《まあしょせん種の違いとはそういうものだな》
■ショート・ストーリーのKUNI[202]
超恐がり女はカメムシの夢を見るか-2
ヤマシタクニコ
■3Dプリンター奮闘記[85]
3Dプリンター手前味噌コンテストを開催
織田隆治
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■ショート・ストーリーのKUNI[202]
超恐がり女はカメムシの夢を見るか-2/衝撃の結末に胸がふるえる涙が止まらない理由がすごすぎる、ことは全然ありません
ヤマシタクニコ
https://bn.dgcr.com/archives/20161020140200.html
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前回「雑文でお茶を濁させて」いただいたヤマシタです。実はその、仕事のばたばたがその後も尾を引いておりまして、二夜連続で創作ではなく雑文でお茶を濁させていただくことになりました。すいません。
え? もともと創作が雑文のレベル? 創作でお茶濁しまくり? すいません。いや、前回の話の続きを書きたい気分もありまして。
──ある朝あらわれた男は、いつの間にかいなくなっている。
肩幅の広い、いかつい、無口な男。どこからやってきたのか、何をしているかもわからない。語らないし私も聞かない。
薄らぎつつあった違和感がまだ完全に消え去らないころ。ある朝目覚めて台所に行くと、いつもいる男がいない。
なんとなく物足りない、でもどこかほっとした気分でその日を過ごす。
何日か後。
ベランダに出ようと台所のドアを開ける。視界の隅に何か……見えた。ん? と思ってそちらを見た私は絶叫した。
カメムシが見事にぺちゃんこになってへばりついているのだ、ドアのサッシ、私の胸の高さあたりに。
ぺちゃんこになっているので見た目は元のカメムシ(ゴキブリ大)の3〜4割増し。内臓らしき真っ赤なものが端のほうからはみ出ている。だだだ誰がこんなことを!
……私しかいない。
私がカメムシがいることに気づかずドアを開けたときにこうなったわけだ。
ぐえええええええええ。
どきどきしながら用を済まし、ベランダから戻るときも、見ないようにする。そうっとドアを閉める。ふーっ。
そうか……。いなくなったのだ。やつはもういない。罪悪感マックスだが、とにかく、終わった。終わったのだ!
終わってみるとなんともはかない。カメムシが何をしたというのだ。何もしなければ悪臭を放つこともない。あんなひどい仕打ちをしなくても……すまん。すまんのう。私も意図してやったことじゃないんだ。調べてもらえばわかるはずだ……。
ところが、翌日、反対側のベランダに出て洗濯物を取り入れていると、なんと、足下にゴキブリ大のカメムシ発見。私は目を疑った。
二匹いたんだ……。
動きは緩慢だが、私が現れたことで向こうもやや狼狽し、移動しようとする。よりによって、わずかに開けたままのサッシから、室内に向かっているではないか。洗濯物の半分を取り込み抱えたままの私はあせりまくる。
今すぐ、カメムシより先に室内に入ってサッシをぴしゃっと閉めたい。だが、そうすると残してきた洗濯物にくっつくかも。それも困る。
大慌てで残りの洗濯物をぱぱっと取り込み、両手いっぱいにタオルやシャツや下着とハンガー類を抱え込み、ピンチのカゴを片手に持ち、心臓ばくばくさせながらカメムシより一足先に室内に……
入れた! サッシ閉めた! やった! そのままふとんの上に倒れ込む(ふとん敷きっぱなしでした)。
はは……はは………なんとか脱出できた喜びに顔をひきつらせて笑う。いや、たぶん笑いになっていない。ともかく、逃げおおせた! ヤマシタ、やった! 上出来だ!
ほっとして洗濯物をより分ける。ひとつひとつ簡単にたたみ、さてしまおうとしたら……ふとんの上にひときわ大きなやつが一匹!
三匹いたんだ………。
力が抜けた。「へなへなとその場に崩れた」という表現があるが、まさにそれ。だけど、そのままにはできない。大カメムシ付きのふとんでどうやって今晩寝るんだ!
泣きそうになりながらふとんを抱え、サッシを開け、ベランダに向けてゆさゆさと揺すってみる。カメムシ、落ちろ、落ちてくれ! 間違ってもこっちには来るな!
なかなか落ちない。そりゃそうだ。向こうは向こうで必死でふとんにしがみつく。仕方ないのでまた布団たたきを持って来て、こそげ落とす。
布団たたきは持ち手から先端まで60センチくらいあるが、60センチ離れていてもなんとなくカメムシの感触が伝わるようでぞ〜〜〜〜〜っとする。
早く離れてくれ! ぐずぐずしてるとさっきベランダにいたやつが入ってくる可能性もあるし。早く、早く!
