時点で、ビビりまくったのがお仕事関係。営業の予定やら、原稿がいつ入ってくるかが気になり始めて、気が気ではない。取り敢えず営業の方はキャンセルの連絡をして、一難去ったものの、問題は原稿である。

先にも書いたようにゴールデン・ウイーク直前である。下手に原稿が入り出したら手に負えない。仕事を断るというのは基本的に死んでもイヤなので、ここから胃潰瘍のことはなかったことにしてもらうべく、主治医の先生に直談判である。

色々オプション付きではありますが(当たり前だ)水曜日に退院という方向で無理難題を押しつけた。もちろん先生がいい顔をするはずはない。

ちなみに、ダメと言われたら脱走する気だったのだ。イヤ、笑い話ではなく。それぐらい切羽詰まっていたのだ。

フリーというのはこういう時融通が利かない。代わりの人は、まぁ見つけようと思えば簡単に見つけられるのだろうが、そうなったらこっちはおまんまの食い上げである。何がなんでも、お仕事が出来る環境に戻らなければならない。

30日(木)、三度目の内視鏡検査。今回はちゃんと見れた。やはり思いっきり出血していたのと、止血点はばっちり止血できているのが確認。

主治医と看護士さんに色々注意を受けて、昼頃無事(?)に退院。部屋に戻って後片付けをもたもたしていたら日が暮れた。

閑話休題。

出血性パニック(?)というのを初めて経験したのだが、あれはもう本当にドラッグの世界で、ワケの分からん記憶やら妄想やらが断片的に止め処なく回転して、頭の中がワヤになるもんですな。

時々、我に返るのですがそれも短時間だし、虚構と現実の境などさっぱり分からん。そもそも、意識しているのは絶え間ない痛みだけで、その他のことはどうでもいいのですが、ナゼか脳は拒否しようとするみたいです。一般的な症例は知りませんが。

話を戻す。退院してから約一か月くらいは貧血に悩まされた。大出血、と言うのは嘘ではなかったらしい(医者が嘘をつくとは思えんが)。

とにかく、ちょっと外を歩くとクラクラ来る。これにはまいった。生まれてこの方、貧血など起こしたことがなかったので余計である。

さて、普通の人ならこれに懲りて色々と用心したりするのだろうが、ボクはアホなので、なんにも注意しなかった。特に食生活は発病前とまったく変わりなしである。

ちなみにボクは一日一食しか食べない。栄養バランスも考えたことがない。カロリー計算などは論外である。かてて加えて、今は単身赴任中なので、食べる時間も好き勝手にしている。

気分が乗らなければ、二〜三日食事をしないこともザラである。食べることそのものに、興味がまったく無いのだ。食べずに済むなら、そっちの方がよっぽどお気楽でいいと本気で思っているような人間である。

「規則正しい」という言葉とボクの生活は無縁だと断言してもよかろう、呵々。

で、病状がおさまっているので、さらに図に乗るのである。幸い、この一年はいつもの胃痛レベルで過ごせたと思う。記憶にない上に記録もないので、多少の痛みは我慢して誤魔化したのだろう。

とにかく、お医者さんに行くほどの痛みはない。ただこの状態が健康的かというと、もちろんそんなはずもなく、いつまたあの激痛が襲ってくるのか分からない。

ただ分からないからと言う理由で、ビビるような性格ではないので、予防もまったくしていない。我ながらなかなかお気楽な人だと思う。そんな人間の忠告に説得力がないのは百も承知しているが、最後に一言。

お身体はお大事に。


【フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ】
YowKow Fujiwara/yoShimi moriyama
http://yowkow-yoshimi.tumblr.com/
http://blog.livedoor.jp/yowkow_yoshimi/


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編集後記(06/02)

●大変です。本日のお当番であるヤマシタクニコさんと織田隆治さんが、そろっていきなりの体調不良で、部活をお休みです。こういうときは、すばやく助っ人を引っ張ってこなければなりません。そこで、藤原ヨウコウさんに「今すぐ病気自慢してください!」と無茶なお願いしたら、速攻で対応してもらえました。おかげさまで、なんとか「本日お休み」は避けることができました。


●榎本博明「ほめると子どもはダメになる」を読んだ(新潮新書、2015)。ずいぶん極端なタイトルだが、蔓延する「ほめて育てる」という思想に対する批判の内容から、新潮らしく意図して刺激的にしたのだろう。「ほめて育てる」思想と、子供の能力開発は親次第という思想とが合体して、子供はほめて育てればいいことづくめである、というシンプルな方程式ができあがった。この思想を売り物にする商売が、子育てに迷う親の心に巧みに食い込んでいる。真に受けて犠牲になるのは、教育熱心な親とその子供だ。筆者は子育て中の親の背後に蠢くこういう変な空気をなんとかしたい、という思いでこの本を書いた。

「ほめて育てる」は「叱らない子育て」だ。なぜウケるのかというと、自分にも甘く子供にも甘い、楽して子育てしたい親が支持するからだ。親自身の自己愛を満たすための子育て、社会という視点の欠けた子育ての私事化である。そんな育て方をされた子供たちがどんな若者に育っているのか。頑張り続けることができない。ほめてもらえないとやる気をなくす。慎重さ用意周到さに欠ける。失敗を怖れる。耳に痛い言葉が染み込まない。注意されると反発し自らを振り返らない。思い通りにならないとすぐに諦める。挫折に弱い。逆境を乗り越えられない(「叱らない子育て」とニートはリンクするとわたしは思う)。

