[4244] 「真田丸」な一年だった……

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《もっと大きな固まりで食べたい》

■まにまにころころ[107]
 ざっくり日本の歴史(後編その25)
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[484]
 Adobe Illustrator CS6〜CC 2015編 
 テキストフレームの文字をダミー文字に置き換える
 古籏一浩

■LIFE is 日々一歩(42)[スイーツ]
 コンビニで買える駄菓子系チョコもすばらしい!
 森 和恵

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■まにまにころころ[107]
ざっくり日本の歴史(後編その25)

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
https://bn.dgcr.com/archives/20161205140300.html

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コロこと川合です。前回の最後の方で、氏(姓)と名字について書きましたが、そこでひとつ書き忘れていたことがあるので、今回はいきなりその話から。

織田信長は「おだのぶなが」、徳川家康は「とくがわいえやす」と読みますが、平信長は「たいらののぶなが」、源家康は「みなもとのいえやす」と読みます。

姓(本姓)と名前の間には「の」が入るのが通例なんです。徳川家康は新田氏の流れをくんでいると称して源家康を名乗りましたが、南北朝時代に活躍した新田義貞(にったよしさだ)も、源義貞(みなもとのよしさだ)です。

平安時代後期くらいに家の名を示すため名字が発生する以前は、だいたいみんな姓+名なので、昔の人は「の」が入る人ばかり。蘇我入鹿とか、平清盛とか。

豊臣って姓なんだよね、とよとみひでよしって呼ばれてない? って思われた方は鋭い。鋭いですが『真田丸』は観られていないんですね……。

『真田丸』では、「とよとみのひでよし」と名乗っていました。なぜか秀吉は慣例的に「とよとみひでよし」と呼ばれることが多く、とよとみのひでよし、というのは耳慣れませんが、小日向文世さん演じる秀吉がとよとみのひでよしと名乗った時、歴史好きは「おお〜」と感心していました。(笑)

さてその『真田丸』、ついに残すところあと二回となりました。幕末話のはずが脱線続きで申し訳ありませんが、年内は脱線のまま行かせてください。今回は、大坂の陣に関わった幸村以外の人について、何人かご紹介。


◎──織田有楽斎(おだ・うらくさい1547年-1622年)

有楽斎は号で、元々の名は長益(ながます)。昨日の放送で幸村に追放されるシーンがありましたが、そこで本人が語っていたとおり、織田信長の弟です。

『真田丸』でもそうですが、胡散臭い怪人物として描かれることが多い有楽斎。本能寺の変が起きた時は織田信忠と二条城にいて、信忠に切腹を勧めたとされ、そのくせ自分は生き延びてるというのもツッコミどころ。真偽は知りませんが。

小牧・長久手の戦いでは織田信雄方(つまり徳川方)についているのに、戦後処理では家康と秀吉の仲介役を務め、後に秀吉から豊臣姓も賜っています。

関ヶ原の戦いでは東軍に付き、武功も挙げていますが、戦後はまた豊臣に出仕。そこからの様子は『真田丸』にも描かれていますが、淀殿を補佐しています。淀殿、姪っ子ですからね。井上順さんの怪演や徳川との内通で、ヒールに見えますが、姪っ子とその息子である秀頼がかわいくて、丸く収めたかったのだと言われれば、まあそのようにも見えます。

千利休の門人で、茶人でもあった有楽斎。大坂城を離れた後は、京都で静かに余生を過ごしたそうです。東京の有楽町に有楽斎の屋敷があって、町名の由来になったと言われていますが、単なる俗説だそうです。……信じてたのに。


◎──明石全登(あかし・てるずみ 生没年不詳)

名前もその読みも諸説ありますが、『真田丸』に従って、全登(てるずみ)で。宇喜多家に仕えていて、その縁で豊臣に臣従。関ヶ原の戦いでは宇喜多秀家の下で西軍に従軍。敗戦で秀家とも散り散りになり、そのまま出奔します。

