[4201] さよなら、楽しかったSNSたち

投稿:  著者:  読了時間:15分(本文:約7,400文字)


《これが原因で何度も警察に通報された》

■アナログステージ[147]
 さよなら、楽しかったSNSたち
 べちおサマンサ

■はぐれDEATH[11]
 あの輝きを再び
 藤原ヨウコウ




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■アナログステージ[147]
さよなら、楽しかったSNSたち

べちおサマンサ
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160930140200.html
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コンニチハ、秋鮭にホクホクのべちおです。

スーパーに陳列されている食材も、だんだんと秋色に染まってきました。スーパーで買い物をするのが楽しみです。今年は秋刀魚が高いかわりに、身厚な秋鮭が安いですね。

今回、時間がまったくないので、散文(毎回だけど…)で申し訳ないです。

仕事が忙しいことと関係しているのかは不明ですが、ここ最近、あれほどのめり込んでいた各SNS(Facebookは元々嫌いなので除く)にまったく顔を出さなくなった。

放置しているつもりは特別なく、私生活や仕事に追われ、時間に切迫されているというわけでもない。

頻繁にツィートしていた三〜四年前も、仕事や私生活の忙しさは、いまと変わらずの時間軸だったはずですが、時間の使いかたが変わったのか? と思うも、それも違う。

なにが原因でSNSを離れてしまったのかを、ベッドでゴロゴロしながら考えておりました。

・フォローさんやフォロワーさんから嫌なことを言われたりした

うーん、これはない。どのSNSもリアルな知人が多く、TWITTERはとくにリアル知人が多いので、アホなことをオイラが書いたらバッシングが多そうだし、逆に、そんなことを書いている知人もいないので、これは違う。

・情報収集としての役目を終えた

コアな部分での情報収集力においては、やはりTWITTERは強力だ。それはいまでも役目を終えることなく、TWITTERを最大の武器として位置するはずですが、そもそも、TWITTERで流れてくるタイムラインを、情報収集のために活用をしたことがないので、これも違う。

・趣旨が逸れた

インスタグラムなどの写真系は、たまに覗いていたりはします。しかし、アップすることはなくなってしまった。

これは原因が分かっていて、単純にインスタグラムに投稿される写真が、広告ばかりになってしまったので、興味というか、そそられる(刺激される)ものが消え失せてしまった。

せっかくインスタ買収事件を回避できたSNSなのに、結局は金に目が眩んでしまったのは、もったいない。

・単純に、飽きがきただけ

うむむ、なんかこれに近いようなニオイもするけど、どうなんでしょ。飽きたという観点からすると、SNSだけではなく、インターネットを介した遊び場から、自分で気がつかないうちに、引退(卒業)してしまったのかもしれない。

今度、時間をかけて、もう少し掘り下げてみたい。


【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp

NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。愛機はD90とGRD4。最近はiPhone6で写真撮影多し。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。

もう10月。夏休みはどこに消えたのか探す気力もないです。


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■はぐれDEATH[11]
あの輝きを再び

藤原ヨウコウ
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160930140100.html
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最初から断っておくが、人生とか名声とかそんなんじゃない。頭の話である。もっと分かりやすくいえば、ぼーず頭のことだ。

娘が生まれて、何となくぼーずにした。もちろん出家とか、心を入れ替えるとか、そんな大層なもんじゃない。ボクがロベルト・カルロスの熱狂的なファンだからだ。

分からない人は、ウィッキなりYouTubeなりで検索をかけて見るといい。すぐに見つかるから。とにかく、あの黒光りするぼーず頭がめちゃめちゃカッコイイのだ。もちろんプレイ・スタイルも大好きである。

全盛期はサイド・バックから一気に前線まで走りあがり、左サイドからアシスト、FKの時の親の敵を討つかのような強烈なキック、なかでも伝説にもなった1997年6月3日、トゥルノワ・ド・フランスのフランス戦のFKは、当時「物理学上、理論的には不可能」とまで言われたほどだ(2010年にやっと物理学者が実証解析に成功した)。



とにかくスゴいプレイヤーなのだ。そしてボクはめちゃめちゃミーハーなので、憧れが高じてヘアスタイルを真似ても不思議じゃなかろう。あの黒光りする頭が目標だった。

娘は単にきっかけに過ぎない。ただおかげで娘に「お父さん=ぼーず」という歪な先入観を与えるコトになった。まだ1歳だったからなぁ。一種の刷り込みみたいなもんだ。それでも頭を剃ると決まってぺしぺしして喜んでいたので、結果オーライである。さすがに中学生頃からはしなくなったけど。

