[4218] 自虐の国のゴジラ

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,400文字)


《アプグレして不具合が出たため古いOSに戻すなんて》

■ゆずみそ単語帳[05]
 自虐の国のゴジラ
 TOMOZO

■グラフィック薄氷大魔王[495]
 SierraとWACOMペンタブの問題
 吉井 宏



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■ゆずみそ単語帳[05]
自虐の国のゴジラ

TOMOZO
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20161026140200.html
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ゴジラに、私は期待をしていた。

10月の第2週に、全米の数都市の数館で、三日間だけ、しかも一日一回限りという超限定で『シン・ゴジラ』が公開された。

日本で異常なまでに話題になっているのを聞いていたので、私はかなり期待して観に行ったのだった。

たまたまその時、カリフォルニアに用事があって行っていたので、はからずもグーグル本社からほど近いシリコンバレーの映画館で、「ニューゴジラ」のアメリカ上陸をみとどけることになった。

この映画館は全席完全指定で、ボタンを押すと足乗せ台がぐいーんと出てきて椅子というより寝台みたいになる、キングサイズのシートが売り。一つの椅子が巨大なので席数はそれほどないけれど、前のほうまでほぼ満席だった。

IT業界のギーク(オタク)君たちが密集する地区だけに、米国のほかの地域よりもゴジラについての認知度は格段に高いとおもわれ、ゴジラが登場するたびに館内のあちこちから歓声が上がるという、かなり熱い上映会だった。ゴジラの足のかたちのスリッパを履いて観にきている人さえいた。そんな熱い米国ゴジラファンにまじって観たシン・ゴジラ。

いや面白かったんだけど、ううーん、惜しい! もうちょっと頑張って、アメリカ人にぎゃふんといわせてほしかった。以下感想。(ネタバレあります)

1)この映画は、自虐的。良い意味で
2)政治家と官僚のおじさんやおばさんはとてもリアルだった
3)でも「カヨコ」の破壊力が尋常ではない
4)アメリカがファンタジーランドとして描かれている
5)いろいろな意味で閉じている



1)まず、この映画を観たアメリカ人の多くは、日本人とはなんと自虐的な人々であることか、と思うのではないか。

でもそれは、ゴジラ本体のつぎにこの映画が誇るべき美点だと思う。

先住民に対する略奪や他国への侵略というような、自国の負の歴史を世界史の中で包括的に眺めることを「自虐」と捉える、困った人たちが日本にも一定数いる。

わたしには理解できないけれど、そういう人は、きっと「誇り」と「盲信」を履き違えているのだろうと思う。実際、自覚的になにかを信じるのはとても難しいことであるし、もしかしたら日本人にとってなにかを信じるということ自体がチャレンジなのだろうかとも思う。

日本というのは、鎖国>開国>帝国>敗戦>高度成長その他。…という歴史の中で「信じる」ということに凝りてしまった特殊な国といえるのかもしれない。

誇りにできる共通システムがないので、日本の「愛国」という概念はとてもとても抽象的な、感情論になる。

アメリカ人、とひとくちにいってもいろいろいるけれど、アメリカ人の多くはおおむね、自国のシステムとパワーを全面的に信じ、誇りを持っている(もちろんそこには強烈な矛盾があるし、ほつれが顕在化して今現在の社会問題になってはいるけれど)。

ベトナムを経験しても、イラクの戦争が泥沼になっても、国内に貧困がはびこっていても、自国の約束するシステムと自国の未来を、やみくもといっていいほどに信じようとするのがアメリカのコンテクストだ。

二大政党のどちらも、強く正しいアメリカをうたわなければ決して選挙には勝てない。そしてそれは、決して空疎な形容詞ではなくて、リアルな感情である。

右の人も左の人も、解釈は違うけど国の基幹である思想とシステムの正当性については、揺るぎない確信を持っている。ブッシュの愛国とオバマの愛国ではかなり違うけれど、どちらもほんとうに真面目に、国が体現するシステムを愛しているのだ。あるいはそのように人に信じさせるのが上手い。

それに対してこの映画に描かれる日本の人々は、「日本という国のありかた」と、「日本ができること」に対して絶望している。

正体不明のモンスターが東京を破壊していても、政府はなかなか動けない。組織が硬直しているので、会議ばっかりやってて初動が遅いし、本質的な問題をとらえて決断できる人がいない。