『真田丸』で描かれているように敬虔なキリシタンで、信仰の自由を求めて、大坂城入りします。まあ元々が豊臣方ですしね。

大坂城五人衆のひとりとして大坂の陣でも活躍しますが、夏の陣の最後、仲間たちが倒れると決死の突破で包囲網をくぐり抜け、そのまま消息不明に。歴史の表舞台から姿を消しました。その結果、日本中に明石全登の子孫を名乗る家があります。真偽は不明です。


◎──後藤又兵衛(ごとう・またべえ 1560年-1615年)

又兵衛は通称で、名は基次(もとつぐ)。大坂城五人衆のひとりです。元々は黒田家の家臣でしたので、『軍師官兵衛』を観られていた方には懐かしくも。

『軍師官兵衛』では黒田長政と兄弟のように育てられていたのに、その長政とそりが合わずに黒田家を離れます。そりが合わず、なんてどころじゃないほど長政には嫌われたようで、長政は「奉公構(ほうこうかまい)」という通達を全国に出して、他家に仕えることを妨害しました。

だから浪人として大坂城に流れてきたんですね。まあ兄弟のように育ったエピソードは脚色で、官兵衛にかわいがられ、息子には疎んじられたというところでしょうか。

『真田丸』では哀川翔さんがまあなんとも粗野な感じで演じられていますが、講談などでは「槍の又兵衛」の異名を取る豪傑として描かれています。

又兵衛の最期は少し悲しいものなので、次回か次々回どのように描かれるのか楽しみです。なお、幸村もそうなんですが又兵衛も生存説があり、あちこちに落ち延びた先とされる場所が残っていたりします。また家康を討ち取ったとの説も講談などで語られていて、堺の南宗寺には家康の墓まであります。


◎──毛利勝永(もうり・かつなが 1578年-1615年)

「幸村」と同じく、「勝永」という名前は当時の資料にないそうで、資料では毛利吉政という名前が残されています。また元は森という名字で、秀吉の指示で毛利になったと言われています。『真田丸』を観ていると、大坂の陣で急に出てきた感じがありますが、割と古くから秀吉に仕えています。

関ヶ原では西軍に付き、勝永は前哨戦などで活躍したのですが、実家の豊前も小倉城を官兵衛(黒田如水)に落とされるなどし、お家は改易。加藤清正や、山内一豊の元を転々としながら保護を受けていましたが、大坂の陣を迎えるにあたって秀頼から請われ、徳川の手伝いに行くと嘘をついて出奔します。

大坂城に入ってからは『真田丸』のとおり、又兵衛たちと共に、大坂五人衆として活躍します。岡本健一さん演ずる勝永、かっこいいですよね。ジャニーズで男闘呼組のメンバーとして活躍されていたと聞けば、私たちの世代には納得。息子は同じくジャニーズで、「Hey! Say! JUMP」のメンバーです。


◎──長宗我部盛親(ちょうそかべ・もりちか 1575年-1615年)

四国の雄、長宗我部元親の四男です。長兄が豊臣との戦で亡くなった後、父親の後押しもあり、兄弟を押しのけて若くして家督を相続。家督相続後、父親と共に領国経営にあたります。豊臣との関係は微妙なものと言えば微妙なもので、扱いは低かったとも言われていますが、だからこそなのか関ヶ原では西軍に。

で、西軍に付くも、前方に布陣した毛利の陣は東軍に内通しており、どうやら敗色が濃いということもあり、動けないままに終了。親交のあった徳川重臣の井伊直政に勧められて家康に謝罪するも、なんだかんだで結局改易に。

家臣たちとも散り散りになり、京都で蟄居生活を送っていましたが、大坂の陣を迎えるにあたって、これまた徳川に味方したいんだと嘘をついて京都を脱出。大坂城に入り、長宗我部家の再興を期する旧家臣団も盛親の元に集まります。そのため大坂五人衆の中では、最も大きな勢力を従えています。