なんとか落ちてくれた。急いでサッシを閉める。
もう何が何だかわからない。なぜか涙がぼろぼろ出てきて、気がついたら号泣していた。完全にパニック………
──君、ぼくたちが複数いると思わなかったの?
──それって、むしろおかしくない?
──こんなに僕たち、顔も体つきも違うのに?
──僕たちが同じに見えるっていうのは安倍総理と福山雅治が同じに見えるようなもんだぜ? ありえなくないか?
──まあしょせん種の違いとはそういうものだな。
──相互理解不能、か。
──ははは……
──ははは……
──ははは……
目の前にあの男が現れる。三人も。三人はゆうらゆうらと重なり合い、また離れながらささやく。ははは……ははは……そうだよ、どうせ私がばかなんだ、ばかなんだよ……。
翌日、私はドラッグストアの殺虫剤コーナーにいた。
私はカメムシを殺したくない。殺したくない。共存したい。その思いに変わりはない。だけど、はっきり言って昨日のような経験を何度もしたくない。
毎日、どこかにゴキブリ大のカメムシ(略してゴキカメだ!)がいるのではとびくびくしながら、タオルやTシャツを何度も何度も裏返してチェックして、それでも見逃してはないか、突然目の前に現れないかと心配で仕方ない状態で暮らすなんて惨めすぎる。
そうだ。カメムシは何もしていないといっても、実際にはこんなに私を追い詰めているではないか。私には、これを使う権利があるはずだ。
──ふううん。
──そういうことをするんだ、君は。
──信じていたのにね。
──虫だって一生懸命生きてるんだなんて、あれはきれいごとだったんだね。
──そういことだったんだね………。
私は耳をふさいだ。せせ、せめて「殺虫成分ゼロ」「マイナス85度で凍結」というやつを選ぶ。
──殺虫成分ゼロでもいっしょだってば。
──僕たちを殺すことに変わりはないんだよ。
──単に人間に無害ってだけ。
──頭悪すぎ。
──まあいいさ。
──信じた僕たちが悪いのさ………
うううううううるさあああああい!
翌日、私は手を下した。震える手で噴射した。何の反撃もしない、じっとしているゴキカメに向かって。後からさらに発見した一匹を加え、都合三匹が私の手によってはかない生を閉じた。
ごめん………。
仏教徒なら手を合わせる、クリスチャンなら十字を切るところか。何も信じていない私はただ、スプレー缶を手にうなだれるしかない。すると空の彼方からきらーっと光が降ってきた。なんだかまーるい、光るものも現れた。
やったー!
カメムシを三匹殺した!
私はメダルをもらえたらしい。XP値も上がったようだ。だが、私の心は重い。残りの人生を私は罪悪感とともに生きねばならない。しかし、殺虫剤は頼りになるわ。
【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
http://midtan.net/
http://koo-yamashita.main.jp/wp/
というわけで現在うちのベランダには三つのご遺体が横たわり、サッシにはさらにもう一体、くっついておられます(いずれもまだ処理する勇気が出ません)。
ラスト、ポケモンGOと縁のない方にはわかりにくいかもしれませんね。すいません。最近、ジムバトルなどもやっております。今頃といわれそうですが。すいません。
いつも「すいません」と書いていると「正しくは『すみません』ですよ」と叱られたことがあります。すいません。
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■3Dプリンター奮闘記[85]
3Dプリンター手前味噌コンテストを開催
織田隆治
https://bn.dgcr.com/archives/20161020140100.html
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なんか、急に寒くなったり、と思ったら急に暑くなったり……。僕の周りの方も、風邪を引いたり体調を壊したりする方が増えています。
僕は…何故か大丈夫。お昼間に眠くなったりはしますけどね。そろそろ体が冬眠の準備に入っているのか!!