能力のある若手は苛立つが、なかなか力を発揮できない。そして自衛隊はわりとあっさり壊滅してしまう。政治家や官僚たちはアメリカの圧力の前に、首都を核攻撃の標的にされてもなすすべもない。

官民共同体の力を集めた決戦であやうくゴジラに打ち勝っても、東京駅の真ん前に黒い巨大なカタマリとしてゴジラは残り、カタルシスのすくない勝利なのである。これが素晴らしい。

たぶん、この無力感や自信のなさを、アメリカの観客はとても居心地わるく感じると思う。

アメリカンにとっては、自国の無力さを思い切って描くこの姿勢は「自虐的」としか捉えられないのではないかと思う。でもそれがよいのだ。

そう言われたら、アメリカンたちに教えてあげればいいのだ。バカだなあ、それは内省というんだよ、と。

やみくもに「俺についてくれば強いアメリカがカミングバック」なんてメッセージを信じたがる某大統領候補の支持者たちよりは、壊れた都市を前に自国とおのれの無力さをみつめる、この映画の主人公たちのほうが百億倍くらい建設的だからだ。

●●

2)登場人物の多いわりに静的な画面がほんとうに日本らしくて、面白かった。

この政治家たちのダメさと、硬直したシステムを面白おかしく描く静かな演出は、アメリカの観客にもちゃんと伝わっていて、会議や会見の場面でもしっかり笑いが起きていた。

みんな同じように表情の乏しい政治家や官僚はリアルで、「巨災対」の地味で実直なはみ出し者たちにも、かなりのリアリティを感じることができた。

●●●

3)…それなのにカヨコ。

それまで前のめりになって観ていたのに、「カヨコ・アン・パタースン」役の石原さとみがでてきた途端に、わたしはどひゃっ! とのけぞった。なぜカヨコ!

断っておきますが、石原さとみの演技や英語力がだめというのではないですよ!

とってもチャーミングなキャラクターだったし、カリフォルニアなまりの英語も自然でベリーグッドだった。

これが、「西海岸に留学したあと外資系企業で働いてる気の強い人」または「押しの強い帰国子女」という役柄であれば、なにも文句はなかった。

しかしながら、どう間違っても「アメリカ生まれアメリカ育ちの日系3世で米国大統領を目指す超エリート」の英語ではないし、カヨコの言うこともやることもアメリカ人ではないのである。

(それに、ワシントンDCの高官として日本に派遣されるレベルのエリートは、たぶんZARAで買い物はしないよ!!)

石原さとみの問題ではなくて、設定そのものが無理筋すぎるのだ。もしネタでなく真面目なら、ここはホンモノの英語圏の女優を使わなければ無理である。

これはたとえば、まるっきり東北弁の人が関西生まれ関西育ちのたこ焼き屋の女将さんを演じるようなもの。「違和感」というレベルではなく、意味がわからない。

アメリカのB級映画には、今でもちゃんとした日本語が喋れない怪しい日本人が出て来る。それはそれで味わい深いけれど、真面目に受け取るわけにはいかない。カヨコはそれの逆バージョンであり、しかもなんとしたことか、この映画のメインキャラの一人で、アメリカを代表する顔なのだ。

フェイクなアメリカ人・カヨコの破壊力はすさまじい。例えば防衛大臣役の余貴美子など、とても説得力があり存在感を放っていたのに、カヨコは登場しただけでそのリアリティを軽々と粉砕してしまうのである。

怪獣映画とはいえ、この映画は真面目なSF映画と同じくらいのシリアスな体験を提供できるポテンシャルがあるはずだし、日本の観客に対してはきっとそれが成功しているはずなのに、英語圏の観客にとってこの映画を少しでも真面目に受け止めるチャンスを、カヨコの存在が徹底的に粉みじんに破壊してしまった。ゴジラ以上の破壊力である。

カヨコが出て来てなにか喋るたびに、どっひゃ〜〜〜! となって心拍数が上がるので、後半はあんまり映画に集中できなくて、もういいからはやくゴジラ出てきて! ゴジラ! と願うのみだった。