『真田丸』では阿南健治さん演じる盛親の濃い顔がなにより印象深いですが、昨夜の放送でもあったように、お家の再興が悲願です。そのためならなんでもします。最期の最期まで命を繋ごうと、敗戦後も自刃しませんでした。


◎──井伊直政(いい・なおまさ 1561年-1602年)

最後に、徳川方からひとり。徳川四天王、徳川十六神将、徳川三傑に数えられ、「井伊の赤備え」として名高い徳川家臣団最強の精鋭部隊を率いる武将です。没年から分かるように、大坂の陣より前に亡くなっていますし『真田丸』には直接は登場しません。

『真田丸』で真田丸が完成し「完封」した回、真田丸を包囲する徳川勢を見て、

高梨内記「あちらにも赤備えがおりますぞ」
真田幸村「あれは井伊直孝(なおたか)の陣。かの井伊直政の次男坊じゃ」
高梨内記「井伊でございますか」
真田幸村「向こうにも、ここにいたるまでの物語があるのだろうな」
高梨内記「一度、聞いてみたいものですなあ」

というやり取りがあったのを、覚えてらっしゃいますでしょうか。

井伊家の「ここにいたるまでの物語」が、来年の大河ドラマ『おんな城主直虎』そのものなんです。あのくだり、実は番宣だったわけですね。(笑)

赤備えは元は武田家が用いていたもので、武田四天王のひとりとして武名高い山県昌景(やまがた・まさかげ)や、その前は飯富虎昌(おぶ・とらまさ)が用いていました。井伊直政が赤備えなのは、武田の旧家臣団を吸収したから。真田の赤備えは、真田家も武田の重臣だった流れからでしょうね。

井伊直政については、来年の大河を観てください。(笑)

次男の井伊直孝は、大坂冬の陣では真田の挑発に乗って真田丸に突っ込み惨敗。夏の陣では活躍して名誉挽回しました。

井伊家は長男の直勝(なおかつ)が継いでいたのですが、出来が今ひとつ悪く、家康は井伊家を二つに分けて、直政の彦根藩は直孝に継がせ直しました。その子孫が桜田門外の変で暗殺された大老、井伊直弼です。

直孝が鷹狩に出た帰り、手招きする猫がいたのでその猫につられて小さな寺に入ると、突然の雷雨。雨宿りしつつ話し込んだことをきっかけに和尚と仲良くなり、その寺は井伊家の菩提寺として立派に改築され、豪徳寺となりました。

猫が招いた縁によるものということで、豪徳寺では招猫堂を立てて猫を祀り、後にその話が、ひこにゃんを誕生させました。ひこねのよいにゃんこ、も。


◎──今回はここまで

次回もたぶん『真田丸』に関係した話になると思います。なんといっても次回、最終回の翌日になるはずですから。まあ、もしかしたら井伊直虎の話かも……再来年の大河ドラマ『西郷どん』の話は今しばらくお待ちください。


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
https://www.facebook.com/korowan

https://www.facebook.com/caputllc

http://manikabe.net/



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■クリエイター手抜きプロジェクト[484]
Adobe Illustrator CS6〜CC 2015編 
テキストフレームの文字をダミー文字に置き換える

古籏一浩
https://bn.dgcr.com/archives/20161205140200.html

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今回は、テキストフレームの文字をダミー文字に置き換えるIllustrator用のスクリプトです。

以下のスクリプトは選択したテキストフレームの文字を○に置き換えます。

// 選択したテキストフレームの文字を○に置き換えるスクリプト
(function (){
var selObj = app.activeDocument.selection;
for(var i=0; i<selObj.length; i++){
var text = "";
for(var j=0; j<selObj[i].contents.length; j++){
var c = selObj[i].contents.charCodeAt(j);
if (c >=32){
selObj[i].characters[j].contents="○";
}
}
}
})();