とか言ってる場合ではなく、最近はちょっとバタバタしてきました。
以前から、僕が技術サポートして入っていた、大阪市内にある「シゴトバBASE」というコワーキングスペースで、「シゴトバLAB」というサービスを行っています。
3Dプリンターやレーザー彫刻機等を使って、色々なモノ作りのサポートをしているのが「シゴトバLAB」なんですが、今までは機械の技術的サポートであったり、使用方法を講習したりという、サポート業務を行ってきました。
ただ、今までは運営の方々が「モノ作り」に少し疎い方がやられていたため、なかなかうまく運営出来ていませんでした。
そこで、今後の色々な業務や支援を行うため、僕の方に運営一式をお任せ頂けることとなりました。
こういったラボの運営は、いかにスムーズに動かして行くかということが大事になってきます。どういったシステムで運営すれば、使う人にも、運営する側にもメリットがあるのか? ということですね。
基本的には、「モノ作り」を元とした「人作り」をテーマにしています。
導入している機材は、毎年新しいものが出て来ます。そういった先端の機材を入れていく必要も、当然出て来ますよね。
どういった運営を行って、ある程度の売上げを出し、それを機械に還元して、ユーザーの利益に繋げることも重要な目標にして行く必要があります。
まずは、色々と知って頂く、そして、使って頂くということを進めて行きます。運営に関しても、これから色々な人を巻き込んで行くことで、運営する側の経験を上げて行くことが出来ます。
運営するにあたって、当然のように「モノ作り」の知識、「機械の操作、メンテナンス」の知識と技術も必要になってきます。
そういった人を作って行くことで、もっと色々な広がりが出て来るものと思っ
ています。
運営側で働く人は、技術や運営、広報等の知識を得ることが出来、使う人も安心して使用出来る。当たり前のことなんですが、これが結構難しいんですよね。
学校施設等でも、こういった運営を教えるのも良いことだと思います。実際、筑波大学で立ち上げに協力させて頂いた「創房」というファブリケーション施設ですが、基本的には学生インストラクターがメインとなって運営してくれています。
これは、インストラクター自ら、次はどうしたらいいかを考え運営して行くことで、そういった生の現場の知識を得られるようになっていると思います。
実際、こういった施設では、運営する側の姿勢というか、持って行き方でかなり変わってきます。
例えば、百貨店等では、商品知識をしっかり持った方が売り場におられることが多いです。
お客さんが、こういった物を探している、こういった物を作りたいのだが、何を使用したらいいのか? という疑問や質問に対して、本当に知識を持った人が応答することって、凄く気持ちいいし、リピート率も高くなります。ホームセンターなんてのもしかりですね。
最近は、そういった店員さんが少なくなってきた気がします。何か質問したら、「少々お待ちください」。あちこち電話で確認したりして、「分かりません」とか言われることもしばしば。そういうお店には、やっぱり足が遠くなります。
「こういった物を作りたいんだけど、どうしたらいい?」という質問に、「それなら、これを使ってこうすれば、うまく行きます。こっちもいいのですが、少し安いこちらでも大丈夫ですよ」な〜んて言われると、また次に買う時はここにしよって思いますし。
そういった施設運営をして行きたいなぁ、、、なんて思っています。ということで、今度こういったコンテストをやることになりました。
●第1回「3D PRINT CONTEST」
データと企画書で競うコンテストです。カテゴリーは「フィギュア」「模型」「アクセサリー」「アイデア雑貨」「レーザー彫刻機」の5部門です。
応募期間は2016年10月14日〜12月16日
基本的にデータと説明書による応募で、その内容による審査となります。
データの完成度や、発想の面白さなどを基本に審査させて頂き、結果発表・授賞式は2017年1月15日(日)、会場はシゴトバBASE北堀江です。
最優秀賞に輝かれた方には、3Dプリンター、フラッシュフォージ Finder(ファインダー)をプレゼントさせて頂きます。
詳細は下記「シゴトバBASE」のイベント欄をご覧ください。
http://shigotoba-base.com/event/288/
FaceBookページ
https://www.facebook.com/shigotobalab/
さて、今後も色々と面白いイベントを立ち上げて行き、もっと楽しいモノ作りが出来るような方を増やして行きたいです。
【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp
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編集後記(10/20)
●行きつけのGEOが三日間限定のサービスをやっていた。その日は借りる予定がなかったのだが、新作・準新作が100円とあって五本借りた。一週間でそれ以上見るキャパがない。まず「ダイバージェントNEO」を、翌日に「ハンガーゲームFINAL:レボリューション」を見た。そっくりショーであった。なにしろ、「ダイバージェント」を見ながら、弓矢で飛行機を射るようなトンデモシーンがなかなか出ないなと思っていた。そっちは「ハンガーゲーム」だよ。なんとなく、かつて主演女優の美貌に夢中になった「トワイライト」にも通じるところもある。みんな同じ味覚の映画だと思ったら、制作会社が同じだ。