賀茂川でサックスの練習をするのが日課だったので、頭が黒光りするのにそう苦労しなかった。真夏の2時頃の炎天下で練習するのだ。もちろん帽子なんかは被らない。ぼーずを日光に晒しっぱなし。

昼の2時というのには理由がある。夏場は特にそうなのだが、京都の夏は本当に暑くて、この時間になると大抵の家は窓を閉めてエアコンをかける。「窓を閉めて」というところがポイントなのだ。

ボクはサックスに関しては、遠鳴りがする爆音しか求めていない。テクは二の次だ。これが原因で、何度も警察に通報された。真夏の真昼でも通報されたことがある。

賀茂川は管楽器の練習場所の聖地である(ちょっと盛りすぎたかもしれん)。まぁ、大体どこかで誰かが練習しているのが、普通に見られる場所だ。練習する方だって、無秩序にやってるわけではない。場所とか時間とかがバッティングしないように、お互い気をつけている。だから揉め事など起きない。暗黙の了解というヤツだ。

また、昔からいる住民の皆様は何も言わない。そういう場所だということを、きちんと理解してくれているからだ。こうした慣習を知らない、新しく入ってきた人に限って、ナゼか警察に通報する。

ボクの音のでかさも大層だとは思うが、もう少し地域の習慣とかを学んで欲しい。とにかく、とことん自己本位の価値観しかなく、地域の慣習とか決まり事を無視するので、ボクはともかく昔からの住人はけっこう迷惑するのだ。

特に上賀茂近辺は、北西部に新興住宅地が出来たので尚更である。ボクも余所者だが、余所者は余所者なりに行動すべきだと思う。これが出来ないから京都もどんどんおかしくなるのだ。

伝統行事なんかは本当に悲惨な状態で、しゃしゃり出てきては頓珍漢なことをして揉め事になるケースが後を絶たない。こんなんだから、後継者なんてなかなかできない。参加する以上はそれなりの覚悟できてもらわないと困るのだ。

よく「未来に繋げて」なんていうコピーを目にするのだが、現場にいるボクの目には上っ面だけの綺麗事にしか映らない。

思いっきり話が逸れた。ぼーずの話だった。

ぼーずをやめて髪の毛を延ばし始めたのは、娘の高校受験があったからだ。何かと娘がきっかけだが、しゃーなしだ。娘が相手となると、ボクは完全におかしくなる。

普段は無神論者の唯物論者なのだが、こと娘となると、古今東西の神々から近所のお地蔵さん、祈祷、まじない、願掛けと無駄にすがり出す。そもそも親に出来ることなんかほとんどない上に、ボクは関東にいたのだ。心配するなと言う方が無茶である。

別に娘を信頼していないわけではない。むしろ逆だ。だから余計に手を出さないのだ。こうなると神頼みしかないではないか。禁ぼーず願掛けはこうして始まった。

正直に言うが、最初の一週間目でもう根を上げかけた。一度ぼーずにすると、ほんの少しのびただけでも、剃らないとイライラする。ボクだけかもしれないけど。とにかく剃れないというのはものすごいストレスなのだ。

だが娘のための願掛けである。ひたすら忍耐の日々を約一年過ごした。はっきり言って、こんな願掛けでどうこうなる話ではないのだが、何かをしないと不安で仕方なくなるのだ。

幸い娘はあっさり合格した。ここでぼーずに戻す、という選択肢はあったのだが、心身共に疲労困憊していたボクは面倒くさがって放ったらかしにして京都に舞い戻ってきた。

髪の毛を伸ばすデメリットは、京都に戻ってすぐに露呈した。まず公的な身分証明である。たいてい運転免許証の提示を求められるのだが、免許証の写真はぼーず時代のそれである。正直かなりビビった。まぁ結果オーライだったので事なきを得たが。

さらに髪の毛の保温問題が、サックスの練習を再開して浮上した。とにかく熱が逃げてくれないのだ。おかげで頭がぼーっとなる。ぼーずの時はあり得なかった話だ。

炎天下で素の頭をさらすのは危険だと思われるかもしれないが、頭皮からすぐに汗が噴き出し、川風が吹くとどんどん冷却してくれる。ボクが特殊なのかもしれないが、ぼーずで熱中症になったことはない。