○でなく○●○●○●のようにしたい場合は以下のようになります。

// 選択したテキストフレームの文字を○●に置き換えるスクリプト
(function (){
var selObj = app.activeDocument.selection;
for(var i=0; i<selObj.length; i++){
var text = "";
var count = 0;
var chr = ["○","●"];
for(var j=0; j<selObj[i].contents.length; j++){
var c = selObj[i].contents.charCodeAt(j);
if (c >=32){
selObj[i].characters[j].contents=chr[count];
count++;
count = count & 1;
}
}
}
})();


表示するダミー文字を変更したい場合は以下の行の文字を変更してください。

var chr = ["○","●"];

あと、Illustrator自動化本の基本編でマトリクスによる変形スクリプトですが、掲載したスクリプトは線幅も拡大縮小されてしまいます。

Illustratorの多くの命令(メソッド)には、パターンや線幅の拡大縮小をどうするか指定できますが、マトリックス関係にはそのような指定がありません。

そこで、線幅を変更したくない場合は、以下のように一時的に変数に入れておき変形後に書き戻します。これで、マトリクスによる変形を行っても線幅は以前のままになります。


// 選択された図形をマトリクスを使って拡大縮小させる(線幅を保存)
var tMatrix = app.getTranslationMatrix(0, 0);
var selObj = activeDocument.selection;
for(var i=0; i<selObj.length; i++){
var mtx = concatenateScaleMatrix(tMatrix, 50, 150); // 横50%,縦150%
var w = selObj[i].strokeWidth;
selObj[i].transform(mtx);
selObj[i].strokeWidth = w;
}


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/


IoTの世界はWebとはかなり違うので、分からないことがたくさん……。ハードウェアは不得意なんですが、地道に学習するしかなさそう。

ようやく、IchigoJam/IchigoLatteを使って、ブレッドボードに抵抗やLED差し込んで光らせるところまで学習したところ。ラズベリーパイはいろいろできるけど、やはり基本的な学習には安くて簡単なものの方がいいかなと。

ただ、当たり前にハードウェアに詳しい人と、そうでない人の基本知識の差が結構あって、どうしてそれが必要なのかを説明してくれていない場合が多いかなと感じました。SNSで質問したりして少しずつ学習してるけど、近所で手軽に電子部品を買えるところがないので全部通販頼み……。

少しの部品をわざわざ届けてくれる宅急便の人には感謝しないと。(ほとんど似たような仕事してるので物流の大変さは分かる……)

・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/


・Premiere Pro & Media Encoder自動化サンプル集
http://www.amazon.co.jp/dp/4802090471/


・JavaScriptによるデータビジュアライゼーション入門
http://www.amazon.co.jp/dp/4873117461/


・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/


・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/


・Adobe JavaScriptリファレンス
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/


・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/


・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/



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■LIFE is 日々一歩(42)[スイーツ]
コンビニで買える駄菓子系チョコもすばらしい!

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20161205140100.html

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こんにちは! 森和恵です。もういくつ寝るとクリスマスがやってきますね。クリスマスケーキをどうしようかと思案中です。

今年のクリスマスは、金・土・日の三連休なんですよね。買ってもいいし、作ってもいいなと思ってます。

買うなら、エスコヤマさんの“スリーシュトーレンズ”を狙ってます。クリスマスに欠かせない、シュトーレンのプレーン・チョコ・抹茶味をセットにした商品です。

北欧のクリスマスをイメージしたパッケージも素敵です。特に気になるのが、ミルクチョコ&宇治抹茶を加えた香り高い生地に、ラム酒につけ込んだマロングラッセがゴロッと入っている抹茶味です。プレゼントにもよいかも。
http://shop.cake-cake.net/es_koyama/select_item.phtml?CATE1_ID=12&CATE2_ID=334&CATE3_ID=1399


さてさて。今回は、久しぶりのスイーツの話題ですよ。コンビニなどで気軽に買えるチョコレートの話をまとめました。

●“駄菓子系”チョコに振り向いたあの日

わたしは、数百円で手軽に買えるチョコレートを“駄菓子系”チョコと呼んでいます。

毎年バレンタインになるとブランドチョコを買う私。通販かデパートで数千円支払って手に入れる特別なチョコレートです。それと区別して、一般に流通している気軽に買えるものを“駄菓子系”としています。