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4)カヨコが「わたしの国」と呼ぶアメリカは、そして、「実力があれば誰でものしあがれる」国として、なんだかぼやけた輪郭で描かれている。

そもそも「実力」とは何かが一コマも描かれていないので、カヨコにどんな実力があるのかも謎である。

アメリカの政治家にとって、実力と言うものの中に、「アメリカンスタンダード」を体現しているかどうかということがあるのは間違いない。

それは中身というよりはむしろ外見であり、「正当性」を感じさせる力、「わたしはアメリカの価値観を体現している」と人に信じさせるコミュニケーション力、「つながる力」である。

それにはとほうもないアーティキュレーションが要求される。ヒラリー・クリントンだって、遊説先によって少し英語のトーンを変えているくらい、微妙なコミュニケーション力なのだ。

たぶんそれは日本の政治家がまったくもって持っていないし、ひょっとしたら見たことも聞いたこともないものだ。だからダメとかいってるのではなくて、そういうシステムなのだ。

どんなに頭が良くても、インド訛りのインド系アメリカ人や日本訛りの日本人または日系アメリカ人が、米国大統領に選ばれる可能性は、現時点ではゼロである。

この映画ではアメリカが重要な役割を果たしている。戦後ずっと日本の首相のうしろに控えていた顔のない存在として。それはいいんだけど、きっとアメリカの観客にはそれがまるっきり伝わらない。それが惜しい。

代わりにこの「カヨコ」を観て、アメリカンたちは困惑して帰っていくことだろう。ゴジラはクールだったし、あの女の子は可愛かったけど、笑っちゃうよね、と。

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5)そういう意味でも、この映画はとても閉じている。

製作時に、国外の観客までは考えなかったのだろうけれど、あまりにも残念なのだ。

上映後、場内では拍手が起きていた。ゴジラのコアなファンたちには満足のいく映画であったらしい。

でももっと辛い、もっとつながれる、もっと動かされる、もっと普遍的な映画にもなれたはずなのに、と私は少し悲しかった。

唯一の被爆国で、そして3.11の大災害を経験したばかりの国の人が作ったこのゴジラは、もっともっと、世界につながれる映画であってほしかった。

世界一の核保有国であり、歴史上唯一、市民の上に核爆弾を落としたことがあり、その事実を「仕方がなかった」「正義だった」とほとんどの国民が考えているこの国のひとたちを、すさまじいリアリティで説得し、感動させて、震え上がらせ、瓦礫の街の目線にいっとき共感させる映画であってほしかった。

自分の国の首都が核ミサイルの標的にされる無念さを、ゴジラへの畏怖とともに体感して、震えてほしかった。

わたしはちょっとばかり、ゴジラに期待しすぎていたらしい。


【TOMOZO】 yuzuwords11@gmail.com

米国シアトル在住の英日翻訳者。在米そろそろ20年。マーケティングや広告、雑誌記事などの翻訳を主にやってます。

http://livinginnw.blogspot.jp/
http://www.yuzuwords.com/


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■グラフィック薄氷大魔王[495]
SierraとWACOMペンタブの問題

吉井 宏
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20161026140100.html
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★MacでWACOMペンタブを使ってる場合、Sierra導入は待つほうがいいです。

★El Capitanでも「V6.3.15-3Jxmi」より新しいドライバで問題発生するかも。

重要なのはこの2点。以降のテキストは蛇足です。

●WACOMドライバの不具合

El Capitanだった9月に書いたWACOMドライバの不具合。その時点での最新ドライバ「6.3.17-5」を入れたら、「キーボードショートカットを使った後、元のツールに戻らない」「ウインドウを選べなかったりタブを切り替えできないなど、クリックできない」などが起き、快適に使えなくなった。

グラフィック薄氷大魔王[491]「完全スクエア液晶」他、小ネタ集
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20160928140100.html

どのマシンでも、どのWACOMペンタブ(intuosとCintiq)でも起こる。マウスで同じ操作しても問題なし。SNSでも同じトラブルに困ってる人がいる模様。一つ前のバージョン「6.3.15-3」にしたら、不具合は起きなくなった。