むしろ髪の毛の保温の方が危険である。実際、熱中症になりかけて、水風呂に浸かり、頭は冷却パックで冷やすというアホな目に遭った。

更に抜け毛。髪の毛が長いと目立つのだ。今の部屋はフローリングなので尚更である。他人の抜け毛は大して気にならないのだが、自分のとなると話は別で、ひたすら掃除機をかけないと落ち着かない日々が続く。

ぼーずの抜け毛はあり得んからなぁ。さらに二次効果として期待していた白髪がほとんどないという事実。50を過ぎてもまだ20代と間違われるコトがあるのだが(30代はでふぉで、40代なら上出来と言ってもよかろう)白髪だらけの頭になれば、多少はマシになるだろうと期待していたのだ。

ところが、悲しいぐらい白髪がない。トドメは京都に帰って再会した知人の皆様の反応である。「なんか変」という意見が大半で、山鉾巡航の時には南観音山の知人家族の間で「フジワラさんいないんちゃう?」「あそこにいるやんか」「髪の毛あるけど」等々、なにか一騒ぎあってざわついたらしい。

ぼーずかそうでないかでざわめく、というのも大抵おかしいとは思うのだが、とにかく知人を不用意に驚かせたのは事実だ。この一件でボクはぼーずに戻すコトを決心した。

そもそも髪の毛を伸ばし始めた経緯をイチイチ説明するのが面倒だし、こっちの知り合いの大半は、ぼーずのボクしか知らないのだ。戸惑うのは当たり前だろう。

何しろ娘ですら、初めて髪の毛を伸ばして帰ったとき「???」という反応をしたのだ。ももち(猫)は全然大丈夫だったけど。如何にボクのぼーず頭が浸透しているかを物語るイイ例だろう。祇園祭が終わり、一区切りついたのでぼーずに戻した。

一年半ぶりのぼーずは実に気持ちがいい。頭を洗って剃っても後のケアが圧倒的に楽なのだ。頭を剃るついでにヒゲも剃れる。そもそも髪の毛を乾かすという手間がなくなる。拭いたらお終いなので、もうあっという間である。

髪の毛が長いときは、そう簡単にはいかなかった。ドライヤーなどという便利なものはないので、専らタオルドライに徹するのだが、暑い日などは濡れてるのか汗なのか分からなくなる。特に首筋ね。だからいつまで経ってもタオルを手放せない。

京都に戻ってからは(時期的なもんもあると思うが)特に酷かった。せっかちなボクとしては、かなりストレスになっていたのだが「せっかくここまで伸ばしたんだから」と何となく放置していたのだ。

二年の引きこもりの、ある種の成果品がロン毛だったと言ってもいいような気がする。関東の知人だって(特にセッション関係)大半はぼーずのボクしか知らないのだ。

こっちに戻ってきたら「湘南風になって帰って来ました」というネタを使うはずだったのだが、ネタに入る前にビックリされてしまうので、これはもうどうしようもない。極端な話デメリットしかないのだ。

ボクのぼーずは、ビジュアル・コミュニケーションの強力なツールと化していているようだ。それでなくても、コミュ障のボクがわざわざ厄介なモノを背負い込むなど、危険度が増すばかりでロクなコトにならん。ぼーずに戻すのが手っ取り早く効果的な解決法だったのは言うまでもなかろう。

さてぼーずに戻した以上は、かつての黒光りを是非取り戻したいっ! ソリッドなハイライトが出来る、日焼けしたぼーずだ。これは単純にサックスの練習をしてればそうなるのだが、体力が落ちているので昔のように長時間の練習が出来ないところがつらい。

昔は一時間ぐらいノンストップで鳴らすのが平気だったのだが、今はせいぜい30分だ。それでも練習を再開した頃に比べれば、かなり体力は戻っている。短時間なら音量もかなり上がってきた。後はお日さま次第。サンオイルが手放せないのは言うまでもなかろう。とにかく夏の間が勝負である。まぁ、秋になっても陽には焼けるんですがね。

運転免許証の更新も近づいている。できれば、輝きを取り戻したぼーずで更新に臨みたい。


【フジワラヨウコウ/森山由海/藤原ヨウコウ】
YowKow Fujiwara/yoShimi moriyama
http://yowkow-yoshimi.tumblr.com/
http://blog.livedoor.jp/yowkow_yoshimi/

装画・挿絵で口に糊するエカキ。お仕事常時募集中。というか、くれっ!