大人になってから、コンビニやスーパーでお菓子を買うことは、ほとんどしませんでした。

どうせ甘いものを食べるなら、とっておきの時にしたい。安いお菓子を日常的に家に置いてしまうと、必要もないのにダラダラと食べてしまう。“駄菓子系”チョコは、すすんでは食べない。そんなポリシーでいました。

そんな私に転機が訪れます。コンビニ×おそ松さんのコラボフェアです。

これは、「コラボ商品を○個買うと先着順でおそ松グッズをプレゼント」という鬼のような内容です。私がどうしても欲しい推し松は三名。二個買うとひとつもらえる場合、六個買う必要がでてきます。ファミリーマート、ローソン、セブンイレブン、ミニストップ……と何度も何度も訪れた悪夢のような日です。

先日も、セブンイレブンדキッス”松さんのコラボがありました。“キッス”松さんでは、メルティキッスを六個買ってきました。うちの冷蔵庫はメルティキッスだらけになりました。
http://www.sej.co.jp/cmp/oso1611.html


そんな中で気づいたことは「あれ?“駄菓子系”チョコも意外に美味しいのがあるのねぇ」ということでした。モノによっては、ブランドチョコより美味しくて食べやすいものもありました。侮れない。

“メルティキッス”では、“フルーティ濃いいちご”と“薫る濃抹茶”が特に美味しかったです。フレーバーの香りと口溶けがよいチョコレートでした。たぶん、もう一回ぐらいはリピートしそうです。
http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/meltykiss/


コラボが多すぎて、いつ出会ったのかは忘れましたが、“乳酸菌ショコラ”は、実にクリーミーな舌触りでいて、ちゃんとカカオの味もする板チョコでした。一口サイズで個別パッケージもされているので、お出かけの時にひとつまみ持ってでられるのもうれしいですね。
http://www.lotte.co.jp/products/brand/nyusankin-chocolat/


とまぁ、コラボをきっかけにして、コンビニやスーパーのお菓子売り場をたまにのぞくようになりました。

●冬の季節限定のチョコレート

気温が低いと管理もしやすくなるチョコレート。暖かい飲み物に合わせるのに向いているチョコレート。そんな理由からか、冬はチョコレートの商品がたくさん販売されています。

▼ラミー、バッカス
http://www.lotte.co.jp/products/brand/rummy_bacchus/


昔からあるお酒入りチョコレートです。実は“ラミー”だけは、昔からこの時期になるとつい買ってしまう品です。ドラッグストアでも販売されるぐらい、人気の高い商品で、まとめ購入しておいて会社で配るバレンタインチョコレートのする友人もいます。

ラム酒に浸したラムレーズンが、これでもかというほどたっぷり入っている“ラミー”。本格コニャックが液体のままたっぷり入った“バッカス”。濃い洋酒に合わせるチョコレートは、しっかりと甘いミルクチョコレートです。ダブルでがっつり濃厚な味ですが、これがやみつきになります。

見かけたらつい買ってしまい、冷蔵庫に入れておいて、春先までちびちびと楽しむチョコレートです。

▼半熟ショコラ
http://www.morinaga.co.jp/hanjuku_chocolat/


“半熟ショコラ”は、限りなく半生の焼きチョコレートです。ふわふわとしたケーキ層に半生の焼きチョコレート層がドッキング。パクッと一口で食べると、ほろほろと崩れてなくなります。さくらんぼのブランデーが入っていて、後味がほろ苦い大人味です。五本で200円。一瞬で食べ終わります。