両方とも舞台は近未来の荒廃したアメリカ、ストーリーの舞台は広くない。一つの国家の内戦を描いている。主演は若い女性で滅法強いことになっている。彼女を中心としたレジスタンスが敵の中枢を衝くといったようなお話。いわゆる世界観がよく似ていて、わたしの頭の中は混乱している。見たばかりなのによく思い出せないは、理解力や記憶力が衰えてきたからだろうか。この二本を続けて見たのが失敗だ。一年半以上前に最初の「ダイバージェント」を見たときの後記でもこう書いていた。わたしの価値観は変わらない。<主演女優のイモいところも「ハンガーゲーム」同様だ。敵役のおばさまは冷酷で美しい。>
そうなのだ。両作とも「戦う美少女が世界を救う」といったような、おいし過ぎる設定だ。しかしその主演女優が、わたしの酔眼では、ぜんぜん美少女には見えない。ふたりの顔はなんとなく似ている。ぽっちゃりイモい。雰囲気も似ている。敵対するおばさまたちは、クールで素敵だ。この二本、ますますそっくりだ。「ダイバージェントNEO」は、ゲゲゲそうくるかという終わり方で、それならそれでいいやと思うが、続編はまったく見当がつかなくなった。どうやら地球の近未来は、大戦争の後に小さな国々が割拠しているようだ。その世界にインターネットはない。インターネットが戦争を引き起こしたのかも。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を見た。懐かしいという感じでいっぱいだ。旧三部作といわれるシリーズは映画館で見た。わたしの「スター・ウォーズ」はこの三部作しかない。その後の新三部作は、いちおう全部DVDで見たが、解説を読まないとよくわからない、読んでもわからない世界になっていて正直、見直す気がない。この七作目は懐かしすぎる人たち(含チューバッカ)が、それぞれ年を重ねた顔で(含チューバッカ?)登場していてうれしい。ストーリーも分かりやすい。旧三部作で使われたテーマ曲が度々静かに流れてきて、「レイア姫のテーマ」にはちょっと涙ぐむ。嗚呼、青春時代。 (柴田)
「ダイバージェントNEO」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01KM6I0KI/dgcrcom-22/
「ハンガーゲームFINAL:レボリューション」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01KM6HW1G/dgcrcom-22/
●カメムシ怖い。年配の方なら、瓶に入れて捕獲できるらしいんだが。引っ越ししてすぐ、カメムシ大量発生に驚いた。が、それから6年経つが一度も見ていない。空き地に大量発生するという話だ。ツル、スギ、ヒノキと。
商品知識のある店員さんがいると頼れていいですよね。なかったら、帰宅してから調べよう、通販でいいやと思っちゃいます。
商品名「Eyefi(あいふぁい)カード」の売り場を尋ねているのに、小馬鹿にしたような感じで「Wi-Fi(わいふぁい)カードというんですよ」「そうじゃなくてEyefi……あ、これです」「え、こんな商品が……」というようなやり取りをしたことがある。
携帯ショップの店頭でひっかかり、必要条件を提示して当てはまらないからと断ったのに、それより遥かに低い条件を一から説明しはじめてうんざりしたことがある。具体的なことは覚えていないんだけど、こちらの条件の意味とか、使っているサービスとかを理解していないみたいだった。
女の人は機械モノに疎いという先入観があるみたいで、丸め込もうとする店員もいる。知識のしっかりしている店員は、女だからと馬鹿にしたようなところはないし、こちらの知識度を即座に把握して、レベルに合わせて丁寧に教えてくれる。
伯母がスマホを買ったというので見せてもらったら、ガラケーのタッチパネル版だった。スマホを使ってはいるけれど機械モノに疎い母と二人でお店に行ったらしい。私がついていればと思ったり時間取れなかったかもなぁと思ったり。
伯母はあれがしたい、これがしたいと私に言うのだが、いやこれガラケーだからできないよ、あれもこれもできないよと伝えるとうなだれていた。スマホというならアプリのインストールを自由にできるようにしておいて欲しいわ。
自由すぎると複雑になっちゃうから「らくらく」シリーズだと制限作るのはアリだとは思うけれど、ガラケー機能しかないのは、スマホ指定で乗り換える意味はないよね。 (hammer.mule)
カメムシ大量発生の原因と対処法とは?
http://tassofirst.com/blog/2016/04/28/%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A0%E3%82%B7%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/
らくらくスマートフォン3
https://www.nttdocomo.co.jp/product/easy_phone/f06f/
伯母が買ったのはこれ。吉井さんの「ひつじのしつじくん」が歩いている
らくらくスマートフォン4
https://www.nttdocomo.co.jp/product/easy_phone/f04j/
来年に出るもの。ナンバリングの違いだけなのに、こっちはAndroid