で、「心配なのは新MacOS、Sierraでどうなるか」と書いたけど、やはり不具合が起きた。先週入れたSierraをEl Capitanにダウングレードするハメになった。その一部始終です。

●Sierraで問題発覚

Sierraにアプグレして以来、ペンタブでのクリックが空振りすることが多いんだけど何だろう? ドライバは「ショートカット戻らない問題」回避のため一つ古い「6.3.15-3」にしてある。

MODOのペイントでは2ストロークに1ストロークが空振りする。「2回に1回」って比喩じゃなくて、同じストロークを平行に10本描くと、奇数番の5本しか描けない。

計算機.appでは顕著で、数字キーをクリックすると半分以上クリックできない。Photoshopのブラシでは起きないのが不思議。同じ問題起きてる人いるかなあ?

最新ドライバ「6.3.17-5」を入れたら、空振り問題は起きなくなった。と思いきや、やはり今度は「ショートカット戻らない問題」が戻ってきた。思ったより深刻で、毎回必ず起きる。「まともに使えない」に近い。

「クリックできない」「タブを切り替えられない」「ドックアイコンをクリックするとそのアプリは開かずファインダーでアプリが表示される」「ショートカットキー+クリックが効かない」などなど。「Photoshopでブラシサイズショートカットで調整してる状態から抜けられなくなる」も。

●初期の対処失敗

マウスやトラックパッドでクリックするとしばらく起きない。なので、Magic Trackpadを脇に置いて、調子悪くなると「バン!」って叩いてるw

あ、WACOMグローバルサイトに10月14日更新の新しいドライバがあるぞ!入れてみよう。
http://www.wacom.com/en-us/support/product-support/drivers

ダメだ〜。新しいドライバでも直ってない! 困っちゃう。これがずっと続くならWindowsに移行も考えなきゃ。

試しに2個前のドライバ「6.3.14-2」を入れてみたけど、わはははw まったくダメ。計算機.appとかぜんぜん使い物にならないくらい空振り。あ〜〜あ。

El Capitanのままだったら問題なかったんだろうけど、ソフトは最新にする主義。何か古いバージョンに固有な機能を使うためにアプグレしないのも、僕の中では「負け」w

Photoshopでツールの切り替わりが見える標準カーソルにしてみたら、ショートカットの後でツールが切り替わらないのがはっきりわかるようになった。こりゃもう絶望的な頻度で切り替わらないしクリックできない orz

問題発生時にはcommandやcontrolを連打すれば抜けられる。手が勝手に連打するようにまで慣れればなんとかw

●Cintiq27の解像度トラブルの続き

別の問題。先週書いたMacBook Pro 15インチ(2014)でCintiq 27 QHDのデフォルト解像度が1080p(1920×1080)しか出ない件。

El Capitanと4個くらい前のワコムドライバが入ったMacBook AirをCintiq27につないでみた。この組み合わせではクリックできない問題は出ない。しかし、シネマディスプレイでは2560x1440の解像度が出てるはずなのに、Cintiq27では1920x1080しか出ない。

ってことは、先日の「Sierraには最高解像度が選べなくなる不具合がある」ってのと無関係ってこと?

とFacebookに書いてたら、「HDMI接続ではCintiq27で1920x1080しか出ないのは仕様。DisplayPortでは最高解像度出るはず」という話が。確かに1920x1080しか出ないときは、どれもMiniDisplay Portからアダプタ通してHDMIだった。

DisplayPort to Mini DisplayPortアダプタで接続してみたら、ダメだったマシンで最高解像度の2560x1440が出るようになった! いやしかし、MacBook Pro2015はHDMIで2560x1440出てるけどなあ。GPUの性能とかかも。

●確認した結果いくつか

大丈夫だったEl CapitanのMacBook Airに最新ドライバ「6.3.17-5」を入れたら、「ショートカット戻らない問題」「クリックできない問題」が起きた。古いドライバ「6.3.15-3」に戻してみると、不具合は起きない模様。そりゃそうだ。問題起きる前はその組み合わせで使ってたんだから。

で、この不具合のまとめ。

・Sierraと新旧全ドライバで問題発生する。
・El CapitanとWACOM最新ドライバ(6.3.17-5・6.3.18-4)でも発生。
・El CapitanとWACOM旧ドライバ(6.3.15-3)では起きない。
・Windowsでは起きない。