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編集後記(09/30)

●月村了衛「水戸黄門 天下の副編集長」を読む(徳間書店、2016)。ミステリーやハードボイルド、冒険小説の人だと思っていたら、こんなお笑い時代劇まで書いていた。テレビドラマ「水戸黄門」のパロディであろう。「国史」完成を悲願とする光圀公は、いくら催促しても原稿を上げてこない執筆者たちに業を煮やし、諸国原稿取り立ての旅に出る。ご老公は江戸の書物問屋のご隠居、彰考館総裁の安積覚兵衛(格さん)と編修顧問の佐々介三郎(助さん)は店の番頭、鬼デスクのお吟(お銀)はたまたま道連れの女旅人、それが世を欺く低予算隠密行の「設定」であった。風車の人も出るが、うっかりの人はいない。

水戸黄門が、なぜ天下の副将軍ならぬ副編集長を名乗るのかというと、あくまでも「国史」編纂の彰考館では、安積覚兵衛が総裁であり、「事業主兼編修方副長として現場に知恵を授けて進ぜようと思うた次第」と迷惑なことを言い出した張本人だからだ。わたしがたちまち惚れ込んだのはお吟というキャラクター。全編修者の管理統率を担う要職「机」で、苛酷な原稿取り立てで「机御前」とも「鬼机」とも呼ばれる冷血の才女の正体は、「国史」編纂事業の切り札として、ご老公が編纂方に無理矢理投入した甲賀者である。勝ち気、弁舌巧みで武術も達人、お約束の入浴シーンもある。こういうデスクの子分になりたい。

最初の標的は下田温泉の錫之原銅石。なぜ原稿が上がらないのか。本屋の新規開業が目的で、借金のかたに艶本を書かせるため銅石を缶詰にしている連中がいて、やくざや代官もからんでいたからだ。結局は、格さんが懐中から葵の紋の入った印籠をとりだし、一同一斉に平伏、お約束のシーンとなる。第二話では、執筆者を敵編修に引き抜かれてしまう。「豊臣版国史」の編纂をしている真田家の姫君・月読姫と、配下の派手な花柄の忍び装束の女四人がその敵だ。甲賀のお吟ら対真田くノ一衆の戦いはいかに。風車の男、じつは公儀隠密伊賀者も参戦、血なまぐさいファイトではなく、芸能合戦風になってしまう。

おもしろ楽しい全四話。締め切りを遅らせている不届きな執筆者は50名ほどいるというから、なんとなく続きがありそうな終わり方がうれしい。「締切破りは天下の大逆!」と帯にある。編集者にとって、締切破りは本当に大問題なのだ。リアル編集者の頃、容赦ない人、鬼編、と言われたこともあるわたしだ。だいたい締切は多少のサバを読んで設定するもので、それを知る狡猾な筆者は易々と約束を違える。そうなってからのやりとりはなかなかスリリング。本当に病気だと奥さんが証言するので、「お大事にして下さい。締切は守って下さい」と応じたわたしは、やはり人非人。リアル締切はまだ先だった。 (柴田)

月村了衛「水戸黄門 天下の副編集長」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198641951/dgcrcom-22/


●アメージングモデルエキスポというより怪物屋さん続き。話の流れから、「アストロゾンビーズ」さんに置いてらっしゃるような〜みたいな話をしたら、一緒にアメリカに買い付けに行ったりされるとのこと。アメージングモデルエキスポにも出展されていた。

こういう人たちは繋がっているんだなぁ。ゾンビメイクもそうなんだけど、ある一定のレベルに達した人たちは、美男美女に飽きるのかクリチャー・ホラー・ゾンビ・怪獣・SFに向かわれるように思う。いやこのエキスポ参加者が怪獣屋さん繋がりだからそうなるのか?

私はただの通りすがりで、業界のことを何も知らない。怪物屋さんが凄い人だなんて知らなかったよ。

四ツ橋にアストロゾンビーズがあった頃、どういう流れからか覚えていないけれど、ガレージキットの製作代行工房を教えてもらい、大正区まで行ったことがある。結局、求める質感とは違ったので頼まなかったのだが。

というような話もした。ここにあるのは肌がキレイですよねという話もした。女性で詳しい人は珍しいと言われて、嬉しくなったよ。単語をいくつか知っているだけで、全然知識ないんだけど。 (hammer.mule)

アストロゾンビーズ
https://www.astro-z.com/

ここのリンクの人たちとか
http://www.monkey-com.com/yatake/accel-hp/link.htm