もっと大きな固まりで食べたい。そんなチョコレートでした。見つけたら、リピートすると思います。

こちらは、内山勇士さんの「野良スコ」に声優の杉田智和さんがゲスト出演していると聞きつけて、見たムービーで商品を知りました。


ムービーがよくできてて、さりげに置かれた“半熟ショコラ”のまわりで食べたり、パッケージを眺めたりとお話が展開します。

「半熟ショコラら辺にない?」
「うぉ。すげー。なんかこれ、ちょっとケーキっぽいね」
「え? もう一個しかないけど!」

何度かムービーを見終えた後、商品名覚えてしまっていました。それに気づいたのは、スーパーで迷いなく“半熟ショコラ”を見つけたときです。「あ。これだわ。あんとき見たヤツ」と。

テレビCMではまだ見たことないので、もしかしたらWeb限定公開なのかもしれません。既に45万回再生されているようですね。WebCMって、どれぐらい効果があるんでしょう。少なくても、ここに一人はいるわけですけれど。

そういえば、最近カロリーメイトチョコレート味のCMに声優の中村悠一さんが登場したときも、カロリーメイトチョコレート買ったよなぁ……私。踊らされてる感ありますね。うん。美味しいし楽しいからいいけど。
https://r360studio.goat.me/3FPP6hHJ


●明治“THE Chocolate”

最後は、チョコレートの明治が、鳴り物入りで発売した“THE Chocolate”です。一枚237円もする、コンビニで買えるちょっと良い板チョコです。
http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/


カカオ豆の選定からチョコレートの生産工程をすべて自社でする“Bean to Bar”で作られた逸品です。“THE Chocolate”では、ベネズエラ産、ブラジル産が使われています。

今回食べたのは、サニーミルク。四種類のなかで一番ミルク成分の多いものでした。かといって、甘いだけではなく、後味にきちんとチョコレートの苦みと香りが残ります。落ち着いたミルクチョコレートです。

コンビニで買える商品とは思えない美味しさでした。このクオリティでこの価格は、安いぐらいかもしれません。

このチョコレートは、表面の模様が四種類に分かれています。形状の違いで風味に差をつけるためだそうです。「軽い口当たり(ミニブロック型)」「香りが際立つ(ギザギザ型)」「濃厚感を楽しむ(ドーム型)」「力強い味わい(スティック型)」です。

たしかに、ドームとスティック型は、チョコレートの表面に溝がなく、チョコレートが一気に舌に溶け出すので濃厚さを感じました。

明治は、市場に流通させない商品を扱う独自店舗“100%ChocolateCafe”を運営しています。わたしも、上京したらほぼ毎回ここのチョコレートをお土産に購入しています。
https://www.meiji.co.jp/sweets/choco-cafe/


そこで培ったノウハウを一般市場向けに出してきた商品だといえますね。今後の展開が楽しみです。

……と今回はここまで。また“駄菓子系”を見かけたらまとめたいと思います。

さてさて。次回は、2016年最後の締めくくりのご挨拶と来年の抱負でも描こうかと思います。まずは、今週&来週の忙しさを乗り切りたいです! 次にお会いするまでには落ち着いていたいですね。

みなさまも、健康に気をつけつつ、がんばってくださいね。共に年末を乗り切りましょう!


【 森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜 】
site: http://r360studio.com

mail: r360studio@gmail.com
Twitter: http://twitter.com/r360studio


年明けの講座は、今年人気の高かったものを中心に、Webデザイン、PHP、
WordPress講座を募集中。年明けのスタートダッシュにぜひ。
http://r360studio.com/seminar/



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編集後記(12/05)

●大根仁監督の「バクマン。」を見た(2015、東宝)。原作・大場つぐみ、作画・小畑健の単行本全20巻はだいぶ前に、GEOでレンタルして読んだ。始めのうちは大傑作だと感動していたが、段々めんどうくさいキャラクター揃いだなあと思いながら惰性で読み終えた。このコンビは「DEATH NOTE」をその二年前に制作している。単行本全12巻はいまも書棚にあり、先月久しぶりに、寝床で一日一巻ずつ読んだ。漫画なのに文字が異常に多く、じつにめんどうくさかった。頭が疲れて睡眠薬代わりになった。この映画では、中学生の設定が高校生になっていたが、主演の二人がどうみても高校生には見えないのだった。