●問題の出るマシンを使わないことに

「クリックできなかったりショートカットを引きずる問題」。描画などでも相当たいへんなんだけど、ファイル操作やPhotoshopでの画像編集などしてると、気が狂うレベルで使いづらいw

Finderでoption押しながらファイルを別のフォルダに複製したつもりが、単に移動になってたり、Photoshopで選択後にツールが切り替わらないのは四六時中。Shift押して45度制限してるのに効かない。intuos5ではなぜか90度方向に動かず45度のみにしか動かないとかも。

もちろん、これらの操作はマウスでやればちゃんと動く。ExpressKey Remoteだと大丈夫みたい。たぶんintuos本体ボタンでも大丈夫だろう。

修正ドライバが出るまで半年とか、いや数か月だとしても、Windowsマシンを用意したほうが良さそうだなあ。WACOMドライバとSierra両方の問題だとすると、長引きそう。

しばらくMacBook AirとSurface Pro 4をメインマシンとして使うことにした。ところが、なんかおかしいと思ったら、Surface Pro 4に接続したCintiq27で筆圧が効いてない! どっちに行っても袋小路(Surface Pro 4の場合、素直に本体の画面を液タブとして使えばいいわけだがw)。

●El Capitanに戻した

で、結局MacBook Airしかまともに使えないことになったわけだが、MBA一台きりの環境は意外に快適で、ひょっとして僕的に十分じゃないかとか、現行のMac miniか13インチMacBook Proでもいいんじゃないかとか思ったり。

ちょっと先に重い作業をする予定があるので、MacBook Pro 2014をSierraからEl Capitanに戻しておくことにした。Time Machineを使えば簡単だそう。復帰後にDropboxのチェックが延々何日もかかるのがイヤだけど。

macOS Sierra: 以前のバージョンの macOS に戻す
https://support.apple.com/kb/PH25593?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

El CapitanとWacomドライバ「6.3.15-3」を入れ、9月後半以前の快適な状態に戻った。アプグレして不具合が出たため古いOSに戻すなんてこと、初めてだ。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

10月27日に「hello again」と題したAppleの製品発表回があるらしい。

hello again などともったいぶるのであれば、それにふさわしい発表してくれないと。従来もっともふさわしいiMacは新型が出てまだ一年なのでちがうかな。新型MacBook ProとAirが出るらしいのは事前に言われてる。GPU搭載の5Kシネマディスプレイが今回出るかも。

ただ、Mac関連で今の時点でhello againにふさわしいといえばMac Proしかない。2013年12月発売の現行モデルが出てから1040日以上。黒筒筐体に驚いたのって、もう昔話の範疇だけど、その時出たのがいまだに最新モデルってどうかしてるw

自分で買うかどうかは別として、Mac Proの新型が出るかどうかで、Appleがパソコン事業の将来をどう考えてるのか、雰囲気がわかるかも。

そういえばCintiq27専用にして使ってみたいMac miniも発売2年。以前のようにクアッドコアが載ってくれれば、相当気になってくるんだけどな〜。

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


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編集後記(10/26)

●西村正「司馬さんに嫌われた乃木・伊地知両将軍の無念を晴らす」を読んだ(高木書房、2016)。筆者は医師。「坂の上の雲」でステレオタイプの名将東郷平八郎提督、愚将乃木希典将軍が刷り込まれる。それを打ち壊す新事実が出てくるようになり大いに困惑。一からの再勉強を余儀なくされ、この本の執筆に至ったという。司馬の幕末ものや戦国ものに対する世の中の批判は皆無である。しかし明治となるとそうはいかない。厳然たる資料は多数ある。歴史は風化していない。偏った史観で断罪されたのでは、当事者の子孫もたまったものではない。しかも、司馬自身が「史実である」と断っているのが大問題なのだ。