「『ほめて育てる』の拡がりから20年が経過した現在、親の厳しさはますます失われ、子供に言うことを聞かせるより、子供の言うことを聞く親が増えている。どこで間違ったのか、いま何を考えるべきなのか。そのような問題意識をもって、『ほめて育てる』という思想の孕む問題を考える」のが本書。ほめられるだけで、叱られ慣れていないデメリットをまとめると、ストレス耐性が非常に低い、自分を振り返る習慣が身につかない、頑張った後の爽快感を味わう喜びが得られないということである。「ほめて育てる」は明らかに間違っていた。だが軌道修正されるどころか、さらにその方向を強化しようとしている。

筆者は断言する。「友だち親子はいますぐやめよ」。「子供に伝えたいこと、伝えるべきことはしっかり伝える。叱るべき時は毅然とした態度で叱る。子供に本音をぶつけ、一緒に楽しく過ごし、気持ちを通い合わせることが何よりも大切なことである。厳しい人生をタフに生き抜くことのできる心を育てるには、親が絶対的な愛情を向けるとともに、『壁』として立ちはだかることが必要なのだ」。いま大切なことは母性の暴走にブレーキをかけることだが「叱らない子育て」されて成長した子が親になる、おそるべき時代が到来している。こうして日本人は劣化し続ける。どこかの陰謀なのかも(またそれかい)。 (柴田)

榎本博明「ほめると子どもはダメになる」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106106477/dgcrcom-22/


●今日は睡眠時間とアクションフィギュア「テーブル美術館」について。

藤原ヨウコウさん、ありがとうございます! 吐血って!! ご無事で良かった。き、規則正しい生活を〜〜!(涙)

数年前から胃の調子が悪い。腸もあまり良くない。関節も痛む(歳のせいだろうか)。胃は毎日ヨーグルトを飲むようにしてから、マシになった気はする。ずっと我慢していたが、やっと重い腰を上げ、今月半ばに健康診断で胃カメラを飲む。ピロリ菌の検査も受ける。

私も気がついたら絶食という時はあったなぁ。なるべく規則正しい生活をするように心がけている。というより、電池が切れる。目が痛くなり、頭痛がしたり、考えられなくなったり。

最近は22時頃にはベッドに入り、5時頃に起きる。iPhoneアプリ「Sleep Cycle alarm clock」によると、実質睡眠時間は5時間半〜6時間だそうだ。曇りや雨の方が快眠度は高いらしい。

以前にも書いたかもしれないが、今日時点の統計を見ると、快眠度最低が58%のサウジアラビアと日本、最高がニュージーランドの77%。就寝時間が早いのは南アフリカで22:53、遅いのはエジプトの1:06、日本は0:31。起床時間は早いのがグアテマラの6:37、遅いのはサウジアラビア8:34、日本6:43。

睡眠時間は最短サウジアラビアの5:42、最長イギリスの7:25、日本5:50。以前はギリシャが一番長かった。心拍数平均はラトビアが61、クウェート74、日本66。歩数はプエルトリコ3,702、ロシア7,219、日本5,982。分母がどのぐらいかは不明。サウジアラビアは1人のショートスリーパーの記録かもしれないし。

アクションフィギュア。昨日のはフィギュアーツ。今日はfigma。フィギュアーツのボディくん、ボディちゃんより、リアルな感じの方がいいという人におすすめなのが、「archetype next: he」と「〜: she」。

アメコミ風筋肉質な男性や、大人な女性のフィギュア。こちらもデッサン人形に。筋肉や等身はこちらの方が好み。パーツがいくつついているのかは不明。画像を見る限りだと、広げた手、握った手はある。

figmaので、なんともチャレンジングだと思ったのが「ウィトルウィウス的人体図」。レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた図の立体化。誰もが知っているであろうあの図。あれがリアルに。いやもっとイケメン。

手と足がそれぞれ四本あって、普通に二本ずつの人間にできるし、四本にして図の再現はできる。関節を動かせるようになっていて、阿修羅像みたいにもできるのだが、稼働できることを誰が望んだのだろうと思ったり思わなかったり。

「テーブル美術館」として、ロダンの「考える人」、ミケランジェロの「ダビデ像」、「ミロのヴィーナス」も。それらももちろん関節が動くので好きなポーズがとれる。ヴィーナスには手足がつけられるよ。「テルマエ・ロマエ」の表紙を連想したっす。 (hammer.mule)

Sleep Cycle alarm clock
https://itunes.apple.com/jp/app/sleep-cycle-alarm-clock-shui/id320606217?mt=8&uo=4&at=1000lbV2

figma archetype next:he 男性
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figma archetype next:she 女性
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figma テーブル美術館 ウィトルウィウス的人体図
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01GCD9VHG/dgcrcom-22/

ウィトルウィウス的人体図(人体の調和)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%82%B9%E7%9A%84%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%9B%B3

考える人。石膏色とブロンズ色がある
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00OL6GVD4/dgcrcom-22/

ダビデ像
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0179LDQNU/dgcrcom-22/

ミロのヴィーナス
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ZTSMF4W/dgcrcom-22/

テルマエ・ロマエの表紙
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00D2M64F8/dgcrcom-22/

デッサン人形とモデルハンドのセット。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01AZN2KKY/dgcrcom-22/
デッサン人形といえばこれよね。いまやダイソーにもデッサン人形はあるらしいよ。