「でござるよ」の佐藤健と、神木隆之介はさすがにうまい。セリフが多いがきちんと聞こえる。そういえば他の役者もセリフが明瞭だ。日本映画が嫌いなわけは、セリフが聞きとれないところにあるのだが、「バクマン。」ではよくキャッチできたのだ。漫画ではセリフがクサイとか、ヒロインとの交際ルールの設定がありえないとか、ほかの登場人物との関係がビミョーに変だとか、ともかくそうとう居心地が悪い漫画だったのだが、映画ではすがすがしいほど整理されており、ストーリーも一応まっすぐだ。主役二人のリアルな家族は一切出てこない。漫画に殉じた叔父の川口たろう(クドカン、うまい!)だけだ。

一番興味深かったのは、「週刊少年ジャンプ」編集部の様子だ。担当編集者が酔って「もし編集部と漫画家が対立したら、僕は必ず漫画家につく。君たちが相手にしなくてはいけないのは読者だ」と宣言するくだりはほれぼれ。全体にぬけぬけとジャンプの「友情・努力・勝利」を描いていて気持ちいい。アンケートシステムや、編集会議における担当編集者の主張など、興味津々である。それにしても編集長、リリー・フランキーの存在感たるや、この人本当にたいしたもんだ。どの映画に出てもそうだけど。デジクリ創刊頃の「日本のみなさんさようなら」という映画評論モドキがとても面白くて、それ以来のファンだ。

常に画面に現れる墨で汚れた手、下書きに墨入れするペン、どろくさい。かと思うとプロジェクションマッピングや、漫画家の脳内戦闘らしきCGアクションバトルなど、どろくささの対極も。サイコーが病気で倒れて、編集長から休載を宣告されても、ライバルたちの応援を得て(ほとんどトキワ荘)一話完成させるという無茶。ありえない。編集長の言うことを聞かない、っての絶対ダメだって。すぐに次の締切が来るのだよ。学校にも行くんだろ。君らにできるはずがない。その後も連載を続けたことになっていたが……。出演者もそんなに多くなく、非常にわかりやすくて面白かった。ヒロインはチョットなー。

今だから語れるのだが、G社に在籍しながらジャンプの会社の漫画編集者に応募したら、最終面接まで行ってしまった。しかしそこで、編集者は徹夜や無休が度々あるが、君は大丈夫かと聞かれ、つい言葉を濁した対応をしたため落ちました〜。結果としてそれがよかった。その後、CMやCG方面に活路を見いだし、タイミングよくDTPがやって来た。それから約30年経過している。(柴田)

「バクマン。」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01A9SRNHA/dgcrcom-22/



●「半熟ショコラ」食べたくなってきた……。「THE Chocolate」は、先述のauスマートパスで当たった。Comfort Bitterにした。百貨店で売っているチョコレートみたいな味だったわ。

/しばらくFacebookにログインしておらず、入ろうとしたらロックされていた……。半年ほど前に、タイのマッカサンからLG Phoenixでのログイン操作があったらしい。私はiPhone。もちろんタイには行ってない。

「最近のログインが自分が実行したものかどうかご確認ください」とのことで、「いいえ」を選択。その後、本人確認やらパスワード変更やらをやって、やっとログインできた。未読がたくさんあって焦った。

何がきっかけでログインしてみようと思ったのか。PCなら絨毯爆撃だろうけれど、スマホからだから、何かのきっかけがないとと思っちゃうのよ。日本人はあんまりLG持ってなさそうだしなぁ。ログイン場所やユーザーエージェントを偽装しての絨毯爆撃か?

まぁでも何の結論も出ないまま。しばらくログインしていない人は、半年に一度ぐらいは入ってみた方がいいかもです。 (hammer.mule)