筆者は書く。「自分の筋書き展開に有利な資料だけを採用し、虚構の主題を創造し、牽強付会の描写を進める異形の文学ができあがった、そして『真実に、ほぼ100%近い』などと自我自尊のあとがきで補強する。ナイーブな読者は司馬ブランドという先入観もあいまって、コロッと史実と受け入れるだろう。─司馬史観として─ しかし、本当は『司馬私感』なのに……」。旅順攻略戦は日露戦争のハイライトのひとつで、膨大な犠牲者を出して朝野から批判を浴びたのは事実だ。しかし、乃木希典、伊地知幸介を、事実を曲解し不当に貶めていいわけがない。小説中の二人に対する罵倒は凄まじい。読むのがつらい。

NHK「坂の上の雲」では、乃木・柄本明、伊地知・村田雄浩と無能な役がうまい風貌の役者をあて、司馬によるヒーロー・児玉源太郎を高橋英樹が演じていたことを思い出した。司馬「坂の上の雲」の中には「乃木の戦下手」という言葉が何度も出てくる。これに呪縛される読者も多い。なぜ司馬は二人を無能と決めつけたのか、その疑問が真実追求の始まりだった。可能な限りの文献を読みあさり、自分の目で旅順攻略戦を検証するため、第三軍戦いの舞台である旅順へ乗り込む。その実地踏査レポートは圧巻で、その分野に無知なわたしには手に余るが、司馬が罵倒するほどの無能な戦いではなかったことが分かる。

筆者は偶然、自衛隊の野戦特科出身の陸将と出会い、砲術についてかねてから疑問であったことを質問攻めする。あの小説は幹部学校での戦史資料とはなり得ず、まして内容など議論にもなっていない、小説だから楽しく読んでいればいい、旅順攻略は世界史的に見て大勝利だ、と陸将にいわれる。司馬のタネ本は内容が誤りだらけの谷寿夫著「機密日露戦史」である。司馬は谷戦史に天才的レトリックを用いて肉付けし、臨場感を与えた。二○三高地の児玉神話は司馬が描いたまったくの虚構である。「坂の上の雲」はじつに胸躍る素晴らしい小説だ。また読み返す。旅順攻略戦部分は読み飛ばせばいいだろう。 (柴田)

西村正「司馬さんに嫌われた乃木・伊地知両将軍の無念を晴らす」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4884718070/dgcrcom-22/


●「カヨコ」そうなのか〜。/カラー展開されたりして……。

昨日書き忘れた。ルージュラいいなぁ。うちの図鑑にはいませんっ。ほとんど遊べておらず、同じようなのしか登録されていない。

お供にしているのはカラカラ。初めはピカチュウを育てようとしたけれど、ありきたりすぎるかもと候補を探している最中に、誤って押してしまった。

カラカラは可愛いし、一匹しかいないので進化させたくはないのだが、3kmごとにアメ一個しかもらえず、150kmは歩かないと進化できないので気長に遊ぶつもり。

今は1時間超でiPhoneがバッテリー切れになるので、フル充電2回分のモバイルバッテリーを繋ぐのだが、一保たせられない。バッテリーさえ食わなければ、バックグラウンドで起動させたい。実際はポケストップ近く起動してしばらく遊び、バックにまわして終了させるから距離は稼げない。

Ingressとの併用だと、他のバックグラウンドアプリとの兼ね合いもあって、どちらも起動画面に戻ってしまう。すぐに切り替えられたらどっちでも遊べるのに〜。

Apple Watchだと捕獲はiPhoneからじゃないとできないんだって。「Pokemon GO Plus」は、スマホ自体はバックグラウンドで動作させないといけないんだよねぇ。

と書いていたら、今日から11月2日までハロウィンイベントだって。ゴーストタイプが出やすくなり、アメは捕まえる場合で6倍、送る場合は2倍。そして相棒ポケモンは普段より4倍早くアメを見つけるらしい。うちのカラカラは0.75kmで1つ。

すぐに飽きると思ったポケゴー。ちょっとずつしか遊べないから、飽きずにたまに起動しているわ。 (hammer.mule)

トリック・オア・トリート! 『Pokemon GO』でハロウィンを楽しもう!
http://www.pokemongo.jp/topics/25/

「Pokemon GO Plus」次回出荷に関するお知らせ
http://www.pokemongo.jp/topics/20/
11月上旬か……。

先着5万名 Apple Payの「iD」でのご利用を5,000円まで負担!
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Apple Payの開始でカード各社がキャンペーンを実施中
http://iphone-mania.jp/news-141925/